お給料がすべてじゃない、とわかっていても、就活サイトで企業を見るときはどうしても初任給の額を見てしまいますよね。
日本の企業も、どんどん初任給を上げていっている印象です。
今回は、IT系ベンチャー企業の中では圧倒的に低い初任給(16万です!)を設定している日本デザインの社長に、お給料について聞いてきました。
新卒に25万もお給料払うのはおかしい!?
日本デザインの初任給を低く設定している理由をお伺いしてもいいですか?
低いっていうか、そもそも日本の企業が新卒に25万とか払うのがおかしいんだよね。
!?
(よく燃えそうな文章………..汗)
学生だったらアルバイトしたことある人が多いと思うけど、普通に飲食店とかイベントスタッフとして一生懸命働いても時給1000円とかでしょ。コールセンターだとちょっと高いけど。
アパレルショップの社員さんは、時給換算で1000円以下で働いてるのに大学で4年間勉強しただけの人が時給で2000円近くも貰ってるのはおかしいんだよね。
専門的なことをプロレベルまで学んでる人とか、先輩のサポートなしで売り上げ立てられる人ならいいけど、99%の新卒は即戦力にはならない。
なのに一部の企業が初任給を上げてくから、優秀な学生欲しさにどこの企業も初任給上げていってる。
なるほど…
でもよく考えたらわかるんだけど、その新卒が稼げるようになるまでのお給料って、優秀な社員がもらえるはずのお給料から出てるのよ。
だから初任給が高い会社の、10年目20年目の平均年収見たら、そんなに上がってないことが多い。そうゆう会社に入っても、後で苦労するってことだよ。
本来のあるべき姿は「丁稚奉公」!?
だからうちは、スキルがない最初の期間は低めに設定されてる…ということでしょうか?
大昔はお給料を払わない代わりに衣食住は保証する丁稚奉公(でっちぼうこう)っていう制度があってね、本来、何もできない新卒はそうするべきだと思ってるんだけど、さすがにそれは可哀想だから東京都の最低賃金に合わせて16万にしてる。
アルバイトと同じくらいの時給1000円はもらえるってことですね。
日本一の学習環境に身を置いて時給1000円って、それだけでもめちゃくちゃ羨ましいけど。
月給は16万だけど、いろんな研修とかコンサルで学べる内容を考慮したら、実質30~50万くらいはもらってる計算だけどね。
なるほど、確かに有名な社長さんがオフィスに来て研修をしてくださったり、ロイス(※)の研修を受けさせていただいたり、こんなに学べる会社はないと思います。
読みたい本があったら会社で買ってくれるし、有り難いです。
(※)ロイス・クルーガー:7つの習慣を日本に広めたとされる世界一のコンサルタントの方です
うちの初任給を低いって思うのは自由だけど、例えばどこかの会社で初任給25万もらって、そのうち毎月5万円をセミナーとか講座に自己投資するよりもうちの方が成長できるから、その価値を理解してくれる人がうちに入ってきてくれたらいいかな。
ちなみに、初任給が16万円なだけで、ちゃんと上がっていきますもんね?!
そうね。今年中には社員の平均月収50万まで上げようと思ってるからね。ちゃんと成長してる社員にはお給料払ってるよ。
査定も毎月で、頑張るだけお給料が増えていくので、やりがいがあります^^
今回は、日本デザインの初任給の額について、代表の大坪さんに聞いてきました。
初任給16万は、めったに見ない低さだと思います。
でも、16万は意地悪なわけでもケチなわけでもありません、ちゃんと意味のある16万です。
一人暮らしで、奨学金も返済しながら16万で暮らしていた先輩もたくさんいますし、生活の創意工夫はむしろ楽しいです^^
そして、仕事も兼ねて沖縄や海外へ旅行に行ったり、自由な時間に出勤したり、しっかり結果を出して自由を手にしている先輩を見て、「私も頑張ろう!」と思える環境です。
20代は仕事に打ち込んで頑張ろうと思っている方にピッタリの環境だと思います♪
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