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在宅ワークで人一倍稼げる資格18選|取得を後悔しがちな資格も紹介

在宅ワークで人一倍稼げる資格18選|取得を後悔しがちな資格も紹介

近年テレワークの普及もあり、在宅ワークをする人が増えてきていますよね。

これから在宅ワークをはじめようとしている方のなかには

「資格をとらなくても在宅ワークできるの?」
「在宅ワークに有利な資格って?」

このような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。

この記事ではそんな疑問を解決するために、

  • 在宅ワークにおける資格の必要性
  • 資格を取ることによるメリット
  • 正しい資格の選び方
  • 在宅ワークにおすすめの資格
  • 在宅ワークに使えるか慎重に考えるべき資格

をお伝えしていきます。

本文で詳しくお伝えしていますが、資格には取得しても仕事につながらないものもあります。

そのような資格を取って後悔しないように、今のうちに本当に役立つ資格を把握しておきましょう。

▼ ▼ 限定公開中 ▼ ▼

目次

在宅ワークに資格は必須?

「そもそも在宅ワークに資格って必須なの?」と疑問を持っている方も多いと思います。

結論、在宅ワークに資格は必須ではありません。

なぜなら、在宅でできる仕事のなかには、資格がなくても稼げるものがあるからです。

現に、資格なしで在宅ワークをしている方はたくさんいます。

ただ、これは資格を取るのが無駄だということではありません。

資格を取らないとできなかったり、資格を取ったほうが案件を取りやすくなったりする仕事があるのも事実です。

もし、あなたが「やりたい仕事がある」「できるならガッツリ稼ぎたい」と思っている場合は資格の取得を考えてみましょう。

必須ではないが有利になることもある

在宅ワークに資格は必須ではありませんが、資格を所持していることで他の応募者と差別化を図ることができ、結果として採用されやすくなることが期待されます。

下記の表は、独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表した「企業における資格・検定等の活用、大学・大学院等の受講支援に関する調査」の結果の一部です。

出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「採用にあたって『資格・検定の所持』を重視する企業の割合

業界や、採用形態によって大きく異なるものの、多くの業界で「資格や検定の所持」を採用時にチェックしていることが分かります。

これは在宅ワークであっても同じです。

資格取得は決して無駄ではなく、採用あるいは仕事や案件を受注する際に有利に働く可能性があります。

高収入を目指すには難易度が高い資格が必要

詳細は次章以降で説明しますが、資格を取得して高収入を得られる在宅ワークをするためには、下記のような難易度が高い資格にチャレンジすることが必要です。

  • 宅地建物取引士
  • 行政書士
  • 社労士
  • 公認会計士
  • 臨床心理士

これらの資格は、試験が1年に1回しか実施されなかったり、大学院を修了していることが受験資格であったりするため、取得までに数年ほどの時間がかかります。

できる限り短い期間で高収入を狙いたいのであれば、資格ではなくスキルが必要な仕事がおすすめです。

実際に以下の資料では、WEBデザインのスキルを身につけて高収入を実現した在宅ワーカーの例を紹介しています。

在宅ワークで高収入を目指している方は、ぜひ手に取ってみてください。

自分に合ったものが見つかる!在宅ワークの資格一覧

在宅ワークに活かせる資格について詳しく解説する前に、それぞれの資格に向いている人の特徴についてご紹介します。

下記の一覧表を参考にしてください。

高収入を狙える資格

特徴おすすめ資格
・不動産系の仕事に興味がある人
・在宅ワークで稼げる資格を取得したい人
・将来的に起業や独立を考えている人
宅地建物取引士
・法律系の仕事に興味がある人
・在宅ワークで稼げる資格を取得したい人
・責任感が強い人
行政書士
・細かい作業が得意な人
・在宅ワークで稼げる資格を取得したい人
・労働や年金などの問題に興味がある人
社労士
・数字に強い人
・責任感が強い人
・コツコツと地道に努力を続けられる人
公認会計士
・共感力が高い人
・客観的に物事を見られる人
・話しかけやすい人
JADP認定メンタル心理カウンセラー
・親身になって人の話を聞ける人
・困っている人を助けるのが好きな人
・誠実で包容力がある人
臨床心理士
スクロールできます
特徴おすすめ資格
・不動産系の仕事に興味がある人
・在宅ワークで稼げる資格を取得したい人
・将来的に起業や独立を考えている人
宅地建物取引士
・法律系の仕事に興味がある人
・在宅ワークで稼げる資格を取得したい人
・責任感が強い人
行政書士
・細かい作業が得意な人
・在宅ワークで稼げる資格を取得したい人
・労働や年金などの問題に興味がある人
社労士
・数字に強い人
・責任感が強い人
・コツコツと地道に努力を続けられる人
公認会計士
・共感力が高い人
・客観的に物事を見られる人
・話しかけやすい人
JADP認定メンタル心理カウンセラー
・親身になって人の話を聞ける人
・困っている人を助けるのが好きな人
・誠実で包容力がある人
臨床心理士

これらの一覧表を見ながら、「自分に合っているかも」と感じたら、該当する「資格の名前」の青文字(下線付き)をクリックしましょう。

資格の詳細情報が見られます。

【種類別】在宅ワークに活かせる資格18選

では、ここからおすすめの資格を具体的にお伝えしていきますね。

ガッツリ稼ぎたい人におすすめ!高収入を狙える資格

資格のなかには難易度は少し高いけれど、取得することで高収入を狙える資格があります。

在宅ワークでちゃんと稼ぎたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

宅地建物取引士

不動産の知識を身につけ、不動産の取引において「重要事項の説明」や「契約書への記名・押印」ができるようになるための資格です。

不動産の取引において「重要事項の説明」や「契約書への記名・押印」ができるのは宅地建物取引士だけなので、その需要はとても大きいです。

基本は不動産会社に入社して働くことになります。現在ではオンラインでの内見や契約が可能になっており、在宅でも十分働けます。

また、宅地建物取引士はフリーランスとして働くことも可能。独立を支援している企業もありますよ。

宅地建物取引士の資格を使った稼ぎ方と収入(報酬)

内容報酬の目安
宅建士として企業に入社20万〜25万円(月給)
フリーランスとして企業にリモート出社1000円〜2000円(時給)
不動産系記事の作成1円〜2円(文字単価)

難易度と必要な勉強時間

宅地建物取引士は民法の知識が必要になってくるので、難易度は比較的高いです。実際、合格率は15%〜20%とかなり低くなっています。

何度でも挑戦できますが、1発で合格したいという方は、宅地建物取引士に特化した講座を受けるのがおすすめです。

勉強時間はだいたい500時間くらいが平均です。毎日2時間するとしても250日(8ヶ月程度)かかりますね。

宅地建物取引士の資格を使った仕事に向いている人

大前提として、不動産関係に興味がない人は向いていません。

また、専門用語を簡単な言葉で伝える能力が求められるので、コミュニケーションが得意な人が向いていますね。

試験詳細

試験日10月の年1回実施
検定料8,200円※非課税
勉強方法・独学
・通信講座
・専門学校

>> 宅地建物取引士試験についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

行政書士

行政に提出する書類を代筆したり、その相談に乗ったりするために必要な資格です。

行政書士の資格を取ると、許認可申請書といったビジネス向けの書類から、遺言状といったプライベートにかかわる書類まで幅広く書けるようになります。

行政書士の仕事は書類の作成なので、どこでも仕事ができます。

行政書士事務所に入って在宅ワークをすることも、独立してフリーランスとして働くことも可能です。

行政書士の資格を使った稼ぎ方と収入(報酬)

内容報酬の目安
行政事務所に入社し書類作成30万〜40万円(月給)
書類作成に関する相談3000円〜5000円(時給)
行政書類の作成数万円〜数十万円(1書類)

難易度と必要な勉強時間

法律関係の資格であるため、難易度がかなり高く、合格率も毎年10%程度です。

ただ、法律系の資格のなかでは比較的簡単とも言われており、知識ゼロからでも諦めず勉強すれば資格を取ることは可能です。

勉強時間の目安は800時間。毎日2時間勉強したとして、だいたい400日(1年と3ヶ月)かかることになります。

行政書士の資格を使った仕事に向いている人

行政書士は資格を取ったあとも常に勉強することを求められます。そのため、知識欲や知的好奇心が強い人がピッタリです。

また、行政書士は顧客の利益や個人情報を取り扱うので、責任感が強い人やものすごく慎重な人にも適性があります。

試験詳細

試験日11月の年1回
検定料10,400円
勉強方法・独学
・通信講座
・専門学校

>> 行政書士試験についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

社会保険労務士(社労士)

社会保険労務士として働くために必要な資格です。

社会保険労務士は「社会保険」や「労働法」に関する知識を使って、行政に提出する書類を作ったり、雇用主と労働者の間で起こる問題に対してアドバイスをしたりします。

企業に勤めることもフリーランスとして働くことも可能です。

書類の作成が多いですし、企業に対するコンサルティングもオンラインでできるので、企業で勤める場合も在宅ワークができます。

社会保険労務士の資格を使った稼ぎ方と収入(報酬)

企業に入社して働く20万〜50万(月収)
労務に関する相談1000〜5000円(固定)
労務に関する書類の作成1万〜5万円(固定)
雇用に関する記事の執筆1000〜1500円(時給)

難易度と必要な勉強時間

社会保険労務士は資格のなかでもかなり難易度が高いものです。その合格率は5%〜7%。合格できる人はほんの一握りといったところですね。

勉強時間も800時間〜1000時間必要になってきます。1日の勉強量にもよりますが、だいたい1年〜2年の勉強が必要です。

社会保険労務士の資格を使った仕事に向いている人

社会保険労務士は書類作成などの作業が多いので、細かい作業が苦にならない人はとても向いていますね。

また、労務についての相談にのることもあるので、「人と話すのが苦でない」といったことも大切になってきます。

試験詳細

試験日8月に年1回実施
検定料15,000円
勉強方法・独学
・通信講座
・専門学校

>> 社会保険労務士試験についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

公認会計士

公認会計士とは、下記の業務を請け負う監査や会計の専門家のことです。行政書士と同様に国家資格の1つです。

公認会計士の仕事
  • 企業や学校法人などの財務情報の信頼性を評価するために実施する監査
  • 税理士としての税務業務
  • 経営戦略のサポートを行うコンサルティング業務

公認会計士として開業するためには、公認会計士試験に合格するだけでなく、2年以上の実務経験または実務試験に合格することが必要になります。

公認会計士試験は合格率は非公開ですが、難易度の非常に高い試験であることから、合格するまでにかなりの年月を要するでしょう。

公認会計士の資格を使った稼ぎ方と収入

記帳代行など経理関連業務時給1,000-3,000円
会計や監査に関する記事の執筆や監修文字単価1〜5円
コンサルティング業務1〜10万円

難易度と必要な勉強時間

公認会計士試験の合格率は非常に低く、7〜8%程度です。

難易度が高いため、必要な勉強時間は2,500〜3,500時間(毎日5時間勉強する場合でも1〜2年)であると言われています。働きながら取得するのは至難の業でしょう。

公認会計士の資格を使った仕事に向いている人

公認会計士は真面目で、正義感や責任感が強い人に向いています。また、上記にもありますが、非常に難易度が高い試験です。

開業するためには、試験合格後も実務経験やさらに試験を受けることが求められます。地道にコツコツと努力を続けられる忍耐力も必要になるでしょう。

試験詳細

試験日・第1回短答試験 12月
・第2回短答試験 5月
・論文式試験 8月
検定料19,500円
勉強方法・独学
・通信講座
・専門学校

JADP認定メンタル心理カウンセラー

JADP認定メンタル心理カウンセラーは、一般財団法人日本能力開発推進協会が主催する民間資格で、指定された講座を修了すれば、誰でも受験ができます。

心理カウンセラーとして在宅勤務したいのであれば、取得すべき資格です。

後述する臨床心理士と比較すると、大学院を修了する必要はないのでハードルが低いと言えます。

JADP認定メンタル心理カウンセラーを使った稼ぎ方と収入(報酬)

仕事内容報酬の目安
心理カウンセリング5,000〜12,000円/ 回

難易度と必要な勉強時間

試験の合格ラインは正答率70%以上と高めに設定されていますが、合格率は40%前後と低くありません。

指定のカリキュラムの受講期間の目安は、およそ2ヶ月です。

JADP認定メンタル心理カウンセラーを使った仕事に向いている人

JADP認定メンタル心理カウンセラーに向いているのは、クライアントと適切な距離を保ちながらコミュニケーションを図れる人です。

また、相手に意見を押し付けるのではなく、共感することが求められることから穏やかで辛抱強い人にも向いています。

試験詳細

試験日指定のカリキュラム修了後、随時自宅で受験できます
検定料5,600円
勉強方法一般財団法人日本能力開発推進協会が指定する講座のカリキュラム全てに取り組みます

>> JADP認定メンタル心理カウンセラーについてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

臨床心理士

臨床心理士とは、臨床心理学に基づいた知識やテクニックを使って、人間の「こころ」の問題にアプローチする「心の専門家」のことを指します。

「臨床心理士」の資格は、日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格で、試験そのものの難易度は高くはありません。

しかし、受験資格が「指定された大学・大学院を修了していること」あるいは「2年以上の心理臨床経験があること」が条件になっています。

つまり、誰でも受験できるわけではないということです。

また、試験に合格した後には、交付・登録手続き、さらに5年おきに指定された研修を受講して資格を更新しなくてはいけないため、資格の取得・維持に非常に時間と労力、お金が必要になります。

臨床心理士を使った稼ぎ方と収入(報酬)

仕事内容報酬の目安
メールやSNSでの相談員1,250〜2,000円/時間
オンラインツールを活用したカウンセリング1,500〜2,500円/時間

難易度と必要な勉強時間

臨床心理士試験の合格率は約60%と、比較的高いですが、受験するためには指定された大学・大学院を修了、あるいは数年間の業務経験が必要です。

そのため、資格の取得には6〜8年ほどかかります。

臨床心理士を使った仕事に向いている人

クライアントと対面でカウンセリングをすることが一般的ですが、メールやSNSを使ってカウンセリングを行うこともあります。

面と向かったコミュニケーションだけでなく、文字を使ったコミュニケーションにも長けている人が向いているでしょう。

また、相手の不安やストレスを解消させることが求められるため、誠実で包容力があるとなお良いです。

試験詳細

試験日1次試験:10月
2次試験:11月
検定料受験申請書類の請求:1,500円
資格審査料:30,000円
勉強方法指定された大学・大学院を修了する必要があります

>> 臨床心理士についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

多くの人が取得している!汎用性の高い資格

まず、紹介するのは幅広く活用できて、在宅ワーカーからも人気の資格です。

取っておいて損のない資格ばかりなので、ぜひ一度見てみてください。

MOS(マイクロオフィススペシャリスト)

データ入力やアンケート集計をしようと思っている方におすすめなのがMOS(マイクロオフィススペシャリスト)です。

Microsoft Officeを使った作業に必要なスキルを試す試験で「ワードプロセッサ」「表計算」「プレゼンテーションソフトの使い方」「ショートカットキーの使い方」「印刷設定」などを幅広く学べます。

データ入力やアンケート集計は、資格がなくてもできる仕事です。

しかし、MOSを持っているとクライアントから「仕事を手際よく進めてくれそう」と思ってもらえ、仕事が取りやすくなります。

MOSを使った稼ぎ方と収入(報酬)

スカウトメール送信業務1000円〜1500円(時給)
アンケート調査の集計1万円〜3万円(固定)
ECサイトへの出品登録作業800円〜1000円(時給)
請求書やマニュアルの作成800円〜1000円(時給)
オンライン秘書1000円〜1500円(時給)

難易度と必要な勉強時間

難易度はそれほど高くありません。

一般レベルで80%、エキスパートで60%といった合格率ですし、1日2時間〜3時間の勉強を1ヶ月程度続ければ合格できます。

MOSを使った仕事に向いている人

ひたすらデータを入力することがあるので、地道な作業ができる人は向いています。

また、データに間違いがあったり、文書に誤字があったりしてはいけないので、細かいところまでこだわれる人のほうが良いです。

試験詳細

試験日全国一斉試験は毎月1〜2回実施随時試験は各試験会場が日程を設定
検定料・Word 365&2019:10,780円(税込)
・Word 365&2019 エキスパート(上級):12,980円(税込)
・Excel 365&2019:10,780円(税込)
・Excel 365&2019 エキスパート(上級):12,980円(税込)
・PowerPoint 365&2019:10,780円(税込)
・Access 2016:10,780円(税込)
・Outlook 2016:10,780円(税込)
※学生は全科目一律2,200円(税込)引き
勉強方法–   独学-   通信講座-   パソコンスクール

>> MOSについてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

日商簿記

日商簿記は経理や会計などのお金に関する仕事をするときに役立つ資格です。

資格を取得することで、帳簿作成や請求書の発行関係の仕事を引き受けられるようになります。

日商簿記には1級から3級まであります(1級が最も難易度が高いです)。

仕事が取れるレベルなのは2級なのですが、いきなり2級を取るのは難しいので、まずは3級からチャレンジしてみましょう。

日商簿記を使った稼ぎ方と収入(報酬)

経理業務前半(記帳記入、請求書発行)1500円〜2000円(時給)
受注発注&商標登録1000円〜1500円(時給)

難易度と必要な勉強時間

日商簿記2級の合格率はおよそ20%と少し低めです。

人によっても異なりますが、合格するためには250時間〜300時間が必要だと言われています。1日に2時間の勉強を続けても、およそ3ヶ月〜6ヶ月はかかりますね。

日商簿記を使う仕事に向いている人

計算をすることが多いので、数字に苦手意識がないことはまず大切です。また、経理系の仕事は会社の財務に関わる仕事なので、正確さが求められます。

ものごとを丁寧に進めるのが得意な人、責任感の強い人が向いていますね。

試験詳細

試験日6月・11月・2月の年3回
検定料・1級:7,850円(税込)
・2級:4,720円(税込)
・3級:2,850円(税込)
勉強方法・ 独学
・通信講座
・スクール

>> 日商簿記についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

英検/TOEIC

英語を使って在宅ワークするなら、英検/TOEICを取得するのがおすすめです。

これらを持っていれば、「英語系の記事作成」や「日本語から英語への翻訳」といった仕事が取りやすくなります。

また、英語講師や家庭教師といった教える仕事もできます。

英検は「読む」「書く」「話す」「聞く」といった力を総合的に問われる試験なのに対し、TOEICは「話す」「聞く」の力を特に身につける必要があります。

読み書きの力をつけたい人は英検、コミュニケーションを取れるようになりたい人はTOEICがおすすめです。

英検/TOEICを使った稼ぎ方と収入(報酬)

英語を使った記事作成文字単価1.5円(時給1000〜1500円相当)
中高生向けの問題作成2000〜3000円(固定)
英語の翻訳作業1000〜2000円(時給)
英語の講師1500〜2000円(時給)

難易度と必要な勉強時間

英検には明確に合否がありますが、TOEICにはありません。何点取れたかが大切になってきます。

英検は2級(合格率は20〜30%)、TOEICは700点以上(TOEIC受験者の上位30%)が仕事で使えるレベルです。英検2級は約36時間、TOEIC700点は約200時間の勉強が必要だと言われています。

英検/TOEICを使う仕事に向いている人

大前提、英語が好きなことは大切ですね。

また、講師や家庭教師などの需要が多いため、教えるのが好き・得意な人も向いています。

試験詳細

▼TOEIC

試験日年10回(2月と8月を除く月)
検定料7,810円(税込)
勉強方法・独学
・通信講座
・スクール

▼英検

試験日6月・11月・2月の年3回
検定料1級:11,800円(税込)
準1級:9,800円(税込)
2級:8,400円(税込)
準2級:7,900円(税込)
3級:6,400円(税込)
4級:4,500円(税込)
5級:3,900円(税込)
勉強方法・独学
・通信講座
・スクール

日商PC検定

日商PC検定は日本商工会議所が認定する検定試験で、下記の知識やスキルが問われます。

  • 文書作成能力
  • 表計算アプリケーション活用スキル
  • ITに関する知識
  • ビジネス文書の取り扱い
  • 資料作成能力

使用するソフトはMicrosoft社のWord とExcel、そしてPowerPointです。

筆記試験もあるため、MOSよりは難易度が高いと言えます。

ビジネス文書の作成や資料作成を在宅ワークでしたい人におすすめの資格です。

日商PC検定を使った稼ぎ方と収入(報酬)

仕事内容報酬の目安
文書作成2,000円/A4サイズの用紙1枚
プレゼン資料作成3,000〜15,000円/1スライド

難易度と必要な勉強時間

2020年度における日商PC検定の各級の合格率は、下記のように公表されています。

出典:商工会議所の検定試験「2020年度日商PC検定試験 受験者数・合格者数について

勉強時間の目安は、下記の通りです。

勉強時間の目安
1級約1ヶ月
2級約60時間
3級約30時間
ベーシック10〜20時間

日商PC検定を使った仕事に向いている人

オフィス関係のソフトを使いこなせることを証明する資格であるため、キャリアアップやスキルアップを狙っている人、あるいはこれから就職・転職活動を控えている人におすすめします。

試験詳細

試験日ベーシック・3級・2級:随時
1級:2月・10月の年2回
検定料ベーシック:4,200円
3級:5,240円
2級:7,330円
1級:10,480円
勉強方法公式のテキストに沿って学習・対策を進めます

>> 日商PC検定についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

実は狙い目!人気だけど合格率が高い資格

資格を取るときには難易度を選ぶことが大切だとお伝えしましたね。

ここからは合格率が高いけれど、在宅ワークで稼げるようになる人気の資格を紹介していきます。

ネイリスト技能検定

ネイリストに興味がある人におすすめなのが、ネイリスト技能検定。爪の健康や美容についての知識から、ネイルアートの技術まで身につけられる資格です。

ネイリスト技能検定には、1級〜3級があり、ネイリストとして働くには、2級以上の資格が必要になってきます。

資格を活かす方法は「ネイルチップを作って売ること」と「ネイルサロンを開くこと」の2つ。

サロンを開く場合、まずは友達のネイルをするのがおすすめです。上手くネイルができれば、その友達が他の友達にネイルサロンを紹介してくれるからです。

友達づたいにどんどん口コミが広がるので、特別なことをせずとも集客できますよ。

ネイリスト技能検定を使った稼ぎ方と収入(報酬)

仕事内容報酬の目安
ネイルチップの作成800円〜1000円(ネイルチップ1つ)
ネイルサロンの開設40万円〜50万円(月の売上)

難易度と必要な勉強時間

2級の合格率はおよそ40%〜60%。年によって難易度は違いますが、他の試験に比べて比較的取りやすい仕事だといえます。

ただし、勉強するのに半年間くらい必要になります。

ネイリスト技能検定を使う仕事に向いている人

爪という小さなものを扱うので、細かい作業が得意な人に向いています。また、絵やファッションに興味がある人にもピッタリですね。

サロンで実際に人にネイルをする場合には、接客をするので人と話すのが好きだったり、コミュニケーションが得意だったりするのも大切になってきます。

試験詳細

試験日3級と2級は、4月・7月・10月・1月の年4回実施
1級は4月と10月の年2回実施
検定料1級:12,500円(税込)
2級:9,800円(税込)
3級:6,800円(税込)
勉強方法・ネイルスクール
・通信講座
・専門学校

>> ネイリスト技能検定についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、人材紹介や就職支援、人材育成などに関わる仕事です。

資格を取ると人材紹介会社、ハローワーク、教育機関で、転職者や学生へのキャリアコンサルティングができるようになります。

現在ではオンライン面談が普及しており、派遣や社員であっても在宅で仕事をすることができます。

また、キャリアコンサルタントとしてスキルを磨いたり、他のスキルと組み合わせたりすれば、フリーランスとして活動することも可能です。

キャリアコンサルタントの資格を使った稼ぎ方と収入(報酬)

稼ぎ方収入(報酬)の目安
キャリアコンサルタントとして就職30万円〜40万円(月給)
キャリアに関する面談1000円〜3000円(時給)
キャリアイベントの講師1000円〜2000円(時給)
企業に対するコンサルティング5000円〜1万円(時給)

難易度と必要な勉強時間

キャリアコンサルタントの合格率は70%〜80%と国家資格のなかではかなり高いです。

勉強時間としては3ヶ月〜6ヶ月になることが多いです。

キャリアコンサルタントの資格を使う仕事に向いている人

人をサポートするのが好き・得意な方にはぴったりな仕事です。

また、人と接することが好きな人は比較的楽しさとやりがいを感じながら働けます。

試験詳細

試験日3月と7月と11月の年3回実施
検定料8,900円(税込)
勉強方法・独学
・通信講座

>> キャリアコンサルタント試験についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

アロマテラピー検定

アロマテラピー検定は、アロマセラピストになりたい人におすすめの資格です。

アロマセラピストは資格がなくてもできますが、アロマを扱ったり、マッサージをしたりするので、資格がないと顧客を不安にさせてしまいます。

そのため、アロマテラピー検定を取ることによって、アロマの知識やマッサージのスキルを身につける必要があるのです。

基本的なアロマセラピストの仕事は次の3つです。

  • アロマに関するレッスンの開催
  • アロマオイルによるマッサージ
  • アロマオイルの販売

基本はアロマセラピストとして独立し、自宅にサロンを設けることになります。

アロマテラピー検定を使った稼ぎ方と収入(報酬)

稼ぎ方収入(報酬)の目安
自宅でアロママッサージ6000円(時給)
アロマに関するレッスン1000円〜3000円(時給)
アロマオイルの販売1000円〜3万円(1本)

難易度と必要な勉強時間

アロマテラピー検定の合格率はおよそ90%とかなり高いです。勉強時間も3ヶ月以内といった人が多く比較的手軽に取ることのできる資格ですね。

ただ、合格率が高いからといって油断していると落ちてしまうので、しっかり勉強する必要はあります。

アロマテラピー検定を使った仕事に向いている人

アロマセラピストは基本的に接客業です。そのため、人と接することが好きで、コミュニケーション能力が高い人が向いています。

また、美容や健康に興味がある人は、無理なくアロマの知識を積み重ねることができます。

試験詳細

試験日5月と11月の年2回実施
検定料1級:6,600円(税込)
2級:6,600円(税込)
勉強方法・ネイルスクール
・通信講座
・専門学校

>> アロマテラピー検定についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

 ファイナンシャルプランナー

税金や保険、年金などお金に関する幅広い知識を活用しながら、人々のライフプラン設計のサポートやアドバイスをする仕事をするために必要な資格です。

証券会社や保険会社などに所属する企業内ファイナンシャルプランナーと、フリーランスで働いたり個人事業所を開業したりしている独立系のファイナンシャルプランナーに分かれます。在宅ワークを目指すのであれば独立系の方が良いでしょう。

クライアントの人生設計全体のサポートは責任があると同時に、大きなやりがいを感じる仕事です。

ファイナンシャルプランナーの資格を使った稼ぎ方と収入

コンサルティング月30〜60万円
お金に関する記事の執筆や監修文字単価1〜5円
セミナー講師1〜10万円

難易度と必要な勉強時間

ファイナンシャルプランナーの難易度は級によって異なります。3級は40〜80%、2級は20〜60%、1級は7〜18%が合格率の目安です。他の国家資格と比較すると易しく取得しやすい資格であると言えます。

勉強時間の目安は3級が80〜150時間、2級が150〜300時間、そして1級が400〜600時間です。

ファイナンシャルプランナーの資格を使った仕事に向いている人

ファイナンシャルプランナーは数字に強く、データ分析が苦にならず、コミュニケーション能力が高い人に向いています。

また、税制や法制度は頻繁に改正されるため、常に知識をアップデートし続けることに意欲的な人にも向いているでしょう。

試験詳細

試験日5月・9月・1月の年3回
検定料・3級:学科3,000円(税込)/実技3,000円(税込) 
・2級:学科4,200円(税込)/実技4,500円(税込) 
・1級:実技のみ20,000円(税込)/きんざい:33,900円(税込) 
勉強方法・独学
・通信講座
・専門学校
・大学の講座

>> ファイナンシャルプランナー検定試験についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

テープ起こし技術者資格

「テープ起こし技術者」とは、テープ起こしに必要な技術を有していることを証明するための資格です。

一見簡単そうですが、実際は簡単ではありません。常に聞き取りやすい音声であるとは限らないからです。方言や訛りが入った話し方をする話者もいます。また、話者が複数であることもあるでしょう。

また、ただ文字に書き起こすだけの仕事ではありません。日本語表記のルールや校正などの知識も必要です。

音声を文字化させることに対する需要は非常に高く、この傾向は今後も続くことが予想されることから将来性の高い資格・仕事であると言えます。

テープ起こし技術者資格を使った稼ぎ方と収入

テープ起こし音声1分につき80〜300円

難易度と必要な勉強時間

試験の難易度は非公表ですが、公式テキストや講座を受講することで合格を目指せるため難易度は高くはありません。

また、1度試験を受験して不合格であっても、無料で再試験を受験できるためお得です。

テープ起こしは50〜80時間ほどの学習時間が必要で、正確に聞き取り、正確にタイピングするためのスキルを身につけます。

テープ起こし技術者資格を使った仕事に向いている人

テープ起こしは聞き取れるまで何度も音声を聞き直したり、分からない言葉の意味を調べたりと地道な作業が多いです。

音声によっては1時間以上に渡るものもあります。このようなことから忍耐力がある人におすすめです。

試験詳細

試験日公式ホームページより受験申し込みをし、自宅で随時インターネット上で受験。
検定料6,000円(税込)
勉強方法テープ起こし講座の受講

>> テープ起こし技術者資格についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザーは空間の整理収納のアドバイスをするために必要な資格です。

資格を取得することで片付けができない要因を分析したり、限られた予算の中で整理収納空間を作り出したり、片付けのアドバイスができたりするようになるでしょう。

整理収納アドバイザーの資格は特定非営利活動法人ハウスキーピング協会が主催する民間試験で、3級・2級・準1級・1級と4種類の級に分かれています。

2級から受験するのが一般的です。3級から準1級までは、特定非営利活動法人ハウスキーピング協会が主催する講習会に参加すれば資格が取得できます。

整理収納アドバイザーの資格を取得できると、コンサルや講師業、そして執筆などの活動を通じて在宅ワークができます。特に女性におすすめの資格です。

整理収納アドバイザーの資格を使った稼ぎ方と収入

片付けのサポート時給2,000-3,000円
お金に関する記事の執筆や監修文字単価1〜2円
セミナー講師5,000-10,000円

難易度と必要な勉強時間

整理収納アドバイザーは3級から1級まで4つの級があることを説明しました。2級の合格率はほぼ100%、そして最も難易度が高い1級でも合格率は60〜70%程度です。

難易度が高い資格ではないことがわかるでしょう。

勉強時間も1週間から1ヶ月程度と短期間で十分であるため、忙しい社会人であっても取得しやすい資格です。

整理収納アドバイザーの資格を使った仕事に向いている人

まずは整理収納が好きであることが大前提です。

そしてクライアントが抱える整理や収納に関する悩みを解決することが仕事になるため、人助けが好きな人、人に何かを教えるのが好きな人に向いています。

1級の試験詳細

試験日地域によって異なる。申し込みから90日以内に受験する必要がある。
検定料・2023年10月31日までの申し込み1次試験:14,300円(税込)/1+2次試験:30,690円(税込)
・2023年11月1日以降の申し込み1次試験:16,500円(税込)/1+2次試験:32,670円(税込) 
勉強方法認定講座の受講と独学

>> 整理収納アドバイザー試験についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

パーソナルカラリスト検定

パーソナルカラリスト検定は、色彩知識と配色調和に関する知識を身につける資格試験です。

コスメや服を選ぶ際に、耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、人にはそれぞれ「パーソナルカラー」があります。

「パーソナルカラー」とは、その人の髪・肌・瞳の色と雰囲気が調和する色のことです。

パーソナルカラリスト検定では、このような「パーソナルカラー」に関する知識と理解を深めます。

パーソナルカラリスト検定でこれらに関する知識を身につけることで、販売やサービスなどの仕事、あるいは広告やポップ、チラシなどのデザイン関連の仕事で活かせるでしょう。

パーソナルカラリスト検定を使った稼ぎ方と収入(報酬)

仕事内容報酬の目安
ネイルチップの制作ネイルチップ1つにつき800〜1,000円
チラシ・フライヤー・リーフレットの制作15,000〜100,000万円
POPデザインの制作数千〜数万円

難易度と必要な勉強時間

合格率は、50〜80%と非常に高いです。

級によって異なりますが、10〜60時間ほどの学習時間が必要になるでしょう。

パーソナルカラリスト検定を使う仕事に向いている人

色に興味がある人やファッションに興味がある人は向いているでしょう。

あるいは人に似合うものを選ぶことにやりがいや喜びを感じる人であれば、試験勉強も楽しみながら進められるはずです。

試験詳細

試験日毎年7月・11月・2月の年3回実施
検定料3級:7,700円/8,800円
2級:11,000円/12,000円
1級:17,600円/18,600円
※試験会場によって検定料が異なります。
勉強方法検定公式テキストに沿って学習します。

>> パーソナルカラリスト検定についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

賞状書士

賞状書士は、下記のようにさまざまなものに毛筆で美しい字を書くためのスキルを身につけられる民間資格です。

  • 表彰状や感謝状などの賞状
  • 贈答品の表書き
  • 席札
  • 目録書き
  • 式次第
  • 祝辞
  • 招待状

これらの書面は、近年硬筆やパソコンで済ませることが増えてきましたが、企業や学校などフォーマルな手書きの毛筆文書はまだまだ需要があります。

美文字を書けるようになるため、日常生活でも活かせる実践的な資格です。

賞状書士検定を使った稼ぎ方と収入(報酬)

仕事内容報酬の目安
賞状の筆耕2,000〜5,000円/枚
宛名書き200円/枚

難易度と必要な勉強時間

日本賞状書士協会の「賞状書士養成講座」を受講し、すべての課題を提出して講座終了後に認定試験を受験することができます。

講座の受講期間は8ヶ月です。

賞状書士検定を使う仕事に向いている人

賞状書士検定を受験するためには、指定の講座を修了していることが必要です。

多少なりとも書道に心得がある人、あるいは「字が読みやすい」「字が綺麗」と褒められたことがある人であれば楽しく受講できるでしょう。

また、一度に多くの賞状や招待状に毛筆でミスすることなく文字を書く必要になることから、高い集中力を持つ人や、細かい作業が得意な人に向いています。

試験詳細

試験日毎月
検定料39,900円
勉強方法日本賞状書士協会の「賞状書士養成講座」を受講する

>>賞状書士についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ

【要注意】在宅ワークに使えるか慎重に考えるべき資格10選

資格の選び方でもお伝えしたように、全ての資格が在宅ワークに役立つわけではありません。

資格のなかには、勉強にはなるけど仕事につながりにくいものもあるのです。

あなたがそのような資格を知らずに取って後悔しないよう、ここでは取得するか慎重に考えるべき資格をお伝えしていきます。

身につけられる知識が初歩的すぎる資格

取得するか慎重に考えるべき資格として「内容が初歩的すぎて仕事に結びつかないもの」があります。ここではそんな資格を2つ紹介していきます。

秘書検定

秘書検定は、敬語の使い方や電話対応、ビジネス文書の書き方など、ビジネスにおける基本的な力を問われる資格です。

資格の勉強をすることで、ビジネスマナーなどを広く学ぶことができます。ただし、この資格はあくまでビジネスマナーの基本を身につけるためのもの。

大学生の就職活動などでは役に立つのですが、案件を取るときや転職活動をするのにはそれほど有効ではありません。

また、秘書検定は「オンライン秘書」という仕事を取るのに使えるといわれることもありますが、実際のところはそうではないようです。

現役でオンライン秘書をやっている人も、資格は必要ないといっています。

ITパスポート

インターネットの基礎知識を問われる「ITパスポート」も取得するか慎重に考えるべき資格です。

もちろん、ITパスポートの資格を勉強するのは無駄ではありません。

インターネットや経営全般に関する知識は身につくので、これからIT業界に入ろうとしている人が基礎知識を学ぶのには良いです。

しかし、ITパスポートを取ったからといって、IT系の仕事を受注したり、IT業界への転職がものすごく有利になるわけではありません。

実際、僕も学生のときにITパスポートを取りましたが、資格自体が役立ったことはありません。

ITパスポートは難易度が低く安易に手を出しがちですが、取得したあとに「何に使うの、これ」となる危険性があるので、試験を受けるかはしっかり考えましょう。

クリエイティブ系の資格

クリエイティブ系の資格も気をつける必要があります。

クリエイティブ系の仕事を取ったり、転職をしたりするときに必要なのは資格ではなく、実績やスキルのレベル(作品のクオリティ)です。

そのため、資格を持っていてもあまり意味がないことが多いのです。

ウェブデザイン技能検定

まず、紹介するのはウェブデザイン技能検定。

WEBデザイナーになるときに「ウェブデザイン技能検定」をおすすめされることがありますが、本当に取るかは慎重に考えなければいけません。

なぜなら、WEBデザイナーを採用するときには「資格の有無」はほとんど見られていないからです。

実際、当社でもWEBデザイナーを採用することはよくありますが、「資格の有無」はほとんどみていません。主に見ているのは作品のクオリティと人柄です。

もちろん、WEBデザインの勉強になるので、ウェブデザイン技能検定を受けること自体が悪いことではありません。

ただ、資格を取得してもレベルの高い作品が作れるようになるわけではないので、注意しましょう。

▼歴15年のWEBデザイナーもこちらの動画で「資格は必要ない」と言っています。

また、下の記事では歴15年のWEBデザイナーに「WEBデザイナーの楽しさ」を紹介してもらっています。クリエイティブなことで在宅ワークがしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

WEBライティング技能検定

おすすめの資格としてよく出される、WEBライティング技能検定も本当に取るか考えるべき資格です。

WEBデザイナー同様、WEBライターには資格が必要ないからです。

現にWEBライターさんを採用するときにも資格を気にすることはほとんどありません。

WEBライターに必要なのは、どれだけ良い文章、良い記事が書けるかです。

そのため、WEBライティング技能検定の資格を取るより、ライティングについての知識を身につけてとにかく記事を書き続けることをおすすめします。

筆者もWEBライターですが、資格は持っていません。WEBライティングの資格は、ライターとして一部の能力を磨くものばかり(日本語力など)で、取得したからといって稼げるわけではないというのがプロの意見です。

WEBライターになるなら、ライティング以外の資格(キャリアカンセラーや税理士など)を取って「専門分野の記事を書けます!」と言えるようになったほうが稼げます。

カラーコーディネーター

資格として大人気のカラーコーディネーターも注意すべき資格です。

カラーコーディネーターは響きがオシャレで、取ってみたいと考える人は多くいると思います。

ただ、カラーコーディネーターはあくまで色の知識を身につけるもので、直接仕事につながるような資格ではありません。

面白い資格ですし、色についての知識を持っていて損はないので「趣味として勉強したい」「色の知識を増やしたい」という方にはおすすめです。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験(「FE」と呼ばれることもある)は、IT業界で働く人にとって定番の資格です。

ITの基本的な知識が身につけられる資格ですが、下記のような理由により、取得する場合は慎重に検討することをおすすめします。

  • ITの進歩は目覚ましく、身につけた知識はすぐに陳腐化する可能性がある
  • 初歩的で取得しやすいため、アピールにはならない
  • 人気のある資格であるため、希少性がない

参考までにTwitterを検索すると、下記のように「基本情報技術者試験は意味がない」「ムダ」といったツイートが数多く見られます。

出典:X(旧Twitter)

日本語検定

日本語検定とは、その名の通り日本語の知識や使い方に関する知識を問う資格試験です。

7級から1級の7つの級があり、試験問題は下記の6分野に分かれています。

日本語検定の試験分野
–   文法-   敬語-   漢字・表記-   言葉の意味-   語彙-   総合問題

資料作成やWEBライティング、あるいは校正などの在宅ワークをする人に人気のある資格ですが、あまりおすすめできません。

これらの仕事は、日本語力よりもスキルや経験などを重視するからです。

筆者は、フリーランスのWEBライターとして3年近く活動していますが、これまでに日本語検定の資格を所持しているかクライアントに尋ねられたことはありません。

正直に言うと、この記事を書くまでこの資格の存在を知らなかったほどです…

そのため、この資格を所持しているからと言って仕事の獲得や、年収アップにつながる可能性は極めて低いでしょう。

Photoshop / Illustratorクリエイター能力認定試験

これは、Adobe社のソフトウェアである「Photoshop」と「Illustrator」それぞれの活用スキルを測るための資格試験で、WEBデザイナーを目指す人に人気があります。

前項の「ウェブデザイン技能検定」でも触れましたが、WEBデザイナーを採用する際には「資格の有無」はほとんど見られていません。

確かにPhotoshopやIllustratorなどのデザインツールを使いこなせるスキルは必要ですが、それ以上にデザインに関する知識や、基本的なコーディングスキルを身につける方が重要です。

「Photoshop / Illustratorクリエイター能力認定試験に合格=WEBデザイナーになれる=仕事や案件の受注or高収入」とはならないので気をつけましょう。

校正技能検定

校正技能検定とは、校正者に必要な能力が問われる資格試験です。

文章の誤字脱字のチェックだけでなく、校正記号や送りがな、表記統一といった専門的な内容も出題されます。

しかし、取得するまでに相当コストがかかるのが欠点です。

校正技能検定はそもそも所定のコースを修了しないと受験できません。(下図参照)

出典:日本エディタースクール「校正技能検定試験

まず、コースの受講でお金がかかります。

また、試験は初級・中級・上級の3つのレベルに分かれていますが、中級と上級の試験会場は東京と大阪のいずれかです。(下図参照)

校正技能検定中級

出典:第168回校正技能検定試験応募要項<中級>

校正技能検定上級

出典:第169回校正技能検定試験応募要項<上級>

東京や大阪以外の地方に在住している場合は、受験するための交通費、場合によっては宿泊費もかかってしまいます。

資格の取得にこれほど時間と労力、さらにお金がかかる割に、「校正士」になれる保証、さらには高年収を狙える保証もありません。

あまりコスパが良い試験であるとは言えないことから、受験は慎重に検討すべきでしょう。

在宅ワーカーが知っておきたい失敗しない資格の選び方

資格にはたくさんのメリットがありますが、そのメリットを感じられるのは、正しい資格選びをした場合です。

資格の選び方に失敗すると、時間やお金が無駄になってしまい、勉強を始めてからや資格を取ってから後悔することになりかねません。

そうなってしまっては、本当にもったいないので、ここでは失敗しない資格の選び方をお伝えしていきます。

資格が使える仕事も同時に調べる

資格を取る前には、それが使える仕事がどんなものなのかを調べるのも大切です。

なぜなら、仕事を調べずに資格を取ると、仕事を始めてから

  • 思っていたより稼げない
  • あまりやりがいを感じられない

といったことになるリスクがあるから。

お金と時間を使って資格を取ったのに、あとから「この仕事違うな」となるのは嫌ですよね。

そのため、資格を取るときには、その資格がどんな仕事に繋がっているか、そして、その仕事がどんな仕事なのか(給与ややりがい)を詳しく調べるようにしましょう。

本当に役立つ資格かを確認する

資格を取るときには「本当にその資格が在宅ワークに役立つのか」を確認することが大切です。

実は資格のなかには「取得しても仕事が取れるわけではないもの」があります。

具体的にいうと、次のようなものです。

  • クリエイティブ系の資格
  • 試験の内容自体が広く浅い資格

クリエイティブの仕事は資格の有無より、これまで作った制作物のクオリティが仕事を取れるかに大きな影響を与えます。

資格を取ることでクオリティの高い作品が作れるようになればいいのですが、かなり難しいのが現実です。

また、試験の内容自体が広く浅い資格も仕事を取るのには向いていません。基礎的な知識だけを持っていても仕事をすることはできないので、クライアントも依頼しづらいのです。

そのため、資格を取るときには、本当にその資格が在宅ワークに役立つのかを調べるようにしましょう。

資格の難易度を必ず把握する

難易度を確認するのも、資格を選ぶ前にやっておきたいことです。

当たり前ですが、資格によって難易度は違います。合格率が80%の資格もあれば10%に満たないものもあります。

そのため、何気ない気持ちで難易度の高い資格を選んでしまうと、なかなか資格に合格できず、途中で諦めてしまう可能性があるのです。

もちろん「この資格が絶対欲しい!」と思っている場合は、少し難易度が高くても挑戦するのは良いことです。

しかし、そうではなく「在宅ワークで稼ぐために資格が欲しい」と考えているなら、自分が取れる難易度の資格を選びましょう。

資格取得にかかるコストが予算内に収まるか確認する

仕事をしながら資格取得を目指した勉強をすることはかなり難しいことです。

詳細は後述しますが、在宅ワークに活かせる資格の中には合格率が1ケタと難易度が高いものもあります。

忙しい人や、難易度が高い資格を取得する場合は、独学ではなく通信講座やスクールを活用して短期集中で効率的に学習したいと考える人もいるかもしれません。

しかし、通信講座やスクールを活用すると当然ですがコストがかかります。受講期間によりますが、数十万円、または100万円以上かかることもあるでしょう。

また、資格によっては取得後に毎年更新料の支払いが必要なものもあります。

これらのコストが予算内に収まるか確認してください。

在宅ワークで資格を取得するメリット・デメリット

在宅ワークにおける資格取得について、「意味があるの?」「メリットとデメリットは?」と疑問に感じる方もいるでしょう。

ここでは、メリットとデメリットそれぞれについて詳しく解説します。

メリットとデメリット両方を知ることで、自分の場合は資格を取得した方が良いのか、正しく判断できるようになるでしょう。

在宅ワークのメリット

在宅ワークで資格を取得するメリットは、下記の通りです。

メリット
知識やスキルが身につく・仕事が取りやすくなる

高収入を狙えるようになる

資格を取得するためには、筆記試験や実技試験の合格に向けて勉強することが必要です。

その勉強の中で専門的な知識やスキルが身につけられるでしょう。

また、仕事が取りやすくなるという点もメリットです。

資格を取得していることで、その分野において一定以上の知識やスキルを所持していることの証明になります。

他の応募者と差別化を図れたり、クライアントからの信頼を獲得しやすくなったりするので、結果として仕事につながりやすいです。

そして、高収入を得やすくなります。

在宅ワークの中には、資格がないとできない仕事もあります。

そのような仕事は需要があるにも関わらず、できる人が少ないので報酬が高く設定されるものです。

在宅ワークのデメリット

在宅ワークで資格を取得するデメリットは、下記の通りです。

デメリット
時間とお金がかかる

一時的に収入が減る、あるいはなくなる可能性がある

「資格=仕事or高収入」とは限らない

まず、資格の取得には時間とお金がかかります。

合格しやすい資格もありますが、だからといって全く勉強しなくて良いわけではありません。

日々の生活の中で、学習時間を確保することが必要です。

また、資格にもよりますが、取得するためには下記のようにさまざまな費用がかかります。

  • 講座の受講料
  • 教材費
  • 受験料
  • 更新料

一度の受験で合格すればコストを抑えられますが、必ずしも合格できる保証がないのが難しいところです。

資格取得に向けた学習時間を確保することで労働時間を削る、あるいは一時的に仕事を休む必要があるケースもあるでしょう。

その場合は、一時的に収入が減ったり、最悪の場合収入がゼロになります。

さらに、資格取得が必ずしも仕事の獲得や、収入アップにつながるとは限りません。

場合によっては、資格取得にかけた時間や労力、お金が無駄になってしまうケースがあるでしょう。

自分がやりたい在宅ワークは、本当に資格が必要なのか慎重に検討することが必要です。

在宅ワークで資格を取得するために注意すべき点3つ

「フルリモートで働きたい!」
「高収入を目指して資格取得したい!」

これらの目標を持つことは、資格取得に向けた勉強でモチベーションになることにつながるため良いことです。

しかし、在宅ワークで資格を取得するためには下記の3点に注意してください。

資格を取得するために注意すべきこと
  • 仕事と資格取得の勉強のバランスを取る
  • 資格取得が目的にならないようにする
  • 資格に依存しすぎないようにする

これらの3点に気をつけることで、「こんなはずではなかった」と後悔することを防げます。ここでは、上記の3つの注意点について詳しく解説します。

仕事と資格取得の勉強のバランスを取る

資格取得に向けて一生懸命勉強に励むことは素晴らしいことです。しかし、勉強時間を確保するために睡眠時間や休息時間まで削るのはおすすめしません。

資格によっては試験が年に1度しか実施しないものもあります。また、難易度が高い試験の場合は、資格取得までに数年ほど時間がかかることもあるでしょう。

長期間に渡って無理をしながら資格取得の勉強を続けると、最悪の場合身体を壊して本業も失うリスクがあります。

また、資格取得の勉強に励みすぎて、本業や家事、そして子育てが疎かになってしまうことも問題です。

「勉強は12時まで」など、メリハリをつけて仕事と資格取得に向けた勉強のバランスを取るように気をつけましょう。

人は集中しすぎると、疲れやストレスを感じづらいと言われています。頭痛や肩こりなど身体が発するSOSに耳を傾けながら無理のない程度に勉強してください。

資格取得が目的にならないようにする

最初は「完全在宅ワークを実現するため」「資格取得して高収入を目指す」といった目標を持っていても、資格取得の勉強をしていると、徐々に資格取得が目的になってしまうことがあります。

資格取得が目的になってしまうと、資格を取得しようとする自分に安心してしまいがちです。

また、資格取得後にその資格が活かせる仕事に就いたとしても、「こんなはずではなかった」「思っていたのとは違う」と後悔することにもなりかねません。

大事なのは、資格取得ではなく、資格取得後にどう働いていきたいかです。このように道を誤らないようにするために、「その資格を取ったらどうなるか」「資格取得後に何が実現できるのか」といったことを定期的に考える時間を取ることをおすすめします。

資格取得は「目的」ではなく、あなたの夢や目標を実現するための「手段」であることを忘れないようにしてください。

資格に依存しすぎないようにする

どのような資格であっても取得すれば採用してもらえたり、契約ができたりするわけではありません。資格よりも実務経験やスキルの方が重要だからです。

資格はあくまで、その分野の「知識」があることの証明にすぎません。

資格を取得したから安心なのではなく、資格取得後に「何をしたいか」が重要です。

資格取得後の目的が思い描けないのであれば、時間とコストをかけてわざわざ取得する必要もないでしょう。キャリアプランを考えながら、本当にその資格を取得する必要があるのかよく考えてください。

まとめ

今回は在宅ワークをしようと考えている方に向けて、在宅ワークにおすすめの資格を18つ紹介しました。

もう一度、おすすめの資格を紹介すると、次のようになります。

在宅ワークにおすすめの資格18選
  • 宅地建物取引士
  • 行政書士
  • 社会保険労務士
  • 公認会計士
  • JADP認定メンタル心理カウンセラー
  • 臨床心理士
  • MOS
  • 日商簿記
  • 英検/TOEIC
  • 日商PC検定
  • ネイリスト技能検定
  • キャリアコンサルタント
  • アロマテラピー検定
  •  ファイナンシャルプランナー
  • テープ起こし技術者資格
  • 整理収納アドバイザー
  • パーソナルカラリスト検定
  • 賞状書士

資格がなくても在宅ワークは可能ですが、資格があることで仕事をもらいやすくなったり、高収入を狙いやすくなったりします。

今回お伝えしたことを参考にぜひ自分に合った資格を選んでもらえればと思います。

また、この記事では取得してから後悔する人が多い資格も紹介してきました。

紹介した資格を勉強するのが悪いことではないですが、稼げるようになれるかは怪しいので、チャレンジするかは慎重に考えてくださいね。

働きながらも家族と少しでも長くいたい
バタバタと準備をして職場に行く毎日から抜け出したい

このような想いから、在宅で働きたいと思っている人は多いと思います。なかでもパソコン1つでしっかり稼げ、これから需要が伸び続けるWEBデザイナーに興味がある方は多く、もしかしたらあなたもそうかもしれません。

ただ、WEBデザイナーに興味があるとしても、全くの未経験の自分でもできるのかな、どうやって仕事を取っていけばいいのかなという不安がありますよね。

そんな方のために、今回は全くの未経験からWEBデザインを始め、その後WEBデザイナーとして活躍されている方の事例をまとめた電子Bookをご用意いたしました。

読んでいただくことで、在宅WEBデザイナーのなり方や仕事の取り方を知っていただけます。

無料ですので、お気軽に手にとっていただければと思います。

働きながらも家族と少しでも長くいたい
バタバタと準備をして職場に行く毎日から抜け出したい

このような想いから、在宅で働きたいと思っている人は多いと思います。なかでもパソコン1つでしっかり稼げ、これから需要が伸び続けるWEBデザイナーに興味がある方は多く、もしかしたらあなたもそうかもしれません。

ただ、もしWEBデザイナーに興味があったとしても、全くの未経験の自分でもできるのかな、どうやって仕事を取っていけばいいのかなという不安がありますよね。

そんな方のために、今回は全くの未経験からWEBデザインを始め、その後WEBデザイナーとして活躍されている方の事例をまとめた電子Bookをご用意いたしました。

読んでいただくことで、在宅WEBデザイナーのなり方や仕事の取り方を知っていただけます。無料ですので、お気軽に手にとっていただければと思います。

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