「フリーランス楽しすぎてやばい…」
最近、SNSや広告でこのような発信を見ることが多くなってきましたね。
こんな発信を見て、「フリーランスいいな〜」と思うと同時に「本当に楽しいのかな?」と疑問を持つ方も多いと思います。
結論、フリーランスを楽しいと思えるかはその人次第です。
実際、日本労働組合総連合の調査で、フリーランスの仕事に満足している人の割合は51.4%と半分くらいしかいないことがわかっています。
引用:日本労働組合総連合「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021」
そのため、結局は自分で「フリーランスを楽しめるか」を判断するしかなくなってきます。
この記事では、あなたが「フリーランスになるか」を判断できるよう
- フリーランスが「楽しすぎ」と言われる理由
- 多くの人が悩むフリーランスの闇
- フリーランスを楽しめる人の特徴
- フリーランスを楽しめない人の特徴
をお伝えしていきます。
フリーランスになってから後悔することのないよう、1つ1つ深く読んでもらえればと思います。
また、最後にはフリーランス以外の選択肢をお伝えしています。
記事を読んでみて「自分にはフリーランス無理かも」と思った方は、ぜひ読んでみてくださいね。
フリーランスを楽しめる人の特徴がサクッとわかるので気になる人はぜひ見てくださいね。
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フリーランスが楽しすぎると言われる4つの理由

フリーランスに楽しい部分があるのは、間違いありません。「楽しすぎて会社員には戻れないよ…」と言っている人もいます。
そこで、最初に多くのフリーランスが「楽しすぎてやばい…」と言っている理由をご紹介していきます。
とにかく好きな仕事ができるから
「フリーランス楽しすぎ」と言われる1番の理由は、やはり自分の好きな仕事ができることです。
フリーランスになれば、会社員のように
- やりたくない仕事を任される
- 雑用ばかりを支持される
といったことがほとんどなくなり、本当に自分のやりたい仕事ができるようになります。
そのため、「趣味感覚でやってたらお金がもらえる!本当最高!」という声がよく挙がるのです。
働く場所や時間を自由に決められるから
フリーランスが楽しすぎるといわれる理由として外せないのが、働く場所や時間の自由さです。
フリーランスになれば働く場所は基本自由になります。
特にパソコン1つで仕事ができるIT系の職業は、世界中どこでも仕事ができます。
さらに、フリーランスは時間も自由。
納期にさえ間に合えばいつ仕事をしてもいいので、朝早く起きて午前中で仕事を終わらせることも、逆に昼頃まで寝て午後から仕事を始めることもできます。
自分の好きな人と仕事ができるから
上司から理不尽に怒られたり、同期から嫌味を言われる日々にウンザリしている人も多いのではないでしょうか。
フリーランスになればそんな面倒な人間関係から解放され、好きな人と仕事ができるようになります。
もちろん、馬の合わないクライアントに出会うこともありますが、そんなときは契約を終了すればいいだけです。
Adecco Group Japanの調査でも、フリーランスの58.9%が「会社員時代と比べてよかったこと」として「上司や同僚などとの人間関係にストレスを感じなくてよいこと」だと答えています。
引用:Adecco Group Japan「フリーランスを対象にした意識調査(2019年・2021年比較)」
頑張れば頑張るほど稼げるから
頑張りが収入に直結するのもフリーランスのよいところです。
量をこなせばこなすほど収入は増えるのはもちろんのこと、労働時間を増やさなくても仕事のスピードが早くなったり、単価が上がったりすれば自然と収入が増えていきます。
頑張れば頑張るほど収入が上がるので働くモチベーションが維持でき、モチベーションがあるからまた頑張れるというサイクルに入ればずっと楽しい状態でいられますよ。
また、経費によって税金を少なくできるのも、フリーランスのメリット。
会社員の収入を超える人も多く、フリーランスが楽しすぎると言われる理由になっています。
楽しいだけじゃない!多くの人が悩むフリーランスの闇

ここまでは、フリーランスが楽しすぎるといわれる理由をお伝えしてきました。
しかし、フリーランスが楽しいだけではないのも事実。
ここからはフリーランスの大変な側面を解説していきます。
収入が不安定である
フリーランスの収入は会社員と比べて上がりやすい反面、不安定でもあります。
その理由は次の3つ。
- いきなり契約を切られることがあるから
- クライアントが倒産することがあるから
- 体調不良になると仕事ができず収入が途絶えるから
フリーランスの仕事量は、クライアントの都合にかなり左右されます。
「来月からは大丈夫です。」と契約を切られたり、切られるまでいかなくても「すみません。今月は仕事ないんです。」と言われることもあります。
ときにはクライアントが倒産して収入源が1つなくなるなんてことも。
さらに、体調を崩して仕事ができなくなると、その期間の収入はゼロになってしまいます。
このように常に収入がなくなる不安と隣り合わせなのがフリーランスです。
気が休まるタイミングが少ない
フリーランスは自由な時間に働けるからこそ、オンオフの切り替えが難しくもあります。
自分が「今日は休み」と決めたとしても、クライアントから連絡がきて気が休まらないということも少なくありません。
また、休んでいるときも常に納期のことが頭の片隅にあります。
休もうと思ったとしても「本当に休んでいいのかな…」「もしかしたら納期間に合わないかも…」と考えてしまうのです。
このように休みを完全に満喫できないというのがフリーランスの辛いところです。
孤独感を抱きやすい
孤独感を抱きやすいのもフリーランスの大変なところです。
家にこもって作業するので人とのコミュニケーションを取ることが少なくなります。
また、収入や将来への不安を相談できる人がなかなかいないのも孤独感を感じやすい原因です。
株式会社エルボーズの調査で、フリーランスの2人に1人は孤独感を感じていることがわかっています。
引用:株式会社Lbose
社会的な信用が低い
社会的な信用が低いのもフリーランスの大変なところです。
昔と比べると、フリーランスという働き方が浸透してきているのは間違いありませんが、それでもまだ社会的な評価が低いのは事実です。
収入の不安定さから賃貸物件やクレジットカードの審査に落ちることも少なくありません。
なかにはフリーランスだからという理由で、パートナーの家族から結婚を断られたというケースも。
会社員なら当たり前にできたことが、フリーランスになるとできなくなるという覚悟が必要です。
将来的な不安が大きい
フリーランスは将来的な不安がとても大きい働き方です。
その理由は「年金が少ないこと」と「退職金がないこと」です。
約5.6万円では家賃を支払うので精一杯で、生活していくのは苦しいですよね。
また、会社員には当たり前にある「退職金制度」もフリーランスにはありません。
もちろん、退職金制度に似た「小規模企業共済制度」というものはありますが、自分でお金を積み上げていく必要がありますし、得するにはいくつかの条件をクリアする必要があります。
参考:厚生労働省
フリーランスが増えすぎて簡単に仕事が取れない
「フリーランス楽しすぎ!」と発信する人が増えた影響もあり、ここ数年フリーランスが一気に増えてました。
大手クラウドソーシングサービスの調査でも、2021年のフリーランスの人口は2015年に比べて640万人多いことがわかっています。(2年経った現在では、もっと多いと予測されます。)
そして、フリーランスが増えすぎた結果、競争が激しくなり、以前よりもフリーランスが簡単に仕事を取れなくなりました。
仕事が取れないために満足いく収入が手に入らず、楽しむどころか、生活も危ういフリーランスがいることも覚えておきましょう。
参考:ランサーズ「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」

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フリーランスが楽しいと感じられる人の特徴

ここまで、フリーランスの楽しい側面と、逆に大変な側面についてお伝えしてきました。
では、実際にどんな人がフリーランスを楽しめるのでしょうか。
ここからはフリーランスを楽しめる人の特徴をご紹介していきますね。
全てが自己責任だと割り切れる人
多くのフリーランスが大切だといっているのが「どれだけ自己責任だと割り切れるか」ということです。
- 仕事が取れないのも
- 収入がなかなか上がらないのも
- 嫌なお客さんを選んでしまったのも
全て自分に責任があると思えるかがとても大切です。
中には「雨が降るのも自分に責任があると思っている」と言っている人さえいます。
雨についてはかなり極端ですが、それくらい自責思考でないとフリーランスは難しいのです。
逆にいえば、自己責任だと割り切れる人にとって、フリーランスは本当に楽しい仕事です。誰に指示を出されるわけでもありませんし、何もかもが自由です。
もし、あなたが良いことも悪いことも全て自分に原因があると考えられるなら、フリーランスにとても向いています。
失敗やミスをプラスに変換できる人
活躍しているフリーランスに共通しているのが「メンタルが強い」ということです。
もっと具体的にいうと、失敗やミスに対して
「成長できるところが見つかった」
「成功したあとに話せる話のネタができた」
くらいの気持ちでいる人がとても多いです。
もちろん、会社員でもメンタルが強いことは大切ですが、何度応募しても仕事が取れなかったり、突然契約を切られたりするフリーランスには特に必要なのです。
人生において「自由であること」の優先順位が高い人
先ほどもお伝えしましたが、フリーランスの1番大きな魅力が自由なことです。
働く内容も、時間も、場所も、人も全てを自分で決められます。
そのため、人生の中で「自由に生きられること」を特に大切にしている人にとっては、最高の働き方なのです。
そういった人は、たとえ少し収入が減ったり、仕事が大変だったりしても「その分自由だからいいか」と割り切れます。
さまざまな面で自分を律することができる人
フリーランスは自分のパフォーマンス次第で、収入がガラッと変わります。
そのため、自己管理がとても大切です。
体調管理はもちろんのこと、スケジュール管理や定期的なスキルアップなど、仕事を順調に進めたり、収入を上げたりする努力が欠かせません。
実際、フリーランスに「活躍するのに必要なスキル」を聞いたところ、2人に1人が「時間やタスクを計画的に管理し、自ら考え自ら動き、様々なタスクを並行させながら着実に完遂することができること」と回答しています。
引用:Waris「活躍フリーランスの幸せ度実態調査」
フリーランスを楽しめない人の特徴

フリーランスに向いている人の特徴を紹介したので、逆にフリーランスを楽しめない人の特徴について紹介していきますね。
向いている人の特徴と少し被るところもありますが、確認の意味も込めて読んでおきましょう。
必要以上のプレッシャーを感じてしまう人
ネガティブで仕事に必要以上のプレッシャーを感じる人は、フリーランスを楽しめません。
フリーランスは仕事とプライベートの境界線がとても曖昧です。
そのため、仕事のプレッシャーを感じやすい人は、友達とご飯に行ったり、旅行に行ったりしたときも、
「これで納期に遅れたらどうしよう」
「本当に遊んでていいのかな」
と考えてしまうのです。
ネガティブなこと自体が悪いことではありません。ポジティブすぎて収入がゼロになるよりはずっといいです。
しかし、あまりにネガティブすぎると、フリーランスとして楽しく働くのは難しいといえます。
自分の生き方を決めておらず流されやすい人
フリーランスをやっていると、友達、恋人、家族とかなり価値観が合わないことが出てきます。
フリーランスとして働いていることに対して批判的な声を受けることもゼロではありません。
そのため、周りの意見に流されやすい人は「このままフリーランスをやっていいのかな…」とだんだん苦しくなってきます。
あなたが「フリーランスが楽しそうだし、なんか幸せそうだから、自分もフリーランスになりたいな」と思っている場合は注意が必要です。
フリーランスになるデメリットも踏まえて、一度慎重に考えてみてください。
慎重に考えたうえで、「誰に何を言われてもフリーランスとして働きたい!」と思えたなら、一歩踏み出してみましょう。
フリーランスは怖い…でももっと楽しく働きたい人へ

ここまでフリーランスの実態や、フリーランスを楽しめる人、楽しめない人の特徴を紹介してきました。
この記事を読んで「フリーランス無理かも…」と思った方もいるかもしれません。
ですが、安心してください。フリーランスになること以外にも働き方を良くする方法はあります。ここではその方法をお伝えしていきます。
副業で収入を作るという方法もある
フリーランスは怖いけど、もっと自由に働きたいと思っている方に知って欲しいのが、副業という選択肢もあるということです。
今では週に3日出勤すればいい会社も増えています。
実際、大手求人サイトindeedには、週3で働ける求人が「586331件(2023年7月時点)」もあります。
週3で働ける会社に入って、副業で稼ぐといった方法を取れば、ある程度収入を安定させながら自由な生活をすることは可能です。
実際、雇われながら副業で働いて月40万円以上稼いでいる人の動画があるので、どんな働き方をしているか気になる人はぜひみてくださいね。
大切なのは働き方を自由に選べるスキル持つこと
フリーランス以外で自由に働く方法として「週3で正社員をしては副業で稼ぐこと」を紹介しましたが、あくまでこれは1つの例です。
本当に大切なのは、どんな働き方でもできるような自由なスキルを持つことです。
例えば、先ほどご紹介した方はパートをしながら、WEBデザイナーとして副業していましたが、途中から「動物の保護活動に参加したい!」という想いから、それができる会社にWEBデザイナーとして転職しました。
これができるのは、WEBデザインというスキルを持っているからです。
スキルさえ持っていれば、会社員一本で稼ぐことも副業することも可能ですし、副業が成功すればそのままフリーランスになるという選択肢もあります。
そのため、あなたが働き方をもっとよくしたいと思う場合、まずはスキルを身につけましょう。
スキルを身につけるだけで、あなたはその時々で1番に自分にあった働き方ができるようになりますよ。
まとめ
今回は「フリーランスは楽しすぎ!」という声について、「本当にそうなのか」をお伝えしてきました。
本文でも言ったようにフリーランスを楽しめるかはその人次第であり、具体的に次のような人ならフリーランスを楽しめます。
- 裁量権の大きさを魅力に感じられる人
- 失敗やミスをプラスに変換できる人
- 人生において「自由であること」の優先順位が高い人
- さまざまな面で自分を律することができる人
あなたがこの特徴に当てはまる場合は、ぜひフリーランスを目指してみてくださいね。
また、この記事を読んで「自分向いてないかも」と思った方も心配いりません。
自由な働き方を実現させる方法は、フリーランスになることだけではないからです。
最後にお伝えしたようにスキルを身につければ、自分に合った働き方を選べるようになりますよ。
質問や感想があればご記入ください