「本業以外で少しお金を稼ぎたい」
「在宅ワークに変えて隙間時間を有効活用したい」
このような理由から副業を始めようと考えている方も多いかと思います。
しかし、その一方で、「詐欺にあったらどうしよう…」と不安に感じることもありますよね。
実際、副業を始める人が増えた分、副業詐欺の発生数も増えており、詐欺についての知識がないと騙される危険性はとても高いです。
そこで、今回はあなたが詐欺に騙されないように
- 副業詐欺の手口やサイン
- 副業詐欺に遭わない方法
- 副業詐欺への対処方法
をお伝えしていきます。
これを読めば、不安なく副業を始められますよ。
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そもそも副業詐欺とは
副業詐欺とは、副業を始めようと考えている方に、価値のないものでお金を支払わせることです。
代表的なものとして、次のようなものが挙げられます。
- 内容が10年ほど古い情報商材を買わされる
- 副業を紹介するからという口実で言って高額な商品を売りつけられる
最近ではSNSを使って闇バイトのような若者を使い捨てにする詐欺が最近増えています。
副業OKの企業も増加する中、悪質な手口を使った業者が増えています。
手口も年々複雑になっており、専門家でないと分からないような、巧妙な手口を使うプロ集団も居るのが現状です。
「今すぐ稼ぎたい」「手っ取り早く収入を上げたい」といった心を見透かした、ノウハウやテクニックを駆使して、お金を奪っていきます。
ありがちな副業詐欺の手口9選
まずは副業詐欺の典型パターンをご紹介します。
これから始めようと思う副業がこれらに該当しないかチェックしてみてください。
資格に関する詐欺
副業詐欺で特に多いのが資格に関する詐欺です。
「資格を持っていれば条件のいい仕事を紹介します」
「資格を取るにはこれで勉強するのがおすすめです」
といって、内容がほとんどない教材を販売したり、お金だけを支払わせたりしてきます。
なかには「返金保証付き」になっているものもありますが、安易に信用してはいけません。
「返金保証付き」と書いてあるだけで、実際には返金されず連絡もつかないといったケースがあるからです。
情報商材を売りつける詐欺
情報商材を使った詐欺もあります。
「高額収入を得るためのノウハウ」と称してまったく役に立たない情報を売ってくるのです。
普段は買わないようなものでも、副業をした経験がなくて不安だったり、副業が上手くいかず焦っているときには、情報商材に手を出やすくなります。
つい手を出してしまい、後悔しないよう注意してくださいね。
もちろん、全ての情報商材が詐欺ではありません。なかには、まともなものもあります。
誰が売っているかや、どんな内容なのかをあらかじめ調べて、お金が騙し取られないようにしましょう。
投資をさせようとする詐欺
投資と書かれていて、「投資も詐欺に当たるの?」と思われた方もいるかもしれませんが、一般的な投資は詐欺には該当しませんので安心してください。
詐欺に該当する可能性があるのは「必ず」「絶対」「安全」といったキーワードが入った投資の場合です。
「元金を出してくれたら必ずそれ以上にして返すよ」という言葉で投資信託を提案してくるのですが、お金が増えて返ってくることはありません。
むしろ、支払ったお金すら返ってこないことも多いです。
そもそも投資に「必ず」「絶対」「安全」はないので、そういった言葉がある場合は疑ってかかりましょう。
マルチ商法による詐欺
マルチ商法は「会員価格なら安く買える」と言って商品を売り、その顧客がまた別の人に購入させる連鎖でもうける販売手法です。
下位会員になればなるほど売るのが難しく、負債と大量の在庫が残ってしまう人も多くいます。
学生や主婦がターゲットにされやすく、知人から勧められることもあります。
危険性を感じたら、知人でもしっかり断るようにしましょう。
※マルチ商法の勧誘でありがちなのが、突然「2人きりで会おうよ」「◯◯さんに会わせたい人がいる」という誘い文句です。普段それほど仲良くない人からこのようなことを言われたら、マルチ商法ではないか疑うようにしましょう。
違法行為に加担させることによる詐欺
詐欺のなかには、上手いことをいって違法行為をさせようとするものもあります。
よくあるのが、「名義貸しを利用した詐欺」と「受け子にさせることによる詐欺」です。
名義貸しとは、他人の名義を使って契約するという違法行為です。
詐欺師に名義を貸してしまうと、詐欺師から「違法行為で◯万円支払わないといけないから立て替えて欲しい」と言われます。
それに素直に従うと罰金として支払ったつもりのお金が全て詐欺師に取られてしまいます。
受け子は詐欺師が盗んだものや、違法薬物を運ぶ人のことです。
詐欺師の「運ぶだけで稼げる」という言葉にのって、受け子になってしまうと犯罪に加担して捕まることがあります。
海外で捕まってしまい、最高刑が下った人もいます。詐欺師の甘い言葉に乗らないように細心の注意を払いましょう。
運用代行(コンサル)を装った詐欺
メディアやSNSの運用代行(コンサル)をするといって、お金を騙し取るといった詐欺もあります。
運用代行は無数にあるので、例を挙げるとキリがないのですが、特に被害が多いのは次の3つです。
- ブログ
- ネットショップ
- SNS(Twitter、Instagram、YouTube)
この手の詐欺をしている人は、とても口が上手く、運用が順調にいっているように見せてきます。
しかし、実際には上手くいっておらず、それに気付いた頃には連絡が取れなくなっていることがほとんどです。
運用代行(コンサル)を依頼するときには、本当にその人が信頼できるかを確認しましょう。
実績やクライアントの声、SNSの発信を調べるのがおすすめです。
LINEを使った詐欺
LINEを使った詐欺もあります。
- 無料でLINEスタンプをプレゼント
- LINEスタンプを送るだけで◯万円
のようなフレーズを見たら要注意です。
ここでクリックをして友達追加やメールで申し込みをすると悲劇が。
順番待ちや手続き待ちと称して数日待たされたあと、詐欺サイトやアフィリエイトなど大量に広告が流れてくるようになります。
これ以外によくあるのは、スタンプを配布するためにゲームサイトの登録を条件として誘導するパターン。
「私はゲームに興味ないし」と思っている方も注意が必要です。
お子さんがゲーム好きだった場合、そのような誘い文句から勝手に登録してしまうこともあるからです。
Twitterを使った詐欺
Twitterを利用した詐欺の典型例はリツイート詐欺です。
よくある誘い文句は、「リツイートした方から抽選で〇名にギフト券プレゼント」です。
実際には抽選はおこなわずに、個別にメッセージが送られてきます。
「当選したので手続きとして〇〇してほしい」と、メルマガに登録をさせたり、手数料と称して現金を振り込ませたりします。
また、「荷物を指定場所まで運んだら〇万円」で誘う裏バイトの勧誘にも気をつけてください。
気付かないうちに先ほど紹介した受け子になっていることがあるからです。
Instagramを使った詐欺
Instagramを利用した詐欺の典型例は広告を利用したものです。
- クリックしただけで〇円
- あの有名ブランドが◯%オフ
このような、ついつい興味を持ってしまいそうな誘い文句には注意が必要です。
これらをクリックすると偽の通販サイトに誘導されてさまざまな詐欺に利用される可能性があります。
また、投稿に興味を持った人(いいねをした人)に対してダイレクトメッセージを送り、そこで情報商材を売ったり、マルチ商法への勧誘をしたりするケースも少なくありません。
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副業詐欺のサイン5つ
詐欺には露骨に勧誘してこない場合もあります。
そして気付いた頃には、詐欺にあっていたということも。
実は、業者とのやりとりのなかにも「副業詐欺の可能性かも」と見分けるためのサインがあります。
気付いたら詐欺にあっていたなんてことがないように、一緒に副業詐欺のサインを確認していきましょう。
高額なものを買わせようとする
高額なものを買わせようとしてきたら注意しましょう。
稼げる方法を教えますと謳って高額な情報商材を売ろうとしてきます。
最初は無料だから大丈夫だと思っている方もちょっと待ってください。
途中から有料のメルマガを購入させることで徐々に値段を上げていき、高額なものを売る場合もあるため、お金の話がきたら注意してみましょう。
先にお金を払わせる
仕事を始める前に、初期費用や教材費の前金を請求してきた場合、その業者は詐欺であることがほとんどです。
仕事を始めてから、「もう少し勉強したほうがいいかも」と自分で思ったならよいです。
しかし、始めてもいないのに「まず始める前にこの教材で勉強してください」と言われて、業者側から請求をされた場合は詐欺だと疑ってください。
条件がよすぎる
「この案件いいじゃん!」と思っても、もう一度だけ検討してみてください。
特に「高額報酬」「楽に稼げる」という誘い文句だけをみて、安易に応募するのは危険です。
実際に購入しても具体的な副業方法を教わることなく、稼げないまま返金処理もしてもらえないことがほとんどです。
また、還元率のよいポイントサイトでは換金しようとすると、アカウントが停止されたりそもそもポイントが付与されなかったりすることもあります。
そのため、極端に報酬がよいものや、他のものと比べてポイント還元率が高いもの、条件が良すぎるものには注意してください。
業者の詳細がわからない
仕事を受けようと思った会社や業者の基本情報は、まずインターネットで検索して調べましょう。
もしホームページやSNSが出てこない場合、その会社や業者自体は架空のものである可能性が高いです。
調べて出てきても安心するのはまだ早いです。
もし、評価が低かったり、評判が良くなかったりしたら、「本当にそこから仕事を受けるか」を検討し直してみてください。
「絶対」「必ず」という文言
先ほどもお伝えしましたが、投資に限らず「絶対」「必ず」という文言があった場合は気をつけてください。
ちなみに、「絶対」「必ず」と過剰な表現を使って売り込みをすることは法律で禁止されています。
本当に信頼できる企業や業者であれば、そのことを知っているので、過剰な表現は使いません。
投資と同じように、
- 絶対に稼げる案件
- 必ずもうかる案件
はありません。
地道にスキルを身につけたり、稼いだりするのが一番の近道ですよ。
副業詐欺に遭わない3つの方法
ここまで、副業詐欺の手口やサインをご紹介しました。
ですが、そもそも詐欺に遭わない方法があれば安心して副業を始めることができますよね。
ここでは、詐欺を未然に防ぐ方法についてお伝えします。
先にお金を払うものはやらない
たびたび出てきていますが、お金を先に払わせるものは詐欺と考えたほうがよいです。
その手口の詐欺に引っかからないためには、先に払うものはやらなければよいのです。
副業をこれから始めようと思っている方は、まず案件の詳細を見たり、担当者に確認をしたりしてお金がかからないかどうかを調べてください。
この時点でお金を払う必要がある場合は手を引きましょう。
副業として投資をおこなう人もいますが、信用できるものとそうでないものの区別をするのは初心者には難しいです。
そのため、副業初心者の方は投資系の副業を控えておくのが無難です。
副業を始めること自体がチャレンジだと思いますので、まずはリスクの少ないものから始めることをおすすめします。
運営会社を調べる
副業を始める前には運営会社について必ず調べましょう。
調べる項目は特に次の3点です。
- 運営会社のホームページやSNS
- 運営会社の利用者数
- 運営会社への口コミ
まずは、その運営会社が存在するのか確認しましょう。
ホームページやSNSアカウントがない場合は詐欺の可能性があります。
次にホームページを確認して利用者数や先ほどご紹介した詐欺の誘い文句がないか確認しましょう。
そのあと、Googleなどの検索エンジンで「運営会社名 評判」「運営会社名 口コミ」というキーワードで検索したときに悪い口コミがないかチェックしてみてください。
検索で出てこないときは、SNSで口コミを調べるのも1つの手です。
「悪い口コミがない運営会社ってあるの?」と思う方もいるのではないでしょうか。
もちろんみんながよい評価をしていることはほとんどないと思います。
しかし、よい運営会社であれば悪い口コミ以上によい口コミがあるはずなので、悪い口コミだらけのものでなければ大丈夫です。
仲介サイトを利用する
詐欺を心配をせず、安全に副業を始めたい方は仲介サイトを利用してみてはいかがでしょうか。
有名なクラウドソーシングサイトや仲介サイトを利用すれば、サポート体制もありますし、悪質な業者に引っかかることもなく副業を始められますよ。
利用者が多く、有名なサービスを3つご紹介します。
クラウドワークス
副業といえばクラウドワークスを思い浮かべる方も多いと思います。
ユーザー数は443万人以上、仕事のジャンルは200以上(2023年5月現在)となっておりクラウドソーシングサイトの中でもトップクラスのサービスです。
案件も「文字起こし」「ライティング」「事務作業」といった定番のものから、「ナレーション」「コンサルティング」など専門的なものまでさまざまです。
アンケート回答のように、スキルは必要なく誰でも始められる案件もあるので、副業初心者の方はそこから始めてみてはいかがでしょうか。
「アンケート回答は、報酬が良くないからあまりやりたくない」という方もいるかと思います。
しかし、スキルがない状態で最初からとんとん拍子にお金をたくさん稼ぐのは難しいです。
実績を積んでいけば企業から直接スカウトが届くこともあるため、最初のうちは、単価が低い案件も積極的に受けて、実績を作っていくことをおすすめします。
ランサーズ
クラウドワークスと同様のクラウドソーシング型の副業サイトです。
登録者数は110万人以上、仕事の種類は277(2023年5月現在)となっており、こちらも業界最大級のサービスです。
「週何日」「何時間〜」といった働き方や仕事内容など、幅広いジャンルの案件があります。
さまざまな条件で案件を絞れるので、あなたが希望する仕事も見つかりやすいです。
「クラウドワークスとどっちに登録したらいいの?」と思う方は、どちらも登録しておきましょう。
同じような仕事内容でも条件が異なることがあります。複数サイトに登録しておくと、希望する条件に近いものを選べますよ。
ココナラ
ココナラは登録者数227万人以上、サービス出品数は40万件以上(2023年5月現在)のサイトで、自分のスキルや経験を簡単に出品して収入を得ることができます。
似顔絵や恋愛相談など、「こんなのでも大丈夫なの?」という特技が商品になる可能性もあるので、迷っているなら一度あなたのスキルや経験を販売してみてはいかがでしょうか。
自分で金額を設定して出品をしたあとは、受注して納品する流れになっています。
先ほどご紹介したサービスのように、クラウドソーシングのように使うこともできますよ。
副業で「詐欺かも…」と思ったときにすべき3つの行動
ここまでは詐欺に遭わないように事前に準備できる方法をお伝えしました。
しかし、「もしかして詐欺にあってしまったかも」という方もいるかもしれません。
ここからは実際に詐欺にあってしまった場合の対処方法をご紹介します。
相談窓口に連絡する
まずは相談窓口に連絡をしましょう。
「詐欺かもしれない」と思ったときに連絡する場所をご紹介します。
消費者ホットライン
どこにかけたらよいかわからない場合は消費者ホットライン「188」にかけると地域の相談窓口につないでくれます。
つながるまでは通話料も無料のため、
- 詐欺にあったかもしれないけど警察に相談してよいのかわからない
- 自分では判断できないから話を聞いてもらいたい
といった場合は一度「188」にかけてみてください。
警察相談ダイヤル
警察にかけてみようと思っても、いきなり「110」にかけるのはためらってしまう方も多いのではないでしょうか。
そのときは警察相談ダイヤル「#9110」に連絡してみてください。
電話をかけてきた理由を確認して、適切な窓口へそのまま案内してくれますよ。
法テラス
法テラスは国が設営した法的トラブル解決の総合案内所です。
経済的に余裕がない方が法的トラブルにあったときに、無料で弁護士に相談できます。
法的トラブルの場合は「0570-078374」、犯罪に遭った場合は「0570-079714」にかけてみてください。
平日9時から21時、土曜日は9時から17時であればつながります。
日曜祝日はつながりませんが、メールであれば24時間365日受付をしています。
クレジットカードの引き落としを停止する
クレジットカードで物品を購入した場合は、カード会社に引き落とし停止をしてもらうように連絡してください。
通常は支払い停止をお願いしてもとおりませんが、抗弁書を提出することで支払い停止をしてもらえる場合があります。
抗弁書とは商品やサービスそのものや、それらが届かないといった問題があったことを知らせる文書のことです。
カード会社に事情を話して、抗弁書を提出したいと伝えることで担当者が対応してくれるので、カードで購入したものが詐欺かもしれないと思ったらクレジットカード会社に連絡をしましょう。
詳しい書き方はこちらをご覧ください。
お金を請求されても払わない
支払いの前に詐欺だと気付いたら払ってはいけません。
相手は「支払わないと法的手段に出る」と脅してくる場合もありますが、無視しましょう。
払ってしまった場合、そのあとに弁護士に依頼して起訴してもお金を取り戻すのは決して簡単なことではありません。
脅してきたとしても実際に法的手段に出ることはほとんどありませんので、無視しても問題ないです。
しかし、個人情報を渡している等、他の被害の不安がある場合は弁護士や警察に連絡をしてください。
住所を教えてしまった場合は一度冷静になり周りに相談してみる
詐欺に遭い、家族の住所や自宅の場所を教えてしまったら、まず周りに相談するのが大切です。
住所を詐欺師に知られているというのは不安だと思います。しかし、実際に詐欺師が家族や自宅に来る可能性は低いです。
ときには電話などで「追い込むからな」「なにからわかっているんだよ」といった暴言を吐かれることもあります。
ですが、それらも詐欺師のマニュアルを読んでいるだけのケースが多いです。
それにも拘らず脅し文句に不安を煽られ、迂闊な行動をすると悪徳業者の言いなりになってしまいます。
被害が大きくなったケースもあるので、焦って行動するのではなく、身近な人に時間をとって相談させてもらいましょう。
身近な人に相談することで、冷静になれたり、解決につながるヒントが出たりしますよ。
副業詐欺で取られたお金を返してもらう4つの方法
もはや「詐欺かも…」という疑いレベルではなく、確実にお金が取られ詐欺だと確信した場合、お金を返してもらえるよう動きましょう。
ここでは、実際にお金を返してもらうためにすべき行動を紹介していきます。
クーリングオフをする
まず、お金を返してもらう方法として、クーリングオフがあります。
クーリングオフとは、一定の期間内なら、商品・サービスの契約や申し込みを取り消せる制度です。
契約や申し込みを取り消すことで、支払った分のお金を返してもらえます。
クーリングオフが使える期間は、どんなふうに商品・サービスを買ったかによって違います。
次の取引の種類とクーリングオフができる期間を載せておくので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 訪問販売、購入
- 電話での勧誘販売
- 特定継続的役務提供(美容医療や家庭教師などの長期的な契約)
- 連鎖販売取引(マルチ商売)
- 業務提供誘引販売取引(仕事するために必要な商品の取引)
実際にクーリングオフをする場合には、全国各地にある消費者センターに相談してみましょう。
警察に被害届を提出する
お金を取り返す方法として、警察に被害届を提出することもあります。
詐欺師が逮捕されたからといって、必ずしもお金が返ってくるわけではありません。
しかし、逮捕された詐欺師が「被害届を取り下げて欲しい」と主張した場合、取り下げることと引き換えにお金を返してもらうことは可能です。
ただ、証拠がない場合は事件として認められず、警察がまともに取り合ってくれないことがあります。
そのため、被害届を提出する際には、
- 詐欺業者の名前や住所
- 詐欺の手口
- 損害額
を明確に記載することが重要です。
また、被害者自身も、詐欺に遭ったことを証明するために、証拠を集めるようにしましょう。
被害額を記録したメモや、詐欺業者とのやりとりを録音した音声データは有効な証拠になりますよ。
集団訴訟に加わる
お金を返してもらう方法として、集団訴訟に参加する方法もあります。
集団訴訟とは、1つの詐欺師(詐欺グループ)に対して複数の被害者がいる場合に、被害者が団結して詐欺師(詐欺グループ)に返金を求めることです。
集団訴訟には
- 個人で訴訟するよりも費用が抑えられる
- 情報源がたくさんあるため証拠が集めやすい
といったメリットがあります。
複数人で1人の弁護士を雇えるので、せっかくお金を返してもらったのに弁護士費用で結局お金が残らないなんてことも防げます。
ただ、複数人で訴訟を起こすため、手続きは少し複雑になります。その点だけは割り切っておきましょう。
弁護士に依頼して交渉してもらう
お金を返金してもらう方法として、弁護士に依頼することもあります。
弁護士に依頼するメリットは次の3つ。
- 先に返金してもらえる見通しがあるか知れる
- 詐欺師の情報を調べてもらえる
- 詐欺師との交渉をしてもらえる
やはり、詐欺師との交渉を代わりにやってもらえるのは、大きなメリットですね。
弁護士は法の専門家。一般の方よりも詐欺師に法的な圧力をかけることができます。
被害者自身が交渉をするよりも、返金してもらえる可能性が高いですよ。
ただし、弁護士に依頼すると多くの費用がかかります。
詐欺師からせっかくお金を返してもらったのに、弁護士への依頼料で結局損してしまうケースもあるので、費用がどれくらいかかるかは必ず確認しましょう。
まとめ
この記事では、副業で起こりがちな詐欺についてお伝えしてきました。
最後に詐欺のサインをもう一度お伝えしますね。
- 高額なものを買わせようとする
- 先にお金を払わせる
- 条件がよすぎる
- 業者の詳細がわからない
- 「絶対」「必ず」という文言
副業を始めようと思ったときに魅力的な条件があれば乗ってしまうのが人間。
そこに漬け込もうとする業者が一定数います。
冷静になってみれば詐欺だとわかるものも多いですが、判断を急がされたり煽られたりすると、誤った判断をしてしまう人が多いです。
そのため、案件を申し込むときには「詐欺の可能性があるかも」と一度冷静に考えてみてください。
それだけで詐欺にあう可能性はグッと減りますよ。
質問や感想があればご記入ください