「ライターはもういらない」
「WEBライターはオワコン」
Chat GPTが発表されてから、新しいAIが次々と登場し、このようにいわれることが多くなってきましたね。
そのような声を聞いて「仕事奪われるんじゃ…」「ライター続けて大丈夫なの…」という不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
結論、AIライターに仕事を奪われるかは、その人がどんなWEBライターかによって決まります。
具体的にいうと、仕事を奪われる人と奪われない人の特徴は次の通りです。
- 文章力がとにかく低い
- 他の記事をまとめるだけになっている
- 読者の検索意図を汲み取って記事を作れる
- 読者の気持ちを考えて文章を書ける
- 自身の体験談を取り入れた文章を書ける
- ライティング以外のスキルを持っている
- AIを使いこなして記事を作れる
「まあ、そうですよね」というものもあれば、「どういうこと?」というものもあると思います。
そのため、本文ではそれぞれについて、詳しく解説していきます。
また、仕事を奪われないWEBライターの特徴に「AIを使いこなして記事を作れる」とあるように、これからはAIを使いこなすのがとても大切になってきます。
記事の後半では、AIライターを使いこなす方法も紹介していくので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
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AIライターに仕事を奪われるWEBライターの特徴
では、まずAIライターに仕事を奪われるWEBライターの特徴を解説していきます。
ただし、これからお伝えすることは、努力次第でどうにでもなるものです。
もし、今のあなたがその特徴に当てはまったとしても、練習を重ねれば改善できることなので落ち込む必要はありませんよ。
文章力がとにかく低い
AIライターに仕事を奪われる人の特徴として、まず挙げられるのが文章力がとにかく低いこと。
具体的にいうと次のような文章を書く人です。
- 一文の中で主語述語がバラバラで理解ができない
- 文章全体が論理的でなく何を言いたいのかわからない
- 文章が単調すぎて読む気を途中でなくしてしまう
正直なところ、AIライターも文章を作るのが得意ではありません。
とても機械的で読んでいて面白いとはいえませんし、最初と最後で言っていることが反対になることも多いです。
しかし、無料かつ高速で文章を作ってくれるので、仕事を依頼する側は「お金を払って下手な人にお願いするくらいなら、AIライターでいいや」と思うのです。
クライアントから文章について多くの指摘をもらう人は、できるだけ早くその状態から抜け出しましょう。
他の記事の内容をまとめるだけになっている
他の記事の内容をただまとめただけの記事を作っている人も、AIライターに仕事を奪われてしまいます。
そういった記事は、極端な言い換えをすれば「誰でも作れてしまう記事」です。
AIライターでもある程度簡単に作れてしまいます。
もちろん、文章の問題はありますが、外注費や公開までの時間を考えると「AIライターに任せたほうがいいや」というのがクライアントの本音です。
今、上位記事の内容をまとめるだけの記事の書き方をしている人は、かなり危険です。
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AIライターに仕事を奪われないWEBライターの特徴
続いてAIライターに仕事を奪われないWEBライターの特徴も紹介していきます。
読者の潜在的な思いを考えて記事作成ができる
記事を作るときに大切なのは、読者の潜在的に持っている思いにどれだけ応えられるかということです。
例えば「WEBライター 本 おすすめ」というキーワードで記事を書くにしても、「WEBライターにおすすめの本を知りたい」という思いの奥に隠れている「実は比較検討なんて面倒くさい」という思いに寄り添えられるかで読まれる回数が大きく変わります。
タイトル(内容もこれに合わせて変更) | 同じ期間で読まれた回数 |
【厳選12冊】WEBライター初心者におすすめな本をご紹介! | 約10回 |
この4冊だけでOK!初心者ライター向けWEBライティング本 | 約30回 |
潜在的な思いに応えられるかで同じ期間で読まれる回数が3倍違います。
このように、ライティングをするときには「どれだけ読者の潜在的な思いを考えられるか」が大切なのですが、AIライターはそれができません。
実際、Chat GPTに「『WEBライター 本 おすすめ』と検索する人が潜在的に持っている思いを教えてください。」と聞いたところ次のような答えが返ってきました。
間違いではありませんが、どこかありきたりで表面的ですよね。
このようにAIライターが考えられる範囲には限界があるので、潜在的な思いを汲み取れるWEBライターが仕事を奪われることはないのです。
読者の気持ちを考えて文章が書ける
文章を書くときに、読者の気持ちを考えて書くことはとても大切です。
「この表現だと読者が嫌な気持ちになるのではないか」
「ワクワクさせるためにこういった書き方をしよう」
と考えながら書くだけで、読者が記事を読み終わったあとの満足度は大きく変わります。
実際、語尾を変えるだけでも文章が読者に与える印象に大きな違いが生まれます。
- あなたはAIライターに仕事を奪われるWEBライターです。
- あなたはAIライターに仕事を奪われるWEBライターかもしれません。
このように、読者の気持ちを考えながら記事を書くのはとても大切なのですが、AIライターはそれができません。
AIは大量のデータからもっとも妥当性の高いものを選んだり、前後の文脈から「それっぽい文章」を書いたりしているだけです。
そのため、読者の気持ちを想像し、共感を生んだり、感情を動かしたりできるWEBライターがAIライターに仕事を奪われる可能性はかなり低いです。
自身の体験・経験を取り入れた記事を作れる
先ほどもお伝えしましたが、AIライターの登場によりただ情報をまとめただけのような記事の価値は低くなってきました。
その代わり、求められるようになってきたのが、
- 育児をしながら副業で10万円稼いだ方法
- タイトルでクリック率が10倍になった方法
- 1ヶ月で食生活を変えずに5キロ痩せた方法
など、体験・経験が付け加えられた唯一無二の記事です。
最近では経験を書いた文章が検索順位で上位に上がりやすくなっています。
そのため、クライアントもAIでは書けないような体験談を取り入れて記事を書ける人を求めています。
自分の体験を踏まえたオリジナルの記事を作れるようになれば、今後AIライターに仕事を奪われることはありませんよ。
ライティング以外のスキルを持っている
ライティングに加えて、デザインやマーケティングなどのスキルを持っている人は、AIライターに仕事を奪われにくいです。
AIができるのはあくまで1つのこと(文章を作る、デザインを作るなど)だけで、複数のものを組み合わせることができないからです。
例えば、下の画像は「記事のタイトル」を活かして作ったアイキャッチ画像なのですが、これを作るには、「コピーライティングスキル」と「デザインスキル」が必要なのでAIにはできません。
マーケティングスキルも同じです。
- SEOスキル
- SNSの運用スキル
- 広告運用のスキル
※SEOスキル=意図的に記事の検索順位を上げられるスキル
などを持っていれば、ただ文章を書くことしかできないAIライターに仕事を奪われることはないのです。
AIを使いこなして記事を作れる
AIを味方につけて使いこなせるようになれば、AIがどれだけ発展したとしても仕事を奪われることはありません。
むしろ、AIライターはお金を払わずとも高速で動いてくれるので、使い方次第では優秀なアシスタントになってくれますよ。
実際、既にAIを活用しているWEBライターはたくさんいますし、私も仕事の中でAIライターを使うことはよくあります。
このあと具体的にAIライターを使いこなす方法を紹介していきますね。
AIライターを上手く使いこなす5つの方法
AIに仕事を奪われないWEBライターの特徴として、AIライターを使いこなせることを挙げました。
では、具体的にAIライターを使ってどんなことができるのか。
ここではWEBライターが実務でAIを使う方法を解説していきます。
タイトルのアイデアを考えてもらう
AIライターを活用する方法として、実用的なのがタイトルを考えてもらうこと。
自分もAIライターにタイトルのアイデアを出してもらうことはよくあります。
やり方は簡単でAIライターに「○○という悩みを解決するために、△△を書きました。
タイトルを10個考えてください」と指示を出すだけです。
もちろん、このタイトルをそのまま使うことはしませんが、タイトルを考えるときのヒントにはなります。
もっとタイトルの精度を上げたい場合は、先ほどの指示に加えて、上位記事のタイトル10個と「以下の10個を参考にしてください」という言葉を入力しましょう。
構成の下書きを考えてもらう
AIライターを使えば、構成を作ることもできます。
例えば「『WEBライター 始め方』というキーワードで記事を書きます。構成を考えてください。」と入力すると、次のような構成を出してくれます。
かなり細かく作ってくれていますね。
SEO(検索順位を上げること)の観点からすると、最適な構成とはいえませんが、土台には十分なります。
本当に一瞬でできてしまうので、構成を作るのに時間がかかるという人はぜひ試してみましょう。
言い回しを考えてもらう
AIライターは言い回しを考えてもらうときにも使えます。
例えば、少し回りくどい言い方に感じるけど、しっくりくる言い換えが見つからないときにAIに「もっと端的な言い回しにしてください」と指示を出せば、一瞬で文章を書き換えてくれます。
また、言い回しだけではなく、言葉の変換もできます。
推敲をしていて「この言葉難しいかも」と思ったときに、AIに簡単な言葉に変換してもらうのです。
もちろん、毎回しっくりくる文章や言葉に変換してくれるわけではありませんが、1つのヒントにはなりますよ。
本文の下書きを考えてもらう
AIライターを使えば、本文の下書きを作ることも可能です。
AIライターに「以下の記事構成をもとに本文をそれぞれ300文字程度で書いてください。」という指示を出して記事構成を載せるだけで、文章を書いてくれます。
あとはそれを手直ししていくだけ。いちから文章を書く手間を省くことができます。
ただし、この方法は少し難易度が高いです。
AIが書いたことが間違っていないか確認したり、文章を自分で手直ししたりする必要があるので、思った以上に時間がかかります。
AIを使わないほうが早く書ける場合もあるので、実際にやってみてどれくらい時短になっているかは必ず確認しましょう。
記事のリサーチをしてもらう
Chat GPT限定になりますが、記事のリサーチもできます。
例えば、「WEBライターの将来性がわかるような最新の統計データを出して」と指示をすると次のような答えを返してくれます。
WEBライターの需要について簡潔にまとめてくれているのも良いところですし、全てに根拠となるWEBサイト([1][2]をクリックするとその記事を読めます)をつけてくれるので、本当にその情報が正しいか確認することも可能です。
これだけの情報を10秒も経たないうちに出してくれるのは本当にありがたいですよね。
※正確な情報を出すには「WebChatGPT」という追加機能が必要です。
WEBライターにおすすめのAIライター3選
最後にAIライターの中で、特に使いやすく実務に活かせるものを紹介していきます。
お伝えするものは、実際に自分が使って「これは使える!」「今後役立つようになりそう!」と思ったものばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。
Chat GPT(チャットジーピーティー)
AIライターといえばやはりChat GPTです。
本当に多くの使い道があるツールで、タイトルの作成、本文の執筆、リサーチなんでもできます。
少し前までは最新情報を調べられないといわれていましたが、最近、検索エンジンを巡回する機能が追加され、その弱点もなくなりました。
個人的には、タイトル作成か、リサーチに使うのが良いと感じています。
これまで数十分かかっていた作業がほんの数分で終わるので、ものすごく助かっています。
価格 | ・基本無料(性能の良いGPT4が使えない) ・有料プランだと月額およそ2,700円 |
公式サイト | Open AI |
Notion AI(ノーションエーアイ)
質の高い文章を求めるなら、Notion AIがおすすめです。
Notion AIには、WEBサイトを巡回する機能がないので、Chat GPTに比べるとリサーチ能力は低いです。
しかし、文章の質はChat GPTよりも高く、かなり読みやすい文章を出してくれます。
ある程度、書く内容が決まっていて、それを自然な文章にしてもらいたいときに使いましょう。
Chat GPTでリサーチした情報を、Notion AIに持っていき文章にしてもらうというのがおすすめです。
価格 | ・基本無料(月に20回しか使えない) ・有料プランだと月額およそ1400円(使い放題) |
公式サイト | Notion |
Cohesive(コーヒーシブ)
最近、Chat GPTを超えたといわれているのがCohesiveと呼ばれるAIライターです。
- どんな記事を書きたいか
- 記事のゴールは何か
- どんな雰囲気の文章を書きたいか
- 文字数は何文字くらいがいいか
を書き込むだけで、AIが勝手に文章を作成してくれます。細かく指示を出さないといけないChat GPTと比べると、かなり楽です。
また、Chat GPTは出てきた文章をWordやGoogleドキュメントに貼り付けないといけませんが、Cohesiveはその必要がありません。
AIが書いてくれた文章をそのまま、編集できます。
ただし、情報の正確性はChat GPTと比べるとかなり落ちます。
また、文章も英語でしか出すことができず、翻訳ツールで一々直す必要があるので、現段階ではまだChat GPTのほうが実用的だといえます。
価格 | ・基本無料(書ける文字数と機能に制限あり) ・有料プランだと月額およそ1500円(制限なし) |
公式サイト | Cohesive |
まとめ
今回は、AIライターに仕事を奪われる人と、奪われない人の特徴を紹介してきました。
お伝えした特徴をまとめると次のようになります。
- 文章力がとにかく低い
- 他の記事をまとめるだけになっている
- 読者の検索意図を汲み取って記事を作れる
- 読者の気持ちを考えて文章を書ける
- 自身の体験談を取り入れた文章を書ける
- ライティング以外のスキルを持っている
- AIを使いこなして記事を作れる
ぜひ、これからWEBライターを続ける上での参考にしてもらえればと思います。
本文でもお伝えしましたが、今「仕事を奪われる人の特徴」に当てはまっていたとしても、努力次第で仕事を奪われない人になることは可能です。
WEBライターとして仕事を続けていくために、これからもスキルアップに努めていきましょう。
また、今回お伝えしたことを参考にしてAIを活用してみてください。
最初は扱うのが難しいと思いますが、使えるようになるとものすごく作業効率が上がりますよ!
質問や感想があればご記入ください