フリーランスが最初に直面するのが「どうやって最初の仕事を見つければいいのか?」ということだと思います。特に人脈がない場合、この課題はより大きく感じられるかもしれません。
しかし、適切な手順を踏めば、人脈がなくても確実に仕事を手に入れることは可能です。
そこで本特典では、これまで私たち日本デザインスクールが育成してきたフリーランスの事例をもとに初心者でもすぐに実践できる「7つのステップ」を紹介します。
目標の設定からスキル習得、案件獲得までのプロセスを丁寧に解説し、成功の道筋を具体的に示します。フリーランスとしての最初の一歩を踏み出すための実践的なガイドとして、ぜひ参考にしてください。
ステップ1:目標と計画を設定する
フリーランスとしての第一歩は、明確な目標を設定し、それを実現するための計画を立てることです。目標が具体的であればあるほど、行動の指針が明確になり、迷いなく進むことができます。
まずは何ヶ月以内に初案件を受注するか目標を立ててみましょう。それができたら、目標を達成するためのステップにしたがっていつまでに何をするかを明確にしていきます。
▼以下のように項目といつまでにその項目をするか書き出します。
やるべき項目 | 期限 |
---|---|
初案件受注 | 5月1日 |
クラウドソーシングの案件に20件応募 | 4月15日 |
ポートフォリオの完成 | 4月10日 |
コンペに10回参加 | 4月1日 |
プロフィールの作成 | 2月25日 |
クラウドソーシング登録 | 2月20日 |
スキルの習得 | 2月15日 |
目標と計画を明確にすることで、フリーランスとしての道のりを見失うことなく進むことができます。このステップが、次に進むための基盤となるのです。
ステップ2:即戦力レベルのスキルを身につける
目標と計画を設定したら次は即戦力となるスキルを身につけていきましょう。
クライアントがフリーランスに求めるのは、クオリティの高い制作物を作ってもらうことです。そのため、クオリティの高い作品を作れるかは採用されるかどうかが決まる非常に重要なポイントになります。
具体的には以下の作品が即戦力のデザインになります。下記のレベルの作品であれば、人脈がなくても案件を受注することは可能です。
スキルを習得する方法としてはスクールがおすすめします。
独学でも不可能ではないですが、非常に難易度は高いです。独学をするとしても期間を決めて取り組み、期間をすぎても上記のレベルまでいかない場合はスクールを受講しましょう。
スキル習得の部分は7ステップのなかで最も重要です。少し費用をかけてでも妥協しないようにしてくださいね。
ステップ3:クラウドソーシングサイトに登録する
スキルを身につけたら、次は案件獲得をするためにクラウドソーシングサイト(ワーカーとクライアントをマッチングさせるサービス)に登録していきます。
クラウドソーシングにはさまざまなものがありますが、まずは以下のサイトに登録しておけば間違いないでしょう。
<クラウドワークス>
<ランサーズ>
<ココナラ>
ステップ4:案件を取れている人を真似してプロフィールを作る
次に、クラウドソーシングサイトで成功しているフリーランサーのプロフィールをリサーチし、彼らの自己紹介や経歴の書き方を参考に、プロフィールを作っていきましょう。
上手くいっている人のプロフィールを真似ることで、案件を取れる確率がグッと上がります。
現に日本デザインスクールの卒業生で、フリーランスとして月50万の安定収入を得ている市川さんも案件を取れている方を真似してプロフィールを作り、案件を獲得しています。
既に上手くいっている方のノウハウを活用させてもらい、効率よくプロフィールを作りましょう。
ステップ5:コンペに積極的に参加してスキルと実績を積み上げていく
プロフィールを整えてクラウドソーシングの準備ができたら、クラウドソーシング上にあるコンペ案件(複数のワーカーが1案件に参加し、クライアントの希望にあったものが採用される案件)に応募します。
コンペ自体は競争率が高いため、採用されるのは非常に難しいですが、この段階では採用されることが目的でないので気にする必要はありません。
目的は実務案件の経験を積むことと、実績(ポートフォリオに載せる作品)を作ることです。コンペで経験と実績を積んでおくことで、このあと案件に応募したときに採用されやすくなります。
まずは10回を目標にコンペにチャレンジしてみてください。10回が終わることには大きな経験値と実績(作品)を得られるはずです。
ステップ6:ブラッシュアップした作品を載せたポートフォリオを作る
コンペで作った作品はどんどんポートフォリオに載せて、ポートフォリオを充実させていきましょう。
クライアントがフリーランスを採用するうえで最も重視するのは、クオリティの高い作品を作ってもらえるかということです。
そのため、ポートフォリオで自分のスキルが高いことをアピールできれば、採用確率はグッと上がります。
コンペで提出した作品をさらにブラッシュアップさせて、自分の中でベストの作品をポートフォリオに載せるようにしましょう。
ちなみにポートフォリオ自体をゼロから作る必要はありません。簡単に使えるポートフォリオサイトがあるので、それを活用しましょう。日本デザインスクールでは「foriio」というサイトをおすすめしています。
ステップ7:クラウドソーシング上の案件にひたすら応募していく
最後に、クラウドソーシングサイトで公開されている案件にどんどん応募していきましょう。
クラウドソーシングサービス(WEBデザイナーとクライアントをマッチさせるサービス)を使って仕事を取りにいきましょう。クラウドソーシングサービスで仕事を取っていくときのポイントは次の2つです。
- 継続案件に絞って案件を取っていく
- 最初は受注できるまでひたすら応募する
案件の中には、1回きりで終わる「単発案件」と継続して仕事を依頼してもらえる「継続案件」があります。
継続案件であれば、応募にかける時間を減らせて制作に集中しやすいですし、単価もあげやすいです。
ただし、継続案件は人気が高く、応募する人も多いので簡単に採用されるものではありません。受注できるまでひたすら応募することが大切です。まずは20件を目標に応募をしてみましょう。
まとめ
人脈ゼロからフリーランスとして最初の仕事を得るのは決して簡単ではありません。
しかし、この記事で紹介した「7つのステップ」を実践することで、目標設定からスキル習得、案件獲得までを効率的に進めることが可能です。
大切なのは、明確な目標を持ち、一歩ずつ行動すること。
スキルを磨き、実績を積み重ねることで、クライアントからの信頼を得て案件の受注が安定していきます。また、最初から完璧を求めすぎず、挑戦と改善を繰り返す姿勢が成功への鍵となるでしょう。
フリーランスとしてのキャリアは、自分自身の努力で築き上げていくものです。この記事を参考にしながら、一つ一つのステップを着実に実行し、夢に向かって進んでください。