営業以外で稼げる仕事8選！未経験職種に変更する際の注意点やコツを解説

成果が給与に直結する営業職は、努力次第で高い収入を得られる可能性を秘めています。

しかし、「人との交渉やノルマに追われるのは苦手」「長時間労働で疲れてしまった」など営業職に限界を感じてしまった人もいるかもしれません。

幸いなことに、現代の多様な働き方と市場のニーズにより、営業以外で稼げる仕事は多数存在します。

本記事では、「営業はしたくないけれど、経済的に豊かになりたい」と思うあなたにおすすめのお仕事と営業職以外に転職する際の注意事項や成功ポイントを解説します。

職種選びのヒントにしてみてください。

明確にしておきたい営業以外の仕事で働きたい理由

営業職から他の職種に変更したい理由を明確にしているでしょうか？

営業以外の仕事で働きたい理由を明確にしておかなければ、他の職種に就いたとしても、再度不満を抱いてしまうかもしれません。

そのため、本章では営業職で不安を持ちやすい3つの理由を解説していきます。

職種変更した際、「また辞めたい」とならないためにも原因をはっきりさせておきましょう。

理由1：ノルマに追われてプレッシャーを感じるから

日々ノルマに追われていると、プレッシャーから解放されたくなる瞬間があるでしょう。

ノルマは通常、月次や四半期ごとに設定されていることが多く、時間に追われている感覚に陥ることがあるかもしれません。

ノルマをストレスに感じやすいポイントは、以下の通りです。

ノルマに追われてストレスを感じている方は、ノルマのない管理職など別の職種を検討したほうがよいかもしれません。

理由2：人との関わり合いが多いから

営業職は人との関わり合いが多いため、人付き合いに疲れてしまうことがあるかもしれません。

人との関わり合いが多くて嫌になってしまう理由は、以下の通りです。

特に、顧客との会食や接待も業務の一環と見なされることが多いので、必要以上に人と会話している時間が長いかもしれません。

営業職である以上、他の職種より会食が多くなってしまうので、どうしても嫌な場合は別の職種も検討してみてください。

理由3：残業や長時間労働になりやすいから

営業職は、長時間労働になりやすい傾向があります。

理由としては、成果主義であることと、業務が社内だけでなく社外にも及ぶことが挙げられます。

例えば、定時外で顧客との商談があった場合は、時間に関係なく商談が優先されることもあるでしょう。

また、移動時間や資料作成が多いことも残業が増えてしまう理由の一つです。

日中は顧客対応で時間が削れてしまうため、提案資料や見積もり資料、上司への報告書などは定時後に行うことも多いです。

中には、営業職で残業をしていない人がいるかもしれませんが、一般的には長時間労働になりやすい傾向があります。

営業以外で稼げる仕事には2パターンある

営業職以外の職種を選択する場合、2パターンの選び方があることを覚えておきましょう。

本章では、以下の2つについて詳しく解説していきます。

WEB系・IT系は未経験でも始めやすく稼げる

WEB系やIT系の職種であれば、未経験からでも挑戦することができ、しっかり稼ぐことが可能です。

DXの推進により、WEB系・IT系人材の需要が高いことと、働き方の自由度が高いことが特徴になります。

リモートワークや在宅ワークがしやすいので、1人で作業することも多く、不必要な人間関係からは逃れやすいです。

納期はありますが、ノルマが課せられることは少ないので、その点も安心でしょう。

ただし、スキルが求められる職種のため、スクールなどであらかじめ知識を身につけておくことがおすすめです。

スクールを選ぶ時には、以下を確認しておくと安心です。

転職後も活躍できるスキルを身につけることが重要です。

また、転職だけでなく、副業や独立を考えている方にもよいでしょう。

営業経験で習得したスキルを活用して稼ぐ 

営業経験で培ったスキルを活かすお仕事を選択する方法もあります。

例えば、以下のスキルを他の職種で活かすことができます。

人と良好な関係を築いたり、わかりやすく説明できる力は、多くの職種で活かすことが可能です。

完全未経験というよりかは、営業職の延長上のようなイメージでお仕事ができるでしょう。

未経験から始めやすく稼げる仕事

未経験から始めやすく稼げるお仕事を紹介していきます。

転職だけでなく、副業や独立としてもおすすめの職種なので、働き方も検討してみてくださいね。

営業以外で稼げる仕事1：WEBデザイナー

WEBデザイナーは、WEBサイトのデザインを作成するお仕事です。

未経験から始める人も多く、実績を積んでいくことで収入もしっかり伸ばしていけます。

チームメンバーやクライアントとの関わり合いはありますが、営業職ほど密にやり取りすることは少ないので、人付き合いの観点では楽になる可能性が高いです。

また、WEBデザイナーになるメリットとしては、在宅ワークがしやすいことです。

ライフスタイルが変わりやすい女性などは、在宅ワークの選択肢を持っていることで、仕事を継続しやすいでしょう。

「手に職がほしい」「在宅ワークしたい」という気持ちが少しでもあるのであれば、おすすめな職種になります。

営業以外で稼げる仕事2：プログラマー

プログラマーは、アプリやWEBサイト、システムなどのプログラミングを行うお仕事です。

人との会話はそこまでない職種なので、人間関係に疲れてしまった方にはおすすめです。

まだまだ人手不足なので、未経験から入りやすい職種の1つでもあります。

そして、スキルがあれば年収を上げやすいのが特徴。

「毎日コツコツ作業できる」「IT業界に興味がある」という方は、プログラマーから挑戦してみてはいかがでしょうか？

営業以外で稼げる仕事3：ITエンジニア

ITエンジニアは、クライアントの要望をヒアリングして、システムの設計から開発、運用や保守まで行う仕事です。

プログラマーは、プログラミングやテストを行うのが中心ですが、ITエンジニアはシステム開発に関わる全ての工程を行います。

筆者も元々ITエンジニアとして企業で働いていましたが、営業から転職してくる人は多くいました。

営業職からITエンジニアに活かせる能力としては、以下の通りです。

未経験から転職することも可能ですが、ある程度知識やスキルを身につけておくことがおすすめです。

なぜなら、専門用語が飛び交っている世界なので、「言葉がわからず仕事が進まない」状況になる可能性があるからです。

お給料は比較的よいですが、簡単な職種ではないので、丁寧に検討してみてください。

営業経験を活かせて稼げる仕事

営業経験を活かせて稼げる仕事をご紹介していきます。

自分の強みを活かせる職種を探してみてくださいね。

営業以外で稼げる仕事4：コンサルタント

クライアントの課題解決に向けて、戦略を立案し改善していくお仕事です。

営業からコンサルタントへの転職は多く、人気のキャリアパスです。

種類も豊富にあるため、今まで経験した業界の知識をそのまま活かすこともできるでしょう。

営業経験がコンサルタントで活かせるポイントは、以下の通りです。

高年収も期待できるので、前向きに検討してみてください。

営業以外で稼げる仕事5：マーケティング

マーケティングは、商品やサービスを販売するための仕組みを作るお仕事です。

営業同様高いコミュニケーション能力を求められ、論理的思考ができる人が向いています。

データに基づいて、仮説・検証（PDCAサイクル）を回していく仕事なので、数字に嫌悪感がなく、目標達成まで粘り強く頑張れるとよいでしょう。

営業経験がマーケティングで活かせるポイントは、以下の通りです。

直接売上に貢献できるマーケターの需要はかなり高いです。

人から求められるような仕事がしたい人にはおすすめです。

営業以外で稼げる仕事6：企画・広報

商品やサービスの企画を立案し、外部に魅力を発信していくお仕事です。

世の中のトレンドや競合他社の動きは常に変化しているので、それをキャッチする情報感度の高さや好奇心が必要になります。

企画職は、「ゼロからイチを生み出す」仕事なので、開発から販売までの複雑な工程を管理できる人。

広報は、「企業の信用やイメージを築く」仕事なので、文章など細部に注意ができる人や社外のインフルエンサーやメディア関係者などと良好な関係を築ける人が向いているでしょう。

営業経験が企画・広報で活かせるポイントは、以下の通りです。

転職難易度は、やや高い傾向にありますが、営業職から目指すことも十分可能な職業です。

営業以外で稼げる仕事7：商品開発

新しい商品やサービスを開発していくお仕事です。

実現可能であり、顧客のニーズを満たし、ビジネスとして採算の取れる商品を考える必要があるため、粘り強く考えられる人が向いています。

また、1人で考えるのではなく、チームで案を出し合ったり、他部署や外部企業と協力しながら進めたりもするので、コミュニケーション能力や調整力が求められるでしょう。

営業経験が商品開発で活かせるポイントは、以下の通りです。

大変な職種ですが、自分が考えた商品が世に送り出される喜びは大きいはずです。

モノ作りが好きな人は、ぜひ挑戦してみてください。

営業以外で稼げる仕事8：人事

採用や人材育成、労務管理など、会社の人材に関する業務全体を行います。

社員の給与やプライベートな問題など、機密性の高い情報を取り扱うため、絶対に口外しないモラルが必要になります。

また、採用面接では、応募者の適性や潜在能力を見抜く必要があるため、人への興味は必須でしょう。

営業経験が人事で活かせるポイントは、以下の通りです。

営業職から人事職になるには、社内異動が近道です。

会社が嫌でなければ、部署異動希望などを出してみてはいかがでしょうか。

営業以外の職種へ転職する際の注意点3つ

気になる仕事は見つかったでしょうか？

本章では、営業職以外の職種に転職する場合の注意点を解説していきます。

「こんなはずじゃなかった」とならないために、あらかじめ理解しておくことが大切です。

注意点1：未経験職種はスキルの習得が必要

今まで経験したことがない職種を選択する場合、スキルを身につける必要があります。

なぜなら、「未経験者OK」と謳っているところでも、「スキルなしでOK」という訳ではないからです。

特に、WEBデザイナーやITエンジニアなどWEB系・IT系の職種はスキルがないと仕事になりません。

スキルの習得は、独学でも可能ですが、サポートがないので挫折しやすいです。

スクールの受講がおすすめではありますが、費用もかかるので、下の表を参考に選択してみてください。

注意点2：年収が下がる可能性がある

年収が下がる場合もあるので、金銭面の調整をしておきましょう。

選ぶ業界や職種、会社の規模感によっては、年収が下がる可能性があります。

ただし、今回ご紹介した職種は基本的に営業職より、平均年収が高いです。

ただし、未経験職種を選ぶ場合は、平均より低めの年収に設定されていることも多いです。

徐々に上がっていくとは思いますが、最初の1年は今までと使えるお金が違ってくる可能性があるので、生活水準を下げたり、貯蓄しておいたりなどの対策をしておきましょう。

注意点3：ノルマや人付き合いが完全になくなる訳ではない

別の職種になっても、人付き合いやノルマが完全になくなる訳ではありません。

例えば、企画・広報やITエンジニアは、チームで作業する職種なので、他の人とコミュニケーションを行いながら仕事を進めていきます。

ノルマとは少し異なりますが、WEBデザイナーやプログラマーには納期があるので、納期内に仕事を終わらせる必要があります。

このように、仕事である以上、ノルマや人付き合いが完全になくなることはほとんどありません。

本当にノルマが嫌な場合は、アルバイトを検討すること。

人と関わりたくない場合は、完全在宅の作業などを検討してみてください。

営業以外の職種へ転職を成功させるポイント

せっかく職種を変えるなら、「転職してよかった」と思いたいですよね。

本章では、転職を成功させるポイントを3つほど解説していきます。

少し面倒に思えるかもしれませんが、大切なことなので最後まで確認してみてください。

ポイント1：営業が嫌な理由を深掘りする

営業職が嫌になった理由を深掘りしてみましょう。

冒頭でもお伝えさせていただきましたが、営業以外の仕事で働きたい理由を明確にしておかなければ、他の職種に就いたとしても、再度不満を抱いてしまうかもしれません。

そのため、「営業職の何が嫌だったのか」をはっきりさせておくことが大切です。

人付き合いに疲れたのなら、人との交流が控えめな職種につく。

残業が多く、長時間労働が嫌だったのなら、定時で帰りやすい職種を選ぶなどが必要になります。

転職先で、嫌な思いを繰り返さないようにしましょう。

ポイント2：自己分析して退職理由を考える

面接で退職理由を話すためにも、自己分析をしておきましょう。

退職理由を面接で話す際には、ネガティブなこともポジティブに伝える必要があります。

なぜなら、面接官は「原因はあなたにあるのではないか」「この会社でも同じ不満を持つのではないか」という懸念点を持っていることが多いからです。

面接官の持っている懸念点を払拭するためには、「あなたが前向きな人間であること」「会社に貢献できること」などを伝えなくてはなりません。

万が一、会社側が100%悪いと思ったとしても、そのように伝えるのではなく、自分ごととして改善点を出してみましょう。

退職理由以外でも自己分析をしっかり行い、面接に備えることが大切です。

ポイント3：転職サービスを利用する

必要に応じて、転職サービスを利用してみてください。

自分で企業に直接応募するだけでなく、転職サイトやエージェントなどを上手く活用することがおすすめです。

自分1人で転職活動をしていると、上手くいかなかった際の原因がわからないことが多いです。

しかし、転職エージェントなどの専門家に頼むことで、面接のアドバイスをもらえたり、思わぬ企業を紹介してもらえたりもします。

登録する際は、1社だけに登録するのではなく、2〜3社登録しておくことで、バランスの取れた就職・転職活動ができるでしょう。

ぜひ、困った時には他の人の意見も聞いてみてくださいね。

営業から職種変更に成功した事例

営業職以外で働くイメージはできたでしょうか？

不満要素を分析して、新しい仕事に役立ててみてください。

本章では、営業から別の職種に変更して成功している方をご紹介していきます。

未経験からでも成功するポイントを学び、あなたの理想のキャリアを実現していきましょう。

営業からWEBデザイナーになり3ヶ月で70万円達成

1人目は、営業職からWEBデザイナーになり、3ヶ月で累計70万円を達成した男性です。

約8年間不動産の営業職として働いていましたが、デザインに興味があったこともあり、未経験からWEBデザインの勉強をスタートしました。

元々はセンスがなく、パソコンも苦手なので「自分には向いていない」と思っていたようですが、スクール卒業後、しっかりと成果を出していますね。

主な収入源は、クラウドソーシングの1つである「ココナラ」です。

ココナラでバナー制作やLP制作を受注をして累計70万円を稼いでいます。

未経験から3ヶ月で成果を出した彼ですが、成功した理由を次のように語っています。

ココナラの評価も「4.9」と高いので、未経験からWEBデザイナーを目指したい方は参考にしてみてください。

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フリーランスで月収100万円を達成

2人目は、フリーランスとして独立して100万円を達成した女性です。

この方は、WEBデザインスクール卒業後、バナー1件1500円からスタートし、約1年で月収100万円を達成しました。

最初は、1人目でご紹介した方同様、ココナラでお仕事を受注していましたが、交流会をきっかけに紹介やリピーターのみで案件が回る状態になっています。

今では営業も不要なほど人気の彼女ですが、成功の秘訣を以下のように語っています。

彼女の行動力も参考になるので、ぜひ詳細も確認してみてください。

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まとめ｜営業以外で稼げる仕事は存在する

営業以外で稼げる仕事や転職時の注意事項・ポイントなどをお伝えしました。

営業が嫌な理由や退職理由などを深堀りして、次の職場に活かしてみてくださいね。

それでは、営業以外で稼げる仕事と未経験職種へ転職する際の注意点の復習です。

未経験でも始められる「WEBデザイナー」「プログラマー」「ITエンジニア」になりたい場合は、できるだけスキルを身につけてから転職活動を始めてみてください。

まずは、以下のような無料で情報を集めるところから始めてみるのがおすすめです。