残り10名!! > デザスク春の無料体験 申し込み受付中

【目標設定の書き方・例文】目標設定が思いつかない人向けに解説!

【目標設定の書き方・例文】目標設定が思いつかない人向けに解説!

新年度が始まって間もない時期、仕事の個人目標を設定するように指示されて、「どうしよう、何を書けばよいのか思いつかない……」と焦ったことはありませんか?

特に、入社したばかりや異動したばかりだと担当職務も把握しきれていないため、まったく見当がつかなくて呆然としてしまいますよね。

また、毎年のことで慣れている人でも、ただなんとなく同じようなことを書いていて、「面倒なだけで一体なんの役に立っているのかわからない」と感じている人も多いのではないでしょうか。

実は、目標設定にはたくさんのメリットがあり、世界中の多くの企業で取り入れられています。

ただ、あまりよく考えずに設定すると、そのメリットを得にくいだけでなく逆効果になってしまうのも事実です。

しかし、ご安心ください!

ちょっとした書き方のコツを知るだけで、目標設定で悩む必要がなくなり、たくさんのメリットを感じられるようになりますよ。

この記事では、目標達成の意義とメリットを解説したあと、書き方のコツやわかりやすい職種別の例文をご紹介します。

フリーランスの人も「企業→事業」「社員→事業主」と読み替えられるので、ぜひ活用してみてくださいね。

この記事の内容

 目標設定とは?

目標設定とは、「目的」を達成するために必要な「目標」を立てることです。

目的と目標は混同されやすい言葉ですが、

目的とは「最終的なゴール」、目標とは「ゴールに到達するために必要な手段」というように使い分けられます。

仕事での目標設定とは、企業が「最終的に成し遂げたいこと」を達成するために、各部署や社員が「何をどのようにおこなうか」計画すること。

目標設定するためには、ある程度の集中力と時間が必要です。そのため、日々仕事に追われていると「すぐに目的に向かって動いたほうが早いのでは?」「目標設定する労力や時間がもったいない」と感じることもあるかもしれませんね。

そこで続いて、なぜ目標設定する必要があるのかとそのメリットを解説していきます。

なぜ目標設定するのか

目標設定する理由は「確実に目的を達成するため」です。

目標設定しないままだと、目的を達成するために具体的に自分は何をどのようにすべきかが漠然としてしまい、結局何も着手できず時間が過ぎてしまいがちです。

また、すべきことがわかるときも、どのような順番でどこまでやればよいのかはっきりしないため、途中で迷いが出たり方向性を間違ったりして挫折しやすくなってしまいます。

特に企業のように複数の部署や社員が一丸となって企業目的を達成しなければならない場合は、目標設定しないと個々が右往左往したりペースが合わなかったりするなど企業全体が混乱してしまいがちです。

そうなると、目的達成が難しくなってしまいますよね。

しかし目標設定すれば、一人ひとり次に何をすべきかがはっきりして迷わずすぐに行動に移せるため、確実に目的達成に向かえるのです。 

目標設定で得られる5つのメリット

目標設定には、目的達成を確実にするほか多くのメリットがあります。ここでは、そのなかから5つのメリットをご紹介します。

進捗状況を把握・管理しやすい

目標設定すると、目的達成までにおこなうべき具体的な行動内容が明確になります。

そのため、自分の行動の方向性や進捗スピードがわかりやすく、もしずれてしまった場合でも、早いうちから軌道修正したり遅れを回復したりできます。

また、社員を管理する立場から見ても、社員の評価や指導がしやすくなったり部署や会社全体としての運営がスムーズになったりします。

さらに、設定した目標と実績を比較することで失敗の原因や改善点を検討できるため、業績アップにつなげやすくなるでしょう。 

効率よく成果につながる

例えば「初めての場所に行く」という目的があった場合、何も考えずなんとなく出発したら、遠回りしてしまったり最適な交通機関を利用できなかったりして、時間や費用が余計にかかったり目的地に到着できなかったりしますよね。

しかし、「前日に持ち物を準備する」「到着予定時刻に間に合うよう◯時に出発する」「効率のよいルートや交通機関を調べて利用する」といった目標を立てて一つひとつクリアしていけば、スムーズに目的地に到着できます。

仕事の目的達成においても同じように、目標設定して一つひとつ着実に実行することで効率よく目的達成できるのです。 

達成感を味わえる

「目的」は最終的に目指すところなので、多くの場合、簡単に達成できるものではなく達成するまでに時間もかかります。

そのため、なかなか達成できず挫折感が生まれやすくなるでしょう。

しかし、目標設定すれば目標をクリアするたびに達成感を味わえます。

一つひとつの目標が小さかったり簡単な内容だったりしても、達成感を多く味わうことで満足感が増し気持ちが前向きになります。

また次の目標をクリアする意欲が湧くため、結果的に目的達成のスピードを上げることにもなりますよ!

モチベーションを保てる

目的に向かって進み始めた当初はやる気に満ちて「よしがんばろう!」と思っていることが多いと思います。

しかし、あとどのくらいがんばればよいのかわからないまま走り続けていると、疲れてきて士気も低くなってしまいますよね。

ただ目的達成だけを目指しているとそのようになってしまいがちなのです。

目標設定すると、今現在どの段階の作業をしているかがはっきりとわかり、あと何をどのくらい努力すれば目的達成となるか予測できます。

また、一様にがんばり続けるだけでなく、いったん休憩するなどのメリハリもつけやすくなります。

そのため、目的達成までモチベーションや推進力を維持しやすくなるのです。 

自信がつく

「目的」はすぐに達成できない大規模なものが多いため、一つひとつのがんばりが、すぐに目に見えた成果に表れにくい傾向があります。

そのため、自分の行動が目的達成のために役立っていることを実感できず、不安になったり自分に自信が持てなくなったりしてしまいがちです。

しかし目標設定すると、目標をクリアすることで目的達成に近づいていることを確認できます。

併せて、自分の行動が確実に目的達成につながっていると実感できるため自信がついてくるのです。

「目標設定の書き方」3つのステップ

ここまで、仕事をするうえで目標設定するとメリットが多いと話してきました。しかし、いざ目標設定しようとすると、漠然として何から手をつけてよいかわかりにくかったり、思いつかなかったりすると思います。

そこで次に、スムーズに目標設定する方法を3つのステップに分けて解説します。

ステップ1 達成すべき最終目的を確認する

目標を適切に設定するには、最終的に目指す姿である「目的」をしっかりと認識することが重要です。

的外れな目標設定をしてしまうと、いくらがんばっても目的達成に至らないためです。

企業であれば、その会社の経営理念を確認します。

経営理念とは、企業の活動方針や最終的に目指す理想像を文章化したものです。

例えば「経営の効率化により企業価値の向上と長期的かつ安定的な成長を図り、人と地球環境に優しい持続可能で豊かな社会の実現に貢献します」といったものです。大抵は会社のホームページやパンフレット・経営計画書などで確認できますよ。

もしも経営理念という形をとっていない場合は、会社の目指す理想像について上司に確認してみましょう。

個人事業主であれば、「どのようなサービスを提供するのか?」「何のため・誰のために仕事をするのか?」「どのような気持ちを大切にしているのか?」といった仕事をするうえでの自分の考え方をもとにして、事業主自身で決めてくださいね。 

ステップ2 目的達成に必要な目標を洗い出す

複数の部・課・係といった組織に分かれている企業では、ほとんどの場合、会社の経営理念を達成するため組織単位で目標設定しています。

そのため、自分自身の目標を設定する前に、所属する部・課・係それぞれの目標を確認しましょう。

次に、係・チームなど自分が属する最小単位の組織目標を達成するための「自分自身の目標」を、思いつくままにどんどん書き出します。

個人目標を考えるときは、会社の経営理念と部・課など大きい組織の目標を心に留めつつ、「自分に求められている役割」と「担当職務の範囲内でできること」を意識するとよいでしょう。

個人事業主の場合は、経営理念で決めた将来目指す姿になるために必要だと考えられる行動を具体的に書き出します。

ステップ3 洗い出した目標を整理して書く

ステップ2で書き出した目標を整理します。まず似ているものは統合し、次に優先順位をつけて優先度の高い順に並べ替えます。

もしも自信がない場合や優先順位の判断がつきにくい場合は、一人で悩まず上司や先輩に相談することをおすすめします。

適切な目標設定ができるだけでなく、個人目標を提出したときにスムーズに承認されやすくなるためです。

いったん整理できたら、自分のスキル・経験を活かせるものやこれから自分が目指したい姿に近いものがないか確認します。

そして必要に応じて、より自分を活かせる表現に修正したり、磨きたいスキルや経験したい仕事を追加したりして、ブラッシュアップするとよいでしょう。

良い目標を立てれば、意欲的に目標達成できて評価されるだけでなく、自分の成長にもつながるため一石二鳥ですよ。

「目標設定の書き方」5つのコツ〈SMARTの法則〉

より効果的に目標設定するには、一定のルールに従っておこなうのがおすすめです。

目標設定の手法はいくつかありますが、今回はそのなかでも、目的達成の可能性を高めるのに役立つと言われ世界中で活用されている「SMARTの法則」をご紹介します。

「SMARTの法則」は5つの法則から成り立ち、「SMART」とはその5つの法則の頭文字です。次に5つの法則をそれぞれ解説していきます。

Specific_行動を具体的に表す

目標として書く内容は、具体的で誰が見てもわかりやすいことが大切です。

例えば、新入社員が「スキルアップを図り一人前になる」という目標を立てたとします。

しかし、このような曖昧な表現では「スキルアップ→何のスキルをどのような状態にする?」「一人前→どのような状態を指す?」といったことがわからず、人によって違う解釈が生まれかねません。

また目標を立てた本人も、いざ目標をクリアしようとするとき、何をどうやって・どの程度おこなうのかの判断に迷い、すぐに取りかかれなかったり的外れなことをしてしまったりする恐れもありますよね。

そのため、この例のような場合は「〇〇事業システムを積極的に使って仕組みを覚え、一人で使いこなせるようになる」「文書作成研修を受けて文章力を身につけ、先輩や上司に修正されないビジネス文書を作成できるようになる」などのようにするとよいでしょう。

「何を」「どのように」「どの程度」を入れ、今すぐにでも実行できるような表現にするのがポイントです。

Measurable_数値で表す

目標はできる限り数値で表しましょう。

例えば「チーム内での情報交換を活発におこなう」という目標では、「活発におこなう」がどの程度を指しているのかがわかりにくく、評価も曖昧になってしまいますよね。

そのため、このような場合は「週1回30分チームミーティングをおこない、お互いの進捗状況や問題点を共有する」のように数値で表せば、クリアしているかどうかがはっきりわかります。

「◯回」「◯時間」「◯円」のように行動を数値化して表すことで、迷わず行動に移せて進捗状況も確認しやすくなるとともに、上司など周囲から見ても評価しやすくなるのです。またしっかりと達成感を味わえるため、モチベーションも上がりますよ。

さらに、目標をクリアした結果をふまえて、「ミーティングは2週に1回で十分だ」「最低でも1時間は必要だ」などの検証をしやすく、目的達成に向けて、より効果の上がる目標設定に修正しやすいというメリットもあります。

Achievable_達成可能な設定にする

目標設定の内容は、非現実的でなく実際にクリアできそうなものにする必要があります。

例えば「3ヵ月で職務に関連する資格を20種類取得する」のような目標は、勉強時間の確保や試験と仕事の日程調整などの問題でクリアするのは困難です。

また、新規クライアントの獲得が月10人程度の社員が「毎月100人以上新規顧客を獲得する」という目標を立てても、それはほぼ実現不可能でしょう。

高過ぎる目標設定をすると、モチベーションが下がって行動できなくなってしまったり、挫折感から心を病んでしまったりすることもあります。

いくら目標設定したときに「がんばるぞ!」と意気込んでいても、かえって目的達成は遠のいてしまいますよね。

逆に、あまりにも簡単にクリアできる目標設定も好ましくありません。

達成感を得られないのでモチベーションを保ちにくいことと、目標達成による成長が見込めないためです。

目標設定のメリットを最大限に活かすには、「適度にがんばって達成できる目標設定」にすることが重要です。

会社員であれば、個人で設定して終わりにするのではなく、上司にチェックしてもらったり相談したりしながら目標設定するのがおすすめですよ!

Relevant_組織の役に立つ内容にする

初めのほうで話しましたが、目標設定とは「目的」を達成するためにおこなうものであり、大きな組織なら部・課・係など組織単位でも目標設定している場合があります。

そのため、個人の目標設定をするときは、自分の立場や担当職務だけを基本にして考えてしまわないよう注意が必要です。

企業なら会社の経営理念や組織ごとに設定された「目標」、個人事業主なら事業において目指す理想像に関連付けて、組織全体の役に立つ内容にすることが重要なのです。

最適な個人目標を設定するためには、まず最上位の目的と各組織の目標を全て確認します。次に、「所属する最小単位の組織目標を達成するために、担当職務を担う自分としては何をどのようにすべきか」を考えましょう。

最終目的>上部組織の目標>直近組織の目標>個人目標と、上位から順に関連付けていくことで、組織全体の役に立つ効果的な個人目標が設定できますよ。

また、目標を達成することが自分自身の成長につながるよう意識して設定することも大切です。モチベーションアップや自信をつけることにつながり、より目標設定の効果を上げられます。

Time-bound_期限を明確に設定する

目標設定では期限を明確に表しましょう。

上位の目的や目標に期限がある場合は、それに間に合うよう期限を設定する必要があります。

例えば、直近上位組織の目標が年間目標で「昨年より売上を◯%伸ばす」なら、個人目標は1年後に組織目標が達成できるよう逆算して「1ヵ月ごとに◯件以上新規契約を取る」のように設定することになります。

目標の期限を明確にしない場合、つい着手を先延ばししてしまったり、なんとなくだらだらしてやる気が起きなかったりして、期限が迫ってから慌てることになりかねません。

モチベーションを保ち計画的に行動するためにも期限は必須なのです。

ただし、無理のある期限や非現実的な期限にしないよう気を付けましょう。

行動内容と同様で、適度にがんばれば達成できる期限にすることで、よい緊張感が生まれ目標をクリアしたときの達成感も大きくなります。目標達成への意欲が高まりスピードアップにつながるため、目標設定をより効果的なものにできますよ。

目標設定の効果アップを狙う2つの方法

次に、目標設定の5つのコツに加えておこなうと、さらに効果アップとなる方法をご紹介します。

フィードバックする

ここまで目標を設定しそれをクリアしていけば、目的を効率よく達成できるとお伝えしてきました。

しかし実際は、目標をクリアしようとする過程で、ミスしたり想定外の事故が起こったりして、設定したとおりに進んでいかないこともありますよね。

また日々忙しいと、目の前の目標をただこなすことに精いっぱいになって、「なんのためにそれをおこなっているのか」がわからなくなってしまうこともあるでしょう。そうすると、作業がいい加減になったりモチベーションが保てなくなったりしてしまいます。

フィードバックはそれらを防ぐのに役立ちます。

例えば、ミスや事故が起きたらその都度、特に何もない場合は最低でも3〜4ヵ月に1回程度おこなうとよいでしょう。

ミスや事故の原因を探って解決策を考えることが一人ひとりの成長につながるとともに、業務工程のブラッシュアップができます。

また、目標をクリアする意義をあらためて確認することで、職務遂行の効率性を高められるのです。

期間終了時にフィードバックすることで、次期の目標設定をより効果的なものにできますよ!

目標を定期的に見直す

目標設定したらそれを忠実にこなしていくことは大切です。

しかし、ときには目標そのものを見直して修正することも必要になります。

見直すタイミングは、目標設定で想定していた状況や条件と大きく違いが出てしまったとき。

具体的には、目標が早めに達成できそうなとき・期限までに目標達成が不可能だと判明したとき・目的や上位組織の目標の達成に結びつかないことが判明したときなどです。

また、特に大きな状況変化はなくても、フィードバックの都度その結果を受けて見直すとよいでしょう。

フィードバックを単なるダメ出しや反省会で終わらせず、目標そのものや意識・行動を改善するきっかけとすることで、目標設定の効果がグンとアップしますよ。

目標設定をしたあと、定期的に「目標の見直し」をすることで、目的や上位組織の目標も見据えた広い視野で、客観的に自分の役割を見ることになります。

そうすると、より効果的に業務をおこなえるだけでなく、自分の行動が全体の役に立っていると感じやすくなるためモチベーションも持続するといったように、プラスのサイクルが生まれるのです。

「目標設定の書き方」職種別例文

目標設定するときは、ゼロから書き始めるより例文を参考にするほうがイメージが湧きやすいためおすすめです。

ここでは5職種13種類の例文をご紹介します。自分の職種や仕事環境が似ている例を見つけて、実情を踏まえて書き換えてみてくださいね。

営業職

上位組織の目標

今年度企業売り上げ◯円達成

個人目標
  • 毎月新規クライアントを5件獲得し、年度末までに60件増やす
行動目標
  • 4月末までに担当エリアの情報を詳しく分析し、新たなクライアントを発掘する
  • 5月末までに接遇研修を受けて接客スキルを磨くことで顧客満足度を高める
  • 5月末までに事務作業の工程を見直して効率化し、6月以降外回りを週に10時間増やす

事務職

事務職には数えきれないほど色々な仕事がありますが、ここでは代表的とも言える総務・人事・経理の例文をご紹介します。

総務

上位組織の目標

課の超過勤務時間を◯%削減する

個人目標
  • 1ヵ月あたりの超過勤務時間を平均10時間以内にする
行動目標
  • 5月末までに業務手順を見直し無駄をなくしたうえ、マニュアルを作成する
  • ・6月末までに作業のシステム化・外注化できるものがないか検討し提案する
  • ・12月末までに検討した作業のシステム化・外注化を実現する

人事

上位組織の目標

個人情報の漏えいを防ぐ

個人目標
  • 個人情報の取り扱いを厳重にして年度内の関連ミスをゼロにする
行動目標
  • 5月末までに個人情報取扱いに関する研修を受講し知識を高める
  • 6月末までに個人情報の取り扱いについてマニュアルを作成しチーム内で共有する
  • 個人情報は机上に放置せず鍵のかかる書棚に戻すことをチーム内で徹底する

経理

上位組織の目標

正確な経理事務をおこないミスを10%以内に抑える

個人目標
  • 上半期中に事務工程を改善し下半期の計算ミスを10%以下にする
行動目標
  • 4月末までによく発生するミスを検証し、解決策を考え提案する
  • 5月末までに会計事務の流れを見直して効率化し、初心者向けのマニュアルを作成する
  • 会計書類のダブルチェックを徹底する

企画・広報職

企画・広報職として中心的存在である企画・広報・マーケティングの例文をご紹介します。

企画

上位組織の目標

社会貢献できる低コスト商品の企画

個人目標
  • 地球に優しい素材を使いコスト10%削減できる商品を企画する
行動目標
  • 5月末までに競合他社情報を収集・分析する
  • 6月末までに過去のデータを解析し、不要なコストを10%削減する
  • 企画会議を週1回2時間おこない開発チームとの連携を円滑化して業務を効率化する

広報

上位組織の目標

企業好感度調査の結果を20%向上させる

個人目標
  • 企業キャラクターの認知度を20%向上させる
行動目標
  • 5月末までにSNSを利用する企業キャラクターPR計画を立案・実行
  • 7月末までに企業WEBサイトのリニューアルをし、企業キャラクターを前面に出す
  • 8月末までに企業キャラクターグッズを制作し、10月以降のイベントで配布する

マーケティング

上位組織の目標

新商品売り上げ◯円達成

個人目標
  • 新商品のWEB上の売り上げを20%向上させる
行動目標
  • 5月末までにSEOセミナーに参加しマーケティング知識を深める
  • ・6月末までにWEBメディアの仕組みを作り、新商品に関連する記事を年度末までに100記事以上アップする
  • ・7月末までにWEB広告のリニューアルをし、新商品を大々的にPRする

技術職

技術職にも色々ありますが、ここではフリーランスもイメージしやすいWEBデザイナー・システムエンジニア、また工場の仕事として生産管理の例文をご紹介します。

WEBデザイナー

上位組織の目標

事業を継続的・安定的に運営する

個人目標
  • クライアントの信頼度をアップさせ発注のリピート率を20%向上させる
行動目標
  • 5月末までに接遇マナー・会話術向上セミナーに参加して、好感度の高い接客スキルを身につける
  • 6月末までにクライアントの要望をしっかり聞き取ったうえで、納得してもらえる提案・説明をするため、専用シートを作成する
  • 納品後にアクセス率・成約率などの様子を聞きつつアフターフォローをおこない、継続発注に結びつける

システムエンジニア

上位組織の目標

品質を向上し効率のよい事業運営をする

個人目標
  • 納品後のトラブル件数を10%削減し時間を有効活用することで、作業品質と効率をアップする
行動目標
  • チームでの朝会・チャットでの情報共有のルールを徹底し、連携をスムーズにする
  • 第1四半期中にシステム構築の工程を見直し作業日数を短縮することで、テストと修正の期間を十分に確保する
  • 上半期中に、未習得の言語や新しいツールを学習して知識・スキルをアップし、チーム内研修を実施する

生産管理

上位組織の目標

事故を起こさず生産性をアップする

個人目標
  • 一人ひとりの心身の健康を保ち集中力を高めることで作業ミスを10%減らす
行動目標
  • 第1四半期中に過去の事故データをもとに注意点を洗い出し、マニュアルを改善する
  • 作業員の休憩・就業時間を管理し、疲れを残さず集中力が続くよう配慮する
  • 日頃から作業現場の整理整頓・衛生管理を徹底し、働きやすい環境を保つ

医療・福祉職

ここでは、医療・福祉職として組織に属してチームで働くことが多い看護師・介護士・保育士の例文をご紹介します。

看護師

上位組織の目標

患者さんのケアについて注意深く確認しながら行動し、患者さんが安心できる医療環境を提供する

個人目標
  • 基本的な知識・スキルを身につけて一人で問題なくこなせるようにし、安心して仕事を任せてもらえるようになる。
行動目標
  • 4月末までに病院設備の名称と役割を理解し、スムーズに患者さんを案内できるようになる
  • 6月末までに手際よく採血できるよう練習し、患者さんに安心感を与えられるようになる
  • 9月末までに基本的な仕事をミスなく一人でこなせるようになる

介護士

上位組織の目標

チームワークよく利用者に寄り添った質の高いケアをする

個人目標
  • スキルアップして介護の質を上げるとともに、明るくハキハキした対応を心がける。また、利用者の様子をよく観察し確実に引き継ぐ。
行動目標
  • 利用者・スタッフともに目を見て笑顔であいさつすることを欠かさないようにする
  • 7月末までに身体介助研修を受講してスキルアップし、利用者の満足度を上げる
  • 利用者の様子を注意深く観察し、日誌に詳細にわかりやすく記載する

保育士

上位組織の目標

安全・安心な環境で一人ひとりに行き届くきめ細かな保育をし、子どもの健やかな成長を促す

個人目標
  • 子どもの安全を守る知識を身に付け、危険がないか常に注意し事故発生前に排除する。日々「報告・連絡・相談」を欠かさないよう意識する。
行動目標
  • 毎月1回施設内を総点検し危険箇所を囲ったり修理したりなど対処することで、子どもが安全に過ごせる環境を維持する
  • 6月末までにアレルギー対応研修を受け、緊急時にも冷静に対応できるようになる
  • 仕事を1人で抱え込まず、少しでもわからないことは周囲に聞き、気になることはすぐに情報共有する

まとめ

目標設定とは、最終的な「目的」を達成するために必要な「目標」を立てること。

目標設定には、仕事の進捗状況を把握しやすく効率よく成果を出せたり、達成感を味わえて自信がついたりモチベーションが保てたりといったメリットがたくさんあります。

目標設定に悩んだら、次の3つのステップを踏むとスムーズに作業できます。

  1. 達成すべき最終目的を確認する
  2. 目的達成に必要な目標を洗い出す
  3. 洗い出した目標を整理して書く

また、実行性が高く達成率のよい目標設定をするには、次の5つのコツ(SMARTの法則)を取り入れましょう。

  • 行動を具体的に表す(Specific)
  • 数値で表す(Measurable)
  • 達成可能な設定にする(Achievable)
  • 組織の役に立つ内容にする(Relevant)
  • 期限を明確に設定する(Time-bound)

さらに、設定した期間中と期間終了後にフィードバックし、フィードバック結果も踏まえて目標を定期的に見直せば、目標設定の効果を一段とアップできますよ。

どのように書けばよいか迷ったら、例文を参考にするのもおすすめです。自分の職種や立場と似ている例文に、実際の担当職務を当てはめて文章を作ってみましょう。

ぜひ皆さんも目標設定をうまく活用して、仕事の成功と自分自身の成長を手に入れてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
この記事の内容