近年、働き方改革や新型コロナウイルスの影響で、リモートワークやフレックスタイム制度など多様な働き方が認められるようになりました。
「在宅ワーク」もその1つです。
「在宅ワークは育児や介護と仕事を両立させやすそう」
「通勤の時間やストレスから解放されたい」
人それぞれですが、在宅ワークに憧れを抱く人も少なくありません。
しかし、インターネットで「在宅ワーク」を検索すると「在宅ワーク やめたほうがいい」「在宅ワーク 厳しい」などネガティブな検索結果も多いです。
このようなキーワードを目にして、尻込んでしまう人も多いでしょう。
この記事では、在宅ワークに憧れがあるものの少し不安に感じている人に向けて、WEBライターとして在宅ワークをしている筆者が在宅ワークの現実や真相、「やめたほうがいい」と言われる理由などについて余すところなく解説します。
この記事を読み終わる頃には、在宅ワークの現実がより具体的にイメージできるようになっているはずです。
そこから在宅ワークができる仕事に転職するかどうかを考えてみてください。
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在宅ワークはやめた方がいいと言われる7つの理由と真相
インターネットで「在宅ワーク」を検索すると「やめたほうがいい」「厳しい」などネガティブなフレーズも登場します。
在宅ワークはやめたほうがいいと言われている理由は、主に下記の7つです。
- 思うように稼げないから
- 収入が安定しないから
- 集中できないから
- 人間関係を築くのが難しいから
- 生活と仕事のメリハリがつきにくいから
- 確定申告が大変だから
- 在宅ワークは悪質な仕事や業者が多いから
ここではこれらの理由を、筆者の経験に基づいて1つずつ検証していきます。
これを読めば、在宅ワークに対する誤ったイメージを払拭できるとともに、在宅ワークに対する印象を変えることができるようになるでしょう。
思うように稼げないから
在宅ワークは「雇用型」と「自営型」の2種類に分かれます。
前者は会社や官公庁などに正社員、派遣社員、委嘱、アルバイトなどの立場で属す形態です。後者は個人事業主や家庭内職をしている人々を指します。
「雇用型」であれば、求人票に給料が記載されているため収入の目処がつきやすいです。
しかし、「自営型」の在宅ワークは、自分で営業をして仕事を見つける努力をすることが求められるので、思うように稼げないと考えられているのです。
筆者も「自営型」の在宅ワークをしていますが、フリーランスとして活動してから数ヶ月は中々稼げませんでした。
最初の2〜3ヶ月は月に5〜10万円ほどで、通帳の残金とにらめっこの日々を送っていたのを今でも覚えています。
しかし、その状態が続くわけではありません。2〜3ヶ月営業していると、営業のコツやノウハウ、さらには単価や時給の交渉術がわかってきます。
私は、最初の数ヶ月を過ぎると収入がグンと伸びました。現在はフリーランス2年目ですが、毎月20万円以上は安定して稼げています。
収入が安定しないから
企業に雇われている場合は、時給制や月給制であることが多いです。
月の収入の目安が分かり、収入が安定しています。
しかし、「自営型」の在宅ワーカーの場合は、月々の収入はあなたの努力または、取引先次第であるため、月々の収入が安定せず不安になることが多いと言われています。
確かに収入は安定しないため、不安に感じることがあります。
筆者も毎月20万円ほど稼げるようになりましたが、それでも「来月の収入がゼロなのではないか」という不安がゼロになることはありません。
しかし、この不安を払拭するための方法も存在します。それは次の3つです。
- 複数の取引先を持つこと
- 新しい仕事・良い条件の案件がないか探し続けること
- 最後は最低半年分の生活費を貯金しておくこと
常に新しい仕事やより良い条件の案件がないか探し続けることで、「取引先に切られるかも」とビクビクするのではなく、「仕事がいっぱいになったら、こっちから取引先を切る」というかなり強気な姿勢でいられるようになりました。
つまり、不安がだいぶ軽減されるようになったということです。
複数のクライアントも持っているのも大切。クライアントが複数いれば、1つのクライアントと契約が切れたとしても焦ることはありません。
また、仕事を取る面ではなく、最低半年分の生活費を貯金しておけば、生活の心配もなくなりますよ。
集中できないから
家で仕事していると誘惑が多いため、集中しづらいです。
特に小さなお子さんがいる家庭では、邪魔をされて仕事が捗らないといったこともあるでしょう。
しかし、あなたの工夫次第で変えることは可能です。
たとえば、筆者の場合は、集中力を維持するために1時間おきにデスクから離れて家事をしたり、ヨガや筋トレをして身体を動かしたりして気分転換を図っています。
仕事部屋に誘惑が多い場合は、部屋の片付けをしましょう。
お子さんが家にいる場合は、子どもに邪魔されない時間にしっかりと作業できるように生活を変えたり、コワーキングスペースや図書館など近所の施設を有効活用したりすることがおすすめです。
人間関係を築くのが難しいから
在宅ワーク中は、WEB会議やチャットなどオンラインツールを使ってクライアントや上司、同僚とコミュニケーションをすることが一般的です。
社内コミュニケーションの場であったランチや飲み会もほとんどないため、人間関係を築くのは確かに難しいです。
同僚との愚痴の言い合いや日常会話がリフレッシュする機会であった人にとっては、これは耐え難いことかもしれません。
そのような人が在宅ワークを始めると孤独やストレスを感じてしまうでしょう。
しかし、コミュニティやサロンに参加することで自分と同じ立場の人と人間関係を築くことができます。
SNSやGoogleで「職種 サロン」と検索してみてください。さまざまなサロンやコミュニティがヒットするはずです。
自分と同じ立場の人と人間関係を築くことができるとともに、勉強会が開催されたり、場合によっては仕事がもらえたりするので、これらのサロンやコミュニティへの参加は役に立つでしょう。
生活と仕事のメリハリがつきにくいから
在宅ワークは普段生活をしている空間で仕事をするため、着替えや化粧をせずに私服やパジャマで作業している人もいるかもしれません。
また、仕事をしながら家事や育児も同時並行で行っている場合、マルチタスクになってしまい、作業効率が下がります。
このような理由から、在宅ワークは生活と仕事のメリハリがつきにくいと思われがちです。
筆者も在宅ワークを始めたばかりの頃はオンとオフの切り替えをするのに苦労しました。
しかし、今では「今日の仕事は7時まで。それ以降はやらない」と決めたり、休みの日は外出して仕事のことは完全に忘れるようにしたりと工夫をすることで、メリハリのある生活をするように心がけています。
つまり、工夫次第で、オンとオフを明確につけられるということです。
確定申告が大変だから
「確定申告」とは1月1日から12月31日までの1年間の所得と、それに対する所得税を計算して精算するための手続きです。
会社員の場合は、「源泉徴収」として毎月自動で天引きされていましたが、「自営型」の在宅ワーカーの場合は、自分で計算して国に所得税を納める義務があります。
確定申告をやらないと「延滞税」がかかったり、場合によっては「脱税」として扱われて罰金刑などの刑罰が課されたりすることがあります。
確定申告は確かに面倒ではありますが、freeeや弥生会計などの会計ソフトを使用すれば比較的簡単に確定申告をすることが可能です。
もし、経済的に余裕があって自分で確定申告をしたくない場合は、税理士に代行を依頼することもできます。
その際にかかる費用はおよそ10〜15万円です。
在宅ワークは悪徳な仕事や業者が多いから
在宅ワークは悪徳な仕事や業者が多いからやめたほうがいいと考える人がいます。
これは「イエス」とも言えるし、「ノー」とも言えるというのが筆者の答えです。
筆者は在宅ワークを始めたばかりの頃は、クラウドワークスを使って手当たり次第案件に応募していました。
興味がある仕事ややりたい仕事があっても、クライアントが「この人になら任せられる」と思ってもらえるような実績や安心感がないと、応募しても通過できません。
つまり、仕事や案件を獲得するには、クライアントからの高評価や実績、そして数多くのポートフォリオを提示する必要があります。
そのため、実績作りのために、文字単価が0.1円などの安い案件でも引き受けていました。
しかし、さまざまな仕事を引き受けているうちに、悪徳な業者やクライアントも多いことに気づきました。
今では悪徳な業者や仕事をある程度見極められるようになったので、嫌な思いをさせられることはほとんどありませんが、実際に悪徳な仕事や業者は多いです。
筆者の経験からすると、悪徳な業者や仕事には下記のような特徴があります。
- 「簡単」「高報酬」というフレーズが入っている案件や仕事
- 採用に至るまでのテストが極端に安い仕事
- コミュニケーションがスムーズでなく遅い相手
- 態度や発言が高圧的で、あなたを「下請け」のように扱ってくる相手
- LINE IDなど個人情報を尋ねてくる相手
悪徳な業者や仕事を見極められるようになると、あなた自身の時間や労力を消耗することなく、楽しく仕事ができるようになるでしょう。
在宅ワークは悪徳な業者や仕事も多いものの、自分で見極められるようになると被害を受けることがなくなるため、「イエス」でもあり「ノー」でもあるということです。
在宅ワークの5つのメリット
前章では在宅ワークをやめたほうがいいと考えられている理由について解説しました。ここまでは在宅ワークのデメリットばかり見てきましたが、もちろんメリットも多いです。
そのため、ここでは筆者の経験をもとに在宅ワークを始めることで得られるメリットを紹介してきます。
- 空き時間を有効活用できる
- 好きな時間や場所で働ける
- 人間関係のストレスが少ない
- プライベートを大切にできる
- スキルアップができる
デメリットだけではなく、メリットも把握して「在宅ワークを始めるか」納得できる判断をしましょう。
通勤時間をなくすことができる
まず、通勤時間をなくすことができるのは、在宅ワークのメリットです。
筆者は在宅ワークを始める前にオーストラリアの会社に勤めており、通勤していました。
オーストラリアは新型コロナウイルスの影響でロックダウンをする機会が多かったため、必然的に在宅ワークになることが多かったです。
在宅ワークを通じて感じたことは「通勤ほど1日の中で無駄で非生産的な時間はない」ということでした。
自宅から職場までの距離が遠い人はなおさらでしょう。
在宅ワークであれば、通勤に使っていた時間を家族との団らんの時間に充てたり、睡眠を多めに取ったりと有効活用することができます。
実際、NTTドコモモバイルが2021年に実施した「テレワークのメリットとデメリットに関する調査」によると、「テレワークのメリット」として「通勤時間を有効活用できるようになった」という回答が最も多く、50.7%を占めていたそうです。
好きな時間や場所で働ける
在宅ワークは仕事にもよりますが、パソコンとインターネット環境があればいつでもどこでもできる仕事が多いです。
病院の待ち時間や寝る前のちょっとした空き時間など好きな時間や場所で働けます。
私自身も在宅ワークをしながら、家事や筋トレ、オンライン英会話などさまざまなことをしていますが、スキマ時間も有効に使えているため1日8時間程度は働けています。
また、筆者は以前留学していたときに、オーストラリアから在宅ワークで日本のクライアントや取引先と仕事をしていました。
時差の問題があるかもしれませんが、世界に飛び立つこともできます。
最近で、「ノマドビザ」というネット環境とパソコンさえあれば、場所を問わず働けるノマドワーカー向けにビザを発行している国もあるそうです。
毎日会社に通勤となると、通勤のしやすさや通勤時間を考慮しながら居住地を決める必要がありますが、在宅ワークの場合そのような必要は一切ありません。
自分が好きな場所、好きな時間に働けるため、非常に柔軟性の高い働き方を実現できます。
人間関係のストレスが少ない
筆者自身が在宅ワークの最大のメリットを挙げるとしたらこれです。
在宅ワークになってから人間関係のストレスから解放されました。
会社に勤めている場合、同僚や上司は選べません。時には我慢が必要なこともあるでしょう。その我慢がストレスになることもあります。
しかし、在宅ワークは基本的には「個人プレイ」です。
クライアントや取引先とのコミュニケーションもありますが、基本的にはチャットやWEB会議などのオンラインツールを活用したコミュニケーションであるため、深い人間関係が構築されることはあまりありません。
もし嫌なクライアントや取引先に当たっても、こちらから離れれば良いのです。
自分にとって働きやすい人と働けるのは素晴らしいことであることを身をもって学びました。
プライベートを大切にできる
在宅ワークの場合出社する必要がないため、通勤はもちろん通勤のための身支度の時間も節約でき、時間にも心にも余裕が生まれます。
つまり、家族や子どもとの時間が生み出されるため、ワークライフバランスが取れてプライベートを大切にできるようになるでしょう。
また、体調不調のように突発的な出来事が発生しても休みが取りやすく、自分の都合に合わせてスケジュールを管理することもできます。
スキルアップができる
在宅ワークは、下記のようなスキルを身につけることができます。
- WEB会議やチャットなどのオンラインツールの使用
- 非対面でコミュニケーションを円滑に行うためのスキル
- チームの共同作業用のプラットフォームの使用
これらのスキルやソフトはオフィスで働く場合は使用しないことが多いです。
また、より多くの仕事や案件を受注するために、スキルをさらに向上させようと自ら進んで努力するでしょう。
スキルアップできると自分に自信を持てたり、仕事にやりがいを持てたりすることにつながります。
そして、仕事に関するスキルがアップしたり対応できる業務の範囲が広がったりすると、仕事の選択肢が広がり、時給や単価の交渉もできるようになるでしょう。
会社に勤めていた時よりも、高給になる可能性も十分にあります。
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在宅ワークに向いているか判断するためのチェックポイント
在宅ワークを始めるか判断する上では「自分に在宅ワークが向いているか」も気になるところだと思います。
そこで、ここでは、筆者の経験に基づいて、在宅ワークをやめたほうがいいか判断するためのポイントについて紹介します。
下記の6点がチェックポイントです。
- 連絡はマメにできるか
- 時間の管理はできるか
- 自発的に行動できるか
- 文章での意思疎通は得意か
- 在宅ワークの大変さを理解しているか
- 孤独を感じやすくはないか
ここではそれぞれのチェックポイントについて詳しく解説します。
在宅ワークを始める前にこれらのポイントを確認しておくことで、ミスマッチや後悔するのを防ぐことにつながるでしょう。
連絡はマメにできるか
在宅ワークでは、同僚や上司、そしてクライアントとのコミュニケーションはWEB会議やチャットで行うことが一般的です。
オフィスでの勤務とは異なり、毎日顔を合わせているわけではないため、こまめな「報告・連絡・相談」が求められます。
トラブルが発生したり、相手からの信頼を失ったりするリスクがあることから、密なコミュニケーションは非常に大切です。
小さなことであっても報告・連絡・相談すること、そして、相手からのメールやメッセージに24時間以内に返信することができる人が在宅ワークに向いています。
時間の管理ができるか
オフィスで勤務する場合は、上司や同僚の目があるため緊張感を持って仕事に取り組むことができますが、在宅ワークの場合は異なります。
自分の快適な環境で、周りの目をあまり気にすることなく自分のペースで仕事をすることが可能です。
これはメリットではありますが、逆に言うと自分で時間やスケジュールの管理ができないといけません。
時間の管理ができないと、ダラダラと仕事をしてオンとオフの切り替えができなくなってしまったり、納期までに仕事を完了させることができなかったりするからです。
在宅ワークを始めるか判断するときには、自分が時間管理をしっかりできる人かも考えましょう。
自発的に行動できるか
在宅ワークで仕事をしていると、疑問が出てきて作業が止まってしまうことがあります。
オフィスで勤務している場合は、すぐに周囲に助けを求めることができますが、在宅ワークの場合はそうではありません。
分からないまま放置して指示やアドバイスを待つのではなく、こちらから積極的にアクションをとる必要があります。
また、「自営型」の在宅ワークをする場合は、新しい仕事や案件を獲得するためにクラウドソーシングサイトや求人サイトなどを活用して、自ら積極的に営業活動をすることが必要です。
営業活動をしないと、収入が安定しないばかりか、収入が途絶えてしまうリスクもあります。
自分を売り込むための行動ができる人は、在宅ワークを成功させやすいでしょう。
文章での意思疎通は得意か
上記にもありますが、在宅ワークでは、同僚や上司、そしてクライアントとのコミュニケーションはWEB会議またはチャットを使うことが一般的です。
そのため、相手とスムーズなコミュニケーションを取るためには文章での意思疎通が得意であることが求められます。
つまり、文章でのやり取りを面倒に感じることなく迅速に返信ができること、そして相手に誤解や不快感を与えないような文章でのやり取りができることが大切です。
在宅ワークの大変さを理解しているか
在宅ワークに興味がある理由が「楽そうだから」という理由である場合は、在宅ワークはおすすめできません。
確かに、在宅ワークは通勤が不要で、いつでもどこでも自分が働きやすい場所で働けるという働き方です。
しかし、在宅ワークには下記のような大変さやデメリットもあります。
- 仕事をする環境が整っていないため、自分で整備する必要がある
- 家事や育児と両立させる場合は、仕事時間の確保が難しい
- 孤独感や疎外感を持つことがある
- オンとオフの切り替えが難しい
- 運動不足になりがちである
これらの点を理解しないで、安易に在宅ワークを始めてしまうと「こんなはずではなかった…」と後悔することにもつながりかねないため、自分に向いているかどうかをよく考えてから在宅ワークを始めるようにしましょう。
孤独を感じやすくはないか
煩わしい人間関係から解放されることが在宅ワークのメリットではありますが、希薄な人間関係を寂しく感じる人もいます。
在宅ワークでは対面でのコミュニケーションをする機会が少ないことから、社内や社外で人間関係を構築するのは難しく、場合によっては孤独感や疎外感に苛まれることもあるかもしれません。
そして、最悪の場合、その疎外感や孤独感がストレスや精神疾患につながることもあるため、この点は軽視してはいけない点です。
1人でコツコツと作業をすることに孤独を感じそうな人の場合は、在宅ワークは不向きであると言えます。
在宅ワークの仕事の始め方と進め方
次に自営型の在宅ワークの仕事の始め方と進め方について説明します。
大まかな流れを押さえておけば、スムーズに在宅ワークを始めることができるでしょう。
下記の6つのステップで仕事を行います。
- 在宅ワークの準備を始める
- 在宅ワークできる求人情報を収集する
- 求人情報を分析する
- 仕事を受注する
- 契約して仕事を始める
- 仕事を納品して完了する
それぞれのステップについて詳しく解説します。
Step1: 在宅ワークの準備を始める
まずは在宅ワークの準備を始めましょう。やることは3つあり、下記の通りです。
- 在宅ワークに必要な機材や環境を整える
- 持っているスキルでできる仕事を考えるor新しくスキルを習得する
- ポートフォリオを作成する
在宅ワークに必要なパソコン、インターネット環境、そして作業スペースの確保などの準備を進めてください。
その後、自分のこれまで身につけてきたスキルや知識を活かせる仕事について考えます。すでに知識やスキルがある仕事の場合は、仕事を受注しやすいです。
特にそのようなスキルや知識がない場合は、未経験者歓迎の仕事をこなしながら、独学やスクールに通学してやりたい仕事をするために必要なスキルや知識を身につけましょう。
そして、ポートフォリオの作成をします。ポートフォリオとは「成果物」や「作品」のことです。
たとえば、WEBライターの場合は、自分のブログやこれまでに執筆したコラムやWEB記事のURLがポートフォリオに該当します。
ポートフォリオを作ってクライアントに示すと、あなたのレベルが相手にわかるため仕事を受注しやすくなるでしょう。
Step2: 在宅ワークできる求人情報を収集する
つづいて、在宅ワークできる求人情報を収集します。
下記の表は在宅ワークにおすすめの求人サイト、またはクラウドソーシングサイトをまとめたものです。
求人・クラウドソーシングサイト | 特徴 |
Indeed | 毎月280万件の求人が追加される国内最大規模の求人サイトです。一般的なオフィス勤務の求人だけでなく、在宅ワークの求人も多数掲載されています。 |
Wantedly | 転職サイトのように企業の求人を検索できるサービスです。一般的な求人サイトとは異なり、選考前に企業の担当者と直接話をすることができます。 |
CrowdWorks | オンラインで完結する仕事が探せるクラウドソーシングサイトです。WEBライターやデータ入力など200種類以上もの仕事が掲載されています。毎日新しい仕事や案件が紹介されるため仕事を見つけやすいです。 |
Lancers | Crowdwokrs同様にオンラインで完結する仕事が探せるクラウドソーシングサイトです。経験値が上がると企業側から直接オファーやスカウトが来ることもあります。 |
ママワークス | 主婦向けの求人サイトです。育児や家事で忙しい主婦でもできる仕事、つまり在宅ワークが豊富に揃っています。 |
求人サイト以外にもSNSで仕事を募集していたり、業界イベントの交流を通じて仕事を得られたりすることもあります。
また、自分から顧客に積極的にアプローチするのも手です。
さまざまなプラットフォームを活用して、求人情報を収集しましょう。
Step3: 求人情報を分析する
Step2で紹介した方法やプラットフォームで気になる求人が見つかったら、求人情報の分析に移ります。
下記のように、条件やクライアントの評判などをリサーチしましょう。
- 報酬
- 納期
- 求められるスキル
- 業務内容
- 過去の取引先
- レビューや口コミ
これらの情報を事前にリサーチしておくことで、採用後にミスマッチを防ぐことにつながりますよ。
Step4: 仕事を受注する
Step3で求人情報を分析してみて、特に問題がなさそうであれば応募します。
クラウドソーシングサイトや直接営業する場合は、自分をアピールする提案文を作成してください。
提案文には、Step1で作成したポートフォリオを掲載したり、そのリンクを記載したりすることをおすすめします。
相手もあなたに興味を持ってくれれば、面談や打ち合わせの機会を設定してもらえるでしょう。
クラウドソーシングサイトの場合は、面談や打ち合わせ抜きで即採用ということもあります。
Step5: 契約して仕事を始める
そして、面談や打ち合わせを通して契約を結ぶことが決まったら、いよいよ仕事スタートです。
契約書がある場合は、契約書の内容を確認してから署名と押印するようにしましょう。
何かトラブルがあった際に、知らなかったでは済まされないからです。
Step6: 仕事を納品して完了する
クライアントから指定された納期までに仕事を完了させて、クライアントに納品したら完了です。
仕事の出来によっては、継続で仕事の依頼があるかもしれません。1つ1つの仕事に丁寧に全力で取り組むようにしましょう。
クラウドソーシングではなく一般の求人サイトから応募した場合は、毎月請求書を発行する必要があります。
請求書は取引先が指定するケースもあれば、自分で作成するケースもあります。請求書をどのように作成するか取引先に確認してください。
筆者は、取引先から特に指定がない場合は、MISOCAを使って請求書を作成しています。
MISOCAは月に10枚まで無料で請求書を作成できるサービスです。非常に簡単で、消費税や源泉徴収の計算まで全て自動で行ってくれます。
在宅ワークで成功するためのコツ
最後に在宅ワークで成功するためのコツについて紹介します。
下記の3点に気をつけましょう。
- 目的や目標を明確にする
- 目的や目標から仕事を選ぶ
- 上手くいっている人の真似をする
これらのコツを押さえることで、在宅ワークを成功させることはもちろん、スムーズに在宅ワークをスタートさせることができるでしょう。
ぜひ読んでください。
目的や目標を明確にする
目的や目標があると一生懸命取り組めるものです。目標や目的がないとダラダラと過ごしてしまう可能性があります。
それは在宅ワークであっても同じです。在宅ワークの目的や目標を明確にしましょう。
目的や目標を設定する際には下記の点に注意してください。
- 在宅ワークを通じてなりたい自分像をイメージして目標を設定する
- 最終目標を達成するためにスモールステップや短期間で達成できる目標を設定する
最終的な目標だけでなく、短期間でかつスモールステップで達成できる目標も設定することで、達成感や自信を持ちながら在宅ワークに取り組むことができるでしょう。
達成感や自信を持つことができると、仕事に対するモチベーションを維持することもできます。
目的や目標から仕事を選ぶ
つづいて、上記にある目的や目標を設定できたら、それらを達成するために自分がどのような仕事を在宅ワークでするべきか考えます。
働き方改革や新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークが浸透しました。
そのため、在宅ワークには下記のようにさまざまな仕事があります。
- データ入力
- 文字起こし
- 翻訳・通訳
- WEBライター
- エンジニア
- WEBデザイン
- 動画編集
- プログラマー
前項で説明した目的や目標を設定できたら、それらを達成するために自分がどのような仕事を在宅ワークでするべきか考えてください。
上手くいっている人の真似をする
在宅ワークで成功したいのであれば、上手くいっている人の真似をすることです。
筆者の場合は、活躍しているWEBライターのTwitterやInstagramをフォローしたり、kindle unlimitedで成功者の著作を読んだりして、上手くいっている人の真似をするように心がけました。
完全にコピーすることはできないまでも、自分に不足していることや、自分でもできそうなことが見えてくるはずです。
また、成功者の例を知ることで、在宅ワークに対する不安が解消されて仕事に対するモチベーションも上がるでしょう。
上手くいっている人の真似をして、あなたも在宅ワーク成功者の仲間入りをしましょう。
まとめ:在宅ワークであれば自由自在な働き方ができる!
この記事では、在宅ワークがやめたほうがいいと考えられている理由とその真相、在宅ワークをやめたほうがいいか判断するための基準、そして在宅ワークを成功させるためのコツや仕事の始め方について紹介しました。
在宅ワークはメリットだけでなく、デメリットもあります。
しかし、それはオフィスでの勤務も同じでしょう。
大切なのは自分に在宅ワークが向いているかです。
この記事では、筆者の経験に基づいた在宅ワークのメリットやデメリットについて赤裸々に紹介しました。
記事をしっかり読んでくれたあなたは、今在宅ワークの現実やイメージがより具体的に描けているはずです。
この記事を参考にしながら、自分が本当に在宅ワークに向いているかどうかを考えてみてください。
質問や感想があればご記入ください