最近、YouTubeやInstagramが普及したことで動画の需要が増えてきています。
それと同時に、動画クリエイターも注目されるようになりました。
これから動画クリエイターになろうと思っているなら、まず準備しなければいけないのはカメラです。
しかし、
「種類やメーカーがたくさんあって、選ぶ基準がわからない」
「どのカメラが動画撮影に向いているかわからない」
このように迷ってしまう人も多いと思います。
今回は、動画撮影用カメラの選び方のポイントやカメラの種類、おすすめのメーカーをご紹介します。
カメラを何も知らなくても、この記事を読めばあなたにあったカメラ選びができるようになるので、ぜひ参考にしてみてください!
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動画クリエイターのカメラ選びのポイント5選

まずはカメラ選びのポイントをお伝えします。
動画撮影をするなら押さえておきたいポイントを5つ厳選しました。
「どの基準でカメラを選んだらよいか不安……」という人は、参考にしてみてください。
イメージセンサーのサイズは何か
イメージセンサーとは、レンズから入ってきた光を電気信号に変えるパーツのことで、カメラの画質を決める重要な部分です。
イメージセンサーのサイズには、一般的には「フルサイズ」と「APS-C」の2種類があり、フルサイズの方が高画質ですが、値段も高くなります。
動画撮影初心者だと、価格帯に幅があるAPS-Cサイズがおすすめです。
撮影に慣れてきて高画質のものを撮りたいと思ったら、フルサイズも検討してみてください。
フレームレートの数値がどれくらいか
フレームレート(fps)とは、1秒間の動画で見せる静止画の枚数のことです。
パラパラ漫画をイメージするとわかりやすいですが、めくる枚数が少ないほど動きがカクつき、多いほどなめらかになりますよね。
つまり、1秒間にたくさんの静止画を撮れるほうが高画質な動画に仕上がります。
一般的に自然な動きに見えるのは、30fps(1秒間に30枚の静止画を撮影)です。
撮影するときは、このフレームレートも意識してみてください。
また、スポーツなどの激しい動きを撮影する場合は、ほとんどのモニターのコマ数上限である60fpsにするのがおすすめです。
一般的にフレームレートが高くなると、データ容量も大きくなるので、保存容量や処理能力なども考慮しながら選びましょう。
手ブレ補正があるか
手持ちで動画撮影をおこなうなら、手ブレ補正は必須です。
手ブレ補正には「レンズ内手ブレ補正」と「ボディ内手ブレ補正」の2種類があります。
それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
レンズ内手ブレ補正 | ボディ内手ブレ補正 | |
重さ | 重い | 軽い |
確認方法 | ファインダー | 撮り終わった動画 |
レンズ | 手ブレ補正があるレンズのみ | 装着できる全てのレンズ |
角度ブレ | ◯ | ◯ |
シフトブレ | ◯ | ◯ |
回転ブレ | × | ◯ |
レンズ内手ブレ補正は、レンズ自体に手ブレ補正機能をつけているので、どうしてもサイズが大きくなり重さも重くなってしまいます。
もちろん、手ブレ補正がついてないレンズよりも高値にもなります。
そのため、動画撮影初心者ならボディ内手ブレ補正のほうがおすすめです。
ボディ内手ブレ補正なら、どんなレンズでも装着できて安定的に撮影できるうえに、重さも軽いので、女性でも撮影しやすいですよ。
どちらかがよいというわけではなく、ボディ内とレンズ内の手ブレ補正を組み合わせることで、より効果的に手ブレを軽減できます。
撮影する場面に合わせて、手ブレ補正の種類を選んでみてください。
液晶モニターが可動式か
一眼レフで撮影する場合は、液晶モニターが可動式だと便利です。
液晶モニターの角度が変えられると、ハイアングルやローアングルなど、さまざまなアングルで撮影できます。
可動式モニターは「チルト式」と「バリアングル式」の2種類です。
チルト式はモニターが上下に動き、バリアングル式はモニターが上下左右に動きます。
バリアングル式は、チルト式よりさまざまな角度で撮影でき、自撮りもしやすいのがメリットです。
モニターの可動によって値段や重さが変わることはないので、追加機能として考えてみてください。
オートフォーカスの性能はよいか
ピントが常に移動し続ける動画撮影では、オートフォーカスの性能は重要なポイントです。
フォーカスとは、焦点(ピント)を合わせることを表します。
フォーカスには、オートフォーカス(AF)とマニュアルフォーカス(MF)があり、オートフォーカスは自動で、マニュアルフォーカスは手動でピントを合わせることいいます。
オートフォーカスは、ピントを合わせるスピードや精度はもちろんですが
- 顔認証
- タッチパネルでのフォーカスの移動
- 被写体フレームから外れた際の感度
- フォーカススピード
このような細かい調整ができるとよりよいでしょう。
慣れてきたらマニュアルフォーカスのほうがよいですが、少しハードルが高いので、初心者はオートフォーカスがおすすめです。
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動画撮影できるカメラの種類は?それぞれの特徴を解説!
次に、動画撮影ができるカメラの種類を紹介します。
種類ごとに特徴を説明しているので、あなたが撮影したい映像や場面に合わせてカメラを選んでみてください!
一眼レフ・ミラーレス一眼
まずは、一眼レフとミラーレス一眼について説明します。
一眼レフとミラーレス一眼の大きな違いは、カメラの内部構造です。
一眼レフはカメラ内にミラー構造があるのですが、ミラーレス一眼にはミラーが存在しません。
そのためミラーレス一眼は、一眼レフよりも軽量で持ち運びしやすいのが特徴です。
今は画質も一眼レフに劣らないので、ミラーレスでも十分きれいな映像が撮影できます。
一方で、一眼レフは高画質・高性能で、レンズの種類が多いことが特徴です。
しかし、性能を優先すると、コンパクトさは重要視されないため、カメラ本体は重く、大きさは大きくなります。
ミラーレス一眼は旅行や街歩きなどの持ち運びが多い場合に向いており、一眼レフはプロ並みの高画質な映像やドラマチックな映像を撮りたい場合に向いています。
しかし、どちらも長時間の撮影は難しいので、予備のバッテリーを準備しておくとよいでしょう。
ビデオカメラ
ビデオカメラは、文字通り動画を撮るためのカメラなので、撮影の際の操作が簡単です。
また、一眼レフに比べて低価格なのも特徴です。
動画用のカメラなので、
- 30分以上の長時間撮影
- 内蔵マイクの性質
- 手ブレ補正
このような動画撮影に必須な要素は兼ね備えています。
しかし、一眼レフに加えてイメージセンサーのサイズが小さいので、背景をぼかす表現や暗いところでの撮影には向いていません。
高画質な映像が求められる映像作品の際は、ビデオカメラではなく一眼レフかミラーレス一眼を使用しましょう。
アクションカメラ
アクションカメラを使用すると、ダイナミックで迫力のある映像を撮ることができます。
アクションカメラの特徴は、小型で軽量かつ耐久性に優れていることです。
手持ち撮影はもちろん、マウントオプションを交換すると、自転車やサーフボード、ヘルメットなどにも取り付けられます。
ズーム機能や背景ぼかし機能はないですが、広い画角で撮影でき、手ブレ補正機能が優れた機種も発売されています。
名前のとおり、動きのある映像を撮るのに向いているので、Vlogの撮影にもよく使用されています。
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)
コンパクトデジタルカメラの特徴は、ポケットや小さいバッグにも簡単に入るコンパクトさです。
また、一眼レフなどに比べて、操作も簡単で価格もそれほど高くありません。
一般的に一眼レフより画質は劣ってしまいますが、コンデジでも上位レベルなら4K撮影や背景のぼかし機能など、一眼に劣らない機能を持つモデルもあります。
このカメラも長時間の連続撮影には不向きなので、手軽にサッと日常の風景を撮影したい人におすすめです。
スマートフォン
最後はスマートフォンです。
最近、スマートフォンのカメラでもデジタルカメラに劣らない性能を持っているものが増えてきました。
ある程度の基本設定もオートでやってくれるうえに、いつも使っているスマートフォンなので操作や持ち運びも簡単です。
スマートフォンで動画撮影をするときは、データの保存容量とバッテリー消費量の大きさに気をつけてください。
長時間撮影するなら、予備バッテリーを準備したほうが安全ですよ。
また、スマートフォンでも十分動画撮影はできますが、本格的に動画制作をするならスマートフォンでは不都合なことも出てくるでしょう。
慣れてきたらカメラの購入も検討してみてください。
動画撮影用カメラのおすすめメーカーとモデルを紹介!
最後に、おすすめのメーカーとそれぞれのモデルをご紹介します。
今回紹介するのはメーカーのなかの一部のモデルなので、ぜひ他のモデルも調べてみてくださいね。
Canon
Canonは、コンパクトカメラ・一眼レフ・ミラーレス一眼などの各部門でトップシェアを占めており、シネマカメラなどの映像用カメラも展開しています。
カメラに詳しくない人でも知っているような有名な映像機器メーカーですね。
Canonのカメラは、「デュアルピクセルCMOS AF」を採用しているので、動画撮影時に高速で被写体にピントを合わせてくれます。
モニターでも高精度のAFが使用できるので、安定して動画を撮影できます。
今回紹介するCanonのおすすめのモデルは、以下の2つです。
EOS 90D
引用:Canon
APS-Cサイズの一眼レフです。
APS-Cサイズではトップクラスの3250万画素であり、4Kの動画も撮ることができます。
また、従来のモデルよりも電池の持ちがいいというメリットもあります。
CanonのAPS-Cサイズのカメラならこれ!というモデルです。
EOS 6D Mark II
引用:Canon
フルサイズの一眼レフです。
これはフルサイズ一眼レフのなかでも、「フルサイズカメラの入門編」のモデルとして知られています。
他のフルサイズ一眼レフよりも小型で軽量かつ、シンプルなボタン配置なので操作も簡単です。
高画質でありながら、フルサイズとしては低価格なモデルなので、フルサイズのカメラに憧れているならおすすめですよ!
Nikon
Nikonは、一眼レフでCanonに次ぐシェア2位を獲得する光学機器メーカーです。
Nikonのカメラの特徴は耐久性です。ハードに使用しても故障しにくいので、屋外での撮影をしたい方におすすめです。
また、Nikonは1959年以来レンズマウントを変更していないので、新しいモデルの本体にも数十年前のオールドレンズを装着できます。
そのため、動画撮影でもオールドレンズのレトロな雰囲気が楽しめますよ。
今回紹介するNikonのおすすめのモデルは、以下の2つです。
D500
引用:Nikon
APS-Cサイズの一眼レフです。
このモデルは、フルサイズのD5モデルと同じオートフォーカスを搭載しており、撮影範囲を高密度にカバーしてくれます。
本格的な映像作品を撮りたい、ハイアマチュアにおすすめのモデルです。
D780
引用:Nikon
フルサイズの一眼レフです。
このモデルは、Nikonの一眼レフの良さを合わせた、「いいとこどり」なカメラといわれています。
画質、オートフォーカス、4K撮影など、動画撮影に必要な要素は網羅しているので、プロ級の映像作品を作りたい人におすすめです。
SONY
写真はCanon、映像はSONYといわれているほど、SONYのカメラは映像業界で主流です。
また、SONYは、業界初「フルサイズミラーレス一眼」を開発したことで話題になりました。
フルサイズのイメージセンサーは、本来一眼レフにしか搭載できなかったのですが、2013年にSONYはミラーレス一眼にフルサイズイメージセンサーを搭載し発売しました。
つまり、SONYのカメラは、一眼レフでもミラーレスでも高画質・高性能なカメラなので、どちらで撮影してもドラマチックな映像作品が撮れます。
今回紹介するSONYのおすすめのモデルは、以下の2つです。
α6600
引用:SONY
APS-Cサイズのミラーレス一眼レフです。
これは、SONYのAPS-Cサイズミラーレス一眼レフのなかでは最上位モデルといわれています。
手ブレ補正やオートフォーカスはもちろん、フルサイズのようなノイズの少ない写真を撮ることができます。
高機能なほど値段は高くなってしまうので、プロ級の映像作品を撮りたい人は挑戦してみてください。
α7Ⅱ
引用:SONY
フルサイズのミラーレス一眼レフです。
最初に説明したように、SONYはミラーレス一眼に初めてフルサイズイメージセンサーを搭載したことで有名なのですが、そのフルサイズミラーレス一眼の初代モデル、α7の後継モデルです。
このモデルは、フルサイズの高画質でありながらも、ミラーレス一眼レフなので値段が安いという特徴があります。
中古なら10万円以下のものもあるので、最初からフルサイズの画質を体験したいという初心者の方にもおすすめですよ!
RICOH
RICOHは、あまり聞きなじみがないかもしれませんが、1936年創業の歴史のある光学機器メーカーです。
2011年には、日本で初めて一眼レフを発売した「PENTAX」を傘下に入れているので、カメラの名前はPENTAXになっています。
RICOHのカメラは、安価なモデルでも耐久性に優れており、アウトドアの撮影でも心配なく使用できます。
そんなRICOHのおすすめのモデルは、以下の2つです。
PENTAX K-1 Mark II
引用:RICOH
フルサイズ一眼レフです。
このモデルの特徴は、リアル・レゾリューション・システムが手持ちカメラでも対応できるようになったことです。
このリアル・レゾリューション・システムとは、簡単にいうと画像を少しずつずらして撮影したものを合成することで、超精細な写真を生成するシステムのことです。
このシステムによって、動いている被写体だとしても、高画質な映像作品を撮ることができます。
PENTAX KP
引用:RICOH
APS-Cサイズの一眼レフです。
このモデルは、APS-Cサイズなのに高感度性能のISO819200です。
桁外れな数値なので、真っ暗な夜でもノイズがほとんどない写真を撮ることができます。
耐久性も優れているので、アウトドア撮影にもぴったりな、オールラウンダーなカメラです。
Panasonic
Panasonicは、日本で初めてミラーレス一眼レフを発売したことで有名であり、ミラーレス一眼レフへのこだわりが特徴です。
そのため、Panasonicのカメラの多くは、高画質なのに軽量で持ち運びが簡単です。
それぞれのシリーズに強みがあるので、目的と用途に合わせて選ぶことができます。
またレンズは、レンズメーカーとして人気を誇るライカカメラ社と共同開発されたものなので、幅広い表現力の高性能・高品質を体感できます。
今回紹介するPanasonicのおすすめのモデルは、以下の2つです。
LUMIX DC-GH5
引用:Panasonic
4/3型のミラーレス一眼レフです。
4/3型はフォーサーズセンサーといわれており、コンパクトデジタルカメラと同じ3:4の縦横比を採用しているセンサーです。
このモデルの特徴は、動画録画の時間制限がないことです。
今では多くのカメラで長時間撮影ができますが、当時は動画撮影といえば30分で切れてしまうのが一般的でした。
しかし、このモデルで放熱設計をより向上させたことで、時間無制限を実現しました。
動画撮影のカメラで名前が上がらないことがないモデルです!
LUMIX DC-S1
引用:Panasonic
フルサイズのミラーレス一眼レフです。
静止画でも動画でも高画質を実現できるのがこのSシリーズの特徴なのですが、より動画記録に重きを置いているのがこのモデルです。
またこのモデルは、発売当時では世界で初めて4K/60p動画記録に対応し、激しい動きをする被写体でも滑らかな動きで撮影できます。
プロのような美しい映像を取りたい人はおすすめですよ!
まとめ
今回は、動画クリエイターになる前に必要なカメラについて、選び方のポイントや種類、メーカーとモデルをご紹介しました。
動画撮影用のカメラを買うなら、
- イメージセンサーのサイズは何か
- フレームレートの数値がどれくらいか
- 手ブレ補正があるか
- 液晶モニターが可動式か
- オートフォーカスの性能はよいか
この5つのポイントさえ押さえれば、間違いはありません。
メーカーごとの特徴やモデルも紹介したので、これを参考に自分の撮りたい映像に合うカメラ選んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。