2021年注目のWEBデザイントレンド15選

デザインは時代によって流行り廃りが変わっていきますよね。
それはWEBデザインの世界でも同じです。

WEBデザインにもトレンドがあります

ただWEBデザインは複数の構成要素でできているため、アートやファッションのデザインとは少し異なります。

今回は2021年のWEBデザインのトレンドを、以下の3つの構成要素に分けて紹介していきます。

目で見たときのビジュアル
使用している配色
利用者の使いやすさを考慮したユーザビリティ

ベテランWEBデザイナーさんでも、こういったトレンド情報は常に欠かさずチェックしています。
駆け出しWEBデザイナーさんであれば、尚更最新のデザイントレンドをチェックしておきましょう。

最新のおしゃれなサイトを作れるだけでなく、ユーザビリティの視点からもサイト制作を考えられると、クライアントさんからの信頼も厚くなります。
WEBデザインの世界は最新のトレンド情報に触れることが肝心です

まずは、WEBデザインのビジュアルのトレンドから見ていきましょう。

WEBデザインのビジュアルのトレンド9選

開いた瞬間に「かなり昔に作られたインターネットサイトだろうな」と、感じるデザインをたまに見かけることがありますよね。

古いデザインだと更新をしていない印象を与え、ユーザーは情報が最新ではないかもしれないと感じ、離脱する原因になりかねません。

インターネットサイトを開いたときの第一印象はやはり見た目で決まるので、トレンドのビジュアルについては服装の身だしなみの感覚でおさえておくと良いでしょう

デコボコ感のあるリアルなニューモーフィズム

ニューモーフィズムとは、アイコンなどの素材があたかも押せるように見える、デコボコしたデザインのことです。
単色または少ない色数で全体をまとめて、ドロップシャドウで陰影をつけデコボコ感を出します。

リアリティーがありシンプルで機能性が高く、直観的に使いやすそうと感じるところがニューモーフィズムの特徴です
現在ではエクササイズやヘルスケアなどのアプリで見かけることが多いように思います。

インターネットサイトではまだ見かけることは少ないですが、今後はボタンや検索バーなどの要素に採り入れられていくと言われています。

<ニューモーフィズムを使ったデザインの例>

(参照元:Neumorphism UI

図形を使った抽象的なアブストラクトアート

アブストラクトアートとは、図形や幾何学柄と色で表現する抽象画のことを指し、風景画や人物画とは違ったアートです
有名なアブストラクトアートの画家には、ワシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンなどが挙げられます。

図形というとシンプルで飾りっけがなさそうに感じるかもしれませんが、配置や配色を変えると印象がガラリと変わります。

また、図形には特定のイメージと結びつくようなメッセージ性を強く持たないため、テキストを読んでもらいやすくなる点がメリットと言えるでしょう

<アブストラクトアートを使ったデザインの例>

(参照元:JAPAN BEVERAGE RECRUITING SITE

立体感を感じさせるアイソメトリックイラスト

アイソメトリックとはIsometric Projection(アイソメトリック プロジェクション)の略です。
斜め上から全体を見渡しているようなデザインを指し、日本語では等角投影法(等角投影図法)と呼ばれます

建築の図面などに使われる描き方ですが、最近ではメルカリのロゴに使われているので見たことがあるかたも多いでしょう。
横の軸が120度で交わるように描き、立体感や奥行きを感じさせるデザインです。

<アイソメトリックイラストを使ったデザインの例>

(参考元:日本電線工業会

既存のデザインに当てはめるスキューモーフィズム

スキューモーフィズムとは、それまでなじみのなかったものを既存のものやデザインに当てはめて、分かりやすくするデザインのことです
ユーザーが見たときに、直観的にどんなことができるのかが分かるので、使いやすいと感じてもらえます。

例えばiPhoneが発売された当初、iBooks(現在の名称はブック)は本棚のデザインでしたが、これもスキューモーフィズムです。
それまではスマートフォンのようなデジタルデバイスで読書をすることになじみがなかったので、既存の本棚をデザインに当てはめることで分かりやすくしました。

しかしその後、デバイスのサイズが多様化したため、設計対応が追いつかなくなりスキューモーフィズムのトレンドは下火になりましたが、また再浮上してくると言われています

その理由には、VR(仮想現実)などの最新の技術進歩によって、新しいツールやサービスが出てくるため、ユーザーにとまどいを与えないデザインが必要とされるからです。

以下のスキューモーフィズムの例では、サイトが一冊の絵本のようになっていて、このようにスキューモーフィズムは雑誌や絵本の紙媒体のように見せることが多いです。

<スキューモーフィズムを使ったデザインの例>

(参照元:クマと彼のスカーフ クラブ・ブルッヘ

スクロールすると見え方が変わるデザイン

スクロールする度にページが大胆に変化し、違うページに来たような印象を与える、そんなデザインが人気を集め始めています。
モーションやアニメーションを使ってユーザーが操作する度ページに変化があるため、コンテンツの多いページではユーザーの離脱を防ぐ効果が狙えます

ただし、細かい効果を入れすぎてしまうと読み込みや動作が遅くなり、逆にユーザーのページ離脱につながりかねないので注意が必要です。
モーションと画像を上手く組み合わせて変化をつけられるとよいでしょう。

<スクロールすると変化するデザインの例>

※サイトで実際の動きを確認してみてください。
(参考元:動画Click

流れるような変形シェイプ

画像を四角いまま使用するのではなく、流れるような変形シェイプに合わせて画像やイラストを使用するデザインもすでに人気があります。
普通に画像を四角く使うよりも、サイト全体に柔らかい印象や親近感が生まれるデザインになります

2021年はシェイプに沿って切り取るだけではなく、サイトを開いた時にシェイプの画像やイラストに動きがあったり、動画とシェイプを合わせたりする手法が増えるでしょう。
変形シェイプそのものも動きがあるデザインなので、モーションとは相性がよいと思います

<流れるような変形シェイプ使ったデザインの例>

(参照元:クラウド歯科

イラストが多く親しみやすいデザイン

イラストでデザインされたWEBサイトは以前からもありましたが、最近では特に、保険や株式投資などの金融系サービスのサイトで使用されているのを見かけることが増えました。
イラストを使ったデザインには、親しみやすさや分かりやすさが出るので、具体的にイメージしやすいサイト制作を作れます。

一般の人から見て、難しそうでとっつきにくいイメージのある金融業界や、世間に周知されていない新サービスや商品を出した企業のデザインには、イラストを利用するのがおすすめです

<イラストが多いデザインの例>

(参照元:iction!みらい家計シミュレーション

ほんのりドロップシャドウと角丸シェイプを使ったデザイン

スマートフォンアプリのアイコンにも使われているように、最近では角が丸い角丸シェイプを使ったデザインが人気です。
四角いシェイプだと男性的で強い印象を与えますが、角丸シェイプの場合は柔らかく女性的な印象になります

角丸シェイプにほんのりシャドウを付けることで、自然な立体感を感じる柔らかいデザインを作ることができます。
しかし、角丸の丸いカーブのピクセルを大きく設定しすぎると、野暮ったいデザインになってしまうので注意が必要です。

また、ドロップシャドウの色を濃くしたりサイズを大きくしたりすると、主張が強すぎるデザインになってしまうので、あくまで自然な影に見えるように気を付けましょう

<ドロップシャドウと角丸シェイプを使ったデザインの例>

(参照元:株式会社折兼

商品をデジタル素材の一部として使う

SNSに投稿するのが当たり前になった今では、商品のパッケージデザインもSNS映えを意識して作られるようになりました。
商品のおしゃれな見た目を活かして、サイトデザインの要素に取り入れる方法は、2021年も継続して採り入れられるでしょう。

その理由は、商品の世界観やコンセプトを分かりやすく伝えられ、配色を合わせることでより商品の世界観やブランドイメージ伝えられるデザインを作れるからです

<商品をデジタル素材の一部として使っているデザインの例>

(参照元:スターバックスコーヒージャパン

WEBデザインの配色のトレンド3選

ファッション業界では毎年注目のカラーが発表されますが、WEBデザインにも配色のトレンドがあります。
色は見る人の感情に訴えかける大事な要素ですが、制作中には選ぶのが困難に感じこともあるでしょう。

2021年の配色トレンドを3つ紹介しますので、参考にしてみてください。

目に優しい配色

仕事でパソコンを使う人も多いでしょうし、プライベートの時間にスマートフォンを見る時間も年々増えています。
長時間サイトや画面を見ていると目が疲れてくるので、WEBデザインの世界でも目に負担をかけない優しい配色が好まれています

刺激が少く快適さや心地よさを感じる、淡いブルーやグリーン、ナチュラルなベージュやブラウン系、薄いピンクなどのカラーを使ったサイトも増えるでしょう。

<目に優しい配色の例>

(参照元:山崎医院

立体的に見えるグラデーション

グラデーションは近年人気がありましたが、2021年はより自然な質感や立体感のある色使いがが好まれるでしょう
グラデーションは複数の色を使うことで、陰影を付けたりオリジナリティのある世界観を作り出せたりでるところが特徴です。

しかし、アプリアイコンでもWEBサイトでも多用されすぎているので、数年後に見ると古い時代感がでてしまうかもしれない懸念があります。
流行を追いかけ過ぎないグラデーションに調整できるとよいでしょう

<立体的に見えるグラデーションの例>

(参照元:KOKOZO

ビビッドカラーの配色

カラフルなビビッドカラーを使ったデザインは、ゲームや子供向け商品のサイトでよく見られます。
目に優しいデザインとは正反対ですが、ビビッドカラーを使うメリットは、「何があるんだろう?」と見た人の興味を引くことができる点です

2020年は巣ごもり需要によってゲームや自宅で楽しめる子供向け商品に注目が集まり、2021年も引き続きゲームなどは需要が伸びるでしょう。
明るく楽しい雰囲気になるビビッドカラーのデザインも同様にまだ需要があると思います。

<ビビッドカラー配色の例>

(参照元:Pococha

WEBデザインのユーザビリティのトレンド3選

WEBデザインとユーザビリティは切っても切れない関係にあります。
スマートフォンやパソコンのOSやGoogle Chromeなどのブラウザも進化を続けており、WEBサイトをデザインするときもその変化に対応して考えないといけません。

見た目のデザインや配色の他に注目したい、WEBデザインのトレンドについて紹介していきます。

ダークモード機能対応

スマホやパソコンなどのデバイスに、近年ダークモードという機能が標準搭載されつつあります。
ダークモードの効果についてはまだ検証段階ですが、背景を黒くすると目がチカチカしないため疲れにくくなると言われています

スマホアプリでは対応しているところが増えていますが、WEBサイトでは対応していないところがほとんどです。
クールで洗練されてかっこいいという理由でダークモードに設定している人も増えているので、2021年は留意すべき項目でしょう。

<ダークモード対応デザインの例>

(参照元:SONICJAM.Studio

スクロールしてもついてくるフローティングボタン

訪れたWEBサイトで画面をスクロールさせたときに、FacebookアイコンやTwitterアイコン、お問い合わせマーク、ホームへ戻るなどが常に追従してくるサイトをよく見るようになりました。

ユーザーに誘導したいページのボタンを常に見せることで、起こしてほしい行動につなげられるだけでなく、ユーザーもサイト内をあちこち探す手間が省けます
しかしフローティングボタンを作ると、サイトページの可視範囲が狭くなってしまうのが難点です。

コンテンツにフローティングがボタンが被って見づらくなっているサイトも見かけるので、ブラウザやデバイスによって見え方が異なることを考慮に入れる必要があります。

<スクロールしても固定される表示の例>
※青の点線枠がフローティングボタンです。

(参照元:味の素株式会社

プッシュ通知

WEBサイトを開いたときに、「次の許可を求めています 通知の表示 許可/ブロック」や「メルマガを受け取りますか?」などのポップアップが表示されるのを頻繁に見ることがあると思います。

プッシュ通知で新商品の案内やメルマガを送れるようになると、アプリやオンラインストアへの誘導ができます。
成約率に結び付きやすくなる点で、マーケティング手法としても注目されています

しかし、Chrome・Firefox・Safari(OS X)などの限られたブラウザでしか対応していません。Internet Explorer・Edge・iOSのSafariでは使えませんが、ユーザーへのアプローチする手段の一つとして理解しておく必要があります。

<プッシュ通知の例>
青の点線枠がプッシュ通知で出てくるポップアップです。

(参照元:デザインTシャツストアグラニフ

2021WEBデザイントレンドまとめ

2021年のWEBデザインのトレンドを、ビジュアル、配色、ユーザビリティという3つの構成要素に分けて紹介しましたがいかがでしょうか。

WEBデザイナーとしてビジュアルや配色のトレンドをおさえることはもちろん大事ですが、さらにユーザーの使い勝手までを考えた上でのデザインをクライアントに提案できれば、より信頼のおけるWEBデザイナーになれるでしょう。

今後のトレンドがどんな変化をしていくのか、どんな新しいものが出てくるのか楽しみですね。ぜひ今年の制作の参考にしてみてください。

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