「私には夢があります!」
「私は今、夢をかなえるために頑張っています!」
こんなふうにうれしそうに目を輝かせながら話す人は、イキイキとしてすてきに見えますよね。
楽しく好きな活動をしていて、毎日が充実して幸せそうで、多くの人が憧れる存在だと思います。
ただ、テレビやSNSなどで自分の夢を語る人を目にしたとき、憧れを感じるのと同時に、ついつい、夢がない自分と比べてしまい、焦ったり不安になったりしてしまうこともあるかもしれません。
あなたももしかしたら、
「私には夢がないから、毎日がつまらない」
「夢がない私ってダメなのかも」
「夢を見つけたいけど、どうすればいいかわからない」
などと悩んだり憂鬱になったりしたことがあるのではないでしょうか。
でも、不安になったり心配したりする必要はありませんよ。
実は、世の中には「夢がない」という大人はたくさんいますし、特に夢がなくても幸せに暮らしている人もいます。
それに、もし夢を持とうと思ったら、あなたも自分の夢を見つけることができるのです。
この記事では、「私には夢がない」という漠然とした不安を解消するために、「大人になってからの将来の夢」について詳しく解説し、大人が夢を見つける方法やコツをご紹介します。
ぜひ記事を読んで、あなただけのすてきな夢を見つけていってくださいね。
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「将来の夢は特にない」という大人は多い
あなたはもしかしたら、将来の夢がないことで不安に思ったり、焦りを感じたりしているかもしれません。
しかし、そんなに思いつめなくても大丈夫。
実は、将来の夢を特に持っていない大人は意外に多いのです。
マクロミルが、2023年成人式の参加対象者500人におこなったインターネットリサーチの「あなたには、将来の夢がありますか」という問いに対し、40.2%の人が「今のところない」「わからない」と答えています。
参考1:株式会社マクロミル「2023年新成人に関する調査〈グラフ集〉」
参考2:株式会社マクロミル「2023年新成人に関する調査]
子どもの頃は「スポーツ選手になりたい!」「YouTuberになりたい!」など、憧れの職業を「将来の夢」としていた人も多いと思いますが、大人になると「○○になりたい!」「○○をやりたい!」などと簡単に言えなくなりますよね。
生活の安定を考えて慎重になり、特定の職業を「将来の夢」にしにくくなったり、自分にできるか不安になり、実生活を大きく変えるような夢を持ちにくくなったりするのです。
自分だけ将来の夢がないような気がして、不安になることもあるかもしれません。
しかし、大人になってから「特に将来の夢がない」というのはよくあること。決して焦る必要はないのです。
夢がないのは悪いことではない
周囲の人やSNSなどで自分の夢を語る人はイキイキと輝いて見えますよね。
そんな人を見て「うらやましいな」「自分もそうなりたいな」と感じる人も多いと思います。
ただ、それと同時に周りの人と自分を比べてしまうと、
「夢がない自分の人生はつまらない」
などと理不尽に自分を低く評価してしまいがちです。
また、入学や就職試験の面接や自己紹介などで「将来の夢」を聞かれる機会は意外に多くあります。
そのようなとき将来の夢がないと、
「他の人はすてきな夢を持っているのに、自分だけ将来の夢がないなんて言えない、どうしよう」
「将来の夢がない自分はダメな人間だと思われてしまうかも」
などと、将来の夢がないことに罪悪感を持ってしまうこともあるでしょう。
一般的にも、「夢はあるほうがよい・楽しい」「夢がないのはダメ・つまらない」と考えられることが多いかもしれませんね。
しかし、本当にそうでしょうか?
世の中には、特に将来の夢を持っていなくても、今を楽しく生き、幸せで充実した生活をしている人もたくさんいます。
逆に、将来の夢を持っていても、「なかなかかなわない」「いつ実現できるのか」などと否定的に考えてしまい、楽しく日々を過ごせていない人もいますよね。
このように冷静に考えると、単純に「夢がある=楽しい・幸せ」「夢がない=つまらない・不幸」ではないとわかると思います。
ではなぜ、多くの人は自分に夢がないことを悲観してしまうのでしょうか?
それは、その人の心の奥に「イキイキと輝くような日々を過ごしたい」「幸せで充実した人生を送りたい」という望みがあり、それをかなえるために「夢を持ちたい」と思っているからなのです。
「夢がなくてつまらない」と感じたときは、いったん「自分に夢があるか・ないか」から離れ、「そうか、私は楽しく幸せになりたいんだなぁ」と認識してみましょう。
「夢を持たなければ」と無理に頭で考えるよりも、「どうしたら自分が楽しく幸せに感じられるのか」に注目して、ワクワクすることを思い描くほうが、将来の夢を持ちやすくなりますよ。
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夢を持つとどんなメリットがある?
将来の夢を持たないことは、別に悪いことではないし、それでも十分楽しく充実した生活を送ることはできますよ、とお話してきました。
その一方で、夢を持つこと自体は決してマイナスではなく、受けられるメリットも多くあります。
夢を持っている場合、「将来こうなったらいいなぁ」と妄想するだけでも、楽しくワクワクしますよね。
ただし、それだけでは、ふと現実に戻って、虚しさを感じてしまうこともあるかもしれません。
では、どのような場合、夢を持つことで多くのメリットを受けられるのでしょうか?
それは、「夢の実現に向けて行動する場合」です。
ここでは、夢を持ち、それをかなえようと行動するときに得られるメリットを3つご紹介します。
時間を有意義に使える
将来の夢を持つことは、生きる目的ができるということでもあります。
日々、特に目的もなく生活していると、ついついダラダラしたり、行きあたりばったりに無駄な時間を費やしたりしてしまいがちではないでしょうか。
一方、夢があって、夢を実現させるために行動していく場合、そのために費やす時間は有意義なものになります。
例えば、ある会社員が、仕事が忙しくて趣味や遊びに使う時間も体力もなく、寝るためだけに帰宅する日々を送るなか、「いつかはフリーランスになって、好きな時間にカフェで仕事して、趣味や遊びも両立できるような生活をしたい」という夢を持つとします。
そして、それを実現させるには、「フリーランスになるためのスキルを身につける」「生活に必要な資金を確保する」などの目標を一つずつクリアしていくことになります。
この場合、夢がかなえばもちろんですが、結果的に思い描いたとおりにならなかったとしても、費やした時間は決して無駄になりません。
そのとき身につけたスキルや知識、出会った人とのつながりなどが、あとになって思いもよらない形で役に立つことも大いにあり得ます。
その経験を通じてより理想的な現実を手に入れたり、新たな夢を持つようになったりするため、あなたの世界がますます広がっていくのです。
幸福度が上がり活力が湧く
特に将来の夢がない場合は、ふとしたとき「これから先自分はどう生きていくんだろう」「今のままの生活を続けていいのかな」などと不安に思うことがあるかもしれません。
しかし、「将来の夢」という目的があると、自分が向かうべき方向がしっかりと定まります。
そして、ただ漫然と毎日を過ごすよりも、日々はっきりとした目的地に向かっていると自覚できるため、心がブレることなく不安感もなくなります。
さらに、いつも「今自分は夢に向かっているんだ」と思えることで、ワクワクした気持ちになり幸福度が上がるのです。
また、夢をかなえるために「自分のなすべき行動はなにか」がはっきりとします。
夢がないと、特にやりたいことが見つからなかったり、なにかをしてもそれほどテンションが上がらなかったりと、毎日の生活をつまらないと感じるかもしれません。
一方、夢を持つと、やる気が起きるだけでなく、「これをこなせば夢に一歩近づくんだ」と気持ちが前向きになり意欲も増します。
目的達成のために一つひとつ課題をクリアしていくことは楽しく、自然に日々の生活にも活力が湧き、イキイキとしてくるのです。
自分に自信が持てる
夢をかなえるために、知識やスキルを身につけたり、新たな経験を積んだりすることは、自分自身のレベルアップにつながります。
自分のレベルが上がると、活躍できる場所が増え、人から褒められたり感謝されたりする機会も多くなるため、自分に自信が持てるようになります。
さらに、夢を実現させるために目標を設定し、それを一つひとつクリアしていくことで、「自分をきちんとコントロールできている」「意義のある時間を過ごせている」という確信を持てるため、自分への信頼感が高まるのです。
また、夢を持ち、その夢を実現しようと行動することは、自分自身の希望をかなえてあげることにつながります。
そのように自分の気持ちを無視せず大切にしていると、心が安定して余裕が生まれるため、ちょっとしたことで傷ついたり動揺したりしにくくなります。
そのため、もし最初に思い描いていた夢のとおりにならなくても、それまでに身につけた知識やスキルを存分に活かして活躍したり、新たな夢に向かって行動し始めたりするなど、現状を前向きにとらえてイキイキと過ごせるようになるのです。
大人が夢を持ちにくい7つの原因
記事の冒頭で、大人になると夢を持ちにくくなるとお伝えしましたが、それは、なぜなのでしょうか?
ここでは、大人になると夢を持ちにくくなる7つの原因を解説していきます。
原因1_今の生活に満足しているから
大人が「将来の夢」を持つきっかけには、「もっと充実した生活を送りたい」「もっとイキイキと輝きたい」といったように、「現状を変えたい」という動機がもとになっていることが多くあります。
いつも楽しく充実した日々を過ごしていて、今の仕事やプライベートに特に不満がない場合は、「今ここにない憧れの生活」を夢見る必要はありませんよね。
そのため、今の生活に十分満足している場合は、将来の夢を持ちにくくなります。
あえて掘り下げてみれば、「将来も今のような幸せな生活を続けたい」という将来の夢を持っているといえるかもしれません。
ただ、「現状を続けたい」という思いは、今の幸せが脅かされない限り、強く意識しにくいものです。
そのため、今の生活に満足している人は、「今の幸せの継続」という夢を「将来の夢」だと思いにくいため、「自分には特に夢がない」と思っていることが多いのです。
原因2_今の生活を変化させるのがこわいから
今現在それなりに順調に生活できていると、現状を変えるのがこわくなってしまい、夢を持とうとしなくなることもあります。
「本当は別にやりたいことがある」「もっと豊かで充実した生活を送りたい」という夢がある場合、それをかなえるためには、今の生活を多少なりとも変化させる必要が出てきます。
現状を変えるために行動した場合、本当に自分の思いどおりに物事が進んでいくかどうかはわかりません。
あとで「やらなければよかった」「そのまま生活しているほうがましだった」などと後悔することになったらつらいですよね。
また、夢を持ったとしても、実現できなければ、気が滅入ったり集中できなくなったりして、日常生活がうまく回らなくなってしまうかもしれません。
大人になると、自分や家族の生活を維持し守っていく必要性から、確実性のない夢を追うよりも生活の安定を優先することが多くなります。
そういったことから、現状を維持するために、夢そのものをあえて持たないようにする人も多いのです。
原因3_興味を持てるものが見つからないから
夢がない原因には、単純に「興味を持ち、心を動かされるような物事に出会っていない」ということもあります。
「夢中になれるなにかに出会いたいけど、特に興味を惹かれるものがない」
「なにか新しい習い事を始めてみても、それほど楽しいと思えず長続きしない」
こんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。
こんなときは、夢に向かって活動している人がキラキラして見えて、余計にうらやましく感じますよね。
興味を持てるものが見つからないのは、その人の資質やセンスとは関係なく、単にこれまでしてきた経験が少ないためです。
それなのに、焦って興味の持てるものを探そうとばかりすると、空回りしてしまいます。
繰り返すうちに、もうなにかをすることに疲れて、夢を持つのを諦めてしまうことすらあるのです。
原因4_忙しくて夢を考える余裕がないから
「満員電車で通勤し、忙しく仕事して寝るためだけに家に帰る」
「家事や育児に追われて、身も心も休まらない」
といったように、あまりにも忙しい日々を過ごしているときは、とにかく目の前のことをこなしていくのに精いっぱい。
とても将来の夢まで考えていられませんよね。
たとえ少し時間ができたとしても、心や体が疲れているときに新たな挑戦をするのは難しいものです。
もしも、そこで無理に新しいことを始めたら、集中力が続かなくて、「やっぱり自分はだめなんだ」と、かえってテンションを下げてしまいます。
また、元々夢を持っていても、大変な現状を乗り越える必要性から、いったん夢を忘れていたり、あえて考えないようにしていたりする場合もあります。
将来の夢を持ちイキイキとした自分になるには、心身ともにある程度の余裕が必要なのです。
原因5_自分の気持ちを後回しにしているから
「○○すべき」という理性を優先し、「○○したい」という自分の本音を後回しにしていると、夢を持ちにくくなります。
「すべきこと」の大半は、親や友達に言われたことや世間一般的に正しいと言われていることです。
つまり、「◯◯すべき」を優先しているというのは、自分が持っている本当の気持ちや感情にフタをしてしまっている状態なのです。
それでは夢は見つかりません。
夢を持つには、まずはしっかりと自分自身の本音を認めてあげましょう。
原因6_夢は大きくて素晴らしいものだと思っているから
主人公が大きな夢をかなえていくといった物語はたくさんありますよね。
夢のスケールが大きければ大きいほど、読者は主人公と一緒になってワクワクドキドキ楽しめます。
また、日常とはかけ離れたような素晴らしい夢をかなえて、キラキラと輝く人をSNSで見かけるかもしれません。
しかし、夢とは、決して大きくて素晴らしいものとは限らないはずです。
たとえそれが、一般的には日常的でささいなことでも、本人にとっての「夢」ということに変わりありませんよね。
しかし、その人の過ごしてきた環境によっては、「夢=大きくて素晴らしいもの」と思い込んでしまうこともあります。
そうすると本当は小さな夢を持っていたとしても、それが「自分の夢」だと気付けず、「自分には夢がない」と思ってしまうのです。
原因7_夢はかなわないものと思い込んでいるから
「将来の夢」は、「理想の将来像」ともいえます。
しかし、どちらかというと「非現実的なこと」や「かなうことのない幻想」のように、「実現が難しいもの」というイメージを持たれることが多いのではないでしょうか。
「夢ばかり見ていないで現実と向き合いなさい」
「そんな夢のようなことばかり言うんじゃない」
といった言い回しもよく聞きますよね。
テレビやマンガなどでこうしたやり取りを聞いたり、実際に親や先生や上司などから言われたりしているうちに、なんとなく「夢はかなわないもの」「現実の生活にはそぐわないもの」という価値観を持つようになりがちです。
そうすると、心の奥底で「○○のようになりたい」と感じることがあっても、無意識のうちに「でもかなわないに決まってる」と否定するようになってしまいます。
その結果、「自分は夢をもてない」「夢がない」と思うようになるのです。
大人になってから夢を見つけるための6つのステップ
夢は、持たなくても特に問題ありませんが、持つことでメリットを受けられるとお伝えしてきました。
メリットがあるなら大人になってからも、「夢を持ちたいな」と思いますよね。
ここでは、大人になってから夢を見つけるための方法を6つのステップに分けて解説します。
ぜひ試していただき、あなたの夢を見つけてくださいね。
その1_ホッとできる時間を作る
今の生活が忙しすぎて心身ともに余裕がないと、とても夢について考えられません。
そのようなときは、ほんの少しでも立ち止まって、「ホッ」と一息つける時間を持ちましょう。
「ホッ」とするためには、普段とは少し違うことをして気分を変えるのが効果的です。
でもそうはいっても、忙しいなか時間をかけたり遠出したりするのは難しいですよね。
そこでまずは、「家事や仕事の合間に好きな香りのハーブティーを楽しむ」「通勤や家事をしながら好きな音楽を聞く」など、普段の生活に無理なく自分の「好き」を取り入れるようにしてみてください。
その時間は、山積みの仕事や厄介な問題などから離れて、好きな香りや音楽などに集中するのがポイントです。
「たったこれだけのことで効果があるの?」と思うかもしれませんが、たとえ小さなことでも、自分の「好き」に触れているうちに、少しずつ心が安定してきます。
心が安定すると余裕ができ、「これも好きだったな」「あれもしたいな」と、少しずつでも自分の好きなものや興味をひかれるものが浮かんできやすくなりますよ。
※ただし、睡眠不足だと、新しいことをやる気が起きにくくなり、集中力も低下してしまいます。そのため、なによりもまず睡眠時間を十分に確保するようにしてくださいね。
その2_自分の感情や気持ちをしっかり受け入れる
やってみたいことがあっても、理性で抑えて他のやるべきことを優先していたり、本当はやりたくないことも頑張って我慢して続けていたり……こういった経験をしている人は多いのではないでしょうか。
生活のために働いたり、家族の世話をしたりなど、日々の生活をスムーズにこなしていくには、ある程度は仕方のないこともありますよね。
ただ、あまりにも長い期間自分の気持ちにフタをし続けていると、そのうち自分が本当はなにを望んでいるのかわからなくなってしまうこともあるのです。
自分の本当の気持ちがわからなくなると、夢を持つこともできなくなります。
そのため、やりたいことができないときや、やりたくないことを我慢しなければならないときにも、心の中の「本当は○○したい」「○○は好きじゃない」という気持ちを無視せずに、自分自身でしっかりと受け入れることが大切です。
実際に、すぐにやりたいことができるようになったり、やりたくないことをやめたりするのは難しいかもしれません。
でも、自分自身で本心をそのまま肯定してあげることで、気持ちがいったん落ち着き冷静になれます。
冷静になると心の余裕が生まれ、「やりたいことをするにはどうすればいいかな?」「我慢してたけど、別に無理にやらなくていいのかも」と、自分の希望をかなえる方向に心が動くようになります。
その流れで自然に夢を持つこともできるようになるのです。
その3_小さな夢からかなえていく
日頃から、山積みの仕事にがむしゃらに取り組んでいたり、周囲の期待に応えようと精いっぱい頑張ったりしていると、心に余裕がなくなり、無意識に自分自身の小さな望みを無視してしまいがちになります。
どんなに小さな望みでも無視し続けることで、気付かないうちに「私はいつも思いどおりにいかない」という気持ちが生まれ、定着していってしまいます。
日々の望みの一つひとつは、「小さな夢」ともいえますよね。
そのため、いつしか「きっと私の夢なんてかなわない」といった思い込みも持つようになり、とても夢を持とうと思えなくなります。
夢を持とうと思えるようになるためには、まず日常のさまざまな選択の一つひとつに、自分の素直な気持ちを反映させるようにしてみてください。
「今日はこの色の服を着たいな」「ランチは○○が食べたいな」「あのカフェに入ってみたいな」など、さまざまな場面ごとに自分の願いを丁寧にかなえていくのです。
続けているうちに、「私の望みはかなうんだ」という安心感が生まれ、自分に自信が持てるようにもなってきます。
そして、だんだんと「あれもやりたいな」「これも好きだな」というように自分の望みや興味も広がって、「将来の夢」を持ちやすくなるのです。
その4_やりたいこと・やりたくないことリストを作る
自分も夢を見つけたいと思い「○○をやってみようかな」と考えても、すぐに「でも、私には難しいかも」「やっぱり忙しいから無理かも」などとマイナスな考えも浮かんできて、気付いたら同じことをぐるぐると考えてしまうこともあると思います。
こうなってしまうと、なかなか決断できませんよね。
そういうときは、頭に浮かんだ考えを紙に書き出していきましょう。
アウトプットすることで、堂々巡りがなくなったり、矛盾しているところに気付きやすくなったりするため、すっきりと頭の中を整理できますよ。
まず、「こんなことは無理だろう」などと考えず、やりたいことや興味のあることを思いつく限り書き出します。
小さなことから大きなことまでどのようなことでも構いません。
ひととおり書き終えたら読み返してみて、一つひとつをできるだけ詳しい内容になるよう書き加えてください。
例えば、文章を書くことに興味があるなら「小説を書いてみたい」「絵本のストーリーを考えてみたい」「WEBコンテンツの記事を書いてみたい」など、具体的にそれをしている自分の姿が想像できるくらい書き込むのがポイントです。
併せて、やりたくないことや今やっていてやめたいことも思いつくままに書き出していきます。
「好き嫌いするのはダメなこと」「やらないと逃げになるのでは?」「やめたら迷惑になる」などと考える必要はありませんよ。
外に向けて発表するわけではないので、遠慮なく素直な思いを書き出していきましょう。
この場合も、「なにに対して、どのように感じてイヤ」なのか、できるだけ具体的に書くことが大切です。
何度も読み返し追記していくと、自分の好みや興味をあらためて認識でき、自分の夢がわかってきますよ!
その5_やりたいこと・興味のあることを調べてみる
やりたいことや興味のあることを書き出したことで、自分の考えや気持ちが整理できました。
しかしそれだけで終わっては、ただ「やりたいなぁ」「いいなぁ」と憧れるだけになってしまいます。
時間が経ったら仕事や雑務の忙しさに埋もれ、忘れてしまうかもしれません。
もちろん、「いいなぁ」と憧れるだけでも、十分ワクワクと楽しい気分になれます。
でも、夢を持ち、それをかなえるために夢中になってなにかに取り組むことで、より一層、生活にハリが出たりイキイキと輝く自分になれたりといった、プラスの効果が生まれます。
せっかくなら、夢中になれるような夢を見つけたいですよね。
単なる憧れから「かなえようと行動できる夢」に変えるには、やりたいことや興味のあることについて、もう少し詳しく知る必要があります。
そのため、やりたいことや興味のあることのリストができたら、インターネットの記事やYouTubeなどを利用して、詳しい情報を仕入れていきましょう。
調べることで、今まで興味はあったけれど、どこから手をつけたらよいかわからなかったことが、案外簡単に体験できることがわかったり、自分には難しいかなと思っていたことが、実は初心者から始めて成功している人がたくさんいることがわかったりします。
遠い存在だと思っていた夢が身近に感じられ、「私の夢、かなえられるかも……!」と気持ちが前向きに動き始めますよ。
その6_身近な夢から実行してみる
夢は人それぞれに違いますし、そのスケールもさまざまです。
もし、今の生活をガラリと変えてしまうような大きな夢をかなえようとする場合は、しっかりと計画をたてたり覚悟を決めたりする必要がありますよね。
それに、大抵はかなえるまでにもそれなりに時間がかかります。
そのため、いきなり大きすぎる夢を選んでしまうと、途中で実現できないような気がしてきて、不安になってしまうかもしれません。
「やっぱり私には夢は持てない」と諦めてしまう原因にもなります。
そこで最初は、やりたいこと・興味のあることリストのなかから、できるだけすぐにかなえられそうな身近で小さな夢を選び、実現に向けて取り組んでみましょう。
「せっかくなら、早く大きな夢をかなえたい」と思うかもしれません。
しかし、かないやすい夢から次々にかなえていくことは、「自分の力でかなえられた」という喜びを積み重ねられ、自信を持つことにもつながります。
小さな夢をたくさんかなえるという経験を積んで自分自身が成長していくことで、大きな夢にもイキイキと自信を持って取り組めるようになるのです。
夢を見つけようとするときの3つのコツ
せっかく「私も夢を持ちたいな」と前向きな気持ちになったら、できるだけスムーズに見つけたいですよね。
ここでは、途中で挫折したり夢を持つことを諦めたりしないためのコツを3つお伝えします。
自分自身をなによりも大切に扱う
今「私には夢がない」と思っている人のなかには、「とりあえず自分のことは横に置いて、周りの人のために頑張っている」という人も多いのではないでしょうか。
社会生活を送るうえでは、好きではない仕事でも職場で頼りにされていたり、やりたくない雑務だけれど自分しかやる人がいなかったり……といった場面もありますよね。
こういった場面で、「この仕事好きじゃないな」「この作業やりたくない」「本当は○○がやりたいのに」といった本心を感じたら、それを否定したりなかったことにしたりせず、正面から認めてあげるようにしましょう。
物理的には望まないことをしていても、そのときの感情や気持ちをしっかり認め受け入れることはとても大切です。
「やりたくないとかつまらないとか、マイナスの気持ちを抱くなんてよくない」と、自分を責める必要はありません。
自分の心の中だけのことなので、誰にも遠慮する必要はないのです。
自分の感情や気持ちを押し殺してしまうのは、自分自身をないがしろにしていることと同じになってしまいます。
それを続けると、しらずしらずのうちに不満が溜まったり、心が疲れてなにもする気力が起きなくなったりしてしまうこともあります。
誰よりも自分自身の味方になって大切に扱い、感情や気持ちをそのまま受け入れてあげるほうが、心の余裕が生まれて夢を持ちやすくなりますよ。
「○○すべき」よりも「○○したい」を大事にする
「夢よりも現実をみるべき」「社会に出たら我慢すべき」など、育ってきた環境や周りの大人から言われてきたことなどの影響で、人それぞれ「○○すべき」という価値観を持つようになります。
自然に身につくので、世の中の人みんな同じように思っているはずと考えていることもあるかもしれません。
ただし実は、そういった「○○すべき」という価値観は、ただの思い込みであることがほとんどなのです。
「○○すべき」と思っていると、「○○したい」という本心が隠れてしまい、自分自身の本音がわからなくなってしまうことが多くあります。
意識しないとなかなか気付けず、長い間自分の本音を心の奥底に押し込めたまま過ごしてしまうこともあります。
もし「あ、今私『○○すべき』と考えたな」と感じたら、いったん立ち止まって次のように考えてみましょう。
「○○じゃなくても別によくない?」
「なんで私はそう思ってるの?勝手に思い込んでるだけでは?」
「その『○○すべき』って、誰が言ったこと?本当に世の中の人みんなそう?」
そして、「あれ?もしかして自分で勝手に思い込んでいただけかも?」と思えたら、
「じゃあ、私は本当のところどう思っているの?」と自分の本音と向き合ってみましょう。
いろいろな場面で自分の本音を素直に感じられるようになると、夢を持つことにもつながっていきますよ。
かなわなくてもなんとかなると肩の力を抜く
夢が見つかって、いよいよそれをかなえていこうとするとき、「絶対にかなえなければダメだ」「かなわなければ幸せになれない」などと、自分を叱咤激励するような厳しい考え方をしてしまわないよう気をつけましょう。
夢をかなえることに対して「○○すべき」と自分に厳しく当たると、夢を持つこと自体がプレッシャーになり、かなうまでの時間が長くつらいものに変わってしまいます。
ではどうしたら、夢を持つことがワクワク楽しくなり、かなえるための時間をイキイキと充実して過ごせるのでしょうか?
一番おすすめなのは、「別にこれがかなわなくてもなんとかなるさ」と、肩の力を抜くことです。
思い詰めず、「これがかなったら幸せだなぁ、でもそれが全てじゃないし、もしかなわなかったら残念だけど、別に困らないよね」と緩やかに考えてみましょう。
もし最初に考えた夢のとおりにならなくても、かなえる過程で身につけたスキルが別の形で活かされ、大きな飛躍につながるかもしれません。
また、最初は自分では考えつきもしなかったような、もっと素晴らしい方向に進んでいくことだってあり得ます。
夢をかなえるには、知識やスキルを身につけたりするなどの頑張りは必要かもしれません。
ただ、あまり固執しすぎず、サラッとしていることが大切です。
最初の夢より楽しくワクワクするものが新たに出てきたら、遠慮なくそちらに向かったり、最初の夢がかなわなかったら「別のもっとよい方向に進んでいるということなんだ」と考えたりすることで、あなたの可能性が一層広がっていきますよ。
まとめ
将来の夢がないと、焦ったり悩んだりしてしまいがちです。
しかし、実際「将来の夢がない」という大人は多くいます。
また、単純に「夢がある=楽しい・幸せ」「夢がない=つまらない・不幸」という方程式は成り立ちません。
ただし、夢を持つと時間を有意義に使えたり、幸福度が上がって活力が湧いたり、自分に自信が持てるようになったりというメリットを得やすくなります。
大人になると、今の生活に満足している場合や、満足はそこそこでも現状を変化させるのがこわい場合に、夢を持ちにくくなります。
また、興味を持てるものが見つからない場合や、忙しくて夢を考える余裕がなかったり、自分の気持ちを後回しにしたりしている場合、そして「夢は大きくて素晴らしいもの」とか、「夢はかなわないもの」と思い込んでいる場合も夢を持ちにくくなります。
大人になってから夢を見つけるためには、次の6つのステップを踏みましょう。
- ホッとできる時間を作る
- 自分の感情や気持ちをしっかり受け入れる
- 小さな夢からかなえていく
- やりたいこと・やりたくないことリストを作る
- やりたいこと・興味のあることを調べてみる
- 身近な夢から実行してみる
さらに、夢をスムーズに見つけるには、3つのコツがあります。
- 自分自身をなによりも大切に扱う
- 「○○すべき」よりも「○○したい」を大事にする
- かなわなくてもなんとかなると肩の力を抜く
6つのステップと3つのコツ、ぜひ試してみてくださいね。
あなたの毎日が楽しく充実したものになるよう願っています。
質問や感想があればご記入ください