「本業以外で少しお金を稼ぎたい」
「在宅ワークに変えて隙間時間を有効活用したい」
このような理由から副業を始めようと思う方も多いかと思います。
一方で、副業を始めようとする人をターゲットとした「副業詐欺」が増加しています。
副業を始める人が増えた分、副業詐欺の発生数も増加傾向です。
もしかしたらあなたが今始めようと思っているその案件も詐欺の可能性が。
この記事では、
- 副業詐欺の手口やサイン
- 副業詐欺に遭わない方法
- 副業詐欺への対処方法についてご紹介します。
これを読めば、副業詐欺を見分けられるようになり不安なく副業を始められますよ。
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ありがちな副業詐欺の手口

まずは副業詐欺の典型パターンをご紹介します。
これから始めようと思う副業がこれらに該当しないかチェックしてみてください。
SNSを使ったもの
副業詐欺の典型パターンの1つ目は、LINEやTwitterなどのSNSを利用した手法です。
身近にあるものを利用した手口なので、知らず知らずのうちに被害に遭っているかもしれません。
それではみていきましょう。
LINE
LINEを利用した副業詐欺に関しては、
- 無料でLINEスタンプをプレゼント
- LINEスタンプを送るだけで◯万円
のようなフレーズを見たら要注意です。
ここでクリックをして友達追加やメールで申し込みをすると悲劇が。
順番待ちや手続き待ちと称して数日待たされたあと、詐欺サイトやアフィリエイトなど大量広告が流れてくるようになります。
これ以外に、よくあるのはスタンプを配布するために他のゲームサイトの登録などを条件として誘導するパターン。
「私はゲームに興味ないし」と思っている方も注意が必要です。
お子さんがゲーム好きだった場合、そのような誘い文句から勝手に登録してしまうということもあるからです。
Twitterを利用した詐欺の典型例はリツイート詐欺です。
よくある誘い文句は、「リツイートした方から抽選で〇名にギフト券プレゼント」などです。
実際には抽選はおこなわずに、個別にメッセージが送られてきます。
「当選したので手続きとして〇〇してほしい」と、広告をクリックさせたりメルマガに登録をさせたり、手数料と称して現金を振り込ませたりするそうです。
また、「荷物を指定場所まで運んだら〇万円」で誘う裏バイトの勧誘にも気をつけてください。
気付かないうちに詐欺などで騙し取ったお金を運ぶ、いわゆる運び屋をしている場合もあり、これは犯罪行為に当たります。
知らない間に犯罪に手を染めてしまったということがないように注意が必要です。
Instagramを利用した詐欺の典型例は広告を利用したものです。
- クリックしただけで〇円
- あの有名ブランドが◯%オフ
このような、ついつい興味を持ってしまいそうな誘い文句には注意が必要です。これらをクリックすると偽の通販サイトに誘導されてさまざまな詐欺に利用される可能性があります。
また、高級飲食店での投稿などに興味を持った人に対して勧誘をおこなう手法もあるようです。
ここまで身近なSNSを利用した詐欺を見てきました。
「こんなのに引っかかるわけないじゃん」と考えた方もいると思います。
どれもよく考えたらおかしいということには気付けるものばかりだったのではないでしょうか。
うまい話には裏があると思いましょう。
副業を斡旋するもの
優先的に仕事を紹介するなどと約束する代わりに「副業を始めるのに必要なものだから」といって、何か商品などを買わせたり、費用を請求したりする詐欺の形があります。
ここでは、よくある5つのパターンをご紹介していきます。
情報商材
儲け話やギャンブルの情報を売る詐欺があります。
「高額収入を得るためのノウハウ」などと称して情報を販売をする手口です。
しかし、実際にはその情報を使っても儲からなかったり、払った金額に見合わない内容であったりする場合がほとんど。
「返金保証つき」と書かれているものもありますが、返金されないどころか連絡も取れない場合もあるので注意してください。
資格取得
資格取得などのための教材を高額で売りつける詐欺に注意してください。
- 宅建や行政書士などの資格を持っていれば月収数十万円の仕事を優先的に紹介する
- この教材や道具を買わないと仕事ができない
これらが資格取得を利用した詐欺の常套句です。
実際に購入してみても内容がほとんどないものや、そもそもお金を払っても何も送られてこない場合もあります。
返金保証付きと書かれているものでも実際は返金されず、音信不通になることもあるため、最初にお金を請求するものは詐欺だと疑ってみるようにしましょう。
仕事斡旋
「誰でも高収入が得られる」
この言葉に出くわしたら注意が必要です。
誰でも高収入が得られたら誰も苦労しないですよね。
副業で高収入を得ている人はたしかにいますが、その人たちは希少価値の高いスキルを持っているか、たくさん働いている人たちです。
そう考えると、先ほどの誘い文句は怪しいと思いませんか。
しかし、副業を始める人の多くはお金を稼ぎたいと思っているため、この言葉に引っかかってしまうのです。
もちろん、誰でもできる簡単なことでも人並み以上にやれば高収入を得ることは可能です。
そのため、「誰でも高収入が得られると言われた=詐欺」とはならないですが、一度疑ってみることをおすすめします。
ねずみ講やマルチ商法
マルチ商法は会員価格なら安く買えると言って商品を売り、その顧客がまた別の人に購入させる連鎖でもうける販売手法です。
この仕組み自体は犯罪ではありません。
問題は上位会員であれば下位会員のマージンでお金を稼げる一方で、下位会員だと商品がさばけなかったり在庫を抱えて損をしたり稼げず利益が少ないケースがあること。
若者や主婦がターゲットにされやすく、マルチ商法をやっていた知人や友人伝いに会社員の間でも被害者が増えています。
投資
投資と書かれていて、「投資も詐欺に当たるの?」と思われた方もいるかもしれませんが、一般的な投資は詐欺には該当しませんので安心してください。
詐欺に該当する可能性があるのは「必ず」「絶対」「安全」といったキーワードが入った投資の場合です。
投資を利用した詐欺の手口は「元金を出してくれたら必ずそれ以上にして返すよ」という誘い文句で、増えるどころか払った金額分すら返ってこないというものです。
想像できるかもしれませんが、リターンとして投資した金額も返ってこない可能性があり、「必ず」儲かることはありえません。
そのため、「必ず」「絶対」「安全」が入っていたら注意してください。
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副業詐欺のサイン

ここまでよくある詐欺の典型パターンを見てきましたが、ここまで露骨に勧誘してこない場合もあります。
そして気付いた頃には、詐欺にあっていたということも。
実は、業者とのやりとりのなかにも「副業詐欺の可能性かも」と見分けるためのサインがあります。
気付いたら詐欺にあっていたなんてことがないように、一緒に副業詐欺のサインを確認していきましょう。
高額なものを買わせようとする
高額なものを買わせようとしてきたら注意しましょう。
稼げる方法を教えますなどと謳って高額な情報商材を売ろうとしてきます。
最初は無料だから大丈夫だと思っている方もちょっと待ってください。
途中から有料のメルマガを購入させるなどで徐々に値段を上げていき、高額なものを売る場合もあるため、お金の話がきたら注意してみましょう。
先にお金を払わせる
仕事を始める前に、初期費用を請求してきたり、教材費などの前金を請求してきたりした場合は、その業者は詐欺の場合がほとんどです。
仕事を始めてから、「もう少し勉強したほうがいいかも」と自分で思ったならよいと思いますが、始めてもいないのに「まず始める前にこの教材で勉強してください」と言われて、業者側から請求をされた場合は詐欺だと疑ってください。
条件がよすぎる
「この案件いいじゃん!」と思っても、もう一度だけ検討してみてください。
特に「高額報酬」「楽に稼げる」などの誘い文句だけをみて、安易に応募するのは危険です。
実際に購入しても具体的な副業方法を教わることなく、稼げないまま返金処理もしてもらえないことがほとんどです。
また、還元率のよいポイントサイトでは換金しようとするとアカウントが停止されたりそもそもポイントが付与されなかったりなどの問題も多くあります。
そのため、極端に報酬がよいものや、他のものと比べてポイント還元率が高いもの、条件が良すぎるものは注意してください。
業者の詳細がわからない
仕事を受けようと思った会社や業者の基本情報は、まずインターネットで検索して調べましょう。
もしホームページやSNSなどが出てこない場合は、その会社や業者自体が詐欺のための架空のものである場合があります。
調べて出てきても安心するのはまだ早いです。
もし、評価が低かったり、評判が良くなかったりしたら一度検討し直してみてください。
「絶対」「必ず」という文言
先ほどもお伝えしましたが、投資に限らず「絶対」「必ず」という文言があった場合は気をつけてください。
ちなみに、「絶対」「必ず」など過剰な表現を使って売り込みをすることは法律で禁止されています。
本当に信頼できる企業や業者であれば、そのことを知っているので、過剰な表現は使いません。
投資と同じように、
- 絶対に稼げる案件
- 必ずもうかる案件
などはありません。
地道にスキルを身につけたり、稼いだりするのが一番の近道ですよ。
詐欺に遭わない方法

ここまで、副業詐欺の手口やサインをご紹介しました。
ですが、そもそも詐欺に遭わない方法があれば安心して副業を始めることができますよね。
ここでは、詐欺を未然に防ぐ方法についてお伝えします。
先にお金を払うものはやらない
たびたび出てきていますが、お金を先に払わせるものは詐欺と考えたほうがよいでしょう。
その手口の詐欺に引っかからないためには、先に払うものはやらなければよいのです。
副業をこれから始めようと思っている方は、まず案件の詳細を見たり、担当者に確認をしたりしてお金がかからないかどうかを調べてください。
この時点で払う必要があるのであれば手を引きましょう。
副業として投資をおこなう人もいますが、信用できるものとそうでないものの区別をするのは初心者には難しいかもしれません。
そのため、副業初心者の方は投資系の副業を控えておくのが無難です。
副業を始めること自体がチャレンジだと思いますので、まずはリスクの少ないものから始めることをおすすめします。
運営会社を調べる
副業を始める前には運営会社について必ず調べましょう。
調べる項目は特に次の3点です。
- 運営会社のホームページやSNS
- 運営会社の利用者数
- 運営会社への口コミ
まずは、その運営会社が存在するのか確認しましょう。
基本的にはホームページやSNSアカウントがあると思いますので、それがない場合は詐欺の可能性があります。
次にホームページを確認して利用者数や先ほどご紹介した詐欺の誘い文句がないか確認しましょう。
そのあと、Googleなどで「運営会社名 評判」「運営会社名 口コミ」などのキーワードで検索したときに悪い口コミがないかチェックしてみてください。
もしSNSアカウントもあればそこでの口コミも要チェックですよ。
「悪い口コミがない運営会社ってあるの?」と思う方もいるのではないでしょうか。
もちろんみんながみんなよい評価をしていることはほとんどないと思います。
しかし、よい運営会社であれば悪い口コミ以上によい口コミがあるはずなので、悪い口コミだらけのものでなければ大丈夫です。
仲介サイトを利用する
詐欺などの心配をせず、安全に副業を始めたい方は仲介サイトを利用してみてはいかがでしょうか。
有名なクラウドソーシングサイトや仲介サイトを利用すれば、サポート体制もありますし、悪質な業者に引っかかることもなく副業を始められますよ。
利用者が多く、有名なサービスを3つご紹介します。
クラウドワークス

副業といえばクラウドワークスを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
ユーザー数は443万人以上、仕事のジャンルは200以上(2022年2月現在)となっておりクラウドソーシングサイトの中でもトップクラスのサービスといえるでしょう。
案件も「文字起こし」「ライティング」「事務作業」などの定番のものから、「ナレーション」「コンサルティング」など専門的なものまでさまざまです。
アンケート回答のように、スキルは必要なく誰でも始められる案件もあるので、副業初心者の方はそこから始めてみてはいかがでしょうか。
「アンケート回答ってそんなにお金もらえないでしょ?」という方もいるかと思います。
しかし、スキルなどがない状態で最初からとんとん拍子にお金をたくさん稼ぐのは難しいです。
実績を積んでいけば企業から直接スカウトが届くこともあるため、最初のうちは、単価が低い案件も積極的に受けて、実績を作っていくことをおすすめします。
ランサーズ

クラウドワークスと同様のクラウドソーシング型の副業サイトです。
登録者数は110万人以上、仕事の種類は277種類(2022年2月現在)となっており、こちらも業界最大級のサービスです。
「週何日」「何時間〜」などの働き方や仕事内容など、幅広いジャンルの案件があります。
さまざまな条件で案件を絞れるのであなたが希望する仕事内容などが見つかるかと思います。
「クラウドワークスとどっちに登録したらいいの?」と思うかもしれませんが、どちらも登録しておきましょう。
同じような仕事内容でも条件が異なることがあります。複数サイトに登録しておくと、より希望する条件に近いものを選べますよ。
ココナラ

ココナラは登録者数227万人以上、サービス出品数は40万件以上(2021年5月現在)のサイトで、自分のスキルや経験を簡単に出品して収入を得ることができます。
似顔絵や恋愛相談など、「こんなのでも大丈夫なの?」という特技まで商品になる可能性もあるので、迷っているなら一度あなたのスキルや経験などを販売してみてはいかがでしょうか。
自分で金額を設定して出品をしたあとは、受注して納品する流れになっています。
先ほどご紹介したサービスのように、ライティングなど募集依頼の中から希望に合うものにも応募ができるので、クラウドソーシングのように使うこともできますよ。
詐欺への対処方法

ここまでは詐欺に遭わないように事前に準備できる方法をお伝えしました。
しかし、「もしかして詐欺にあってしまったかも」という方もいるかもしれません。
ここからは実際に詐欺にあってしまった場合の対処方法をご紹介します。
相談窓口に連絡する
まずは相談窓口に連絡をしましょう。
「詐欺かもしれない」と思ったときに連絡する場所をご紹介します。
消費者ホットライン
どこにかけたらよいかわからない場合は消費者ホットライン「188」にかけると地域の相談窓口につないでくれます。
つながるまでは通話料も無料のため、
- 詐欺にあったかもしれないけど警察に相談してよいのかわからない
- 自分では判断できないから話を聞いてもらいたい
これらの場合は一度「188」にかけてみてください。
警察相談ダイヤル
警察にかけてみようと思っても、いきなり「110」にかけるのはためらってしまう方も多いのではないでしょうか。
そのときは警察相談ダイヤル「#9110」に連絡してみてください。
電話をかけてきた理由を確認して、適切な窓口へそのまま案内してくれますよ。
警察に相談したいけどどこにかけたらよいのかわからない場合は、「#9110」にかけてみましょう。
法テラス
法テラスは国が設営した法的トラブル解決の総合案内所です。
経済的に余裕がない方が法的トラブルにあったときに、無料で弁護士などに相談できます。
法的トラブルの場合は「0570-078374」、犯罪に遭った場合は「0570-079714」にかけてみてください。
平日9時から21時、土曜日は9時から17時であればつながります。
日曜祝日はつながりませんが、メールであれば24時間365日受付をしています。
クレジットカードの引き落としを停止する
クレジットカードで物品を購入した場合は、カード会社に引き落とし停止をしてもらうように連絡をしてください。
通常は支払い停止をお願いしてもとおりませんが、抗弁書を提出することで支払い停止をしてもらえる場合があります。
抗弁書とは商品やサービスそのものや、それらが届かないなどなど何かしらの問題があったことを知らせる文書のことです。
カード会社に事情を話して、抗弁書を提出したいと伝えることで担当者が対応してくれるので、カードで購入したものが詐欺かもしれないと思ったらクレジットカード会社に連絡をしましょう。
詳しい書き方はこちらをご覧ください。
お金を請求されても払わない
支払いの前に詐欺だと気付いたら払ってはいけません。
相手は「支払わないと法的手段に出る」と脅してくる場合もありますが、無視しましょう。
払ってしまった場合、そのあとに弁護士などに依頼して起訴してもお金を取り戻すのは決して簡単なことではありません。
脅してきたとしても実際に法的手段に出ることはほとんどありませんので、無視しても問題ないです。
しかし、個人情報を渡しているなど他の被害の不安がある場合は弁護士や警察などに連絡をしてください。
集団訴訟プラットフォームを探す
詐欺の被害に遭ってしまって弁護士に相談したいと思っても、個人では支払えないほど金額がかかる場合もあるでしょう。
費用を抑えたいのであれば集団起訴に参加する選択肢もありますよ。
集団起訴とは同じ相手から同様の被害に遭った人たちが集団で起訴をおこす方法です。
SNSやインターネット掲示板で集団起訴を呼びかけているのでチェックしてみてください。
まとめ
ここまでお伝えしたことは以下の3点です。
- うますぎる話は詐欺の可能性が高い
- 安全に始めたいなら仲介サービスを利用する
- 詐欺の可能性があるときは相談窓口に連絡をする
副業を始めようと思ったときに魅力的な条件があれば乗ってしまうのが人間。
そこに漬け込もうとする業者が一定数います。
冷静になってみれば詐欺だとわかるものも多いですが、判断を急がされたり煽られたりすると、誤った判断をしてしまう人が多いです。
今申し込もうとしているその案件も詐欺の可能性があると疑って、一度深呼吸し落ちついて考え直してみてくださいね。
あなたらしい生き方、働き方ができるよう応援しています。