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1年の目標の立て方|設定のステップや具体例も紹介

【1年の目標】今年こそ成長したい人へ|いますぐ立てられる具体例と達成のコツ

「新たな1年の目標を立てたいけど、何も思い浮かばない」
「毎年目標を立てているけど、いつも達成せずに終わってしまう」

新年を迎えるにあたって目標を立てようとしたとき、こうした悩みが浮かぶこともあるでしょう。

目標は、日々をより充実させ、自己成長へと導く道しるべとなるもの。せっかく設定するのであれば、1年後には理想を叶えた自分でいたいですよね。

今、具体的な目標が思い浮かんでいなくても大丈夫です。それは目標がないのではなく、うまく言語化できていないだけかもしれません。

また、目標を立ててもいつも途中で断念してしまうという人も安心してください。挫折しないよう少しの工夫を日常に取り入れれば、確実に達成が近づきますよ。

日本デザインでは、目標設定に迷っている人向けに人生を豊かにするための超実践型・成果重視のセミナー「人生設計1day」を実施。また、社員向けに定期的に研修を行い、人生設計や振り返りの時間を設けてきました。

本記事では、そんな弊社のノウハウも生かしながら「今年こそ何かを変えたい」と考えている人に向けて、1年の目標を無理なく立て、最後まで続けるための方法をわかりやすく解説します。

本記事の内容
  • 1年の目標を立てるメリット
  • 1年の目標の立て方|6ステップで解説
  • 1年の目標の質を判断するためのチェックリスト
  • 1年の目標の具体例【ジャンル別】
  • 1年の目標達成を失敗しないためのコツ

新たな1年に向けて、参考になれば幸いです。

時間がない方向けのまとめ
  • 目標が思い浮かばなくても大丈夫
    今は言葉にできていないだけ。昨年の振り返りや「今の悩み」に目を向けることで、自然と目指したい方向が見えてきます。
  • 目標は「具体化」と「分解」がカギ
    1年後のなりたい自分を描き、目標を小さな行動に分けて期限を決めることで、無理なく続けやすくなります。
  • 完璧を目指さず、続ける工夫をする
    7〜8割できたら合格。振り返りや記録を習慣にし、自分のペースで調整しながら進めることが達成への近道です。
目次

1年の目標を立てるメリット

まず目標を立てる前に、そもそも何のために目標を設定するのかを整理してみましょう。

目的を理解しておくことで、目標設定は単なるイベントではなく、自分の行動や選択を変えるための指針になります。

目標を立てるメリット
  • 自己成長や自己実現できる
  • 達成方法の具体的な道筋を考えるため、叶えやすくなる
  • 時間の使い方が変わる

例えば、「1キロメートル走ってください」と曖昧な指示を出されても、どこに向かって走ればいいかわからないですよね。一方で、「15時に1キロメートル先の〇〇公園まで来てください」と目指すべき場所やタイムリミットが具体的であれば、何時に家を出て、どの道を通ればいいか考えることができます。

このように、目標があることで取るべき選択や理想的な時間の使い方が明確になり、自分の理想に近づきやすくなるのです。

自分を変えるといっても、必ずしも大きな目標を設定する必要はありません。大切なのは、自分がワクワクできる未来を思い描き、そのために必要なことを一つずつ考えていくこと。その積み重ねが、理想の1年につながっていきます。

1年の目標の立て方|6ステップで解説

1年の目標を立てるときは、まず自分の現状を整理したうえでこれから取るべき行動を明確にしていきましょう。

この章で紹介するステップに沿って目標を設定すれば、今抱えている悩みの解決と、理想の自分に近づくことを同時に目指せます。

1年の目標の立て方
  • 昨年を振り返る
  • 解決したい悩みを書きだす
  • 1年後のなりたい自分像を作る
  • 目標をバランスよく設定する
  • 目標を細分化する
  • 期限を決めて行動ステップを作る

ペンとメモを用意し、実際に手を動かしながら読み進めてみてください。

また最近では、AIに壁打ちしながら考えることで、自分では気づけなかった視点や言語化しきれなかった想いを整理しやすくなっています。考えがまとまらないときは、AIを活用するのもひとつの方法です。

ステップ1:昨年を振り返る

1年の目標を立てる第一歩は、昨年の自分を振り返ることです。

これまでの行動や結果を整理することで、今の立ち位置が明確になり、現実的で無理のない目標を立てやすくなります。

振り返るなかで、後悔などのネガティブな感情が湧いてくることもあるかもしれません。

しかし、悔しさを感じるのは、それだけ真剣に挑戦しようとしていた証拠でもありますし、叶えたい思いが強かったということでもあります。

その気持ちを、新しい1年へ進むためのエネルギーに変えていきましょう。

以下の質問に答えていくことで、昨年抱えていた課題や、これからの1年に活かせるヒントが見えやすくなります。

ワーク
  • 昨年挑戦しようと思っていたことは何?
  • その目標は、何パーセントぐらい達成できた?
  • あまり叶えられず後悔していることは何?
  • 達成の障壁になったものは何?

ステップ2:解決したい悩みを書きだす

次は、解決したい悩みを書き出してみましょう。

すでに叶えたい目標が何となく思い浮かんでいる人は、このステップを飛ばしても問題ありません。

なかなか目標が浮かばないという人は、今の悩み事に目を向けてみてください。悩みは、これからどう変わりたいのかを示すヒントでもあります。

解決したい悩みを切り口に考えることで、今後どんな状態を目指したいのか、どんな行動が必要なのかが自然と見えてくるでしょう。

悩みが具体的に出てこないという場合は、以下の質問に答えてみてくださいね。

ワーク
  • 今、ストレスに感じていることは何?
  • 変えたい習慣や環境はある?
  • 半年後や1年後も同じ状態だと困ることは何?

ステップ3:1年後のなりたい自分像を作る

目標設定では、1年後の理想の自分を具体的に描くことが重要です。

自分像を作るときは、できるだけ具体的に考えるようにしましょう。理想像の解像度が上がると、そのために取るべき行動が明確になり叶えやすくなるからです。

ひとつ注意してほしいことは「怒らない人になる」のように否定形の目標は避けること。

避けるべき行動がはっきりしていても、実際に目指す行動がわからなければ、「じゃあ、どうすればいいの?」と迷ってしまいますよね。そのため、目標を達成しにくくなるのです。

否定形の言葉が浮かんだときは、「怒らない人」を冷静に対応できる人」「笑顔が多い人」など、肯定形の表現に言い換えてみましょう。

次の質問に答えながら、1年後のなりたい自分像を作ってみてください。

ワーク
  • 1年後、どんな毎日を過ごしていたい?
  • 周囲からどんな人だと思われたい?
  • 今より何ができるようになりたい?
  • 憧れの人はどんな行動・言葉遣い・表情をしている?

ステップ4:目標をバランスよく設定する

なりたい自分像を作ったら、改めて仕事やプライベートなどのバランスに目を向けてみましょう。

そうすることで、何のために頑張るのかという原点に立ち返り、人生そのものを豊かにする視点を持てるようになります。

たとえ仕事を頑張って収入が増えたとしても、家族との時間がおろそかになってしまえば、「本当にこれでよかったのだろうか」と疑問を感じてしまうかもしれません。また、仕事で成果を出しても、寝不足や強いストレスによって体調を崩してしまっては本末転倒です。

ライフバランスホイールという図を書いてみると、仕事や健康、家族、趣味など、自分の人生を構成する大切な要素のバランスを可視化できます。

もちろん、すべてを完璧にこなす必要はありません。しかし、頑張りすぎているときや無理をしていると感じたときに、この図を見ながら立ち止まることで、目標達成までの道のりを改めて検討するきっかけになります。

ライフバランスホイールの書き方
  • 紙に大きな円を書く
  • 円を8等分するように線を書く
  • それぞれの線に、次の8項目を書く
    • 仕事・健康・お金・家族や友人・環境・恋愛・趣味・自己成長
  • それぞれ項目における、現在の満足度を10点満点中で書く
  • それぞれの項目において、1年後はどうなっていたいかを書く

ステップ5:目標を細分化する

目標を決めたら、次はそれを達成するための小さな目標を立てていきましょう。つまり、ゴールにたどり着くための道すじを明確にするということです。

例えば、「今年中に100万円を貯める」という目標を立てた場合を例に、細分化した場合としなかった場合の違いを見てみましょう。

目標までの道のり
細分化した場合1. 月にいくら貯める必要があるかを考える
2. 現在の収入額、固定費(家賃・通信費など)を把握する
3. 娯楽費はいくらまで使えるか・削減できる支出は何かを考える
4. 100万円貯金に向けて適切な行動ができる
細分化しなかった場合1. 月にいくら貯めればいいかを把握できていない
2. つい無駄遣いしてしまう可能性がある
3. 目標額が貯まりにくくなる
目標までの道のり
細分化した場合1. 月にいくら貯める必要があるかを考える
2. 現在の収入額、固定費(家賃・通信費など)を把握する
3. 娯楽費はいくらまで使えるか・削減できる支出は何かを考える
4. 100万円貯金に向けて適切な行動ができる
細分化しなかった場合1. 月にいくら貯めればいいかを把握できていない
2. つい無駄遣いしてしまう可能性がある
3. 目標額が貯まりにくくなる

このように、目標を一つひとつ分解して考えることで、必要な行動が明確になり、避けるべき行動も意識できるようになります。結果として、目標達成の可能性がぐっと高まるのです。

次の質問に答えながら、目標を細分化してみましょう。

ワーク
  • 目標のために今の自分に足りていないものは?
  • 目標達成の妨げになりそうなものは?
  • 過去に同じ目標を目指したときの失敗要因は?
  • 今日からすぐに始められそうなことは?
  • いちばん優先すべきことはどれ?

ステップ6:期限を決めて行動ステップを作る

目標を細分化したら、次は行動ステップを作り、何をいつまでに達成するかを決めましょう。

こうすることで、日々どの行動を優先すべきかが明確になり、目標を達成しやすくなります。また、行動の期限を設定することで、後回しを防ぎやすくなり、進捗を振り返る際の指標にもなるでしょう。

行動ステップの作り方
  • なりたい自分像になるために必要な行動を書き出す
  • 目標から逆算して、12カ月目から1カ月目まで順に書き出す
  • 1カ月目の目標が現状の自分でも達成可能かを振り返る

行動ステップを作ったら、定期的に振り返る習慣をつけましょう。そのうえで、必要に応じて修正していくことで、目標がより達成しやすくなるでしょう。

1年の目標の質を判断するためのチェックリスト

1年の目標を立てるとき、「これで大丈夫かな?」と不安になることもあるかもしれません。

せっかく目標を立てるなら、現実的で達成可能、かつ自分が前向きに取り組めるものにしたいものです。そんなときに役立つのが「SMART」というフレームワークです。

SMARTとは、

  • S(Specific:具体的)
  • M(Measurable:測定可能)
  • A(Achievable:達成可能)
  • R(Related:関連性がある)
  • T(Time-bound:期限がある)

の5つの要素からなる、目標設定に欠かせない考え方のこと。

今回は、このSMARTに加えて、目標に向かうモチベーションを高めるために「ワクワク」という要素も取り入れ、1年の目標のクオリティをチェックする項目を整理しました。

目標を立てたら、以下のリストをクリアしているか確認してみましょう。

チェックリスト
  • 具体的か
  • 測定可能か
  • 達成可能性があるか
  • 数年後の目標と関連性はあるか
  • 目標に期限がついているか
  • 目標がワクワクするものか

それぞれのチェック事項について、詳しく説明していきます。

チェック事項1:具体的か

目標は誰が見ても何を目指したいのかが明確に伝わるよう、具体的に設定することが大切です。

具体的に設定することで、以下のように結果に差が生じます。

改善できる例
【目標】
・仕事を頑張ること

【結果】
・具体的に何をすればいいかわからない
・何を基準に「仕事を頑張った」と評価すればいいかわからない
・徐々に行動がぶれてしまう
望ましい例
【目標】
・1カ月に3件の新規クライアントを獲得する
・月収50万円を目指す

【結果】
・目標達成に向けて、どのような行動が必要か明確になる
・実際に行動しやすくなり、結果につながりやすい
改善できる例
【目標】
・仕事を頑張ること

【結果】
・具体的に何をすればいいかわからない
・何を基準に「仕事を頑張った」と評価すればいいかわからない
・徐々に行動がぶれてしまう
望ましい例
【目標】
・1カ月に3件の新規クライアントを獲得する
・月収50万円を目指す

【結果】
・目標達成に向けて、どのような行動が必要か明確になる
・実際に行動しやすくなり、結果につながりやすい

望ましい例ように、誰が見ても明確なゴールがわかるぐらい、具体的な数字や行動を設定することが大切です。

チェック事項2:測定可能か

目標は、途中で振り返ったときに達成度合いや進捗を確認できることが大切です。

具体的に、目標設定の例を紹介します。

改善できる例
【目標】
・クライアントに喜んでもらう

【結果】
・感覚的で何を基準に「喜んでもらえた」と言えるのかが曖昧
・自己満足の結果で終わってしまう
望ましい例
【目標】
・2月までにクラウドソーシングサイトで高評価を5回もらう
・8月までに出品者ランクを目標に到達する

【結果】
・達成度合いを確認しやすい
・自分に程よい負荷をかけられる
改善できる例
【目標】
・クライアントに喜んでもらう

【結果】
・感覚的で何を基準に「喜んでもらえた」と言えるのかが曖昧
・自己満足の結果で終わってしまう
望ましい例
【目標】
・2月までにクラウドソーシングサイトで高評価を5回もらう
・8月までに出品者ランクを目標に到達する

【結果】
・達成度合いを確認しやすい
・自分に程よい負荷をかけられる

望ましい例のように、数字や成果で測れる基準に変えてみましょう。

すると、具体的な回数や期限を設定することで、進捗を確認しやすくなり、目標達成までの行動も明確になります。

チェック事項3:達成可能性はあるか

目標を設定したら、実際に達成できそうな現実的な内容になっているかを確認してみましょう。

実現性が高い目標を立てることで、以下のような差が生まれます。

改善できる例
【目標】
・今の年収が300万円なのに、来年は1億円稼ぐ

【結果】
・現実的でなくモチベーションが下がりやすい
・達成のために頑張りすぎて体調を崩す可能性がある
望ましい例
【目標】
・次の年は今の年収より+20%を目指す

【結果】
・無理せず着実に目標達成に向かえる
・プライベートを犠牲にしないため、人生そのものが改善する
改善できる例
【目標】
・今の年収が300万円なのに、来年は1億円稼ぐ

【結果】
・現実的でなくモチベーションが下がりやすい
・達成のために頑張りすぎて体調を崩す可能性がある
望ましい例
【目標】
・次の年は今の年収より+20%を目指す

【結果】
・無理せず着実に目標達成に向かえる
・プライベートを犠牲にしないため、人生そのものが改善する

表のように、現実的な目標はモチベーションの維持だけでなく、プライベートや健康など、人生を構成するあらゆる要素のバランスを保つことにもつながります。

とはいえ、目標の大きさは本人の感覚にも左右されます。大切なことは、自分の努力や工夫で手が届きそうな現実的な目標かどうかを意識することです。そして、その目標を実現するための具体的なステップが思い描けるかどうかです。

一旦立ち止まって、冷静に自身の目標と向き合ってみましょう。

チェック事項4:数年後の目標と関連性はあるか

1年の目標が決まったあとは、数年後の目標と関連性があるかを考えてみましょう。

一度以下の問いに応えながら、その目標が自分の価値観や人生目標に通じているものがあるか、今目指す必要があるのかを確認してみることをおすすめします。

チェックリスト
  • なりたい姿・長期目標とつながっているか
  • 今の人生フェーズ・価値観・環境に合っているか
  • 「なぜそれを目指すのか」に答えられるか

1年という限られた期間の目標であっても、その行動は自分の未来にもつながっていきます。短期的に頑張って終わるのではなく、しっかりと自分の人生にとって実りのある目標かどうかを考えてみましょう。

例えば「今年こそフリーランスで独立したい」と考えている場合、それが自分のワークライフにどう関係するかを意識してみることが大切です。

リモートで自由な時間に働き、将来的に家族との時間や旅行を楽しみたいのであれば、理想的な目標と言えます。一方で、「将来は育休や産休を取りたい」「社内で昇格を目指したい」といった考えがある場合、フリーランスという選択は将来のライフプランと合わないこともあります。

今の目標に違和感を感じた場合は、一度目標を立てた背景を振り返ってみましょう。「なぜフリーランスを目指したのか」「そこで得たかったものは他の働き方でも得られないのか」といった視点で考えると、自分に合った目標を見直すきっかけになります。

長期的な視点で目標を作り、人生そのものをより充実させていきましょう。

チェック事項5:目標に期限がついているか

いつまでに目標を設定したいのか、明確な期限が設定されているかを確認してみましょう。

期限を設定することで、以下のように行動に差が生まれます。

改善できる例
【目標】
・売上を10万円上げる

【結果】
・どのペースで行動すればいいかわからない・具体的な計画やステップを作りにくい
望ましい例
【目標】
・3月までに売上を10万円増やす

【結果】
・達成時期までに、どのようなステップで進めばいいか明確になる
・進捗状況を振り返りやすくなる
改善できる例
【目標】
・売上を10万円上げる

【結果】
・どのペースで行動すればいいかわからない・具体的な計画やステップを作りにくい
望ましい例
【目標】
・3月までに売上を10万円増やす

【結果】
・達成時期までに、どのようなステップで進めばいいか明確になる
・進捗状況を振り返りやすくなる

期限を設定することで、何をすべきか、達成できていない場合に何を改善すべきかが明確になり、行動に移しやすくなります。

しっかりと自分の成果を可視化できるよう、目標には期限を設定しましょう。

チェック事項6:目標がワクワクするものか

目標は、自分がワクワクするものであることが継続のカギです。「やらなければいけない」という義務感だけで取り組む目標は、ストレスにつながり、結果として挫折しやすいからです。

そのリスクを避けて着実に目標に向かうためには、以下の質問を自分に問いかけてみてください。

ワクワクする目標のチェックリスト
  • 誰かに言われなくても取り組みたいか
  • 忙しい日でも少しはやってみようと思えるか

といっても、目標を設定した直後はワクワクしても、徐々に義務感が生じてくることもあります。そのため、表のように目標達成を楽しめる工夫をしてみると、いいでしょう。

改善できる例
【目標】
・週3回の筋トレをする

【結果】
・楽しさや達成感を得られなければ、継続を苦痛に感じる
・続けるうちに、ワクワクが義務感に変わってしまう
望ましい例
【目標】
・友達と一緒に週3回ジムに行く
・筋トレで痩せて、雑誌で見た服を買う

【結果】
・楽しめる要素が加わり、行動を継続しやすくなる
・モチベーションを保ちやすくなる
改善できる例
【目標】
・週3回の筋トレをする

【結果】
・楽しさや達成感を得られなければ、継続を苦痛に感じる
・続けるうちに、ワクワクが義務感に変わってしまう
望ましい例
【目標】
・友達と一緒に週3回ジムに行く
・筋トレで痩せて、雑誌で見た服を買う

【結果】
・楽しめる要素が加わり、行動を継続しやすくなる
・モチベーションを保ちやすくなる

楽しめる要素があれば、自然と行動を継続しやすくなります。

望ましい例のように、「友達と一緒に週3回ジムに行く」など、目標を達成するまでの過程を楽しめる工夫があれば、自然と行動を続けやすくなります。

また、「筋トレで痩せて、雑誌で見た服を買う」といったように、目標の先で叶えたい未来を具体的に想像しておくと、モチベーションを保ちやすいでしょう。

ワクワクできる目標を設定できるよう、工夫することをおすすめします。

1年の目標の具体例【ジャンル別】

1年の目標や新年の抱負がなかなか思い浮かばない場合は、ほかの人の目標を参考にするのがおすすめです。目標の立て方や方向性が見えてきます。

ここからは、以下のジャンルごとに、新年に向けた具体的な目標の例をご紹介します。

ジャンル
  • 仕事・働き方
  • 趣味・プライベート
  • ダイエットと健康管理
  • 学び・自己投資
  • お金・貯蓄
  • 家庭・家族

あなたの成長やワクワクにつながる目標が見つかったら、先ほどのチェックリストを参考にして、実際に行動に移せるようにしましょう。目標を叶えるための具体的なステップを、一つずつ考えてみてください。

例1:仕事・働き方

仕事は1日の大半を占めるものです。仕事の充実が人生の充実につながると感じる人も多いでしょう。

仕事で成果を出したい方も、キャリアチェンジに向けて行動を起こす方も、ライフワークバランスを整える努力をする方も、それぞれ自分の望む方向に進むことが大切です。これまで悩んでいたことや叶えたかったことを、少しずつ実現していきましょう。

まずは具体的な目標をひとつ設定し、その達成に向けて行動を始めてみましょう。

目標の具体例
  • 毎週1回、新しいアイデアを提案する
  • 9月までに新しい転職先 / 副業を見つける
  • 冬までに副業で30万円稼いでフリーランスとして独立する
  • 残業を月10時間以内に抑え、家族との時間を確保する

例2:趣味・プライベート

趣味やプライベートをとことん楽しむことも、充実した人生につなげるうえで大切です。

これまで仕事を優先して自分の時間が後回しになっていた人や、フットワークを軽くしてさまざまな経験を積んでみたい人は、趣味やプライベートで何か目標を持つことをおすすめします。

やはり時間は有限です。今できることが数十年後もできるとは限りません。意識的に自分のやりたいことを楽しめる時間を作ることが、後悔のない日々にもつながっていくでしょう。

目標の具体例
  • 秋に有給消化を使って海外旅行に行く
  • 気になっているアーティストのライブに行く
  • 通勤時間中に読書を楽しむ
  • 週に1回は映画を1本見る
  • 趣味友だちを3人作る
  • 月に1回は実家に帰ってゆっくり休む

例3:ダイエットと健康管理

ダイエットや健康管理など、体調の良し悪しはメンタルにも大きく影響します。自分の体に目を向けることも、充実した仕事やプライベートのために大切です。

昨年は自己管理が十分にできなかったと感じる人や、仕事を頑張りすぎて健康がおろそかになっていた人は、次の1年こそ自分の体をいたわってみるのもよいでしょう。

体を整えることで、毎日をより快適に過ごせる基盤を作ることができます。

目標の具体例
  • 週3回、30分以上の運動を継続する
  • 毎日、朝食に野菜を1品以上取り入れる
  • 水を1日2L飲む習慣をつける
  • 夜10時以降はスマホを控えて睡眠の質を上げる
  • 体重や体脂肪率を月1回記録して変化をチェックする
  • 秋には人間ドックを受ける

例4:学び・自己投資

キャリアにもっと注力したい人はスキルアップのために学びに時間やお金を投資してみるのもよいでしょう。

また、習い事やお稽古を通じて新しいことを身につけたり、息抜きの時間を作ったりするのもおすすめです。

ただ、楽しむためや知識を増やすために学んだりお稽古ごとを始めたりする場合でも、やはりお金はかかります。将来的に自分がどうなりたいか、今学ぼうとしていることがその目標にどれだけ役立つかを意識して選ぶと、より良い判断ができるでしょう。

目標の具体例
  • 秋までにはスクールでWEBデザインの知識を身につけて副業を始める
  • 月に1冊、自己啓発や専門書を読んで、学んだ知識を職場で活かす
  • 月2回は茶道のお稽古に行って、うつくしい所作を身につける
  • 油絵スクールに通って、作品を出品・販売してみる

例5:お金・貯蓄

お金の管理や貯蓄は、日々の安心感や将来の選択肢の広がりにつながります。

収入を増やすことや無駄遣いを減らして貯蓄を増やすことも、新年に向けた目標のひとつです。少しずつでも計画的に取り組むことで、将来の自分への投資になるでしょう。

目標の具体例
  • 毎月5万円貯金して旅行に行く
  • 毎月収入の10%を自動で貯金に回す
  • 5月までに売上を5万円増やす
  • コンビニスイーツを買うのは月1回までにする
  • 不要なサブスクを年末までに整理する
  • 年内に緊急用の生活費50万円を貯める

例6:家庭・家族

家族との時間は、1年の大半を占める大切なものです。仕事や学び、人付き合いに注力していると、ついおざなりになってしまったという人は、改めて時間の使い方を見直し、家族との時間を意識的に確保する工夫をしてみるとよいでしょう。

普段は身近に感じる存在でも、お子さんはやがて大きくなり独り立ちしますし、親はいつか先立ってしまうこともあります。だからこそ、今できることを大切にしていきたいですね。

目標の具体例
  • 毎週日曜日は家族と過ごす時間にする
  • 夜20時以降はスマホを触らず家族と過ごす時間にする
  • 長期休暇中は子どもを連れて旅行に行く
  • 親の誕生日にはディナーに連れて行く

1年の目標達成を失敗しないためのコツ

1年の目標を決めたら、着実に叶えていくための工夫を日常生活に取り入れていきましょう。

以下の4つのうち、まずは1つを選んで実践してみてください。

1年の目標達成を失敗しないためのコツ
  • 目標を忘れないような仕組みを作る
  • 目標を振り返る習慣を作る
  • 目標の進捗をこまめに記録する
  • 無理に100%を目指さない

詳しいやり方や心掛けてほしいことを、解説していきますね。

コツ1:目標を忘れないような仕組みを作る

1年の目標を決めたら、忘れないための工夫をしてみましょう。

せっかく目標を立てても、慌ただしい日常の中でふと忘れてしまうこともあるでしょう。

もちろん毎日考える必要はないですし、疲れたときに一休みするのも大切です。ただ、定期的に目標に立ち返る習慣を持つことで、目指す方向を見失わずに前に進みやすくなります。

忘れないようにするためには、以下のような工夫ができます。

目標を忘れないための仕組み
  • スマホのロック画面に目標を書いておく
  • 日記やスケジュール帳の目標をメモする
  • 作業机に目標を書いたメモを貼る

上記のように、よく目にする場所にメモしておくことがおすすめ。意識せずとも目標を思い出せるようになります。

コツ2:目標を振り返る習慣を作る

進捗度合いを確認できるよう、目標を振り返る習慣を作りましょう。

どんなに小さな目標でも、1日で達成するのは簡単ではありません。日々ゴールを意識しながら、コツコツと努力を積み重ね、少しずつ前に進んでいくことが大切です。

達成度合いを確認する習慣があれば、目標に近づいている実感を得やすくなり、結果としてゴールにもより近づきやすくなるでしょう。

そのために、以下の方法を実践してみてください。

目標を振り返る習慣の作り方
  • 目標を細かく分け、週ごと・月ごとに達成する小さな目標を設定する
  • 定期的に、小さな目標が達成できているかを確認する
  • 達成できていない場合は、その理由を振り返る
  • 次こそ達成するためにはどうすればいいか考える

このように、振り返る習慣と判断の基準を持つことで、目標の達成度合いを客観的に把握しやすくなります。

コツ3:目標の進捗をこまめに記録する

日記やメモなどに、目標の進捗を記録する習慣を取り入れてみましょう。

目標を達成しようとしても、どうしてもうまくいかない日もあります。仕事のスケジュールや家族の事情など、自分ではコントロールしようのないことも発生し得るからです。

そうしたとき、これまでの進捗を振り返ってみると「最近は停滞気味だったけど、なんだかんだうまくいってる!」といったように、長い視点で自分の努力を評価しやすくなります。そうすることで、自信やモチベーション向上にもつながるでしょう。

記録するときは、以下の点を意識してみることをおすすめします。

目標の進捗をこまめに記録する方法
  • 日付を書く
  • いつどこにいても書ける場所に記録する(メールの下書き・個人用LINEなど)
  • 一言や一文など、短めに書く(「3人の新規契約に成功」など)

日付を書いておくことは、いつ何ができたのかを振り返りやすくなるので意外と重要になってきます。また、個人用のLINEに短文で記録するなど、忙しい日でも簡単に続けられるような工夫をすることが大切です。

コツ4:無理に100%を目指さない

目標を達成するときに大切なことは、無理に100%を目指さないことです。

高みを目指そうとする姿勢そのものは、大切です。しかし、最初から100%を目指してしまうと、少しできなかっただけで「もうダメだ」と感じ、途中で投げ出してしまう原因になりがちです。

ですが、うまくいかないのはあなたのせいではありません。仕事や家庭の事情、その日の体調やモチベーションなど、自分では思い通りにできないこともあります。

なかなか思い通りにいかないときは、以下の点を意識してみてください。

100%じゃない自分を許す方法
  • 7~8割できたら合格と考える
  • 体力や気力がわかないときは休む許可を自分に出す
  • 続けられていること自体を評価する
  • 自分を責める前に状況を冷静に客観視する
  • 今の自分でできることを考える

100%を目指さないことは、決して手を抜くことではありません。思いどおりにならない状況の中で、いかにベストを尽くすかを考え、最大の効果を出すための方法です。

目標達成に必要なのは、完璧さではなく「続けられる工夫」です。できない日があっても立ち止まり、また戻ってこられれば問題ありません。

自分に合ったペースで、少しずつ前に進んでいきましょう。

まとめ

本記事では、新たな1年の目標設定に悩んでいる方に向けて、目標の立て方やよくある例、質の判断方法や、失敗しないためのコツを紹介しました。

改めて、目標を設定する方法を振り返ってみましょう。

目標を設定する方法
  • 昨年を振り返って、状況を整理する
  • 解決したい悩みを書きだす
  • 1年後のなりたい自分像を作る
  • 生活全体のバランスにも目を向ける
  • 細分化して小さな目標を決める
  • 期限を決めて行動ステップを作る

1年の目標は、あなたが望む未来へ進むための道しるべです。かならずしも、最初から完璧に決める必要はありません。決めた目標を達成できるように努力しつつも、そのときどきで自分の状況を整理し、できることから積み重ねていくことを意識しましょう。

目標は、一度立てたら終わりではなく、状況に合わせて見直していくもの。振り返りながら調整していくうちに、自分に合ったやり方に変わっていくでしょう。

小さな行動の積み重ねが、1年後の自分を確実に前へ進めてくれます。

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