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フリーランスの家賃が経費になるのは分かったから方法を教えて

フリーランス必見!家賃を経費にして数万円が節税できる方法を解説

フリーランスになるうえで、難しいのはどこまでを経費にしていいのかということ。

家賃もその1つで、経費にしていいのかなという疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

結論をお伝えすると、家賃は経費にできます。

ただ、家賃を経費にするときにはいくつかのポイントがありますし、どこまで経費にできるかは人によって変わってくるので、今回はフリーランスが家賃を経費にしたい場合に知っておくべきことをお伝えしていきます。

税金の話は難しい言葉が出てくることも多いですが、この記事ではできる限り難しい言葉を使わないようにわかりやすくお伝えするので、安心して読んでくださいね。

この記事を読めば、家賃の経費で悩むことはなくなりますよ。

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目次

自宅を事務所にしているフリーランスが家賃を経費にする方法

先ほど、家賃は経費にできるとお伝えしましたが、家賃を経費にできるのは自宅を仕事場として使っている人です。

事務所と自宅を完全に分けている人で、一切自宅で仕事をしないという方は家賃を経費にすることはできません。

また、家賃を経費にできる人も全額が経費になるわけではありません。

プライベート用の支出と事業の支出の割合を合理的に出す「家事按分」という方法で、家賃のうち何%を経費にできるか計算する必要があるのです。

家賃を経費にするための家事按分方法は2種類

では次に家事按分の方法をご紹介していきます。

家事按分には2種類の方法があるので、両方覚えて使いやすいほうを選ぶようにしてくださいね。

面積で家事按分する

1つ目は面積で家事按分する方法です。

部屋の何割を事業に使っているかによって経費になる分をわり出せます。

次に計算式を載せておくので、実際に計算するときの参考にしてくださいね。

  • 家賃10万円
  • 総面積30平米
  • 事業で使用している面積6平米

式)6平米÷30平米=0.2

式)10万円×0.2=2万円

この場合、経費にできるのは2万円です。

時間で家事按分する

もう1つの方法は時間で家事按分するという方法。

自宅にいる時間のうち何時間仕事をしているかで経費を決めます。

これも計算式を載せておきますね。

  • 自宅にいる時間20時間(4時間は買い物で外にいる)
  • 仕事をしている時間8時間
  • 家賃10万円

式)8時間÷20時間=0.4

式)10万円÷0.4=4万

この例だと4万円が経費として計上できます。

フリーランスが家賃を経費にするときに知っておくべき7のこと

フリーランスが家賃を経費にするときには、いくつか知っておく必要があることがあります。

これらを知らないと損をしてしまったり、逆に経費が多すぎて税務署から疑われたりするリスクが生まれてしまいます。

しっかり家賃についての知識を身につけて、トラブルが起きないようにしましょう。

経費の割合は基本自由

家事按分における経費の割合は多くの人が思っている以上に自由です。

フリーランスのなかにはワンルームマンションで仕事をしている人や、1日中自宅で仕事をしている人も少なくないと思います。

その場合、どうしても家事按分の割合は大きくなってしまうので、ある程度経費の割合が増えてしまうのは仕方ありません。

もちろん、あまりにも度を超えたものはNG。

自宅にいる8割が仕事をしているとしてしまうと、食事や睡眠をほとんどしていないことになってしまいます。

家事按分は30%〜40%が一般的

経費の割合が比較的自由だとはいえ、家賃の60%〜70%を経費にするのは気が引けるという方もいると思います。

そんな方におすすめなのが事業分を30%〜40%に押さえておくこと。

多くのフリーランスが家賃の30%〜40%を経費にしています。

この数値に揃えないといけないわけではありませんが、1つの参考として知っておきましょう。

計算の根拠を用意しておく必要がある

税務署の人が正しく家事按分されているかを確認しにくることは滅多にありませんが、万が一に備えて、家事按分の証拠は残しておくようにしましょう。

まず、「家賃の明細」は必須です。

その他にも土地面積で家事按分する場合には部屋の図面、稼働時間で家事按分する場合にはパソコンの使用履歴を残してください。

根拠を持っていれば、経費の割合が多くなっても恐れることなく確定申告できますよ。

白色申告は50%を超えないと家事按分できない

フリーランスは家事按分ができるとお伝えしましたが、制限なしで家事按分ができる人は青色申告をする人だけです。

白色申告をする人は事業で使っている面積や時間が50%以上なければ家賃を経費にできません。

仕事で使っている割合が50%未満で家賃を経費にしたい方は、まず青色申告の申請をしましょう。

賃貸ではない場合は経費にできるものとできないものがある

自宅が賃貸ではなく、持ち家であるフリーランスもいますよね。

その場合も家事按分で経費にできるものがあります。

次に経費にできるものとできないものを分けた表を載せておきますね。

自宅の方もできるだけ多くのものを経費にして、節税しましょう。

経費にできるもの経費にできないもの
・減価償却費・住宅ローンの金利部分・マンションの管理費、共益費・土地や納屋などの固定資産税・住宅ローンの元本・不動産の購入費

事務所があっても家賃を経費にできる場合がある

事務所があっても自宅で仕事をすることはありますよね。

そのような場合でも、自宅で仕事をした時間を経費にすることができます。

計算方法は自宅を仕事場にしている場合と同じ。

自宅にいる割合のうちどれくらい仕事をしているかで計算しましょう。

家事按分の割合は大きく変えない

フリーランスは自由な働き方ができるので、月によって自宅で働く割合は変わってきますよね。

家事按分で家賃を経費にする割合が少しずつ変わるのも仕方のないことです。

ただ、家事按分の割合が大きく変わってしまうと、税務署から改ざんを疑われるリスクがあります。

もちろん、証拠さえあれば問題ないのですが、疑われるのが面倒な方や少しのリスクを犯したくないという方は大きく経費の割合を変えるのはやめておきましょう。

フリーランスが家賃以外で経費にできるもの

ここまで家賃を経費にする方法をご紹介してきましたが、家賃以外にも経費にできるものを知りたい方は多いはず。

実際、家賃以外にも家事按分で経費にできるものはたくさんあり、知っておくとより節税できます。

そこで、ここからは家事按分で経費にできるものをご紹介していきます。

職場で利用した水道光熱費

日常生活を送るうえで欠かせない水道・電気・ガスも経費にできます。

電気代に関しては電気をつけている時間のうち、仕事をしている時間を計上すれば問題ありません。

ただ、水道・ガスに関してはキッチリ測っておかないと経費として認めてもらえません。

仕事で利用した分の通信費

電話代やWi-Fiの料金といった通信費もプライベートと仕事で家事按分が可能です。

インターネットを使う時間の何割が仕事で、何割がプライベートかを証明できればそれで経費にできる金額を出すことができます。

毎日メモをする必要はありませんが、通信記録を残しておけば自分が何にどれくらいの通信費を使ったかわかります。

電話代も同じく、どれくらい仕事のために使ったかを確かめるようにしておきましょう。

電話の履歴をみて誰とどのくらい通話をしているか確認すれば、経費にできる割合がわかります。

仕事場にいくための交通費

交通費も家事按分ができるものです。

電車代・タクシー代はもちろんのこと、車に入れるガソリンも何にどれだけ使ったかを証明できれば経費にできます。

法律的には領収書がなくても経費にできるのですが、証明をするのが難しいので交通費関係は領収書をもらうか、領収書が必要のないクレジットカードを使用するのがおすすめです。

仕事関係の交際費

フリーランスをしていると、クライアントとランチに出かけたりときには飲みにいくときがあると思います。

そのような仕事上で付き合いがある人との交際は経費になります。

もちろん、交際費を経費にする場合には、証拠を用意しておくのが必須。

領収書をもらい、「いつ」「どこで」「誰と」「何のために」「どこに行ったか」をしっかりメモしてくださいね。

ちなみにキャバクラなどの風俗や帰りのタクシー代も交際費として経費なります。

覚えておきましょう。

仕事で使うものの修理費

仕事で使うものを修理した代金も経費で落とすことができます。

仕事で使うパソコンはもちろんのこと、自宅兼事務所や仕事で使っている車といったものも修理費として経費になります。

仕事とプライベート両方で使っているものはそれぞれがどれくらいの割合で使われているかが重要。

仕事で使われている割合で修理費のうち何割が経費になるかが決まります。

ちなみに修理費が20万円以上になってくると、修理費ではなく減価償却費になります。

まとめ

今回はフリーランスは家賃を経費にできるのかという疑問にお答えしました。

もう一度お伝えすると、フリーランスは家賃を経費にできます。

ただ、その場合は家事按分をするのが必須。

本日お伝えした次のポイントに注意して家賃を経費にしてくださいね。

  • 経費の割合は意外と自由に決めれる
  • 家事按分は30%〜40%が一般的である
  • 計算の根拠を用意しておく必要がある
  • 白色申告の場合50%を超えないと家事按分できない
  • 賃貸ではない場合は経費にできるものとできないものがある
  • 事務所があっても家賃を経費にできる場合がある
  • 家事按分の割合はコロコロ変えないほうがいい

家賃が10万円で、そのうち50%の時間を自宅で働いていた場合、月5万円は経費にまわせますよね。

1年間で考えるとその額は約60万円。年間で数万円の節税することになります。

家事按分をして家賃を経費にするだけで月数万円自由に使えるお金ができると考えるとお得ですよね。

ぜひ今回お伝えしたことを参考にして、家賃を経費にしてみてください。

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