HPやバナー制作中に「なんだか全体が物足りない」「雰囲気がまとまらない」と感じたこと、ありませんか?
実はその原因、“背景”の使い方にあることが多いんです。
同じレイアウトでも、背景パターンを少し変えるだけで印象はガラッと変わります。
たとえば、
- シンプルな背景ならスタイリッシュに
- 柔らかいパターンなら親しみやすく
- 大胆な柄を使えばインパクトを演出
と、デザインの方向性を自在にコントロールできるようになります。でも、「パターンってどう探せばいいの?」という声もよく聞きます。
この記事では、そんな方に向けて理想のデザインが一瞬で仕上がる“背景パターンまとめサイト9選”をご紹介します。
CSS・SVG・無料素材など、種類別にわかりやすく整理しているので、初心者の方でも安心です。
それではさっそく、デザインの印象を一瞬で変える「背景パターンサイト9選」を見ていきましょう。
WEBデザインにおける「背景パターン」とは?

WEBサイト上に表示される背景の多くは、「背景パターン」というもので作られています。
この背景パターンを知るためにまず、「パターンデザイン」という考え方を知っておきましょう。
WEBに限らずデザインで「パターン」といえば、同じ絵柄・模様を繰り返しちりばめた装飾柄を指します。
パターンは便箋や洋服の生地、お菓子の包装紙といった形で存在しており、デザイナーさんでなくても身近に感じられます。
このパターンの基本的な作り方としては、1つの絵柄・模様を上下左右、さらに等間隔で配置していきます。
例えば○を規則正しく連続で並べていけば、水玉模様のできあがりです。
さらに応用として、違う色や絵柄をミックスしたり、交互に模様の大きさを変えたりすることで、個性をプラスできちゃいます。
パターンデザインのやり方に基づき、いろいろな絵柄・模様でWEBサイトを彩るのが背景パターンなのです。
背景パターンを使うメリットと注意点

背景パターンは、WEBサイトの見た目を整えるだけでなく、情報の伝わり方にも影響します。
使う場所や柄の選び方によって、画面の印象は大きく変わるため、目的に合わせて取り入れることが大切です。
ここでは、背景パターンを使う主なメリットを紹介します。
- 重要な情報やボタンへ視線を誘導できる
- 余白を活かし、画面の寂しい印象を抑えられる
- 色や柄によってブランドの世界観を表現できる
一方で、背景パターンを使う際は、次の点に注意してください。
- 多用しすぎない
- 派手な色や細かすぎる柄を避ける
- ページごとに異なるテイストを使わない
背景パターンを使うときは、柄だけが目立っていないか、サイト全体の雰囲気に馴染んでいるかを確認しましょう。
パソコンでは問題なく見えても、スマートフォンでは文字と柄が重なったり、レイアウトが崩れたりすることがあります。公開前に両方の画面でチェックしておくと安心です。
背景パターンのデザインイメージ別の選び方

背景パターンは、WEBサイトの目的や全体の印象に合わせて選びましょう。
おしゃれな柄でも、サイトの内容や他のデザインと合っていなければ、ユーザーに違和感を与えてしまいます。
どのような背景パターンを使うか迷った際は、次の表を参考にしてみてください。
| デザインイメージ | おすすめの柄 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| シンプル系 | 小さなドット・細いストライプ・方眼・薄いテクスチャ | ・文字や画像を引き立てる ・背景と文字に明るさの差をつける |
| かわいい系 | 水玉・花柄・チェック | ・柄を目立たせすぎない ・色やモチーフをそろえる |
| ナチュラル系 | 木目・リネン・ボタニカル・水彩・和紙 | ・自然に近い色を選ぶ ・色や質感を増やしすぎない |
| ポップ系 | ストライプ・大きなドット・幾何学模様 | ・ターゲットに合わせる ・文字の読みやすさを保つ |
| ビジネス系 | 細い格子・直線・方眼・グラデーション | ・信頼感や清潔感を重視する ・与えたい印象に合わせる |
| デザインイメージ | おすすめの柄 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| シンプル系 | 小さなドット・細いストライプ・方眼・薄いテクスチャ | ・文字や画像を引き立てる ・背景と文字に明るさの差をつける |
| かわいい系 | 水玉・花柄・チェック | ・柄を目立たせすぎない ・色やモチーフをそろえる |
| ナチュラル系 | 木目・リネン・ボタニカル・水彩・和紙 | ・自然に近い色を選ぶ ・色や質感を増やしすぎない |
| ポップ系 | ストライプ・大きなドット・幾何学模様 | ・ターゲットに合わせる ・文字の読みやすさを保つ |
| ビジネス系 | 細い格子・直線・方眼・グラデーション | ・信頼感や清潔感を重視する ・与えたい印象に合わせる |
背景パターンを選ぶ際は、文字や写真、配色との相性も確認しましょう。
迷った場合は、控えめな柄から試すのがおすすめです。
CSSによる背景パターン

CSSとはプログラミング言語の1つで、「Cascading Style Sheets」の略です。
文字や画像の大きさ・色などを指定し、見栄えのいいサイトを作る役目があります。
WEBサイトの背景といえば画像を使うのが一般的ですが、背景パターンを使うときにはこのCSSを活用できます。
ドットやチェックなど定番の柄を作れるので、覚えておくとなにかと便利ですよ。
CSSを使った背景パターンの作り方
背景をいじりたいときは、CSSの「Background」を使います。
そのとき見ているサイトのCSSの記述を覗いてみると、背景に関する部分には必ず「background」と書かれているので確認してみてください。
ここでは、定番のドット柄を例として解説していきます。
ドットは、「radial-gradient()」で表現します。
カッコ内の前方は円のサイズと色、後方はグラデーションする対抗色です。
前でpx数を増やせば、ドットが大きくなっていきます。
さらに後ろのpx数を大きくすれば、グラデーション効果の付与も可能です。
簡単なものならCSSで作ってしまったほうが早いときもあるので、CSSでの背景パターン作成はぜひ習得しておくのがおすすめ。
ただしある程度の練習は必要になってくるので、余裕のあるスケジュールで取り組んでいきましょう。
おすすめサイト
ここでは、CSSの背景パターンをまとめたサイトをご紹介します。
WEBサイトの材料探しや、デザインの勉強用に使ってみてください!
クオリティー重視なら「51 CSS Background Patterns」

51 CSS Background Patternsは、背景パターンを集めた海外のページです。
コーディングと表示確認を並行して進められるサービス・Codepenで公開されたCSSで作られています。
CSSだけで作ったとは思えない、ハイクオリティーな背景パターンが多数揃っています。
チェック柄、波模様、幾何学模様、かわいらしいハートやフルーツ柄に至るまで豊富な種類があるため、見ているだけで楽しくなりますよ。
ちなみに背景パターンのコードは、Codepen上で確認可能です。
オリジナリティーを出すなら「DOODED.DEV」

DOODED.DEVでは、数多くあるプロパティを調節して背景パターンを作れます。
基本スタイルを定め、さらに色やフィルターなどの要素をカスタマイズしたら、自分好みの背景パターンのできあがりです。
作成した背景パターンはCSSではなくSVGコードとして出力されるため、ファイルとして保存し、背景画像に使う必要があるという点に注意してください。
お手軽に設定したいなら「pattern.css」

pattern.cssの魅力はなんといっても簡単さです。
HTMLの要素に特定のクラス名をつけるだけで、ササッと背景パターンを表示できます。
JavaScriptはなくCSSのみで完結するので、色やサイズの調整が易しいのも魅力です。
ドットやチェック、ノートにあるような罫線など、模様の種類も充実しています。
SVGによる背景パターン

背景をつくる言語として、CSSのほかにSVGがあります。
SVGとは「Scalable Vector Graphics」の略で、画像フォーマットとして広く使われています。
SVG画像には拡大・縮小に強く、PCでもスマートフォンでもきれいに表示できるという特徴があります。
スマートフォンでサイトを訪れるユーザーが多いことを考えれば、ぜひ活用していきたいですね。
注意点として、SVGは複雑な計算式で画像を表現しているため、写真のような複雑で繊細な画像との相性がよくありません。
絵柄などを用いた背景パターンで使うようにしましょう。
SVGを使った背景パターンの作り方
SVGファイルの先頭には、コードブロック<defs>と記述します。
模様やフィルターの指定をするときも同様のやり方が使えます。
そして<defs>内部でパターンをつけたい範囲の設定、要素のなかを塗る「fill」や、輪郭の色を設定す
「stroke」などのプロパティを用いて、完成へと近づけていきましょう。
SVGファイルはXMLというデータ記述用言語をもとにしているため、テキストエディタでの編集が可能です。
テキストエディタを使う機会が多い人にとっては、安心感をもてるかもしれませんね。
おすすめサイト
CSSと同じく、SVG方式の背景パターンに対応しているサイトもあります。
扱うジャンルはサイトによって異なるので、自分好みのものを探していきましょう。
SVGで最初に触ってみるなら「Hero Patterns」

Hero Patternsでは、コードをコピー&ペーストして背景パターンを確保できちゃいます。
シンプルなものから独特なものまで、90種類以上のSVGパターンを無料でダウンロード可能です。
透明度や色もカスタマイズできます。
なかには「青梅波文様」など和柄もあるので、和風のWEBサイトを作りたいときにも頼れますね。
装飾なしのSVGファイルもダウンロード可能なので、SVGパターンの勉強にも適しています。
SVG初心者は、Hero Patternsからはじめてみるのもいいですね。
シンプルできれいな画像なら「Trianglify Generator」

Trianglify Generatorでは、グラデーションが目を引く粗めのポリゴンのような背景パターンを作れます。
配色・面取りされた三角形のマトリックスで作られた背景を生成、色や大きさなどを調節して画像を作成していきます。
Trianglify GeneratorはSVGだけでなくPNG形式でもダウンロード可能なので、その都度使い分けていきましょう。
ちなみにWEBサイトで実際に使われるのは、高解像度版という有料画像です。
無料の低解像度版をチェックしたあと、高解像度版を購入することになるので覚えておきましょう。
かわいいアイコンをちりばめるなら「Flaticon Patterns」

Flaticon Patternsは膨大な数のアイコンをストックしており、それらのダウンロードサイトとして人気です。
また、ツールを使えばアイコンを複数並べて包装紙のような背景パターンを作れます。
Flaticon Patternsのアイコンはとても入念に作られていて完成度が高いです。
しかしその分サイズが大きいので、パターンを使いすぎないよう注意してください。
また、クレジット表記が必要な点にも気を付けましょう。
無料の背景パターン

背景パターンの素材を提供してくれるサイトもあるので、こちらもぜひ確認しておきましょう。
気軽にいろいろな背景を試せるようになっているのがうれしいですね。
種類豊富な定番サイトなら「Subtle Patterns」

Subtle Patternsは、WEBデザイナーさんたちに広く愛用される定番の素材サイトです。
白や黒などを基調としたシンプルで使いやすいものを中心に、400種類以上ものパターンが揃っています。
継ぎ目のないシームレスな画像なので、WEBサイトの背景として使いやすいです。
ダウンロード前にブラウザ上でプレビュー確認ができるので、実際に使ったときの雰囲気を掴めるのもうれしいポイント。
サイト自体の使い勝手も抜群なので、いつでも使えるようブックマークしておきましょう。
使用にあたってはクレジット表記が必要なので注意してください。
明るくポップな雰囲気なら「Bg-patterns」

色やサイズの変更、素材をかすれさせるグランジ加工など、さまざまなカスタマイズに対応したパターン特化型のサイトです。
さらにPNG、JPG、SVGといった豊富な配布形式からダウンロード可能なことなど、シームレス対策もバッチリされています。
「SPECIAL カスタマイズ」という機能を使うことで、より自分好みに加工したパターン素材をダウンロードできます。
絵柄はエレガント系や和風系、やや独特なものまで幅広く配布されています。
どちらかというと明るいテイストのものが多いので、若い人向けのサイトを作るときは特に役立つでしょう。
柄物の素材探しなら「pattern8」

かっこいい系、かわいい系など、柄物のパターンがたくさんあって見ているだけでワクワクしてきます。
バナーの背景など、ユーザーの行動を喚起させるものをデザインしたいときにピッタリ。
色から探すことも可能なため、具体的に欲しい柄が思い浮かばないときでも見る価値があります。
もしかしたら、そこで掘り出し物が見つかるかもしれませんね。
個性的なデザインの柄もたくさんあるので、「他とは違う面白い背景にしたい!」という人は、ぜひ覗いてみてください。
▶︎pattern8
背景パターンを活用したWEBデザイン制作の実例
WEBデザインの印象は、背景の選び方によって大きく変わります。
ここでは、以下の背景タイプについて、実例をもとに特徴や向いている用途、与えられる印象を紹介します。
- ベタ塗り
- グラデーション
- パターン
- 図形・エフェクト
背景によって、サイトの雰囲気やブランドの見せ方がどう変わるのかを見ていきましょう。
ベタ塗り背景の実例
ベタ塗り背景は、画面を一色で塗るシンプルなデザインです。
色の印象がそのまま伝わるため、ブランドカラーを強く見せたいときや、文字・キャラクターを目立たせたい場面に向いています。
(画像引用:ココ育PROJECT|森永製菓)
「ココ育PROJECT」の公式サイトでは、鮮やかな黄色を背景全体に使用。濃い茶色のロゴや中央のキャラクターが引き立ち、明るく親しみやすい世界観に仕上がっています。
ブランドカラーを印象づけたいサイトや、文字・キャラクターなどのメイン要素を引き立てたいサイトと相性の良い背景パターンです。
グラデーション背景の実例
グラデーション背景は、複数の色を少しずつ変化させながらつなぐ表現です。
単色よりも奥行きが生まれ、やわらかさや華やかさ、トレンド感のある印象を加えられます。
(画像引用:女性の新習慣サプリメントfemyou|PMS・更年期のフェムケア)
女性向けサプリメント「femyou」のサイトでは、ピンクから紫へ移り変わる淡いグラデーションを採用しています。
商品パッケージとも自然になじみ、女性向けブランドらしいやさしさと透明感が感じられるデザインです。
美容・健康系のサイトや、やさしく洗練された印象を出したいデザインに向いています。
パターン背景の実例
パターン背景は、図形やイラストなどのモチーフを繰り返したり、組み合わせたりして構成する背景です。
使う柄や配色によって、落ち着いた雰囲気から遊び心のある表現まで幅広く対応できます。
(画像引用:佐久間宣行事務所オフィシャルサイト)
「佐久間宣行事務所」の公式サイトでは、パソコンのウィンドウを思わせる枠やイラスト、文字を画面いっぱいに配置。
鮮やかな色と多彩なモチーフが重なり、エンタメらしい勢いと独自性を生み出しています。
メディアやイベントなど、個性を前面に出したいサイトに合うデザインです。
図形・エフェクト背景の実例
図形・エフェクト背景は、円や多角形、不規則な形に、かすれや粒状の質感などを加える方法です。
整いすぎない風合いが生まれるため、手作り感や温かみ、ブランド独自の感性を表現できます。
(画像引用:spicato 10th anniversary|スピッカート)
「spicato 10th anniversary」のサイトでは、色や形の異なる図形に、線やかすれを組み合わせたデザインを採用しています。
コラージュのように多くの要素を取り入れながらも、広い余白によってスッキリとした印象です。
自由な発想や個性を表現しやすいため、周年サイト、作品紹介ページなどに向いています。
背景パターンに関するよくある質問
背景パターンを使いこなせるWEBデザイナーを目指すなら
背景パターンを効果的に使うには、CSSやSVGの基礎だけでなく、配色やレイアウトを考え、サイト全体の印象を整える力が必要です。
こうしたデザイン力は、実際に手を動かし、添削を受けながら磨いていくと良いでしょう。
日本デザインスクールでは、現役WEBデザイナーの添削を受けながら、背景の色や柄、素材を活かしたデザインを実践的に学べます。
45日間で、プロレベルのデザインスキルを身につけてWEBサイト全体を組み立てる力を学びたい方におすすめです。
まとめ
背景は、デザインの「空気感」や「世界観」を決める、とても重要な要素です。文字や画像をどんなに整えても、背景が合っていないと全体の印象がチグハグに見えてしまうこともあります。
反対に、背景パターンを上手に使いこなせば、どんなサイトでも一瞬で「プロっぽく」「魅力的に」見せることができるようになります。
私がデザインを始めた頃も、“背景”は意識して制作していました。それだけで、作品の完成度がグッと上がり、自分でもデザインが楽しくなっていったのを覚えています。
もし今、「もっとスキルを磨いて、仕事としてデザインをしてみたい」と思ったなら、
その気持ちは、きっとあなたの可能性の始まりです。
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今回の記事を参考に背景デザインパターンをぜひ学んでみてくださいね!
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