「少しでも収入を増やしたい」
「将来のためにスキルアップしておきたい」
こんな想いから、副業を始めようかなと考えている人も多いのではないでしょうか。
そして、副業を始めるときには
「副業って資格がなくてもできるのかな?」
「取るとしたらどんな資格がいいの?」
という疑問を持つ人もいると思います。
お金と時間を費やすのだから、取ってから「資格あっても仕事取れないじゃん」「この資格なんで取ったんだっけ」となるのは嫌ですよね。
せっかくなら資格のおかげでスキルアップもできて、仕事も取りやすくなったというふうになりたいはず。
そこで、今回はあなたが正しい資格選びをして、副業を成功できるように
- 資格が必要/不必要なケース
- 副業のメリット/デメリット
- 副業をするのにおすすめの資格
- 取るか慎重に考えたい資格
をお伝えしていきます。
この記事を読んでもらえれば、副業するにあたってどんな資格を取ればいいのかわかりますよ。
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資格が必要かはケースによって違う!必要なケースと必要でないケースをそれぞれ紹介
多くの方が持つ疑問として「副業に資格が必要か?」ということがあると思います。
そこで、まずはその疑問にお答えしていこうと思います。
結論を先にお伝えすると、資格が必要かどうかはケースによって違います。
そこで、ここからは副業で資格が必要なケースと必要ないケースを分けて紹介していきます。
副業で資格が必要になる2つのケース
では、先に副業で資格が必要になるケースを2つお伝えしていきますね。
資格がないと仕事ができない副業をするケース
世の中には資格がないと仕事をしてはいけない仕事がいくつもあります。
具体的には次のような仕事は資格が必要です。
- 看護師や整体師などの人の健康に関わる仕事
- 行政書士や社会保険労務士などの専門性の高い仕事
- 建築士や宅地建物取引士などの建築物に関する仕事
もし、あなたがこれらの仕事を副業としてやりたいと考えているなら、それぞれに対応する資格を取得しましょう。
資格があると有利になる副業をするケース
資格があることで仕事がやりやすくなる場合も、資格の必要性は高いです。
例えば、TOEICや英検といった資格があれば、翻訳や通訳という副業をしやすくなりますし、日商簿記の資格を持っていれば経理関係の仕事が取りやすくなります。
また、間接的に資格が役立つ場合もあります。
それがWEBライターやブロガーとして記事を書くとき。
資格を持っていると書く文章に専門性が生まれ、資格がない人が書いた文章より読まれやすくなります。
企業も資格を持ったWEBライターを求めており、資格がある人とない人ではもらえるお金に差があります。
副業で資格が必要ない2つのケース
資格で副業がしやすくなるケースをお伝えしました。
逆に資格が必要ないケースを2つ紹介していきますね。
知識やスキルがなくてもできる副業をするケース
まず、知識やスキルがなくてもできる副業をする場合、資格はいりません。
具体的には
- ポイ活(スキマ時間でポイントを集める副業)
- アンケートモニター
という副業をする場合ですね。
これらは単価が低い分、特別な知識やスキルがいらず、誰でも簡単に取り組むことができるので資格は必要ありません。
資格よりもスキルが重視される副業をするケース
副業のなかには「資格」よりも「スキル」が重視されるものもあります。
そのような副業は資格があったとしてもスキルがなければ、仕事を取ることはできませんし、逆に資格がなくてもスキルさえあれば仕事を取れるのです。
具体的にいうと
- WEBデザイン
- WEBライティング
- 動画編集
といったクリエイティブ系の副業「作品のクオリティ>資格の有無」なので、資格があるかないかは参考程度にしか見られません。
これらで稼ごうと考えている場合は、資格の勉強ではなく、スキルの習得に時間を割きましょう。
副業で資格を取るメリット
実は副業で資格を取るメリットはいくつもあります。
そこで、ここからは副業で資格を取るメリットをまとめて紹介していきます。
資格を取ろうか悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
副業に必要な知識が身につく・スキルアップできる
言わずもがなですが、副業に必要な知識が身についたり、スキルアップしたりできるのは大きなメリットですね。
自分がやりたい副業があったとしても知識がなければできませんし、実際にやっていても力不足を感じることがあります。
そんなときに資格を取れば、未経験からでも副業を始められますし、既にやっている副業もより一層スムーズに進められるようになります。
仕事が取りやすくなる
仕事を取りやすくなるのも資格を取得するメリットです。
種類にもよりますが、資格があれば知識・スキルがあることの証明できます。
そのため、仕事を取るときにクライアントから「資格があるから大丈夫そう」というイメージを持ってもらえ、仕事を取りやすくなるのです。
資格によっては本業にも役立つ
どんな資格を取るかにもよりますが、資格が本業に役立つこともあります。
本業に関係した資格を取れば専門的な知識が増え、本業でも成果を残しやすくなりますし、社内の評価も上がります。
また、語学関係やパソコン関係など汎用的な資格も、基本的なビジネススキルも上げてくれます。
副業のために取った資格が、そのまま本業にも役立つというのは大きなメリットですね。
転職活動で有利になる
先ほど「資格があればクライアントに知識・スキルがあることを証明できる」とお伝えしましたが、それは転職活動でも同じです。
資格があれば面接のときに自分が持っているスキルをアピールできます。
実際のところ、副業の資格を直接アピールできるかは、持っている資格と転職先でやる仕事がそれぞれどんなものかによります。
しかし、直接アピールできなくても面接官から「積極的にスキルアップをしている人」だと思ってもらえますよ。
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副業で資格を取ることによるデメリット
副業で資格を取るのには多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
資格をとって後悔することがないよう、先に資格を取ることによるデメリットを把握しておきましょう。
副業をする時間が少なくなる
資格の勉強によって、副業の時間が少なくなるのはデメリットですね。
世の中には資格がなくても、稼げる副業はたくさんあります。
それにもかかわらず、資格を取得するということは、稼げる時間を自分で少なくしているということです。
また、資格が必要な仕事が、資格が必要ない仕事よりも稼げるとも限りません。
稼げると思って資格を取ったけれど、実際にはそれほど稼げないという場合もあります。
選び方を間違えると後悔することがある
先ほどもお伝えしたように、資格のなかには取得しても仕事に直結しないものがあります。
そのような資格を選んでしまうと、資格を取ってから「時間とお金を無駄にしてしまった」と後悔することになってしまいます。
そのため、副業の資格を取得するときには必ず「本当に資格が必要か」を考えるようにしましょう。
【厳選】副業におすすめの資格8選
ここからは副業をする人に本当におすすめできる資格を紹介していきますね。
ぜひ、どの資格を取得するか考えるときの参考にしてもらえればと思います。
MOS【難易度★☆☆】
MOS(マイクロオフィススペシャリスト)は、Word、Excel、PowerPointなど、Officeソフトの使い方を身につけられる資格です。
正確な数字は出ていませんが、だいたい合格率は80%あると言われており、それほど難しい資格ではありません。
この資格が使える副業は、
- スカウトメール送信業務
- アンケート調査の集計
- 出品登録作業
- マニュアル作成
- データ入力
といったものです。
これらはマイクロオフィススペシャリストがなくてもできる仕事ですが、資格があればないときより効率的に仕事を進めることができます。
また、最近流行っているオンライン秘書(メール対応や資料作成を代行する仕事)でも、資格を活かせます。
得られる収入はどんな業務を選ぶかによって変わってきますが、どの業務も数をこなせば月5万円くらいの収入にはなりますよ。
自動車運転免許【難易度★☆☆】
一般的になりすぎていて、気づかない方も多くいますが「自動車運転免許」も副業するのに使える資格です。
自動車運転免許を取得することでできる副業は次の3つ。
- 人の乗っていない車の運転代行
- 小さい荷物を運ぶドライバー
- 売るための車を目的地まで持っていくドライバー
日本は自分以外の人が乗っていなければ、車を使って収入を得ることもできます。
どの仕事もだいたい時給1500円くらいで仕事ができるので、稼ぐ気持ちがあれば月に5万円くらいは難しくありません。
自動車免許はプライベートでも使えるものなので、どんな資格をとろうか迷っている方はぜひ検討してみてくださいね。
キャリアコンサルタント【難易度★☆☆】
キャリアコンサルタントも副業の資格としておすすめです。
キャリアコンサルタントとは就職や転職の支援をする仕事で、
- キャリア全体に関するアドバイス
- 職務経歴書や履歴書へのアドバイス
- 面接の練習
- 求人情報の提供
などをします。
また、個人だけではなく、企業が社員に対してする「キャリア支援」へのアドバイスをすることもあります。
副業となると、土日に時間を作ってアルバイトをすることになります。
基本的な業務内容はキャリア面談で、クライアントのキャリアについてアドバイスをしたり、ときには就職活動のサポートをしたりします。
時給は1000円〜1500円で、人によって副業だけで月に10万円稼ぐような人もいます。
キャリアコンサルタントの合格率は約60%と、それほど低くありません。
地道に勉強をすれば合格するのは難しくないので、キャリア支援に興味がある人は一度受けてみるのをおすすめします。
英検・TOEIC【難易度★★☆】
翻訳や英語講師など英語に関する副業に役立つのが、英検やTOEICといった資格です。
英検やTOEICで一定以上のレベルまでいくと、クライアントに英語を使いこなせることをアピールできます。
英検なら2級、TOEICなら800点程度が「英語ができる」といえる1つの目安になりますね。
ちなみに英検とTOEICどちらでもいいということはありません。
英語による日常コミュニケーションスキルを上げたい場合はTOEICを、英語の知識・教養を付けたい場合は英検を受けるのがおすすめです。
日商簿記2級【難易度★★☆】
日商簿記2級は、会計に必要な基本的な知識や技能を習得することができる資格です。
日商簿記2級を持っていると、経理や会計の仕事ができるようになり、企業が募集している経理の案件が取れるようになります。
また、経理の仕事以外にも、簿記を教えたり、YouTubeやブログで簿記についての発信ができたりします。
転職をするときにも経理や会計ができるというのはプラスに働きますよ。
日商簿記2級の合格率はおよそ20%。
簡単ではないですが、地道に勉強を続ければ合格できる資格です。
宅地建物取引士【難易度★★★】
不動産系の副業をしたい方には宅地建物取引士がおすすめです。
宅地建物取引士は不動産の取引をするときに、お客さんに重要事項(水道・電気・ガス等)を説明したり、お客さんと不動産取引が成立したことを証明したりするのが仕事になります。
この仕事は宅地建物取引士しかできないので、需要は多いです。
宅地建物取引士を副業で活かす場合は、土日に不動産屋に赴きアルバイトをすることになります。
だいたい時給は1500円前後で、安定して月10万円くらいの副収入を得ている人もいます。
試験の合格率はおよそ15%くらいと決して高くはありません。
ただ、公認会計士や行政書士ほど難しくもなく、時間をかけてコツコツ学んでいけば着実に合格できる資格だといえます。
行政書士【難易度★★★】
副業でも高収入を得たい、いずれは独立したいという方におすすめなのが「行政書士」の資格です。
行政書士を一言でいうと、行政に提出する書類の作成を代行する人。
書くのが難しい公的な文書(許認可申請や遺言状など)を、一般の人に代わって書くのが主な仕事です。
資格に合格するには法律や行政の知識が必要になるので、合格難易度はとても高いです。
ただ、その分高収入にもなりやすく、月10万円稼ぐのもそれほど難しくありません
社会保険労務士【難易度★★★】
社会保険労務士は、企業の労務に関する資格です。
労働法や社会保険に関する知識を身につけ、
- 労務に関する書類の作成
- 労務に関するコンサルティング
といったことを仕事にします。
日給で1万円〜2万円もらえることも多く、月に10万円達成することも十分可能です。
ただし、社会保険労務士は合格率が5%〜7%とかなり難易度が高いです。
だいたい800時間〜1000時間(毎日勉強するとして1年〜1年半)の勉強時間が必要だとも言われています。
独学で資格を取るのはほぼ不可能なので、専門の講座に通うことをおすすめします。
要注意!取得するか慎重に考えるべき資格5つ
ここまで、お伝えしてきたおすすめの資格とは逆で、副業にはあまり使えない資格があるのも事実です。
もちろん、それらの資格が100%役に立たないというわけではありません。知識やスキルを磨くのには使えます。
しかし、現実問題、仕事が取れるようにならず後悔する人も多くいます。
あなたがそうなってしまわないよう、ここでは取得するか慎重に考えるべき資格をお伝えしていきます。
ITパスポート
ITパスポートは、インターネットに関する基礎知識資格です。
持っていると
- パソコンの操作方法
- ネットワークの基礎
- セキュリティの基礎
- プログラミングの基礎
といった知識があることをアピールできます。
しかし、ITパスポートを持っているからといって、IT系の副業ができるわけではありません。
ITパスポートで身につけられる知識は初歩の初歩であり、IT系の仕事ができる証明にならないからです。
現に、僕も大学生のときにITパスポートを取りましたが、それが就職活動や副業に役立ったことは一度もありません。
ITに関する勉強をするには良いと思いますが、仕事を取るのは難しいので本当に取得するかは慎重に考えましょう。
WEBデザイナー検定
WEBデザイナー検定も安易に取るのは危険な資格です。
そもそもWEBデザイン業界では、どれだけスキルがあるか(どれだけ良い作品を作れるか)が重要視されています。
資格があったとしても、仕事を取れるわけではありません。
むしろ、資格を勉強しても現場で通用するレベルの作品が作れるようになる可能性は低く、資格は取ったけど仕事は取れないということになりがちです。
そのため、WEBデザイナーとして副業をしようと考えている方は、スキルを磨いて作品を作れるようになる必要があります。
WEBデザイナーと資格の関係や、WEBデザイナーとして稼ぐのに本当に必要なものを書いた記事があるのでぜひ読んでみてくださいね。

WEBライティング検定
人気資格であるWEBライティング検定も、取るかどうかを慎重に考えるべき資格です。
理由はWEBデザイナー検定とほとんど同じで、WEBライターとして仕事を取るのに求められているのは「資格があるか」ではなく「スキルがあるか」だからです。
資格があるから仕事を取れるわけでは全くありませんし、僕がこれまで出会ってきた数十人のWEBライターも全員資格を持っていません。
もちろん、資格を取るためにWEBライティングの勉強をするのはとても意味があることです。
しかし、現場で通用するスキル(長文の記事を書き上げるスキル、記事を検索の上位に表示するスキル)が身につくわけではないので「資格を取ったのに、仕事が取れない」と後悔する人も多くいます。
少しお金がかかるかもしれませんが、WEBライティングの講座でスキルを磨くほうが着実に稼げるようになりますよ。
カラーコーディネーター
カラーコーディネーターは、ファッション業界やインテリア業界の人が取る資格で、勉強することによって
- 色の基礎知識
- 色が持つ心理的効果
- 調和のとれた色の組み合わせ方
などが学べます。
ただし、カラーコーディネーターの資格は難易度が低く、少し勉強すればほとんどの人が取れるものです。
そのため、カラーコーディネーターの資格を持っていても何か特別な仕事を取れるわけではありません。
クライアントも「カラーコーディネーターの資格を持っているから採用しよう」とはなりません。
なんとなく資格を取得してしまうと、のちのち「なんでこの資格取ったんだっけ」となってしまうので、本当に必要かはしっかり考えるようにしましょう。
秘書検定
オンライン秘書という副業が人気になり、それをするために「秘書検定」を受験する人もいます。
しかし、実は秘書検定はオンライン秘書をするのにそれほど役に立ちません。
そもそも秘書検定とは、「秘書に必要な能力を通じて、社会人として必要な力を養うための試験」です。
秘書としての力を養う試験ではないので、受験したからといって秘書になれるわけではありません。
オンライン秘書は「スケジュールの管理」「資料作成」「財務管理」といったことをする仕事なので、本当に必要なのは「日商簿記」や「マイクロオフィススペシャリスト」といった資格です。
まとめ
今回は副業におすすめの資格を紹介してきました。
お伝えした資格は次の8つです。
- MOS【難易度★☆☆】
- 自動車運転免許【難易度★☆☆】
- キャリアコンサルタント【難易度★☆☆】
- 英検・TOEIC【難易度★★☆】
- 日商簿記2級【難易度★★☆】
- 宅地建物取引士【難易度★★★】
- 行政書士【難易度★★★】
- 社会保険労務士【難易度★★★】
ぜひ、資格を取るときの参考にしてくださいね。
また、この記事では「取るか慎重に考えたい資格」も紹介しました。
お伝えした資格は決して悪いものではありません。
勉強の機会として取り組む分には良いものです。
ただし、実際に仕事につながるかはまた別の話なので、「資格があっても、仕事を取れるとは限らない」ということを頭に入れておいてくださいね。
あなたがこの記事を参考にすることで、納得のいく資格選びができれば嬉しいです。