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Canvaの商用利用はどこまでOK?判断基準と禁止例をわかりやすく解説

Canvaの商用利用はどこまでOK?判断基準と禁止例をわかりやすく解説

「Canvaって商用利用しても本当に大丈夫?」
「作ったデザインをクライアントに納品しても問題ない?」
「どこまでがOKで、どこからがNGなのか判断が難しい…」

このような不安や疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、Canvaは商用利用が可能です。

Canvaは、初心者でも簡単におしゃれなデザインが作れる便利なツールです。SNS運用やブログ、資料作成、商品販売など幅広いシーンで活用されており、副業やビジネス用途で使っている方も少なくありません。

ただし、すべてが自由に使えるわけではありません。素材や用途によっては制限があり、利用規約に違反して商用利用すると、法的問題に関わる場合もあります

そこで本記事では、Canvaの商用利用について以下のポイントをわかりやすく解説します。

本記事の内容
  • Canvaの商用利用の基本ルール
  • 商用利用OKな具体例
  • NGになるケースと注意点
  • 安全に使うための判断基準

この記事を読むことで後々のトラブルを防ぎ、安心してCanvaを使えるようになるはずです。ぜひ最後までチェックしてみてください。

目次

Canvaは商用利用OK!しかしルールを守ること

Canvaの商用利用について、まずは押さえておきたい基本ルールを3つご紹介します。

Canvaの商用利用ルール
  • 作成したデザインは基本的に商用利用がOK
  • 使用用途が限られている素材がある
  • 作成したデザインと目的によっては規約違反になる

Canvaは、無料プラン・有料プランどちらの場合でも、作成したデザインをビジネス用途に活用することが認められています。また、多くの場合でクレジット表記(出典の記載)も必要ありません。

参考:Canva「Canva素材クリエイターへの帰属とクレジットを表示する」

ただし注意点として、すべての素材や使い方が無制限に許可されているわけではありません。使用する素材の種類や、完成したデザインの使い方によっては、利用制限がかかったり、規約違反と判断されるケースもあります。

この点に関しては、本記事の「許可されているケース」と「禁止されているケース」で具体的に解説していますので、ぜひ参考にしてください。

Canvaで商用利用が許可されているケース

この章では、Canvaにおいて商用利用が認められている具体的なケースを紹介します。

実際に、以下のような使い方であれば、ビジネス目的でも問題なく利用することができます。

Canvaで商用利用が許可されているケース
  • SNS投稿・ブログ・ホームページ
  • 名刺・チラシ・販促物
  • 広告・マーケティング利用
  • プレゼン・営業資料
  • クライアントワーク(条件あり)
  • グッズ販売(条件あり)
  • AI生成コンテンツ(条件あり)

実際の活用例を紹介します。また、使用条件がある場合は注意点も含めて解説します。

ケース1:SNS投稿・ブログ・ホームページ

Canvaで作成した画像や動画は、SNSへの投稿やブログ記事、企業のホームページなどに利用しても問題ありません

Canvaはテンプレートが豊富で、デザインの知識がなくても直感的に操作できるのが特徴です。そのため、多くの企業や個人事業主が、ブログのアイキャッチやSNSコンテンツの制作に活用しています。

視覚的にわかりやすく情報を伝えられるため、ブランディングや集客、認知向上にもつながりやすい点がメリットです。

ケース2:名刺・チラシ・販促物

名刺やチラシなどの販促物も、Canvaで作成して商用利用することが可能です。印刷物として配布する用途も、規約上問題ありません

例えば、店舗のフライヤーやイベント告知のチラシなど、実務でも幅広く活用されています。デザイン初心者でも短時間で作成できる点が大きなメリットです。

また、Canvaには作成したデザインをそのまま印刷注文できる機能もあります。効率よく制作から完成を目指したいときにも、役立つでしょう。

ケース3:広告・マーケティング利用

Canvaで作成したバナーや画像は、広告やマーケティング用途にも使用できます。オンライン広告や自社メディアなど、幅広い場面で使用可能です。

実際に、Instagram広告やLP(ランディングページ)のバナー制作にCanvaを取り入れるケースも少なくありません。テンプレートが豊富に用意されているため、目的に合ったデザインを選び、編集するだけで高品質な広告素材を簡単に作成できます

デザイン初心者でも扱いやすく、手軽に目を引く広告を作りやすい点がメリットです。

ケース4:プレゼン・営業資料

Canvaは、プレゼン資料や営業資料の作成にも利用できます。ビジネス用途での使用も許可されており、商談や社内会議の場面でも活用しやすいツールです。

豊富な素材やテンプレートを使うことで、視覚的にわかりやすい資料を簡単に作成できます。その結果、内容が伝わりやすくなり、提案力の向上にもつながるでしょう

また、グラフや図表の作成機能も備わっています。データを整理して見せたい場合も、Canvaでほぼすべての工程が完結するため、非常に便利です。

ケース5:クライアントワーク(条件あり)

クライアントから依頼されたデザインを、Canvaで制作して納品すること自体は、許可されています。

ただし、以下の条件を満たす必要があります。

クライアントワークで利用するためのルール
  • デザインの権利は、クライアントと契約を結んだうえで譲渡する
  • クライアントがCanvaのコンテンツ使用許諾契約を遵守することを事前に確認する
  • 同一のデザインを複数のクライアントに譲渡・販売しない

参考:Canva「4A. クライアント向けデザインに関する追加権利」
参考:Canva「クライアント向けのデザイン作成」

クライアントの使用方法に問題があった場合、Canvaの規約上はデザイン作成者が責任を問われる可能性があります

そのため、クライアントと事前に書面で契約内容を明確にしておくことをおすすめします。権利の譲渡や利用範囲について十分に確認したうえで納品・販売することで、後のトラブル防止につながるでしょう。

ケース6:グッズ販売(条件あり)

Canvaで作成したデザインを、Tシャツやマグカップなどのグッズにして販売することも可能です。

ただし、以下の2点を満たしていない場合は規約違反になります。

グッズのデザインを作成する際の注意点
  • オリジナルデザインであること
  • 無料もしくはライセンスを取得した素材を使用すること

例えば、Canva上のアイコン素材を1点だけ配置してTシャツにプリントし販売するケースはNGです。レイアウトや配色、テキストなどに工夫を加え、オリジナルのデザインを作らなければいけません。

この点については、本記事の「素材やテンプレートの無加工販売」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

また、使用する素材のライセンスにも注意が必要です。無料プランでは一部素材に透かしが入り、ダウンロードが制限されています。素材ごとにライセンスを購入するか、有料プランへの加入を検討しましょう

参考:Canvaを使って販売用のデジタルおよび物理的な製品をデザインする
参考:Canva「4. ライセンスの取得」

ケース7:AI生成コンテンツの利用(条件あり)

CanvaのAI機能で生成した画像やコンテンツは、商業目的で使用することができます。

ただし、利用にあたってはいくつかの注意点があります。

AI生成コンテンツを使用する際の注意点
  • AI生成であることの明記が求められる場合がある
  • 既存の著作物に類似する生成は避ける

日本では、AI生成コンテンツの明示は原則として義務ではありません。ただし、本物のように見せて誤解を招く表現は信頼性低下につながるため、避けましょう

また、プラットフォームによっては表示が義務付けられている場合や、自動的にAI生成と判定・表示されるケースもあります

さらに、著作権の観点にも注意が必要です。AI生成物であっても、既存の著作物と「類似性」および「依拠性」が認められる場合は、著作権侵害と判断される可能性があります

そのため、生成したコンテンツを利用する前に、既存作品と似ていないかを確認することが重要です。

参考:文化庁「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」

Canvaでの商用利用が禁止されているケース

続いて、Canvaで商用利用が禁止されている具体的なケースについて解説します。

以下のような使い方は、著作権侵害などのトラブルにつながる可能性があります。

Canvaで商用利用が禁止されているケース
  • 素材やテンプレートの無加工販売
  • 商標登録への使用
  • ストック素材としての再配布
  • メディアやCM映像でのオーディオ素材の使用
  • ブランド・キャラクター素材の使用

ルールを守って安心して利用するために、それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。

ケース1:素材やテンプレートの無加工販売

Canvaの素材やテンプレートは、そのまま販売・配布することは禁止されています。これは、無料・有料プランを問わず共通のルールであり、必ず加工してオリジナルデザインとして利用する必要があります。

参考:Canva「Canvaコンテンツ使用許諾契約」

具体的には以下のような工夫が必要です。

規約違反を避ける方法
  • 複数の素材を組み合わせる
  • テキストや配色を変更する

なお、ここでのルールはあくまでCanvaの素材に関するものです。他サイトからダウンロードした画像や写真をCanvaに取り込んで使用する場合は、その配布元の利用規約に従う必要があります。

ケース2:商標登録への使用

Canvaのテンプレートや素材は、加工の有無にかかわらず、そのまま商標登録に使用することは認められていません。

参考:Canva「9. 禁止とされる使用」

アイコンなどの素材は作成者に権利が帰属しています。そのため、既存素材を含むデザインは独自性の観点からも商標登録に適していません。

商標登録を前提にロゴやデザインを作成する場合は、一からオリジナルのデザインを作成することが重要です。

ケース3:ストック素材としての再配布

Canvaで作成したデザインやテンプレートを、他のストックフォトサイトやテンプレートマーケットで販売することは禁止されています。

あくまでも、最終成果物として自分の制作物やサービスの中で使用することを前提にしましょう。

参考:Canva「9. 禁止とされる使用」

ケース4:メディアやCM映像でのオーディオ素材の使用

Canvaの音楽素材には、使用制限があるため注意が必要です。

基本的にはオンライン広告での使用は許可されていますが、以下の用途では禁止されています。

オーディオ素材の使用が禁止されているケース
  • テレビ/SVOD
  • ラジオ/ポッドキャスト
  • 映画
  • ビネット加工/テーマソング
  • ソフトウェアアプリケーション/ビデオゲーム

また、オーディオ素材を編集・リミックスして新たな音源を作成することも禁止されています。

参考:Canva「7. Canvaプロの音楽素材、および人気の楽曲の許可された使用」

ケース5:ブランド・キャラクター素材の使用

Canva内には、特定のブランドやキャラクターに関連する素材があります。これらの素材は、基本的に個人的な利用に限られており、商用利用や宣伝目的での使用はできません

Canvaの利用規約に違反するだけでなく、提供元に対する知的財産権の侵害につながる可能性もあります

特に、有名キャラクターや企業ロゴを含む素材については、利用条件を十分に確認することが重要です。

参考:Canva「5B. ブランドコンテンツの許可された使用」

Canvaを商用利用する場合の注意点

商用利用を安全に行うためには、細かいルールの理解が欠かせません。

ここでは特に重要な3つのポイントを解説します。

Canvaを商用利用する場合の注意点
  • 有料コンテンツの扱い
  • クライアントワーク時の権利
  • AIコンテンツの使用

それぞれについて、詳しく解説します。

注意点1:有料コンテンツの利用制限

CanvaのProプランの使用にも、一定の制約があります。

プロコンテンツを使ったデザインを商用利用すること自体は認められていますが、以下の点が禁止されています。

禁止事項
  • テンプレートとして第三者に提供する行為
  • 素材を単体でダウンロード・配布・コピーして販売する行為

有料素材であっても、あくまでオリジナルデザインを構成する一要素として使用することが前提です。

参考:Canva「Canvaプロコンテンツライセンス(別名:ワンデザイン使用ライセンス)」

注意点2:クライアントワークに関する規定

Canvaを使ってクライアント向けのデザインを制作する場合は、いくつかのルールを守る必要があります。

まず重要なのは、成果物の権利範囲を契約時に明確にしておくことです。Canvaのライセンスは完成したデザインの利用を許可するものであり、使用した素材そのものの権利をクライアントへ譲渡できるわけではありません。

もし納品後に規約違反が発覚した場合、クライアントは既存のデザインの使用を停止し、新たに制作を依頼し直す必要があります。こうした事態になると、ビジネスにも影響が出てしまうかもしれません。

クライアントワークでは、単にデザインを制作するだけでなく、ライセンス条件を理解したうえで適切に権利処理を行うことが求められます

結果として、信頼性の高いクリエイターとして評価されやすくなるでしょう。

参考:Canva「4A. クライアント向けデザインに関する追加権利」
参考:Canva「クライアント向けのデザイン作成」

注意点3:AIコンテンツの利用条件

CanvaではAI生成コンテンツも提供されていますが、その取り扱いには独自のルールがあります。

基本的には、AIで生成した画像やテキストも商用利用が可能とされています。ただし、生成物の著作権については各国で解釈が分かれており、「完全に権利が保証されるとは限らない」という前提で扱う必要があります。

特に、既存作品に類似した生成結果が出る可能性や、第三者の権利を侵害するリスクには注意が必要です。

AIは便利な機能ではありますが、従来の素材以上に自己責任での確認が重要になるでしょう。商用利用を行う際は、最新の利用規約や法制度もあわせてチェックするようにしましょう。

Canvaで利用規約に違反する商用利用をした場合の措置

Canvaで利用規約に違反した商用利用をした場合、以下の措置が取られる場合があります。

利用規約に違反する商用利用をした場合の措置
  • アカウント停止・削除が予告なく実施される
  • 作成したデザインやコンテンツの利用権を失う
  • 違反後はデータ削除・利用停止・証明義務が発生
  • 権利侵害の申し立てがある場合は即時使用停止が必要

Canvaの利用規約では、違反が確認された場合、事前通知なしにアカウントが停止または終了される可能性があると明記されています。その際、Canvaから取得した制作物の利用権を失い、データを直ちに削除する義務が発生します。

また、第三者から権利侵害の申し立てがあった場合には、その時点でコンテンツの使用を直ちに停止し、クライアントや関係先にも削除対応を求める必要があります。

つまり、状況によってはクライアントや関係先への対応が必要になることもあり、ビジネスへの影響につながる可能性もあります。

参考:Canva「10. 本ライセンス契約の違反および終了」

Canvaの商用利用に関するよくある質問

これまでの解説を読んでも、以下のような疑問が残る方も多いのではないでしょうか。

よくある質問
  • 自分のデザインが「オリジナル」と言える基準は?
  • 他サイトの素材をCanvaにアップロードしてもいい?
  • Canvaで作成したデザインの著作権はどうなりますか?

それぞれの質問に、Canvaの利用規約に基づき解説します。

自分のデザインが「オリジナル」と言える基準は?

Canvaにおける「オリジナルデザイン」とは、複数の要素を組み合わせて新しく作り上げられたクリエイティブ作品を指します

既存の画像の色彩やサイズを変更しただけでは、オリジナルデザインとは言い切れません。そこに他の画像や記号を加えたり、背景やフォントを工夫したりして、全体として自分ならではの作品になっているかどうかが重要です。

例えば、クマのアイコンを1つだけ配置するのはNGですが、その周りに木のアイコンを追加したり、丸や線を使って太陽を描き、クマがいる森の風景として構成すればOKといえます。

参考:Canva「Canvaを使って販売用のデジタルおよび物理的な製品をデザインする」

他サイトの素材をCanvaにアップロードしてもいい?

他サイトからダウンロードした素材をCanvaにアップロードして使用すること自体は可能ですが、その素材ごとに定められた利用規約に従う必要があります

「フリー素材」として提供されている場合でも、ダウンロード費用がかからないだけで、利用条件が細かく設定されているケースもあります。

そのため、素材の権利関係は必ず利用者自身が確認し、適切な範囲で使用することが大切です。

Canvaで作成したデザインの著作権はどうなりますか?

基本的には、自分で構成・編集したオリジナル部分については、作成者に著作権が発生します。

一方で、Canvaライブラリーに含まれる写真・イラスト・フォント・音楽などの素材には、それぞれ元の権利者が存在しており、その権利はユーザーに移転するわけではありません。

そのため、デザイン全体を完全に独占できるわけではなく、素材ごとのライセンス条件に従って利用する必要があります。

参考:Canva「Canvaで作成したデザインの著作権の帰属」

まとめ

Canvaは、初心者でも手軽にデザインを作成できる便利なツールであり、商用利用も基本的に認められています。

しかし、デザインや使用用途によっては規約違反になる可能性がある点には注意が必要です。

改めて、特に重要なポイントを整理しましょう。

Canvaを正しく商用利用するポイント
  • 素材やテンプレートはそのまま使わない
  • オリジナル性のあるデザインにする
  • ライセンス条件を確認する

これらを守ることで、SNS運用やブログ、クライアントワーク、商品販売など、さまざまなビジネスシーンで活用することができます。

さらに、クライアントワークや販売を行う場合は、第三者への影響も考慮し、より慎重に利用する必要があります。

Canvaは正しく使えば、デザイン未経験でもビジネスに活かせるツールです。本記事の内容を参考に、ルールを守りながら安心してCanvaを活用していきましょう。

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この記事を書いた人

株式会社日本デザインが運営するメディア、ZEROICHI TIMESは、副業・兼業の解禁や普及、AIの台頭によるスキル需要の変化など、大きく変わりつつある働き方をめぐる環境をふまえ、在宅ワーク・副業といった新しい働き方から、WEBデザインやWEBライティングなどのリスキリングまで、これからの時代に必要な情報をわかりやすく、かつ専門的に発信しています。記事は、自社の現役クリエイターの知見をもとに制作。未経験から転職・フリーランスへの転身を果たした4,500名超の卒業生の実体験や、実際のインタビューも交えながら、スキル習得からキャリア形成まで、学びのあらゆる段階で役立つ、正確で信頼性の高い情報をお届けしています。

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