クラウドソーシングを使い始めたばかりの方や初心者WEBライターは「タスク案件」から始める人も多いです。
ライティングの案件がなかなか受注できないときに、タスク案件をこなすこともあります。
しかし、タスク案件にはそれなりに活用するメリットもありますが、WEBライターで稼いでいこうと考えている方には、おすすめではありません。
そこで今回は、
- タスク案件をWEBライターにおすすめしない理由
- WEBライターで稼ぎたい人が狙うべき案件
- タスク案件から踏み出すためにできること
以上の内容をお伝えしていきます。
この記事を読んで、初心者WEBライターの方に、タスク案件から次のステップへ一歩踏み出す勇気を持ってもらえればうれしいです。
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タスク案件とは?稼げる?稼げない?
タスク案件は、クラウドソーシングに登録したことがある人の多くは、やったことがあるのではないかと思います。
稼げるのかが気になるところですが、そもそもタスク案件とはどのような案件なのか、その仕組みから見ていきましょう。
タスク案件の仕組み
タスク案件とは、個人の意見やコメントなどのデータをたくさん集めたいクライアントが、複数のワーカーに一括して依頼できる形式の案件です。
たとえば、「脱毛サロンのレビュー」や「映画やドラマの感想」など自身の体験談や感想、口コミを集めるためのものが多く見られます。
開始してから回答できる制限時間が、1時間以内などと決められているので、その間に入力完了しなければなりません。
終わらなかった場合の作業は無効になる仕組みです。
1回で数百件とまとまった量の回答を募集していることもありますが、誰にでも簡単にできる内容の案件などは人気で、あっという間に埋まってしまいます。
指定に沿った内容の文章や回答を提出して、クライアントが承認すれば報酬が入り、提出内容が質問の意図にふさわしくないと判断されれば、非承認になり入金はされません。
タスク案件で稼げるのか?
タスク案件では稼げるのか?その答えは「ノー」です。
はっきりいって、タスク案件だけで稼ぐことは難しいでしょう。
クラウドソーシングを覗いたことがある人ならわかるかもしれませんが、タスク案件の報酬単価は1件あたり数円~数百円のものが多く非常に安価です。
報酬が安価な理由は、クライアントのほとんどがタスク案件はライティング案件ではなく、アンケートの延長線上の依頼と捉えているから。
実際に個人の意見やアンケートに近い内容の依頼が多く見られます。
タスク案件で稼ごうと思うと、必然的にかなり多くの案件をこなさなければなりません。
報酬が他より高い案件があっても、指定の文字数と釣り合いが取れていないケースがほとんどです。
しかし稼げないとはいえ、タスク案件はワーカーにとって都合の良いところもあります。
次にタスク案件のメリット、デメリットをご紹介します。
タスク案件のメリット
タスク案件にもメリットはあります。
初心者WEBライターにとってのメリットを以下に挙げます。
- 気軽にできる
- クライアントとのやり取りが不要
- 書くのに慣れることができる
- クラウドソーシングに慣れることができる
ライティング実績も不要で誰でも気軽に参加できるのは、タスク案件の大きなメリットです。
クライアントから修正をもらうなどのやり取りも発生しません。
提出して終わりなので、納期のプレッシャーもなく気楽にできます。
また、クラウドソーシングに登録したばかりの方やWEBライター初心者であれば、クラウドソーシングの使い方や案件に慣れるために活用するのもよいでしょう。
タスク案件のデメリット
タスク案件のデメリットも知っておきましょう。
長期的にタスク案件ばかりをやらない方がよいことがわかります。
- 単価が安い
- 継続的な仕事がない
- ライティングのスキルアップにならない
前述したように、タスク案件は単価が安いので、ライティングでしっかり稼ぎたい方にとっては不向きです。
また、単発の仕事なので継続的な仕事につながることはほとんどありません。
提出して終わりなのでフィードバックもなく、スキルアップにつながることも難しいです。
ちょっとしたお小遣い稼ぎや気晴らし程度にやってみるにはよいでしょう。
WEBライターで稼ぎたいならプロジェクト案件がおすすめ
WEBライターで稼ぎたいのなら、タスク案件よりも「プロジェクト案件」に取り組むほうがおすすめです。
長期的に付き合いができるWEBライターを探しているクライアントも多いので、安定した継続案件が見つかることもあります。
プロジェクト案件とは?
プロジェクト案件とは、ワーカーとクライアントが1対1で連絡を取りながら、記事作成を進めていく形式の仕事です。
基本的にタスク案件よりも単価が高く、必要な文字数も多くなります。
受注してからプロジェクト開始までに、ワーカーはクライアントとコンタクトを取り、クライアントの用意する書き方マニュアルや依頼要綱に目をとおしておきます。
自分で記事のキーワードを選ぶか、またはクライアントから指定され、記事を作成・提出し、必要があれば修正に対応して校了という流れが一般的です。
なかには、WEBライティングの経験がない人の応募を受け付けているところもあるので、気軽に応募してみるとよいでしょう。
初心者OKのところは、フィードバックをしっかりおこなってくれることもあるので、スキルアップと実績を積むことが可能です。
ただし、初心者向けの案件は文字単価が安いところが多いので、自信を持って書けるようになってくれば、文字単価の高い案件にどんどん応募していきましょう。
初心者WEBライターがプロジェクト案件に進めない理由とは?
プロジェクト案件に応募できない主な理由には、
「自信がない」
「書いた経験が少ない」
以上のような場合が多いです。
ほとんどライティングの経験がない方や初心者にとって、いきなりプロジェクト案件に応募するのはこわいですよね。
「書けなかったらどうしよう……」最初はそんな不安がつきまといます。
しかしWEBライティングは、とにかく数をこなすしか自信をつける方法はありません!
初心者を採用するクライアント側も採用する前に、あなたのプロフィールを確認しているはずです。
初心者とわかっていて依頼している場合も多々あるので、さほど心配はいりません。
よっぽど不安なら、受注前にクライアントに書いた経験がないことを伝えておいてもよいでしょう。
初心者WEBライターがプロジェクト案件に踏み出すには?
初心者Webライターが、プロジェクト案件に踏み出せないのは「自信がないから」が主な理由になっていることが多いとお伝えしました。
実践で数をこなすのが一番ですが、他に自信を持てるようになる方法はないのでしょうか?
ここからは、自信がなくて一歩踏み出せない人が、前に進むために今からできることをご紹介します。
自信を付けるためにタスク案件を活用する
タスク案件は稼げないとお伝えしましたが、自信をつけるために活用するのはアリです。
誰でも気軽に取り組めるので、プロジェクト案件に進む前に準備運動として利用するとよいでしょう。
さまざまな種類の案件があるので、気になったものがあればどんどんチャレンジしてみてください。
いろいろなジャンルにチャレンジできるので、自分の好きなジャンル苦手なジャンルの把握にもつながります。
タスク案件をやっていくなかで、少しでも自分の書いたものがお金になる感覚や書けそうと思える自信を身につけてください。
趣味や好きなことに関係したジャンルに応募する
あなたの趣味や好きなことに関係のあるジャンルのプロジェクト案件に応募してみるのもよいでしょう。
興味のあるジャンルであれば、まったく知らないジャンルよりもハードルは低く感じられるはずです。
プロジェクト案件にはアウトドアやコスメ、食、ドラマ、映画など、幅広いジャンルの依頼があるので、少なからず興味があるジャンルが見つかるでしょう。
応募の際にそのジャンルに熱意があることを伝えると、ライティングの経験が少なくても受注できることがあります。
好きなジャンルであれば、知識がさらに深まり楽しく書けるようになるかもしれませんよ。
講座やスクールで勉強してから応募する
独学で勉強する人も多いWEBライター業界ですが、講座やスクールで学ぶ人も多いです。
注意すべきポイントや書くコツを教えてもらえば、独学よりも早いスピードでライティングスキルがアップします。
たとえば講座やスクールで講師に添削してもらえば、自分の書いたものを客観的に見るポイントを理解できます。
SEOを意識した書き方などのように、すぐに実践で役立つ知識も学べて講座やスクールで制作した記事を実績としてクライアントへ提出も可能です。
我流で書き始めるよりも、基礎的なスキルや知識を持っているという自信があれば、プロジェクト案件にも応募しやすくなるでしょう。
プロジェクト案件の選び方
プロジェクト案件であれば、何でも応募していいわけではありません。
選ぶときのポイントをご紹介しますので、探す際の参考にしてみてください。
継続案件を選ぶ
継続案件とは毎週1~2本納品するなど、長期にわたって定期的に記事を提出していく案件のこと。
なかには、契約期間に終わりを設けていない案件も多いです。
安定して仕事を受けられるので、なるべく継続案件に応募していきましょう。
全てのクライアントに共通するわけではありませんが、継続案件がおすすめな理由を挙げると以下のようになります。
- フィードバックをもらえる
- SEOやオウンドメディアの仕組みに詳しくなる
- 長期的に同じジャンルに関わることでそのジャンルに詳しくなる
フィードバックをもらえる環境は、初心者でも短期間でスキルアップしやすくなります。
ほかにも、SEOやオウンドメディアの知識や特定のジャンルに詳しくなるのは、今後あなたがWEBライターでやっていくときの糧になるはずです。
単発案件をいろいろと挑戦してみるのも悪くはありませんが、特に初心者WEBライターであれば継続案件を探すのがよいでしょう。
クライアントの評価欄をチェックする
クラウドソーシングには、問題のあるクライアントが多いのも事実ですが、過去に仕事を受注したワーカーがクライアントを評価する仕組みがあります。
ブラックなクライアントの案件に応募しないためには、応募前に評価欄はチェックしてください。
もし評価が低いクライアントの案件なら、応募はやめておいたほうがよいでしょう。
また、クラウドソーシングによっては認証制度を設けているところもあり、認証外のクライアントにも注意するようにしてください。
一部の認証外の案件を見ると、単価が低すぎるなど問題がありそうな案件もあるので注意が必要です。
ほとんどは普通のクライアントですので過度に心配する必要はありませんが、評価欄やワーカーのレビューは必ずチェックしてから応募しましょう。
まとめ
今回は、クラウドソーシングのタスク案件に注目してきました。
もしあなたがWEBライターで稼ぎたいと考えているのなら、タスク案件で稼ぐのは難しいためおすすめではありません。
タスク案件は、お小遣い稼ぎや暇つぶしで取り組むぶんにはよいですが、本来のWebライター案件とはやや異なり、スキルアップや継続性が見込めません。
しかし、プロジェクト案件に進むための準備運動として、タスク案件に取り組むのはアリです。
いきなりプロジェクト案件に応募できない方は、書くことに慣れる目的やクラウドソーシングに慣れる目的でタスク案件を活用するとよいでしょう。
もしあなたが今後WEBライターで稼げるようになりたいなら、タスク案件ではなくプロジェクト案件にぜひ挑戦していってください。
質問や感想があればご記入ください