人生の目的とは何でしょうか?
あなたはもう、はっきりした答えを見つけていますか?
人生に目的がある人は、人生に幸せや充実感を感じる傾向にあると言われています。
ですが多くの人はふだん、人生の目的などは気にしていないのではないでしょうか。
もしかしたら、意識して探しているけれどなかなか人生の目的が見つからないという人もいるでしょう。
人生に目的があるのは一握りの優秀な人だけで、自分には人生の目的なんて見つからない、とあきらめている人もいるかもしれません。
ですが、人生の目的は、誰もが見つけることができます。
人それぞれに個性があるように、大なり小なり、その人なりの人生の目的はあるはずなのです。
立派な目的である必要はありません。
「これが正解」と言えるものはないのですが、「そもそも人生の目的とは何か?」ということを知っていただけたら、あなたにぴったりの人生の目的を見つけやすくなるかもしれません。
この記事では、人生の目的を考える上で役立つ、6つのヒントをお伝えします。
また、なぜ人生の目的が見つからないと感じる人もいるのか、その原因も教えます。
人生の目的を探すためにやっていただきたい方法や、参考になる本と記事もご紹介しますので、これらを糸口に、あなたの人生の目的を考えてみてください。
この記事でご紹介するヒントや考え方を参考にして、自分の心がワクワクする方向に進んでみて下さい。
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人生の目的とは?を考えるための6つのヒント
「あなたの人生の目的は何ですか?」
こんな質問を受けて、すらすらと答えられる人は幸せですね。
人生の目的は、性格や資質、考えや経験など、あらゆる面であなたという人間をフルに生かして幸福に生き、あなたが理想とする世界観を他人にも提供することにあります。
ですから、人生の目的を見つけるには、自分という人間を理解できていることが欠かせません。
人生の目的がまだ見つかっていないという人は、自分と向き合い、自ら行動することによって、自分が何に幸せを感じるのかを理解するところから始めましょう。
考えているだけでは駄目です。
行動してこそ、人生の目的は見つかります。
それでは、人生の目的を探す旅に出るあなたのために、「人生の目的とは何か?」を考えるための6つのヒントをご紹介しますね。
自分が幸せになること
人生の目的は、まず何よりも「あなたが幸せになること」です。
あなたは、自分が選んだ人生の中で幸せになるために生まれてきたのです。
たとえ今、幸せな状態でなかったとしても「幸せになるために生まれてきた」を大前提として、人生を生きてください。
長い人生の中で、あなたは失敗したり、辛かったり、悲しい思いをしたりするでしょう。
でも、それも全部、幸せにつながる学びのために起こることなのです。
望んでいることと反対の体験をするからこそ、望んでいることの本当の価値や自分がそれをどれだけ欲しいと思っているかがわかる場合もあります。
自分が不幸あるいは避けたいと思う状況の反対が、あなたの理想や幸せに通じます。
ですから、自分の幸せを思いつかないという人は、嫌なことを裏返して考えてみる、否定形を肯定形に置き換えてみると、自分の幸せがイメージしやすくなると思います。
自分を通して実現したい世界を作ること
人間は、一人だけで生きていける存在ではありません。
さまざまな人と関わり合いながら、この世界を作っていきます。
あなたの考えや行動が、他の人の言動に影響されることもあるように、あなたも知らないうちに他の人に影響を与えていることもあるのです。
その積み重ねで世界は成り立っています。
地球は、たくさんの人々の人生が詰まった世界の実験場と言えるでしょう。
良い人生も悪い人生も関係なく、私たち一人一人の体験を通して、世界のイメージが形作られていきます。
そうだとしたら、できれば他の人の気持ちも明るく幸せにするような、良い人生や楽しい人生をサンプルとして提供したいですよね。
あなたの体験や感じたことを、「こんな世界もあるよ」「こんな世界も素敵だよ」と、地球上の仲間たちと見せあいっこしているところを想像してみてください。
あなたはどんな風に世界を表現したいですか?
他人の価値観に頼らず自分で見つけるもの
あなたの人生は、あなたにしか実現できません。
だから、あなたの人生の目的も、あなたにしかわかりません。
誰かに教えてもらったり、決めてもらったりするものではないのです。
ですから、褒められよう、分かってもらおうと思う必要なんてないのです。
馬鹿にされたらどうしようと不安になることもやめてください。
他人の目を気にして、自分の生きるべき人生に嘘をつくのはやめましょう。
自分の価値観でものごとを見て考えて、満足のいく答えを見つけてください。
目的と目標は違う
目的と目標の違いがわかりますか。
目的は、最終的に達成したいことを指します。
目標は、目的を達成するために必要な、途中のプロセスや手段を指します。
目的は「目指すべき的(まと)」、弓で矢を放った時に目がけるゴールを思い浮かべてください。
そして、目標は「目指すべき標(しるべ)」で、ゴールへ向かう途中で進み具合や方向を確認するために使う目印と考えると、違いが分かりやすいと思います。
時々、この目的と目標がこんがらがって、目標をゴールと思ってしまう人がいます。
目標はあくまで通過地点ですから、本当はその先を目指さなければなりません。
人生においても、目的に向かうのに道に迷わないように、あるいは疲れてくじけてしまわないように、「とりあえずここまでがんばる」「ここに来たらOK」という目標を立てることは大事です。
ですが、くれぐれも途中の目標をゴールだと思い込んでしまって、目的の手前でリタイアしてしまわないようにしてくださいね。
頭で考えるより身体で感じるもの
私たちはふだん、頭でいろいろと考えていますが、実は身体も脳に命令を出していると知っていましたか?
脳はいろいろなことにだまされますが、実は身体の方が本質をよく見抜いていて、「なんとなく」という感覚として私たちに教えてくれる、なんてことがよくあるのです。
人生の目的を見つけるという漠然とした問いに、あなたの身体が答えへと導いてくれるでしょう。
なんか嬉しい、なんか面白そう、なんとなく嫌だ、なんか違う、などの自分の心の声に耳を傾けてください。
病気やけが、体の不調などを通して、内なるあなたが静かにサインを送ってくれていることもあります。
それなのに身体からのサインを無視し続けていると、あなたを助けてくれなくなるので気をつけて。
あなたが本来体験するべき幸せな人生へといつも導いてくれる、頼もしいご意見番だと思って、きちんと注意を向けましょう。
目的は一つだけじゃない
人生の目的というと、壮大なスケールの立派な何かが、たった一つだけ存在すると想像してしまうかもしれません。
けれどもたいていの場合、人生の目的はたった一つだけ、ということはないのです。
あなたの成長に合わせて、そして進んだ先に合わせて、目的は少しずつ大きくなりながら変化していく場合もあります。
初めは小さな、人に話すのも恥ずかしいような目的しか考えつかないかもしれません。
ですが、それで構わないのです。
まずはその目的を目指して、進んでみてください。
そして成長したあなたは、今度はまたその成長に見合った新しい目的を見つけて、さらに進んでいくことでしょう。
あなたの人生は、らせん階段のように、上から見れば同じ所をぐるぐる回っているように見えても、横から見たら高みを目指して上っているのです。
人生の目的がわからない原因
人生の目的がわからないとき、私たちは4つの間違いのどれかを犯している可能性があります。
いずれも、自分の本当の気持ちと向き合えていない状態です。
人生の目的を見つけるには、自分自身をよく理解することが大切ですので、この4つの原因のどれかに当てはまっていないか、考えてみてくださいね。
真剣に考えられていないから
「人生の目的なんて、そのうち見つかるよ」と周りの大人から言われたことのある人はいませんか?
でも、「そのうち」と言って何もせずにその場を動かないでいたら、どうなるでしょうか?
ゴールはずっと先の見えない場所にあるのに、今いる場所から一歩も動かずにいたとしたら?
当然ゴールにはたどり着けませんよね。
まずは一歩踏み出しましょう。
「人生の目的とは?を考えるための6つのヒント」を参考にして、どんな所に自分の人生の目的がありそうか、ぐるっと見渡すところから始めると良いですよ。
自分の頭で考えたら、次は身体のアンテナを働かせて、また考えて身体を動かす、を繰り返しながら進んでみてください。
自分を理解できていないから
人生の目的は、自分が幸せになる道を探し回った先にあります。
あっちにぶつかり、こっちで転びながら、「これは私には向いていないんだな」とか「これは自分に合っている」という手ごたえを感じながら、自分で自分を理解できるようになるものだと思ってください。
自分を理解できていない人は、まだどちらの方向にも進んでいない人。
どっちの方向も正解で人生の目的があるようにも思えて進めない人、逆にどれも違うように見えてしまって動けない人、どちらもいるかもしれません。
失敗してもいいから、どちらかに進んでみましょう。
ネガティブデータだって、立派な実験の結果です。
あのエジソンも言いました。
「私は失敗したことがない。ただ一万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。」と。
思い込みでブロックがかかっているから
自信をもって前に進めないとき、たいていは以前の失敗やいやな思いをした経験がトラウマになって自分を縛っています。
私には人生の目的なんてない。
人生に目的なんて見出せない。
人生の目的が見つかったとしても、私は無力だから達成できない。
など、自分で自分を否定して前へ進めなくしていることもよくあるのです。
ですが、過去の経験は過去の物。
あなたは、ネガティブな体験をした時から成長しています。
過去にネガティブな体験をしたことによって、あなたは知恵や度胸がついたかもしれないし、無意識のうちにネガティブな感情を味わってみたいがためにその体験をしたのかもしれません。
一回体験したら、同じことを繰り返す必要はありません。
「あえて」ネガティブな体験をしてみたんだよ!と割り切って、その先の新しい道を進む許可を自分に出しましょう。
精神的な余裕がないから
「忙しい」という漢字は「心をなくす」と書きますね。
仕事などで忙しい場合だけでなく、周りで起きる出来事や人の意見に翻弄されて、心が落ち着かないのも、忙しいという状態です。
目の前の出来事に振り回されて心に余裕のない時、あなたは人生の目的なんて考えられますか?
おそらく、難しいと思います。
考えるには、心が落ち着いていないといけないのです。
それに、心が忙しいと、本当は目に見えているはずのことにも気づかずに、見落としてしまうこともあります。
たとえ目の前に人生の目的があったとしても、精神的な余裕がなければ、大事なことに気づけないことも知っておいてください。
どうして目の前の出来事に振り回されてしまうのか。
あくせくしなければならない理由はあるのか。
まずは落ち着いて、なぜ心が忙しいのか、精神的な余裕を持てないのか、ゆっくり考える時間を持ちましょう。
人生の目的を決めるメリット
人生の目的を決めることには、大きな意味があります。
自分がどのように生きたいのか、何をしたいのかがはっきりしていると、精神面や対人面で楽になれるメリットがたくさんあります。
ここでは、あなたの人生を充実させるのに大切なメリットを5つご紹介します。
自分軸で生きられる
人生の目的ができると、自分に合ったものさしで物事を選んでいけるようになるので、他人の声に振り回されなくなります。
これが自分軸で生きる、ということです。
正しいか間違っているかの問題ではなく、まず自分が納得のいく道を選べているのか、を心に問いかけてみてください。
ここがきちんと腑に落ちていれば、不安や心配も少ないでしょう。
たとえその先に困難や失敗があったとしても、自分が選んだ結果であるという納得感があるので、必要以上に感情的になってエネルギーの無駄使いをすることなく、きちんと受け止められるのです。
人生に充実感を感じる
自分にふさわしい人生の目的に向かって正しく進めているという実感がある時、人生は充実したものになります。
内側から沸き起こってくる喜びや感謝の気持ちに満たされ、自分が生き生きしているのを感じられることでしょう。
あなたの幸せなエネルギーは周囲にも伝わります。
周りにいい人が集まってきたり、さまざまなことが希望に満ちて、全てタイミングよく、幸せな結果に向かって力強く前に進んでいったり、良いことが引き寄せられるのです。
困難も乗り越えられる
自分の人生の目的が見えていれば、たとえ途中で困難にぶつかっても、ゴールを見失うことがありません。
障害に負けずに乗り越えようと、立ち向かう勇気が自然に出てくるものです。
ゴールが見えていれば、それに向かって進んでいくだけ。
自分が何をなせばよいのか、落ち着いて考えることができるでしょう。
成長を続けられる
正しく人生の目的へ向かう道を進んでいるという自信は、あなたをポジティブにします。
人はポジティブになると、内側からみなぎる自己実現欲求という成長欲求にスイッチが入ります。
これによって、あなたは向上し続けることができます。
この成長欲求は、自分の中から自然と出てくるものなので、無理にモチベーションを上げたり、他人に認めてもらったりする必要はありません。
自分に出来ることが増えて、新しい世界に出会えることにワクワクして、前進している喜びの感覚をエネルギーにしているので、長く続けていけるのです。
エネルギッシュで幸せな人が集まる
成長欲求によって前向きに進むあなたの周りには、自然と同じようにポジティブな人が集まってきます。
量子力学でいうところの波動の法則です。
ポジティブな人は高い波動のエネルギーを発するので、波動の低いネガティブな人は一緒にいられなくなってしまうのです。
代わりに同じように波動の高い人たちが引き寄せられ、さらにエネルギーが高まることで、お互いの人生の目的を達成する手助けをし合うことができます。
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人生の目的がないデメリット
いっぽう、人生に目的がない人は視野が狭くなり、考えや行動が短絡的になるという傾向があります。
その結果、どんなデメリットが生まれるのか、詳しくみてみましょう。
他人に振り回される人生になる
人生の目的を見失っているので、自分に必要なものが何なのかがわからない状態です。
自分軸がないので、物事を選ぶときの基準がぶれて、余計な物事を取り込んでしまいがちになります。
また、なんでも他人からの指示や判断に任せていると、仕事の成果だけでなく、自分の存在価値までも、他人の評価で決められてしまうようになります。
一番怖いのは「自分の価値は他人に決めてもらうしかない」という思い込みが出来上がってしまうことです。
そうすると、常に誰かに認められたいという承認欲求が出てきて、したくもない余計な努力を重ねてしまう上に、思うような評価が得られないようなことが起きると、とたんに自信をなくしてしまうようになります。
そんな状態で生き続けるのは、苦しく、疲れますよね。
そうならないように、自分と向き合って人生の目的を見つけて、自分軸を取り戻しましょう。
充実感のない日々
自分の人生の目的を見失っていると、何をやっても面白くない、何もする気が起きないという人生になります。
人生の目的は、自分を通して実現したい世界を作ることにあると「人生の目的とは?を考えるための6つのヒント」でお伝えしました。
自ら行動を起こすことでしか、自分の世界観を実現することはできないことを忘れないでください。
もちろん、映画や本、インターネットなどのさまざまなメディアを通した疑似体験によっても、一定の世界観は得られるでしょう。
しかし、それは受け身の共感であって、自分で作り上げた世界観とは違います。
傍観者としての体験と、実際に自分が体験するのとでは、得られるものは大きく違うのです。
見ているだけで得られた体験は、頭の中の想像で終わってしまい、本当に自分も同じようにできるのか、という再現性については分かりませんよね。
でも、自分で頭や身体を動かして行動すると「三次元世界で物事を実際に動かした」という実績ができ、それが自信につながります。
また、行動する中で苦労したり、他人と共感したりすると、生きている実感や、生かされていることへの感謝など、人生を肯定的に受け止めることのできる材料もたくさん集まります。
人生の目的を持たないということは、自信や共感、生きている感動、感謝の気持ちなど、人生を楽しむための要素を受け取るチャンスを逃してしまうことなのです。
困難を乗り越える自信や気力がなくなる
人生の目的がないと、途中の目標が達成できなかったり、障害にぶつかったときに簡単にくじけたり妥協したりしてしまいがちになります。
たどり着くべき最終のゴールがないので、途中経過として目標にしていたことが達成できなくても「まあいいや」という言い逃れができてしまうからです。
そうして挫折や妥協を繰り返すたびに、あなたの中の「なんとしてでも達成したいもの」がなくなっていきます。
目標を達成できなかったという事実も、あなたの自信を失い、次に挑戦する気力を奪うでしょう。
人生が長すぎると感じたり、自分の人生に意味を見出せなくなったりしている人は、もう一度「人生の目的とは?を考えるための6つのヒント」を読んでください。
今の自分がどうであるかは考えずに、自分の理想の生き方を人生の目的に設定してみましょう。
そこで、どんな感情を感じながら、どこで誰と何をしているか、という夢を自由に考えることからスタートしてください。
自分の成長を止めてしまう
人生の目的を大まかに定義すると、私たち一人一人が自分なりの理想の世界を実現すること、と言えます。
理想の世界はイメージするだけでは実現しません。
私たちは理想の世界に向かって、働いたり勉強したり、他の人たちと協力したりして、少しずつ前へ進む努力を重ねます。
その過程には、失敗や挫折もあるかもしれません。
そのたびに私たちは反省し、自分に足りなかった部分を補うなどして、また努力を重ねるのです。
努力を重ねることで、より大きな事を成し遂げることのできる能力や人格も備わってくるのです。
人生の目的を持たないということは、このような自分の成長を促す努力を持つ機会を持たないということ。
生まれたまま、今のまま、どこへも進む先が見つからない状態では、成長はありませんし、理想の世界の実現もありません。
前向きでエネルギッシュな人が離れて行ってしまう
あなたは「何もしたいことがない」という無気力な人と付き合いたいと思いますか?
一緒にいてもつまらないですよね。
たとえその人のことが好きで、助けてあげたいと思ったとしても、ずっとその調子で自分からは何も行動を起こさない人に寄り添い続けてあげることはできるでしょうか?
人間には成長したいという、本能的な欲求があります。
人生で多くのことを成し遂げていく前向きな人は成長欲求が強く、努力や挑戦を重ねてどんどん前進していくので、ずっと同じ場所にい続ける無気力な人とは一緒にいることはできないのです。
自分なりのペースでもいいので、前へ進むようにしましょう。
自分から動き出せば、人生が動き出します。
後押ししてくれる流れに合流したり、先を行く人に引っ張られたりして、あなたの人生が目的に向かって進み出すはずです。
人生の目的を見つける4つの方法
それでは、人生の目的を見つけるための方法を4つ紹介します。
なりたい自分、実現したい未来を想像する
あなたは、人間の意識の力がとてもパワフルなことを知っていますか?
意識しているしていないに関わらず、私たちの人生は、私たちが自分のことをどのように考えているかというセルフイメージによって決まるのです。
セルフイメージは、自分自身の経験から感じたことのほかに、周りから言われて意識するようになったこと、住んでいる環境や時代の考え方など、さまざまな要素から作られます。
もし、あなたのセルフイメージがあまり良くないものだとしたら、今から良いものに書き換えましょう。
あなたのなりたい自分、実現したい未来に書き換えるのです。
今のあなたがどういう状態であるかは関係ありません。
金銭面や能力、人間関係など、思い通りになっていないことがあったとしても、それとは無関係に、思いっきり夢を広げてください。
何も思い浮かばないという人は、まずは頭に思い浮かぶことを全部ノートに書いてみましょう。
現状に対する不平不満でも構いません。
今の状況の何が変わったら、理想に近づけますか?
とにかく、気の済むまで、心に溜まったモヤモヤを、全部ノートに書き出してしまいましょう。
そして、これを毎日繰り返してください。
そのうちに、不満が解消された未来のイメージが思い浮かぶようになると思います。
なりたい自分と実現したい未来は、できるだけ細かくはっきりとイメージしましょう。
言葉にしたり、絵に描いたり、雑誌やインターネットからイメージに合った写真を集めたりして、あなたの理想の未来像を具体的に表現して、そのイメージを頭の中に定着させてください。
いろいろなことに挑戦する
人生の目的を見つけるにも達成するにも、まずは行動が必要だとお伝えしました。
成功するしないに関係なく、いろいろなことに挑戦してください。
頭で考えていても、実際にやってみると違った、ということはよくあります。
ですが、それは行動したからこそ知ることができたのです。
「挑戦してみたい」という、内から湧き上がる興味や意欲を信じてください。
あなたの脳は、変化を恐れて「やらない理由」を探してくるかもしれませんが、それは脳が本能的にやっていることで、根拠はありません。
興味に従って行動したとして、成功している自分を想像した時にワクワクするなら、恐れは捨ててそのまま行動してしまいましょう。
あなたが自分の成功を信じ切れるなら、脳は今度は逆に、成功を証明する事実を引き寄せてくるはずです。
それでもなお「気のせいと言われたって、新しいことに挑戦するのは不安だ」という人は、最終的に挑戦したい目的までのステップを細かく区切って、ちょっとずつ達成可能な目標を作りましょう。
「これくらいならできる」と思える程度の目標をたくさん作るのです。
一つずつこなしていけば、やがて目的にたどり着くことができます。
人生の目的に向かって、いろいろなことに挑戦すること自体に意味があるのです。
挑戦する過程で、あなたはいろいろなことを経験し、理解し、技能を身につけ、仲間や応援してくれる人を見つけるでしょう。
それこそが、あなたの人生を充実させ、意義あるものにしてくれますよ。
たくさんの人と対話する
人生の目的は、自分なりの世界観を行動することによって実現することですが、一人で考えているだけでは、生み出す世界がどうしても小さく視野のせまいものになります。
多くの人に考えを聞いてもらったり、意見や感想、アドバイスをもらったりするなど、できるだけ対話しましょう。
対話は、相手の視点を借りることにもつながります。
わからないことがあれば、何度も質問を変えて聞いてみます。
どうしてなのか、なぜそう思うのか、根拠になる事実や経験談なども深く探ってみましょう。
対話によって、さまざまな種類の人生のサンプルが集められます。
その人がどのような立場や環境でどのような考えを持っているのかを、理解するように努めてください。
人は年齢や立場、境遇、教育、健康状態、経済状態などによって考え方が変化したりもします。
意見を聞くなら、相手をよく知る努力も忘れずに。
これらがまた、あなたの人生観を作り上げるのに役立つのです。
本からヒントを得る
本は仮想の人生体験をあなたに与えてくれます。
自分が体験していないことでも、本に書かれている知識や体験、感情は、あなたの脳に刻まれ、何かの拍子にあなたの判断を裏付けしてくれる知恵となります。
先ほど「いろいろなことに挑戦する」で、実体験が重要であることをお伝えしましたが、一人の人間が体験できることには限りがあります。
「たくさんの人と対話する」ことで、人生のサンプルを集められるともお伝えしましたが、これも対話できる人数や人種には限りがあるでしょう。
けれども、本を読めばまた違う種類のサンプルを集められるのです。
しかも、本は古代まで時代をさかのぼることができます。
今の世の中とは違う考え方や環境について学べる本もありますが、昔から変わらない人間の心の動きや、忘れられていた大事なことに気づかせてくれる本もあるでしょう。
歴史の流れを知ると、これまでの世の中が先人たちのどのような知恵や思いの上に成り立ってきたのかを知ることができます。
この流れの延長線上に、人類がどこへ向かって進んでいるのかを予測したり、理想を描いたりすることもできるでしょう。
世の中の流れがつかめると、あなたの人生の目的を考える上でのヒントにもなると思います。
人生の目的が見つかる!おすすめの本5選
人生の目的について、まだまだ考えるヒントが欲しいという方のために、おすすめの本を5冊厳選しました。
いずれも、人生について考えたい人向けのおすすめ本として、多くのレビューで推薦されている本ばかりです。
「新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。」ジュリア・キャメロン
人は誰でもアーティストであり、文章を書く、絵を描く、音楽を作る、歌う、踊る、演じる、などの芸術的才能をどれか一つは持っているのだと、作者は言います。
そして、自分が持っている芸術的才能を発揮することによって、誰もがやりがいのある幸せな人生を生きることができるようになると主張しています。
本書では、眠っている本当の才能に気づくために、朝起きたらノート3ページに思いついたことを自由に書く朝ワークと、週に1回、自分の内なるアーティストを満足させるために、一人で出かけて過ごす時間を取ることを推奨。
1990年代に出版された本ですが、多くの人の人生を変えたという、息の長いベストセラーです。
「夢をかなえるゾウ1」水野敬也
こちらは2007年発行のヒット作。
「人生を変えたい!」と落ち込んだ主人公の前に、ゾウの姿をしたインドの神様ガネーシャが現れて、さまざまな課題を出していく…という奇想天外のドタバタ喜劇小説の中に、人生を楽しく生きるためのヒントがちりばめられています。
ガネーシャのアドバイスは、「靴を磨く」「募金をする」「食事は腹八分に」「人を笑わせる」など、とてもシンプル。
「こんなことで人生が変わるの?」と半信半疑の主人公に、ガネーシャは「今まで自分なりの考えで行動して結果が出せなかったから、こんな状況になっているのだ」と渇を入れ、成功しないための一番重要な要素は「人の話を聞かない」ことだと説きます。
人として、シンプルで小さな積み重ねがいかに大切かを、時にハッとする鮮やかさで胸に突き付けてくるお話です。
「科学的な適職 」鈴木祐
人生を豊かにしてくれる適職は、何を基準に探せばよいのか?
一般に言われている「好きを仕事にする」「給料」「業界や業種」「仕事の楽さ」「性格テスト」「直感」「適性」の各基準が、いかに幸福度との相関性がないかを世界中の研究データから検証し、合理的な適職の見つけ方を探る本です。
本書が推薦するのは、仕事の裁量権、達成感、モチベーション、目的やビジョンおよび評価軸の明確性、仕事のバリエーション、助けてくれる仲間、世の中への貢献度、という7つの基準です。
「人生を豊かにしてくれる適職とはなにか」を考える上で、この本が推奨するのは合理性。
この記事でも、他人の評価軸でなく、自分の価値観で納得のいく目的を見つけることをおすすめしましたが、その方法を深く理解して実践するのに役立つ本だと思います。
単なる仕事の選び方だけではなく、人生の決断にも役立つアドバイスが得られます。
「人生の目的~自分の探し方、見つけ方」本田健
一度きりの人生、楽しまなくてはもったいない!
これを前提に、毎日ワクワクして暮らし、人生の手ごたえをつかむことで人生の目的が見えてくると著者は説きます。
けれども、人生にはワクワクだけではなく、苦しい時期もあります。
そんな時にも自分と向き合い、苦しみを乗り越えるためのヒントが詰まった本です。
この記事の内容をさらに具体的に、詳しく説明してくれる内容です。
2014年の発行以来、多くのレビューで人生を考えるのに役立つ本として推薦されています。
「完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ)」スティーブン・R・コヴィー
豊かな人生を生きるには、個人の行動は「ない」ことに不安を感じる欠乏感を動機としたものではなく、自分の豊かさを実感するマインドから発したものであるべき、という著者は、真の豊かさを感じることのできる人格が作られるプロセスを7つの習慣として提唱しています。
その7つの習慣とは、主体的である、終わりを思い描くところから始める、最優先事項を優先する、Win-Winを考える、理解に徹した上で理解される、シナジーを創り出す、刃を研ぐ、です。
これらを順番に段階的に身につけて成長し、「刃を研ぐ」ところまで達することができたら、またスタートに戻って「主体的である」ところから新たな課題に取り組むというプロセスを繰り返します。
こうすることでより深く厚みのある人として成長でき、さらに大きな挑戦ができるようになり、人生の豊かさを味わう経験が積める、という教えです。
多くの著名人や、学校、企業で高く評価され、教育にも使われています。
オリジナルは各習慣別に分冊されている大著ですが、本書は新書1冊にコンパクトにまとめられていますので、その全体像とエッセンスを知る良いきっかけとなると思います。
人生の目的に関するおすすめ記事3選(無料)
最後に、無料で読めるおすすめ記事をご紹介します。
主張が共通している部分もありますが、人生の目的についてそれぞれ独自の考えが述べられている部分もあります。
この記事でも最初にお伝えしましたが、人生の目的は個人個人が自分の基準で決めるもの。
これらの記事からも取り入れたい所があれば参考にして、あなたが納得できる人生の目的を見つけてください。
人生の目的は見つけるものじゃない。いま、やるべきことにベストを尽くすだけ
企業で働く一人ひとりが自分の意思で行動を決定し、雇用関係を超えた信頼で結びつく、まるで生命体のようにフレキシブルに動ける新時代の組織形態「ティール組織」について、同名の書籍を出版した、フレデリック・ラルーさんの講演記事です。
ラルーさんは、人生の目的は自分で発見するものではなく、自然と降ってくるように見つかるものだと言います。
そして、その時が来たら私たちは「自分を通して実現されるべき人生」を生きるために、その時にやるべきことをなすだけだと言います。
参考:人生の目的は見つけるものじゃない。いま、やるべきことにベストを尽くすだけ──ティール組織 著者の天職との出会い方
いくつになっても遅くない!「人生の目的」が見つかる3つの方法
この記事では、人生の目的を持つことは、私たちに精神的な幸福をもたらし、それが原動力となって人智を超えた偉大な価値や理想と結びついた人生を生きられると説いています。
具体的には、自分自身を知り、目標を設定し、目標イメージを明確にしてオープンにする、という方法を推奨しています。
「人生の目的を見つける4つの方法」と重なる部分もあるので、こちらも読んで試してみると良いでしょう。
参考:いくつになっても遅くない!「人生の目的」が見つかる3つの方法
人生の目的は「仕事を続けること」?
生きる目的を持つことは幸せにつながるとして、そのさまざまなメリットを科学的、かつ哲学的な見解から説いた本「目的の力 幸せに死ぬための『生き甲斐』の科学」(ヴィクター・J・ストレッチャー)を紹介した記事です。
人生の目的を持つと幸せになる理由、そもそも幸福とは何か、目的とは何か、目的をどうやって見つけるのか、目的に向かって進むために必要なエネルギーをどう生み出すのが理想か、などについて、人生の目的について考えるときに浮かぶ質問への回答が網羅された一冊です。
この本の主張で特に注目すべきなのは、目的の質が重要であるということ。
その場しのぎの短期的な目的ではなく、「大事なもののために生きている」という、深い価値を持つ高いレベルでの目的を持つことが必要だそうです。
目標とは?目的との違いを解説
まず、目標と目的の違いを解説します。
目的は最終ゴール
目的は、端的にいうと最終ゴール、目指す到達点のことです。
ビジネスでいうと、どのような社会人になりたいか、どの分野を極めたいかなど将来的にどうなりたいかを指します。
企業単位だと、企業をどのようにしていきたいかという経営戦略や企業ビジョンのことです。
もう少しイメージしやすくするために、ドライブの例を挙げます。
車でどこかに行くとき、カーナビで「目的地」を設定しますよね。
高速道路を使ったり下道を使ったり、行き方は何通りかありますが、どのルートを使っても着く場所は決まっているはずです。
カーナビで設定する「目的地」のように、ルートはどうであれ最終的にどうなりたいか、何をしたいのかというゴールだと捉えるとイメージしやすいです。
目標は目的達成のためのステップ
一方で、目標は目的地に着くまでの中間ゴールです。
ビジネスシーンだと、マーケティングを極めるという目的のために、20代のうちにさまざまな媒体の広告を運用できるようにする、5年以内に1つ以上広告媒体を任せてもらえるようになる、今年中に広告やLPを自分で書けるようになる、など目的までの中間ゴールのことを指します。
ドライブだと、目的地までにパーキングエリアなど途中で通過する地点がありますよね。
目的地にたどり着くための標識と捉えるとイメージしやすいです。
目標達成する人の5つの共通点
最後に、目標達成する人の5つの共通点をご紹介します。
これまでお伝えした目標設定のコツを踏まえるだけでも十分ですが、さらに達成率が上がるので参考にしてみてくださいね。
タスクの優先順位を決める
1つ目は優先順位が高いものにフォーカスすることです。
優先順位をつけずに目の前の仕事や課題に気を取られていると、本当に重要なことに時間をかけられなくなり、目標達成が遠のいてしまいます。
誰がやるのか、どのようにやるのか優先順位をつければ、それぞれが得意な分野や長所を生かしながら進められますし、仕事の効率化にもつながるため、まずは優先順位をつけて整理するところから始めてみてください。
定期的に目標達成の進捗を追う
目標達成のためには、定期的に進捗を確認するのが大切です。
途中で進捗を確認する習慣があれば、仮に順調でなくても途中で軌道修正ができます。
順調に進んでいないようであれば、どのようにアプローチすれば解決できるか。
進捗を確認するときに何をチェックすれば良いのか、タスクを一覧化しておくとスムーズに確認できます。
目標設定のときにタスクを整理しておきましょう。
同じ目標を達成した人を参考にする
すでに同じ分野で目標を達成している人を参考にしてみましょう。
同じ分野での経験を参考にすれば、何をすれば良いのかがわかります。また、失敗談も参考になります。
成功事例、失敗事例を知ってから目標設定をして実行することで達成率を上げられます。
身近に参考にできる人がいなくても、ネットで検索すれば似た経歴を持つ人は見つかりますよ。
目標達成の姿をイメージする
目標達成の具体的なイメージを持つと、達成しやすくなります。
イメージするのが難しいという方は、目標達成した結果を象徴するような写真やイラストを、机の上やトイレなどに貼っておきましょう。
文字で常に確認するのも有効ですが、画像の方がぱっと見でイメージしやすいですよね。
常にビジュアルで目標達成のイメージを見れるようにしておけば、辛い時も気持ちを奮い立たせられます。
受験生の方は志望校の写真を、ダイエットに成功したい人は憧れるモデルの写真を、ノマドワーカーを目指す方は旅先でパソコンを広げている絵や写真などを貼ってみてください。
それだけでワクワクしてきて、モチベーションも上がるはずですよ。
目標のなかで小さな目標を立てておく
設定した目標が大きいものだと達成までに時間がかかります。
その場合は、目標をさらに細分化して小さい目標を作っておきましょう。
小さい目標を置くことで、進捗を把握しやすくなりますし、達成するたびに達成感を味わえるのでモチベーションを維持しやすくなります。
さらに目標達成を繰り返すうちに段階的にステップアップすることで大きな目標達成も叶いやすくなりますよ。
まとめ
以上、人生に目的を持つことの重要性をお伝えしてきました。
人生の目的を決めるメリットとしては、自分軸ができるので、
- 他人に振り回されなくなる
- 人生に充実感を感じられる
- 自信や気力が出て困難も乗り越えられる
- 人格やスキルを上げるための成長を続けられる
- エネルギッシュで幸せな仲間が集まる
などがありましたね。
自発的に人生を生きることが、幸福度につながると言えるでしょう。
人生の目的を決めると精神的にも良い影響を与えることが、科学的にも証明されています。
ですから、自分らしく幸福に生きるためにも、人生の目的を決めることは大切です。
人生の目的は人それぞれ違うので、他人の意見に左右されずに、自分で考えて決めるべきですが、人生の目的を見つけるためのポイントとして次の6つをご紹介しました。
- 自分が幸せになることから見つける。
- 自分を通して実現したい世界を作れることから見つける。
- 他人の価値観に頼らず自分で見つける。
- 目的と目標を混同しない。
- 頭で考えるより身体で感じることを大事にする。
- 目的は一つだけではない。
人生の目的は、あなたが人生の最後に到達したいゴールとして設定します。
ですが、目的は一度決めたら変えてはいけないということではありません。
自分の人格が成長していくのに合わせて、人生の途中で必要なら何度か見直して、柔軟に設定し直しても良いのです。
人生の目的がわからないという人は、自分と向き合うことから逃げずに真剣に考えてみる、自分を理解するよう努める、思い込みで自分にブロックをかけてしまっていないか考えてみる、精神的な余裕を持ち、じっくり自分について考えてみる時間を持つ、のどれかを試してみてください。
いずれにしても、自分のことをよく理解することが大切です。
人生の目的を見つける方法としては、
- なりたい自分や実現したい未来をはっきりと想像する
- いろいろなことに挑戦する
- たくさんの人と対話する
- 本からヒントを得る
の4つをおすすめしました。
そして、参考になるおすすめの本と記事も紹介しました。
これらの資料から、この記事で触れた内容についてより詳しく知ることができますし、別の考え方や方法も取り入れることができます。
人生に目的を持つことで、幸福感と充実感を感じられる、質の高い人生を得られます。
また、人生に目的を持とうとして、自分自身と向き合い、行動することだけでも、人生の幸福度や充実感は増すでしょう。
ぜひ試してみてくださいね。
質問や感想があればご記入ください