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WEBデザイナーに向いている人とは?おすすめの適性診断も紹介

WEBデザイナーに向いている人は?現役デザイナーが解説!

「自分ってWEBデザイナーに向いてるのかな?」

WEBデザイナーという仕事に興味をもった誰もが持つ疑問だと思います。働き始めてから「あ、この仕事向いてないかも…」と思うのは嫌ですよね。

そこで、この記事では、これまで2000人以上のWEBデザイナーを育成してきた日本デザインスクールの知見から「WEBデザイナーに向いている人と、向いていない人の特徴」を紹介していきます。

先に結論をお伝えすると、WEBデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴は次の通りです。

WEBデザイナーに向いている人
モノづくりが好きな人
ネガティブ思考が強い人
流行やトレンドに敏感な人
コツコツ作業をするのが好きな人
こだわりをもって仕事ができる人
クライアントのニーズを汲み取れる人
仕事効率やスケジュールを意識できる人
WEBデザイナーに向いていない人
細かい作業が苦手な人
スケジュール管理が苦手な人
コミュニケーション能力が低すぎる人
時代の変化についていくのが苦手な人
こだわりが強すぎて意見を聞けない人

中には意外なものがあるかもしれませんね。本文ではこの10個の特徴について、具体的に解説していきます。

また、この時点で「自分、向いてないかも…」と思った方も心配いりません。なぜなら、WEBデザイナーになるのに本当に重要なのは向き不向きではなくスキルだからです。

必要なスキルについても本文で詳しくお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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目次

WEBデザイナーに向いている人の7つの特徴

では、さっそくWEBデザイナーに向いている人の特徴からお伝えしていきます。

モノづくりが好き

WEBデザイナーに向いている人の特徴として、まず挙がるのはモノづくりが好きなことです。

WEBデザイナーはお客さんからの要望を叶えるために、WEB上にある広告バナーやホームページを作っていく仕事です。

そのため、「学生時代に図工が好きだった」「小さい頃からずっとハンドメイドが好き」という人にはとても向いています。

実際、フリーランスWEBデザイナーに「フリーランスWEBデザイナーになった経緯を教えてください。」と質問したところ、40.8%の方が「元々デザインやものづくりに興味があった」と回答しています。

コツコツ作業をするのが好き

コツコツ作業をするのが好きな人もWEBデザイナーに向いていますよ。

WEBデザイナーは作品が華やかなことから、キラキラしたイメージを持たれがちですが、仕事内容は意外と地味です。

配色を決めたり、文字のサイズを1つ1つ工夫したりと、細かい作業をコツコツと積み重ねて1つの作品を作り上げていきます。

時間をかけた分、よい作品が完成したときにはものすごい達成感があります。

そういった喜びのためにコツコツ作業ができる人はWEBデザイナーにとても向いています。

新しいことや流行を敏感に察知して取り入れられる

世の中に求められるデザインは、時代とともに変化していくものです。

特に、デザイン業界やIT業界は流行の移り変わりが激しい業界なので、常に新しい技術やトレンドが生まれています。

そのため、WEBデザイナーは、デザインのトレンドやWEB業界の最新技術などの情報を常に収集し、それを自分の知識やスキルに反映させる必要があります。

変化に対応できないWEBデザイナーは、「センスが古い」と仕事をもらえなくなってしまう可能性があるからです。

このようなことからも、以下のような性格の人は、WEBデザイナーに向いていると言えます。

  • トレンドや流行を敏感に察知してデザインに反映できる人
  • 新しいことに挑戦し、自分自身のスキルアップを図れる人
  • 好奇心旺盛で、新しいことにチャレンジする意欲がある人

こだわりをもって仕事ができる

WEBデザイナーの仕事は、単にデザインを制作するだけではありません。

ユーザーのニーズを理解し、それを満たすデザインを制作することが求められます。

そのためには、細部までこだわってデザインを作り込むことが大切です。

細かい部分まで目を配り、納得するまでやり続けることができる人は、WEBデザイナーに向いていると言えるでしょう。

例えば、フォントや配色、レイアウトなど、さまざまな要素を細部までこだわってデザインすると、見た目の印象は大きく変わります。

こだわりを持ち、自分の作品に責任感を持って取り組むことは、WEBデザイナーとして成功するためには重要な要素なのです。

クライアントのニーズを汲み取れる

職人気質な人が向いていることは先述した通りですが、かと言って独りよがりなデザインを制作すれば良いというわけではありません。

一般的に見て高品質なデザインだとしても、クライアントのニーズやターゲット層に合っていなければ、それは「依頼されたデザインを作れていない」ことになってしまいます。

WEBデザインを制作する際は、クライアントのニーズを正確に把握し、それに応えるデザインやレイアウトであることが大切です。

つまりWEBデザイナーには、クライアントの要望をしっかりと聞き取り、その意図を理解する力が求められます。

このようなことから、

  • クライアントの具体的な要望を把握する「理解力」
  • 相手の気持ちや考えを理解して寄り添う「共感力」

がある人は、WEBデザイナーに向いていると言えます。

そのためには、丁寧なヒアリングで業界やターゲット層を理解し、それに合わせたデザインを制作することが大切です。

仕事効率やスケジュールを意識できる

WEBデザイン制作は、クライアントと何度もすり合わせをしながら、細かい修正を繰り返していく仕事です。

そのため、WEBデザイナーには仕事の効率化やスケジュール管理能力が求められます

また、納期までに高品質なデザインを仕上げるためには、計画的に作業を進めることも重要です。

この場合の「納期」とは、最初のデザインを提出する日ではなく、修正後の完成品を納品する日のことを指します。

つまり、修正が複数回あることを考慮した上で、前倒しでスケジュールを組む必要があるということです。

納期を守れないWEBデザイナーに、次の仕事を任せたいと思う人はいません。

一方で、無駄なく効率的に作業を行えて、納期をしっかりと守れるWEBデザイナーは、フリーランス・会社員のどちらでも重宝されるでしょう。

ネガティブ思考が強い

「意外でした!」という方も多いのですが、WEBデザインはネガティブな人に向いています。ネガティブな人は作品を作るときに

「本当にこれで大丈夫なのかな…」
「もっとしっかりやらないとダメだ…」

と思うので、作品の細部までこだわります。そのため、ポジティブな人よりもデザインのクオリティが高くなるのです。

実際、スクールでデザインを教えているときも「私、全然ダメなんです…」と言っている人のほうが作品のクオリティが高いということがたくさんあります。

なお、WEBデザイナーとしてどのような働き方が自分に合っているか知りたい方には当メディアを運営している日本デザインスクールが作成したWEBデザイナータイプ診断がおすすめです。

無料でできるので、ぜひ診断をしてみてくださいね。

WEBデザイナーに向いていない人の5つの特徴

WEBデザイナーに向いている人の特徴をお話ししたので、反対に向いていない人の特徴もお伝えします。

スケジュール管理が苦手である

WEBデザイナーに向いていない人の特徴として、スケジュール管理が苦手なことが挙げられます。

WEBデザインを仕事にする上で納期は避けて通れません。

どのくらいの期間でデザインを完成させ、いつ納品できるかを考えて行動する必要があります。

しかし、スケジュール管理が苦手だとそれができず、納期ギリギリの提出になったり、納期に遅れてしまったりするのです。

細かい作業が苦手である

細かい作業が苦手な人もWEBデザイナーには向いていません。

先ほどもお話ししましたが、WEBデザイナーの仕事は細かい作業の繰り返しです。

1つ1つ丁寧に進めていく必要がありますし、たった1mmの違いで全体の印象がガラッと変わってしまいます。

細かい作業で大雑把な人だと良い作品も作りづらいですし、作業をしていても苦痛に感じることが多いです。

時代の変化についていくのが苦手である

時代の変化についていくのが苦手な人も、WEBデザイナーに向いていないといえます。

デザインのトレンドはもちろん、WEB業界全体が速いスピードで変化しているからです。

1回上手くいったやり方にこだわりすぎて知識をアップデートしないと、デザインが時代遅れのものになったり、最新ツールを使いこなす新人デザイナーにすぐに抜かれたりしてしまいます。

デザインにはいつの時代も変わらないルールがあるので、「時代の変化についていくのが苦手=WEBデザイナーとして活躍できない」というわけではないですが、苦労するのは間違いありません。

こだわりが強すぎて人の意見を聞けない

こだわりを持って仕事をするのは大切です。細部までこだわるからこそ、クオリティの高いデザインになります。しかし、そのこだわりが、人の意見を聞かないレベルまでいくと、

  • 独りよがりなデザインになる
  • デザインが上達しにくい

といった弊害が生まれます。

WEBデザイナーはお客さんの課題を解決するのが仕事です。

自分が表現したいことにこだわりすぎてお客さんの意見を聞かないと、満足してもらえない作品が出来上がってしまいます。

また、人のアドバイスを聞かない人は、素直に聞いて改善する人に比べて成長のスピードが遅くなりがちです。

コミュニケーション能力が低すぎる

WEBデザイナーは特別高いコミュニケーション能力が必要なわけではありません。日常会話がちゃんとできるくらいであれば十分WEBデザイナーとして働けます。

しかし、コミュニケーション能力の低さが

  • 意思疎通がうまくいかない
  • 会話がなかなか噛み合わない

といったレベルになってくると、さすがに厳しくなってきます。

もちろん、その状態からコミュニケーションが上手くなる可能性もゼロではないのですが、難しいのは間違いありません。

働き方でも変わる|WEBデザイナーの適性

一口に「WEBデザイナー」と言っても、大きく分けて3通りの働き方があります。

WEBデザイナーの働き方
  1. 会社員(制作会社)
  2. 会社員(事業会社)
  3. フリーランス

同じWEBデザイナーという職種であっても、働き方によって適性は異なります

制作会社に向いていなかった人が、フリーランスになって大活躍している例も珍しくありません。

働き方によって求められるスキルや性格が異なるため、自分に合った働き方や適性を考えて、キャリアプランを立てることが大切なのです。

会社員(制作会社・事業会社)で働く場合とフリーランスで働く場合、それぞれどのような人が向いているのか、その適正について具体的に解説していきましょう。

会社員(制作会社)に向いている人

まず、制作会社と事業会社どちらであっても、会社員の場合は安定した給与をもらいながらデザイン業界に身を置けるため、安定志向な人に向いている働き方と言えます。

そして、「制作会社(デザイン制作会社)」とは、その名の通りデザイン制作全般を請け負っている会社のことを指します。

制作会社で働くWEBデザイナーは、さまざまな業界や業種のクライアントからの依頼を数多くこなしていくのが特徴です。

そのため、幅広いジャンルのデザイン制作に携わることができます。

制作会社に向いている人の特徴
  • 安定した給料がほしい人
  • 多くのデザイン制作をしたい人
  • チームで協力して仕事するのが好きな人
  • さまざまな業界や業種の知見を広げたい人
  • デザインに関する情報交換がしやすい環境に身を置きたい人

制作会社には複数のWEBデザイナーが在籍しているため、「WEBサイト担当」「バナー担当」「LP担当」など、それぞれの依頼をチーム制で担当するケースも珍しくありません。

社内外でデザインに関する情報交換が活発に行われているので、スキルアップできる機会が多い働き方と言えます。

会社員(事業会社)に向いている人

「事業会社」とは、金融以外の事業を営む会社のことを指す言葉です。

事業会社で働くWEBデザイナーは、主に自社商品やサービスの

  • WEBサイト
  • LP
  • 広告バナー
  • チラシ
  • ロゴ

などの制作に携わることになります。

そのため、作成したデザインが会社の売上や業績に繋がっているか、数値化して評価される機会も多いです。

それがモチベーションに繋がる向上心のある人には、最適な働き方と言えます。

事業会社に向いている人の特徴
  • 安定した給料がほしい人
  • コミュニケーション能力がある人
  • WEBデザイン以外の仕事もしてみたい人
  • 仕事を明確に評価されたい向上心のある人
  • デザイン知識がないメンバーとも連携できる人
  • 自社商品やサービスの魅力を伝える仕事がしたい人

なお、事業会社のWEBデザイナーの場合、他部署へ異動になるとデザイン以外の業務を行う可能性もゼロではありません

このようなことからも、「WEBデザインだけを専門で行いたい」と思っている人は、制作会社かフリーランスになることをおすすめします。

フリーランスに向いている人

フリーランスで働くWEBデザイナーは、スキルや経験を活かして、さまざまなクライアントから仕事を請け負います。

自由に働ける一方で、営業・交渉・金銭管理・経理・スケジュール管理すべての業務をひとりで行う必要があるため、最後までやりきる責任感が求められます。

フリーランスに向いている人の特徴
  • 責任感のある人
  • 自由に働きたい人
  • マルチタスクが得意な人
  • 営業力や交渉力を身につけたい人
  • 自分でスケジュールを管理し、納期を守ることができる人

フリーランスのWEBデザイナーは、会社員とは違って継続的に仕事がもらえるわけではありません。

フリーランスとしてWEBデザイナーを続けていくためには、デザインスキルを上げてポートフォリオを充実させることが重要です。

フリーランスの働き方については、以下の記事も参考にしてみてください。

WEBデザイナーに向いているどうかを自分で判断する3つの方法

適性については理解できたけれど、「自分がWEBデザイナーに向いているかどうか自信がない」「挑戦してから失敗したくない」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで本項では、WEBデザイナーに向いているかどうかを自分で判断できる3つの方法をご紹介します。

「WEBデザイナーに挑戦してみたい…でも、あと一歩が踏み出せない」
「決め手となる一押しがほしい」

と思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

WEBデイナーの適性診断を受けてみる

WEB上には、自分に向いている職業、つまり「適職」を診断できる無料サイトが数多くあります。

「適職診断」とは、表示されたいくつかの質問に回答するだけで、どのような職業に向いているかを診断してくれるサービスです。

WEBデザイナーになりたい方は、診断結果にWEBデザイナーが含まれたものを受けることで、自分が向いているかどうかを手軽に診断することができます。

さまざまな職業がある中で、「WEBデザイナーに向いています」という診断結果が出たら、一歩を踏み出すきっかけにもなるのではないでしょうか?

サイトごとに診断項目や診断結果の表示方法などが異なるため、より客観的に判断したい方は、複数の診断サイトを利用することをおすすめします。

ただし、適職診断の結果が必ずしも正しいとは限りません。

診断結果はあくまでも参考程度に考え、実際にWEBデザインを学んでみて、自分に向いているかどうかを判断することが大切です。

実際にWEBデザインを体験してみる

一口に「WEBデザイナー」と言っても、作成するデザインは多岐に渡ります。

実際にWEBデザイン制作を体験してみると、「この作業は向いているけど、こっちは苦手」というように、業務の中で向き不向きが分かれることも珍しくありません。

また、実際に手を動かすことで、WEBデザインの楽しさや、やりがいなども実感できるでしょう。

ひとつでも「楽しい」「向いている」と思えるものがあれば、その分野をとことん突き詰めて、プロフェッショナルを目指すのもおすすめです。

初心者がいきなりWEBサイトを制作するのはハードルが高いので、最初はお試しで簡単なデザインから作成してみましょう。

初心者が体験するのに最適なWEBデザイン
  • 簡単なバナーを作成してみる
  • SNSの投稿画像を作成してみる
  • 年賀状やハガキのデザインを自分で作成してみる
  • ブログのアイキャッチやYouTubeのサムネイルを作成してみる

最近は無料で使えるデザインツールが増えているので、お金をかけず手軽にWEBデザインを体験することができますよ。

当メディアを運営している日本デザインスクールでは、未経験の方向けにデザインツールの使い方が学び、バナーが作れる「バナー作成体験会」を開催しています。

実際にデザインを体験してみたいという方はぜひ、参加してみてくださいね。

現役WEBデザイナーのYouTube動画を参考にしてみる

今は、多くのWEBデザイナーがYouTubeやSNSで情報を公開している時代です。

特にYouTubeでは、現役WEBデザイナーのリアルな体験談やデザインツールの使い方などを紹介する動画が数多く配信されています。

そのようなYouTube動画を見ることで、WEBデザイナーの仕事内容や求められるスキル、実際の働きぶりなどを具体的にイメージすることができます。

また、WEBデザイナーとして働く魅力や苦労なども知れるため、自分自身の適性を判断する上でも役立つでしょう。

その際は、日本デザインの公式YouTube動画もぜひ参考にしてみてくださいね。

ゼロイチWEBデザイン:未経験からWEBデザイナーへ

向いていない人でもWEBデザイナーにはなれる

これまで、WEBデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴についてお伝えしてきました。

もちろん、適性がある方がWEBデザイナーとして活躍できる可能性は高いでしょう。

しかし、性格が向いていないからと言って、WEBデザイナーになれないわけではありません

WEBデザイナーとして活躍している人の中には、適性をすべてを満たしていない人もたくさんいます。

「向いていない人でもWEBデザイナーになれる」と言い切れる理由は、以下の4つです。

向いていない人でもWEBデザイナーになれる理由
  • 向き不向きは1つの指標でしかない
  • デザイナーになるのに最も大切なのはスキルだから
  • 学び続ける姿勢さえあれば適性は後から身につけられるから
  • 得意なジャンルに特化したWEBデザイナーになれば良いから

そもそも、今働いている人の中で、自分の適性に合った職業に就いている人はどれくらいいるのでしょうか?

みんな多少なりとも「自分にこの仕事は向いていないのではないか」という思いを抱えて働いているものです。

そのような中でも、模索しながら今の地位を築いている方も多いと思います。

WEBデザイナーも同じです。WEBデザインは、スキルを磨けば磨くほど自分の表現の幅が広がり、デザインの楽しさややりがいに繋がる仕事です。

そのため、最初は向いていないと思っていても、スキルを磨き続けているうちに、後からWEBデザイナーに向いていることに気付く可能性は十分にあります。

もし、WEBデザイナーを目指したいと考えているなら、まずはスキルを身につけることからはじめてみましょう。

WEBデザイナーに必要な知識・スキル

WEBデザイナーになるときに大切なのはちゃんと身につけるべき知識・スキルを知ることです。

本当はしなくてもいい勉強でつまずいて「自分には向いてないな〜」とならないよう、WEBデザインで本当に必要な知識・スキルをお伝えしていきます。

WEBデザインの基礎的な知識

WEBデザイナーになるために、まず身につけてほしいのは、WEBデザインに関する基礎的な知識です。

デザインは配色、配置、フォントが少し違うだけでクオリティに大きな差がでます。そのため、デザインの基礎知識を知っていなければ、綺麗なデザインを作るのは難しいのです。

逆に、ルールさえしっかり押さえれば、誰でも綺麗に見えるデザインを作れるようになるので、まずはWEBデザインの基礎知識を勉強してくださいね。

Photoshopでデザインするスキル

どれだけデザインの知識を覚えたとしてもそれを使いこなせなければデザイナーになるのは難しいです。

そのため、Photoshopでデザインができるようになる必要があります。

ただし、Photoshopにある全ての機能を使えるようになる必要はありません。デザインをするときに使う機能は限られているからです。

Photoshopの使い方を勉強するのに時間を使いすぎて、デザインの練習がおろそかにならないように注意してくださいね。

こちらの動画ではPhotoshopで広告バナーを作る方法を解説しています。この動画を見ればPhotoshopで使えるようになるべき機能を知れますよ!

コーディングの基礎知識

WEBデザイナーにはコーディングの基礎知識も必要になってきます。

コーディングとはプログラミングの一種で、簡単なデザインをしたり、作ったデザインをWEBにアップしたりするための作業です。

実際のところ、WEBデザイナーはコードを本格的に書く必要はありません。コーダーと呼ばれるコーディングの専門家がいて、その人に依頼してしまえば良いからです。

ただ、コーディングの知識がゼロだと

  • WEB上で実装できないデザインを作ってしまう
  • コーダーとコミュニケーションが取れない

といった弊害があるので、どんなコードにどんな役割があるかくらいは知っておきましょう。

WEBデザイナーに必要なスキルを身につける方法

先述したようなスキルを身につけるための主な勉強方法としては、

  1. 独学
  2. WEBデザインスクール
  3. 職業訓練校(ハローワーク)

の3通りの方法が挙げられます。

それぞれのメリット・デメリットは次の通りです。

メリット
費用を抑えられる
自分のペースで勉強できる
デメリット
勉強が続かず挫折してしまう人が多い
教えてくれる人がいない
間違った勉強を続けるリスクがある

上記の表を参考にしながら、それぞれの勉強方法について詳しく見ていきましょう。

独学する

独学は、費用が抑えられる一方で、努力家でないと続けられない勉強方法です。

独学に向いている人
  • 地道にコツコツ勉強できる
  • お金をかけずにWEBデザインを学びたい
  • 身近に相談できるWEBデザイナーの人がいる
  • とりあえず手軽にWEBデザインの勉強をしてみたい
  • 時間がかかったとしても、自分のペースで勉強したい

最近は、現役WEBデザイナーが運営するブログやWEBサイト、YouTubeチャンネルなども多く、独学でも基礎知識を身につけられる機会が増えてきています。

しかし、独学は挫折してしまう人が多いことも、また事実です。

独学をはじめる場合は、費用面だけでなく、上表に記載したデメリットもよく考慮した上で選択しましょう。

「それでも独学で勉強をはじめてみたい」という方のために、独学ロードマップを公開しています。

こちらもぜひ参考にしてみてください。

スクールに通う

WEBデザインスクールは、WEBデザインを最も効率的に学べる方法です。

オンラインスクールも多いため、「通学はできない」という人でも無理なく受講することができます。

スクールに向いている人
  • 独学では挫折してしまいそう
  • スキマ時間を利用して通いたい
  • 体系的にWEBデザインを学びたい
  • WEBデザインスキルを最短ルートで身につけたい
  • プロのWEBデザイナーからリアルな話を聞きたい

スクールに通うことで得られるメリットは多いですが、その反面、高額な費用がかかるため、「スクール選びに失敗したくない」と思う人も多いのではないでしょうか。

そのような人向けに、スクール選びのポイント・おすすめのスクールなどの情報を詳しく紹介した記事を多数公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。

職業訓練校に通う

職業訓練校は、国や自治体がハローワークと連携して運営している教育機関です。

WEBデザインの学習コースも多く、就労の一環として、国から給付金をもらうことができます

職業訓練校に向いている人
  • 無料でWEBデザインを学びたい
  • 給付金を受け取りながら仕事に役立つスキルを習得したい
  • 就職や転職活動をしながらWEBデザインスキルを身につけたい
  • 毎日の通学が苦ではない
  • 時間はたくさんある

職業訓練校は、就職・転職活動中の方にはおすすめの勉強方法です。

しかし中には、「職業訓練校での授業内容は基礎的なスキルだけで、実践的なことは学べない」という声もあります。

また、受講の条件が厳しいことや、基本的に週5日通学することが定められていることなど、負担が大きい点にも注意が必要です。

職業訓練校のリアルな実態については、以下の記事でも解説しています。

WEBデザイナーについてよくある質問

最後にその他WEBデザイナーについてよくある質問にお答えしますね。これからWEBデザイナーを目指すうえで一つの参考にしてもらえればと思います。

Q:WEBデザイナーになるのに資格は必要?

WEBデザイナーに資格は必要ありません。WEBデザイナーに求められるのは、資格ではなく「クオリティの高い作品を作れるスキル」だからです。

面接では資格よりもポートフォリオ(作品集)に載っている作品のクオリティのほうが重視されます。

実際、このメディアを運営している日本デザインでも、これまで多くのWEBデザイナーを採用してきましたが、資格があるかどうかはほとんど見ていません。

資格自体が悪いものではありませんが、資格を取ってもクオリティの高い作品を作れるようにはならないので、取得するかは慎重に考えましょう。

Q:センスがなくてもWEBデザイナーになれる?

結論からいうと、センスがなくてもWEBデザイナーになれます。

センスがよいと言われるデザインにはルールがあり、そのルールにしたがって練習を繰り返すことで、あとからセンスが身につくからです。

料理を例に考えてもらえるとわかりやすいと思います。料理も最初からできるわけではないですよね。

最初はレシピを見て、分量を測ったり、調理したりすると思います。

でも、慣れてくると、たとえ少し適当に作っても、それなりに美味しい料理は作れるようになります。

これは料理を繰り返すことによって、センスが磨かれたからです。

デザインも同じです。最初はルールにしたがってデザインをしていくのですが、それを繰り返すうちに、センスがよいと言われるデザインができるようになっていきます。

そのため、現時点でセンスがないと感じていても、心配する必要は一切ありません。センスはこれから磨いていけばよいのです。

Q:WEBデザイナーの年収はどれくらい?

WEBデザイナーの年収をまとめたサイトでは、WEBデザイナーの平均年収は次のようになっています。

doda363万円
求人ボックス448万円
厚生労働省478.6万円

調査元によってかなりばらつきがあるので、正確な数値はわかっていませんが350万円〜450万円が平均年収になるようです。

また、私たちがした調査では、フリーランスWEBデザイナーの4人に1人は月収40万円以上、10人に1人(10%)は月収100万円以上稼いでいることがわかっています。

日本人で月収が100万円を超えているのが、だいたい5%であることを考えると、かなり稼げる仕事であるといえますね。

参考:doda
参考:求人ボックス
参考:厚生労働省

Q:WEBデザイナーに将来性はある?

WEBデザイナーには将来性があります。WEBデザインの需要が伸び続けるからです。

株式会社矢野経済研究所の調査では、2021年度に約2.5億円だったインターネット広告の市場規模が、2024年には約3.2億円まで伸びると予想されています。

引用:矢野経済研究「インターネット広告市場に関する調査」

インターネット広告の市場規模が伸びると、作られる広告の数も増えますし、WEBサイトやSNSなどの広告を出す場所の需要も増えます。

そのため、広告のデザインをしたり、WEBサイトやSNSのデザインをしたりするWEBデザイナーの将来性もまだまだあるのです。

Q:「WEBデザイナーになるのはやめとけ」と言われているのはどうして?

先述したように、「WEBデザイナー」という職業自体には将来性があるものの、そこで仕事をし続けるために必要なスキルが備わってない人が多いことが問題視されています。

WEBデザインを学んで、それを仕事にすれば誰でも「WEBデザイナー」と名乗ることができます。

しかし実際は、求められるようなプロレベルに達していないWEBデザイナーが多く、飽和状態になっているため、

「WEBデザイナーはオワコン」
「将来性がないからやめとけ」

などと言われるようになったのです。

本記事でも何度もお伝えしてきましたが、プロレベルのスキルと実績が備わっているWEBデザイナーは、これからどんどん必要とされるようになります。

一部の情報だけを信じて、WEBデザイナーになることを諦める必要はありません。

実践的なスキルを身につけて、ぜひ現場で活躍できるWEBデザイナーを目指してください。

「WEBデザイナーになるのはやめとけ」と言われる理由と真相については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ:WEBデザイナーの適性はあくまで1つの指標です

今回はWEBデザイナーに向いている人の特徴をご紹介しました。

向いている人と向いていない人の特徴をまとめると次のようになります。

向いている人向いていない人
・モノづくりが好きな人
・ネガティブ思考が強い人
・流行やトレンドに敏感な人
・コツコツ作業をするのが好きな人
・こだわりをもって仕事ができる人
・クライアントのニーズを汲み取れる人
・仕事効率やスケジュールを意識できる人
・細かい作業が苦手な人
・スケジュール管理が苦手な人
・コミュニケーション能力が低すぎる人
・時代の変化についていくのが苦手な人
・こだわりが強すぎて意見を聞けない人

向いている人の特徴に当てはまる場合は、ぜひWEBデザイナーにチャレンジしてみてくださいね。

また、本文でもお伝えしましたが、仮に自分が向いていない特徴に当てはまっても、WEBデザイナーを諦める必要はありません。

スキルが身に付いていないうちは、思い通りにデザインができないので「自分には向いていない」と思いがちですが、スキルさえ身につけばどんどんデザインが楽しくなってきますし、「センスがいいね」とデザインを褒めてもらえることも増えますよ。

この記事を読んで、WEBデザインの仕事に興味を持ってくださった方はぜひ、向き不向きを気にしすぎず、どんどんスキルをつけていって欲しいです。

まずはWEBデザイナーのことを詳しく知りたいという方には、日本デザインスクールが開催している無料セミナーがおすすめです。

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当メディアを運営している日本デザインスクールは、これまで14364人WEBデザイナーの仕事についてお伝えする無料セミナーを開催してきました。

その中で気づいたのが、WEBデザイナーへの誤解がある方が多いということ。中には一度勉強に失敗してからセミナーに来て「先に知りたかった」という方もいらっしゃいます。

そのような方が増えないために、特に多かった15の誤解を1つの資料にまとめました。勉強を始めてから後悔しないよう、ぜひ受け取ってください。

※非常に人気の資料であり、今後有料化する可能性もあるのでお早めに手に取ってくださいね。

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