働き方の多様化に伴って、注目されている働き方が「フリーランス」です。
フリーランス人口は増え続け、自由な働き方と高収入を叶えている人もいることから「私もフリーランスとして働きたい」と考えている方もいるでしょう。
中でもWEBデザイナーやグラフィックデザイナーといったクリエイティブ系のフリーランスは、売手市場で高収入を目指すのも夢ではない職業です。
しかし、フリーランスクリエイターは具体的にどのような仕事をするのか、どのくらい稼げるのかといった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、次のポイントに沿ってフリーランスクリエイターについて徹底解説します。
- フリーランスクリエイターの種類
- フリーランスとして働く人の年収
- フリーランスクリエイターになるためのロードマップ
- メリットデメリット
フリーランスクリエイターとして失敗しないためのコツも紹介しているので、「働き方を変えたい」「自由に働きたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ブラック企業で倒れるほど働いていた斎藤さんはWEBデザインを学んで独立し、わずか10ヶ月で月収483万円を達成！これまで手にできなかった家族との時間と経済的自立を達成、理想のワークライフバランスを手に入れました。その秘訣をインタビューで大公開！
【お知らせ】
3,000名以上の人生を変えるキッカケになった「好きなことで生きていく！WEBデザイナーという働き方セミナー」では、
などをお伝えしています。今だけ無料で開催しているので「WEBデザインの学び方がわからない」「WEBデザイン業界について知りたい」という方はぜひご参加ください。
＞＞詳しくはこちら
フリーランスクリエイターの種類
フリーランスクリエイターは、WEBデザイナーや動画編集といったクリエイティブに関する仕事を、フリーランスとして行う人のことです。
インターネットやスマートフォンの普及に伴い、クリエイティブ系の案件にもさまざまなものがあります。
まずは、フリーランスクリエイターの代表的な職種を10種類紹介します。
WEBデザイナー
WEBデザイナーは、クライアントの依頼に対してデザインを考案・制作する仕事です。
ひと口にWEBデザイナーといっても、依頼内容や案件のレベルによって仕事の仕方は多岐にわたります。
フリーランスのWEBデザイナーとして活躍している人も多く、確実なスキルを身につけクオリティの高い作品が作れるようになれれば、高収入を目指すことも可能でしょう。
| WEBデザイナーの仕事内容 |
| ・WEBサイトのデザイン制作 ・LP制作 ・広告バナー ・YouTubeのサムネイル ・LINEのリッチメニュー など |
| WEBデザイナーの報酬相場 |
| ・バナー制作：2,000円～5,000円 ・LP制作：1万円～5万円 ・WEBサイト制作：30万円～50万円 |
「フリーランスクリエイターとして働きたい」――そんな想いを持っている方にこそ知ってほしい、驚きの実例があります。
ブラック企業で倒れるまで働いていた方が、WEBデザインのスキルを身につけて独立。わずか10ヶ月で月収428万円を達成し、理想的な働き方を実現しています。
「自由な時間」と「高収入」の両方を手に入れたその成功の裏には、効率的なスキルアップと案件獲得の秘訣があり、どなたでも挑戦可能なヒントが詰まっています。
独立という選択でキャリアと人生を大きく変えたWEBデザイナーのリアルなストーリーは、あなたの未来を変えるきっかけになるかもしれません。
ぜひご覧いただき、理想のライフスタイルを実現するためのヒントを掴んでください。
UI・UXデザイナー
UI・UXデザイナーは、WEBデザイナーとしてのスキルに加え、ユーザーの利便性や体験向上を目指したデザインを制作する仕事です。
デザインスキルだけでなく、マーケティングスキルや市場、ユーザー分析スキルなども必要です。
WEBデザイナーに比べるとUI・UXデザイナーとして活動している人はまだ少ないものの、今後より需要が高まると考えられています。
| UI・UXデザイナーの仕事内容 |
| ・ユーザー目線でサイトやアプリの設計をする ・競合や市場の調査をし、ペルソナを設定する ・ワイヤーフレームを作成する ・ユーザーテストを実施する など |
| UI・UXデザイナーの報酬相場 |
| 時給の場合2,000円～3,000円、案件単位の場合は50万円～100万円 |
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、携わる案件の内容によって以下の2種類に分けられます。
| 種類 | 主にデザインするもの | 報酬相場 | 案件の数 |
| 広告系グラフィックデザイナー | ・新聞や雑誌などの広告 ・ポスターやチラシなどの宣伝ツール ・ロゴや名刺 | 5,000円～5万円 | 多い |
| ゲームグラフィックデザイナー | ・キャラクターやエフェクト ・UI ・モーション | 50万円前後 | 少ない |
フリーランスとして働くグラフィックデザイナー向けの案件に多いのは、チラシやポスターなどのデザイン制作です。
クライアントのサービスや商品の販促になるように、魅力や情報をわかりやすく伝えられるようなデザインが求められます。
イラストレーター
イラストレーターは、企業や個人の依頼に合わせたイラストを制作する仕事です。
絵を描くことが好きな人にとっては天職とも言えるでしょう。
近年では、InstagramやXなどのSNSを活用し、自分のイラストを広めることで企業からイラストの依頼が来ることもあるようです。
| イラストレーターの仕事内容 |
| ・雑誌や書籍、パンフレットなどの挿絵 ・ポスターやWebメディアのイラスト ・ゲームのキャラクター制作 ・アイコンや似顔絵 |
| イラストレーターの報酬相場 |
| ・アイコン作成：3,000円～1万円 ・キャラクターのデザイン：1万円～10万円 |
CGクリエイター
CGクリエイターは、映像の表現を深めるためにコンピューターを使ってグラフィックスを作成する仕事です。
携わる仕事内容によって、以下のように分業されています。
- CGモデラー：物体を作り、色や質感をつける
- CGアニメーター：CGモデルにアニメーションをつける
- エフェクトアーティスト：特殊効果を付与する
アニメやゲームなどに幅広く使われており、映像制作に不可欠と言えるでしょう。
| CGクリエイターの仕事内容 |
| ・アニメやゲームのキャラクター作成 ・背景モデリング ・モーション制作 |
| CGクリエイターの報酬相場 |
| 1万円～60万円と案件によって幅広い |
アートディレクター
アートディレクターは、WEBサイトやゲームなどの制作におけるディレクションやマネジメントを行う仕事です。
プロジェクトのビジュアル面を監督し、品質の高い制作物を作ります。
デザイナーやコピーライター、カメラマンなど他のスタッフと関わる時間が多いため、リーダーシップやコミュニケーションスキルが不可欠な職種と言えるでしょう。
| アートディレクターの仕事内容 |
| ・クライアントへのヒアリング ・ブランドイメージに合わせたデザインの企画や作成 ・デザインチームのマネジメント など |
| アートディレクターの報酬相場 |
| 40万円～80万円 |
HTMLコーダー
HTMLコーダーは「コーダー」とも呼ばれることが多く、コンピュータ言語でコードを記述する職種です。
仕様書や画面イメージ、クライアントから渡されたデザインをもとに、HTMLを実装します。
WEBデザイナーとコーダーの両方を兼ねている人もいますが、WEBデザイナーの中にはコーディングができないという人も少なくありません。
そのため、WEBデザイナーが制作したデザインを実際のWEBサイトとして閲覧できるようにするために、コーディングを担当するという場合が多く見られます。
| HTMLコーダーの仕事内容 |
| ・WEBデザインの実装 ・既存サイトの修正 など |
| HTMLコーダーの報酬相場 |
| 1万円～5万円 |
動画編集
動画編集の仕事は、クライアントが撮影した動画素材を編集し、1つの動画に仕上げて納品することです。
動画が出来上がるまでには、企画や構成、撮影などいくつかのステップがありますが、フリーランスの場合は「編集と納品」のみを任される場合が多いでしょう。
YouTubeやTikTokなどの動画配信サービスの人気が高まり、動画編集者の需要はますます高まっていくと考えられます。
| 動画編集の仕事内容 |
| ・動画素材のカット ・テロップや効果音、BGMの挿入 ・完成した動画の書き出し など |
| 動画編集の報酬相場 |
| ・SNS用の短めな動画：2,000円～1万円 ・長めの動画：5万円～30万円 |
ライター
ライターは、クライアントから依頼される内容に合わせた記事の執筆を行う仕事です。
クライアントのサービスを広めるためや集客のためなど、執筆の目的は多岐にわたります。
知識を持ち合わせていないジャンルをテーマに執筆する場合は、情報収集や調査も必要になるため、文章力と同じくらいリサーチ力が求められます。
| ライターの仕事内容 |
| ・SEO対策を講じた記事の作成 ・ブログ記事の作成 ・インタビュー記事の作成 など |
| ライターの報酬相場 |
| 1文字1円など |
WEBライターは文字単価を設定している案件が多いため、書いた分が収入になります。
ライターとして高収入を目指すための7つの方法を解説した記事も、合わせてご覧ください。
サウンドクリエイター
サウンドクリエイターは、ドラマやCM、ゲームなどに使用する楽曲をオリジナルで制作する仕事です。
動画やゲーム作品の世界観を左右するため、作品の方向性やクライアントの依頼を適切にくみ取るスキルも重要です。
フリーランスのサウンドクリエイターとして仕事をするためには、専用の機材を揃え、それらを設置するための作業スペースを設ける必要があります。
| サウンドクリエイターの仕事内容 |
| ・BGM制作 ・効果音制作 など |
| サウンドクリエイターの報酬相場 |
| 5,000円～1万円 |
フリーランスクリエイターの平均年収
フリーランスクリエイターになりたいと思っても、収入はどのくらいになるか不安に思う人もいるでしょう。
需要が高くなっているとはいえ、未経験からフリーランスになる場合は案件の獲得や継続など、思わぬ壁にぶつかる場合もあります。
フリーランスになってから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、実際にフリーランスとして働く人が、どのくらいの収入を稼いでいるのかを紹介します。
フルタイムのフリーランスは300～500万円
「フリーランス」と言っても、その働き方は人によってさまざまです。専業フリーランスとしてフルタイムで働く人もいれば、副業としてスキマ時間に働く人もいるでしょう。
フリーランス協会の調査によると、1ヶ月の平均勤務時間が140時間以上のフリーランスで多い年収は「300～500万円」です。
国税庁が発表している日本の平均給与は「461万円」のため、フリーランスと同じくらいと言えます。
しかし、会社員の場合は昇給幅が小さい場合もあり、収入アップが思うようにいかない人もいるでしょう。
それに対してフリーランスは収入の上限がないため、頑張り次第で高収入を目指すことも可能です。
参考：一般社団法人プロフェッショナル＆パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2018」
ITやクリエイティブ系のフリーランスは高収入傾向
フリーランスには、クリエイティブ系の仕事をする人のほかにも、オンライン秘書や事務などのビジネス系フリーランス、エンジニアやプログラマーなどのIT系フリーランスがいます。
フリーランス協会の調査によると、中でもITやクリエイティブ系のフリーランスは、比較的年収が高い傾向です。
売手市場であるWEBデザイナーは高報酬が見込め、しっかりとしたスキルを身につけることでフリーランスとしても活躍できる可能性が高まるでしょう。
参考：一般社団法人プロフェッショナル＆パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2018」
フリーランスクリエイターは需要が高く将来性がある
フリーランスクリエイターは、今後ますます需要が高まり、将来性のある職業と言えます。
需要が高まると考えられる理由には、以下が挙げられます。
- 物販やサービスのEC市場規模が、年々右肩上がりになっている
- 日本国内のゲーム市場規模が2兆円を超えている
- 世帯におけるスマートフォン普及率が90％以上である
インターネットの利用やデバイスの普及が広まることで、WEBに関する仕事が増えていくと考えられます。
働き方の多様化に伴い、フリーランスクリエイターを目指す人も多いでしょう。
スキルアップや差別化を図りながら、求められるクオリティの作品を提供できることが大切です。
失敗しないためのフリーランスクリエイターとして独立するロードマップ
フリーランスクリエイターとして独立し、成功するためにはスキルを磨くだけでは足りません。
受注先を確保して、継続的な収入が見込める状態でないと、いざ独立してもうまくいかない可能性もあります。
ここからは、フリーランスクリエイターとして失敗しないためのロードマップとして、5つのステップを紹介します。
STEP1：クリエイティブスキルを磨く
クリエイターが独立して成功するためには、クリエイティブスキルを身につけておくことは不可欠です。
どのようなクリエイターになりたいかによって、身につけるべきスキルは異なります。
WEBデザイナーならデザインスキル、イラストレーターならイラストスキルが必要です。
未経験からクリエイティブスキルを身につけるなら、以下の方法があります。
- スクールに通う
- 通信講座やオンラインセミナーで学ぶ
- 書籍やYouTubeなどで独学する
目標とするクリエイター像をイメージして、必要なスキルは何かを明確にしながら身につけましょう。
STEP2：ポートフォリオを作る
フリーランスとして案件を獲得するには、自分のスキルを証明するものが必要です。
ポートフォリオは自分の作品集であり、クライアントに自分のスキルを証明するのにぴったりです。
WEBデザイナーであれば、LPのデザインや広告バナー、サムネイルなどをまとめておきます。
独立前にポートフォリオを作成しておくことで、案件への応募もスムーズにできるでしょう。
STEP3：副業で働いてみる
現在企業などに勤めながらフリーランスを目指す場合は、まずは副業から始めてみるのもおすすめです。
フリーランスになったからといって、すぐに案件を獲得できるとは限りません。また、継続的に案件を得るのも難しい場合があります。
副業で案件を得ながら少しずつ仕事を始め、副業での収入が増えて安定してからフリーランスになる方法なら、安心して独立できるでしょう。
STEP4：受注先を確保する
実際にフリーランスになる前に、受注先を複数確保しておくのがおすすめです。
フリーランスは業務委託という契約が多く、毎月安定して依頼があるとは限りません。
収入に波があると同時に、フリーランスは自分で仕事の量を調整しやすい働き方と言えます。
そのため、働く時間を多く確保できそうなら案件への応募数を増やしたり、契約クライアントへ納品数を増やせる旨を伝えたりするのもよいでしょう。
STEP5：独立して案件を獲得する
副業で案件に応募して仕事を始め、受注先を複数確保できたら、いよいよフリーランスとして活動を始めるタイミングです。
フリーランスは、急に案件がなくなることもめずらしくありません。
そのため、独立後も働く時間と相談しながら、案件への応募を続けるのもよいでしょう。
実績が増えてくると、案件への応募通過率もどんどん上がっていきますよ。
「フリーランスクリエイターとして働きたい」――そんな想いを持っている方にこそ知ってほしい、驚きの実例があります。
ブラック企業で倒れるまで働いていた方が、WEBデザインのスキルを身につけて独立。わずか10ヶ月で月収428万円を達成し、理想的な働き方を実現しています。
「自由な時間」と「高収入」の両方を手に入れたその成功の裏には、効率的なスキルアップと案件獲得の秘訣があり、どなたでも挑戦可能なヒントが詰まっています。
独立という選択でキャリアと人生を大きく変えたWEBデザイナーのリアルなストーリーは、あなたの未来を変えるきっかけになるかもしれません。
ぜひご覧いただき、理想のライフスタイルを実現するためのヒントを掴んでください。
フリーランスクリエイターの案件を獲得する方法
ここからは、フリーランスクリエイターとして実際に案件を獲得するための、具体的な方法を5つ紹介します。
「どのようにしてクリエイターの案件を獲得したらいいの？」と心配に思う方は、ぜひ参考にしてください。
クラウドソーシングサイトに登録する
フリーランスクリエイターとして仕事をするなら、クラウドソーシングサイトへの登録はマストと言えるでしょう。
クラウドソーシングサイトとは、仕事を探すワーカーと、仕事を依頼したいクライアントをマッチングさせるサービスです。
- 案件数が豊富にある
- 案件のレベルが幅広い
- 未経験でもチャレンジしやすい
- 実績が可視化される
実績がない段階で、通常の求人に応募するのはためらわれる場合も、案件レベルの幅が広いクラウドソーシングサイトならチャレンジしやすいのが特徴です。
求人広告に応募する
クリエイティブ系の案件は、求人広告にも多く見つかります。業務委託やアルバイト、パートなどさまざまな契約方法があり、自分に合った求人に応募できるのも特徴です。
- 仲介手数料がかからない
- 自分に合った条件を指定して探せる
求人広告は単発よりも継続案件が多いため、一度内定をもらえれば長期にわたって依頼を任せてもらえる場合もあります。
SNSを活用する
フリーランスクリエイターとして活動を始める際には、専用のSNSアカウントを用意するのがおすすめです。
日々SNSを更新することで、自分がどのようなクリエイターなのかを伝えられるでしょう。
Webデザイナーやイラストレーター、サウンドクリエイターなどは、作品をアップロードすれば企業からの依頼につながることもあります。
人脈や紹介をフルに使う
フリーランスは、知人の紹介で仕事をもらう、ということはめずらしくありません。
フリーランスのライターとして仕事をする私も、知人や過去のクライアントからの紹介によって得られた契約があります。
信頼する人からの紹介なら、安心してチャレンジできるというメリットもあるでしょう。
フリーランスのエージェントサービスに登録する
フリーランスという働き方が増えるに伴い、フリーランス専門のエージェントサービスも誕生しています。
- 自分のスキルや条件に適した案件を紹介してもらえる
- 希望する仕事内容の案件を見つけやすい
エージェントサービスによっては、応募した案件に採用されたあと一定期間サポートしてくれるなど、手厚いフォロー体制が敷かれていることもあります。
フリーランスになる際に、いくつか登録しておくとよいでしょう。
以下の記事では、おすすめのフリーランスエージェントサービスを紹介しています。合わせてご覧ください。
フリーランスに依頼する発注者が見るポイント
実際に、フリーランスクリエイターに仕事を発注する際に、ワーカーがどのようなスキルや経験を持っているかを確認するのはもちろん、他にも以下のようなポイントを見ます。
- レスポンスの速さ
- ポートフォリオのクオリティ
- コミュニケーションスキル
フリーランスは、企業などに雇用される場合と異なり、人間関係を構築しにくいという特徴があります。
人となりがわからない状態で案件を依頼するか決めるには、スキルや経験だけでなくコミュニケーションの取り方も重視されるでしょう。
また、クリエイティブ系の案件は在宅ワークで行うものも多くあります。
直接会って仕事を進めるタイミングがないため、よりスムーズなコミュニケーションが大切と言えるでしょう。
高収入のフリーランスクリエイターになる方法
昨今、働き方の多様化に伴ってフリーランスとして働く人が増えており、日本においては兼業や副業を含めたフリーランス人口は1000万人余りいると言われています。
その中で、高収入のフリーランスクリエイターを目指すには、他の人と同じことをするだけでは足りないでしょう。
以下より紹介する5つのポイントを押さえて、他者と差別化を図るフリーランスになりましょう。
クリエイティブスキルを高める
フリーランスクリエイターとして高収入を目指すなら、クリエイティブスキルを高めることは必須です。
フリーランスは、企業に所属している場合と異なり、クライアントに教育責任はありません。
そのため、基本的に始めからクオリティの高い作品を納品することが望まれています。
納品してクライアントの満足度が低ければ、継続契約につながる可能性は低くなるでしょう。
自信を持って「こういった作品が作れる」ということを伝えられるよう、クリエイティブスキルを高めることが大切です。
マーケティングの知識を身につける
クリエイターにおいて、マーケティングスキルは必須ではありません。
しかし、クライアントから依頼されるものの多くは、市場やユーザーニーズを満たせる作品が求められます。
ニーズを把握し、分析できるスキルを持ち、そのマーケティングスキルを作品に反映させられれば、より価値の高い成果物に仕上げられるでしょう。
コミュニケーションスキルを磨く
フリーランスは自分の専門業務だけでなく、営業や経理など1人で多くのことをこなさなければなりません。
自分で仕事を獲得し、納品するまでの間にもクライアントと関わるタイミングはたくさんあります。
- 業務の進捗報告をする
- わからないことは自分で判断せず確認する
- 納期を厳守する
- テキストコミュニケーションでは言葉不足にならないようにする
クライアントから見ても、連絡のやり取りがスムーズだったり、気持ちの良いコミュニケーションを取れたりすると、ワーカーに対してポジティブな印象を与えられるでしょう。
企画やディレクションなど上流工程に関わる
企画の立案や分析などの工程は、プロジェクトにおいてスタート時から関わることになります。
また、ディレクションやマネジメントなど他のスタッフへの指示や管理などのスキルは、制作物を納品するだけよりも上位スキルと言えます。
プロジェクトの上流から関われるようになることで責任も増え、その分収入アップも目指せるでしょう。
自分がどのようなキャリアを積み上げていきたいかや、どのくらいの収入を得たいのかを明確にし、それに応じたスキルを習得するのがおすすめです。
ポートフォリオを作り強みを明確にする
フリーランスとして仕事を得続けるには、ポートフォリオを作ったままにするのはもったいないです。
携わってきた案件や制作してきた作品、実績に合わせて、ポートフォリオも随時アップデートしましょう。
また、自分の得意分野を明確にしておくと、それに応じた案件に応募した際に合格する可能性が高くなると考えられます。
自分のスキルが高まるにつれてポートフォリオのクオリティも上がり、その分依頼をもらえる案件レベルも上がっていくでしょう。
フリーランスクリエイターとして働くメリット
フリーランスと会社員は、働き方や環境などさまざまな面で大きく異なります。
仕事への満足感を得ながら働けるフリーランスのメリットを、他にも5つ紹介します。
働く場所と時間が自由に選べる
クリエイティブ系のフリーランスに依頼される案件の多くは、出社が求められず働く場所や時間が自由に選べます。
パソコン1台でできる案件も多く、自宅以外にもカフェやレンタルオフィスなどさまざまな場所で仕事ができます。
旅行先で仕事をする「ワーケーション」のスタイルも、近年人気の働き方です。
またフリーランスは、出産や育児などライフステージの変化に合わせやすいのも特徴の1つ。
自分で働く場所や時間を選び、自由な働き方ができるのが大きなメリットでしょう。
自分の裁量で仕事ができる
フリーランスは働く場所や時間だけでなく、引き受ける仕事内容も自分で決められます。
興味がある、挑戦してみたい案件に応募したり、反対に苦手な内容には応募を見送ったりしても構いません。
フリーランスのWEBライターとして働く私も、自分の得意なジャンルについて執筆する案件に多く応募しました。
自分の裁量で仕事ができるのも、フリーランスならではの働き方でしょう。
スキルや資格を活かして働ける
フリーランスは、案件に応募する際に自分のスキルや資格をクライアントに伝えることで、前向きに採用してもらえる可能性が高まります。
身につけてきたスキルや、学んで取得した資格を活かして働くことができれば、スムーズに仕事ができるだけでなく、自分自身の仕事への満足度にもつながるでしょう。
会社員と異なり、フリーランスは自分でスキルアップの機会をつかんでいかなければなりません。
最新技術やトレンドなどをキャッチしていくのも、フリーランスクリエイターとして必要なことです。
人間関係の悩みが減る
フリーランスは、会社の上司や同僚がおらず、周りの目を気にせず仕事に没頭できます。
フリーランスであれば、クライアントとのやりとりはあるものの、会社員時代ほど人との関わりはありません。
もし、プロジェクトや案件で関わる人が性格的に合わない人だとしても、その案件が終われば、リセットされるため長期的なストレスを感じず、仕事に集中できます。
周りの目を気にしてしまうなど人間関係のストレスを感じやすい場合は、おすすめの働き方です。
収入アップを目指せる
フリーランスは働いた分だけ収入が得られるため、収入アップを目指しやすい働き方です。
会社員など雇用されている場合も給与アップの機会はありますが、出した成果がそのまま収入に反映されることは、あまり多くありません。
決まった固定給を安定して得られるのは雇用されている場合のメリットですが、フリーランスは成果に応じて収入を得られるため、頑張り次第でいくらでも収入を上げられるでしょう。
フリーランスクリエイターとして働くデメリット
働く場所や時間、行う仕事の自由度など、フリーランスは魅力的な働き方ですが、少なからずデメリットもあります。
以下よりフリーランスクリエイターとして働く場合に、考えられるデメリットを4つ紹介します。
収入が安定しにくい
フリーランスは固定給ではないため、収入が安定しにくいのが特徴です。
引き受けた案件が単発の場合は、その月だけ仕事ができても来月にはまた案件がないといった状況になることもあります。
また、自分だけで仕事を行うため、体調を崩してしまうと収入に影響が出ます。
フリーランスで収入を安定させるには、以下のポイントを押さえましょう。
- 継続案件を契約する
- 定期的に案件を探し、応募する
- 働くスケジュールを半年や1年など長期間で考えておく
- 体調を崩さないように健康に気をつける
いざ、働き始めても契約している案件数が少なく、収入が安定しないということにならないように、計画的にスタートするのがおすすめです。
経理など事務作業も行う必要がある
フリーランスは、制作して納品すれば仕事が終わり、という働き方ではありません。
自分で自分を売り込む営業の他にも、売上や経費などを管理する経理や事務作業も行う必要があります。
会社員であれば、経理や総務が行ってくれた年末調整も、フリーランスなら自分で確定申告を行います。
クリエイティブだけに集中できるわけではない点が、フリーランスクリエイターのデメリットと言えるでしょう。
自分で仕事を獲得する必要がある
フリーランスは、営業したり募集サイトに応募したり、自分で仕事を獲得しなければなりません。
会社員時代は、会社から与えられた仕事をこなすことがほとんどですが、フリーランスだとなかなか相手から依頼されません。
業務を請け負っていた会社などの経営悪化などで、いきなり仕事がなくなることもあります。
そのため、常にクライアントを探す必要がある点がフリーランスの大きなデメリットです。
相談できる相手が身近にいない
フリーランスは自分だけで仕事を行うため、身近に相談できる相手がおらず孤独を感じやすい、という場合もあります。
職種や環境によっては、1日誰とも会話をしなかったという場合もあるでしょう。
会社員の場合は、悩んだり困ったりしたことがあれば、相談できる同僚や上司が側にいます。
しかしフリーランスはそういった相手がいないため、悩んでも自分で解決しなければなりません。
ただし、フリーランスとして働いている人は年々増えています。
XやInstagramなどのSNSでフリーランス用のアカウントを作成し、さまざまな人とつながりを作っておくことで孤独感を感じにくくなるでしょう。
フリーランスクリエイターとして成功するために必要なスキルを磨こう
本記事では、フリーランスクリエイターの代表的な職種や、成功するためのロードマップなどを解説しました。
- クリエイティブスキルをしっかりと身につける
- ポートフォリオを作成し、随時アップデートする
- まずは副業から始め、案件に応募し継続的に依頼をもらう
現在フリーランスとして活躍している人の多くは、知人からの紹介など人脈で仕事を獲得しています。
周りの人に自分の目標を話したり、フリーランスの仲間を見つけたりすることで、フリーランスとして働きやすい環境を整え、小さな案件でもまずは取り組んでみることが大切です。
そうして実績を積み上げていった先に、フリーランスクリエイターとしての成功が見えてくるでしょう。
働きながらも家族と少しでも長くいたい
バタバタと準備をして職場に行く毎日から抜け出したい
このような想いから、在宅で働きたいと思っている人は多いと思います。
なかでもパソコン1つでしっかり稼げ、これから需要が伸び続けるWEBデザイナーに興味がある方は多く、もしかしたらあなたもそうかもしれません。
ただ、WEBデザイナーに興味があるとしても、全くの未経験の自分でもできるのかな、どうやって仕事を取っていけばいいのかなという不安がありますよね。
そんな方のために、今回は全くの未経験からWEBデザインを始め、その後WEBデザイナーとして活躍されている方の事例をまとめた電子Bookをご用意いたしました。
読んでいただくことで、在宅WEBデザイナーのなり方や仕事の取り方を知っていただけます。
無料ですので、お気軽に手にとっていただければと思います。
