30代女性の転職におすすめの職種10選｜仕事選び6つのポイント

「30代女性だけど新しい仕事に転職したい」
「結婚や出産、子育てに合わせた柔軟な働き方をしたい」

大きなライフイベントが重なる30代の女性は、働き方を変えたくなる人や、新しい仕事への転職を考える人も多いでしょう。そこで本記事では、30代の女性が転職するのにおすすめな職種10選や仕事選びのポイントを紹介します。

30代前半に転職活動の経験もある私が、おすすめの転職エージェントや注意点も解説します。これから新しい仕事に挑戦したいけど迷っている30代の女性は、転職成功のコツもぜひ参考にしてください。

30代女性が新しい職種をはじめるのは遅い？

30代女性が、新しい職種をはじめるのは遅いわけではありません。しかし、20代に比べると未経験の職種への転職は難しい傾向にあります。男女問わず30代は、管理職のポジションを任せられる機会も多く、これまでの仕事のキャリアや経験が求められるからです。

また、30代の女性は、出産や子育て中の場合を考慮した働き方や、仕事の配分も必要になります。さらに、企業の多くは長く働いてくれる人を欲しいと考えるため、フルタイムで働けてポテンシャルがある20代を優先的に採用したがるのは自然なことです。

これまでの仕事や人生で培ったスキルや経験、ビジネスマナーをアピールするなど、コツをおさえて転職活動に挑戦しましょう。30代女性が新しい職種に挑戦するのはラストチャンスともいえるので、長く続けられそうな職種を選ぶことも重要です。

30代女性の転職におすすめの職種10選

30代の女性の転職におすすめの職種を10選紹介します。

それぞれの職種の特徴や注意点、向いている人も解説します。自分にできそうな仕事を選ぶ参考にしてください。

職種1：WEBデザイナー

30代の女性が転職するのにおすすめなのは、WEBデザイナーです。

＜WEBデザイナーがおすすめな理由＞

• ワークライフバランスがとりやすい
• デザインに興味があればできる
• 需要が伸びている職種
• 将来的なキャリアアップが可能

WEBデザイナーの仕事は、パソコンがあれば時間や場所にとらわれずできるため、ワークライフバランスがとりやすいことがメリットです。

未経験から挑戦する場合は、基本的なスキルやデザインに関する知識を習得しておけば、転職活動がスムーズに進みます。

実際の転職活動では、WEBデザインの作品集となるポートフォリオを作っておきましょう。

企業や個人事業主の多くは、インターネットを通じた集客活動をおこなっており、WEBサイト制作やバナー広告、サムネイルの制作スキルが求められています。

需要が高く、スキルを磨けばキャリアアップやキャリアチェンジにも役立つ職種なため、30代の女性が新しい職種にチャレンジしたい場合はおすすめです。

実務的なスキルが身につけば、フリーランスで独立もできます。

▼未経験からWEBデザイン制作会社に転職できた実例は、以下の記事で読めます。

あわせて読みたい

30代未経験からWEBデザイナーとして制作会社に転職！副業にも成功し収入は2倍に！ 今回は日本デザインスクールを卒業したあと、1ヶ月で制作会社に転職に成功し、現在では副業もしながらプロのWEBデザイナーとして活躍している田中美有（ニックネーム：…

＜WEBデザイナーの特徴まとめ＞

職種2：WEBライター

WEBライターも30代女性におすすめな職種です。

＜WEBライターがおすすめな理由＞

• ワークライフバランスがとりやすい
• 特別なスキルや資格が不要
• 需要が伸びている職種
• 将来的なキャリアアップが可能

WEBデザイナーと同じく、パソコンがあれば時間や場所にとらわれずできるWEBライターは、ワークライフバランスがとりやすいことが特徴です。

特別なスキルや資格も不要なため、未経験で応募可能な求人もあります。

応募のハードルが下がる分ライバルも多いため、独学やスクールでWEBライティングを学んでおけば、就職活動では多少有利になるでしょう。

基本的なパソコンの操作やタイピングができれば誰でもはじめられるため、まずは副業でWEBライターの経験を積んでおくのがおすすめです。

WEB集客が一般的な現代では需要が高く、ライティングスキルを磨けば活躍の場を広げキャリアアップもできます。

実務的なスキルが身につけば、フリーランスで独立もできます。

▼会社員WEBライターの1日は、以下の記事で紹介しています。

あわせて読みたい

実はWEBライターは会社員もいい！1日の流れや知られざる魅力を紹介 「会社員のWEBライターってどんな1日を過ごしてるの？」「フリーランスじゃなくて会社員として働くメリットはあるの？」 この記事はそんな疑問を持っているあなたのため…

＜WEBライターの特徴まとめ＞

職種3：WEBマーケター

30代女性におすすめな職種は、マーケター職もあります。

＜マーケターがおすすめな理由＞

• 柔軟な働き方ができる企業が多い
• 特別な資格が不要
• 需要が高い職種
• 収入が高めなことが多い

ブログやSNSでアフィリエイト経験があり、売り上げを上げたことがある人は挑戦できる職種です

WEBマーケターはWEBやSNSを活用して集客活動をおこない、企業の商品やサービスが売れる仕組みを作ります。

企業や個人事業主の多くは、WEBやSNSからの集客を狙っており需要が高い仕事なため高収入が期待できる仕事です。

リモートワークやフレックスタイムで働きやすい職種なため、ワークライフバランスも取れます。

WEB集客のさまざまな知識やデータ分析力が必要とされて、企業の集客を一手に担うため業務範囲は広いですがやりがいもある仕事です。

将来的なキャリアアップを目指し、30代の転職活動のラストチャンスに挑戦する価値はあります。

＜WEBマーケターの特徴まとめ＞

職種4：ITエンジニア

ITエンジニアも30代女性の転職におすすめです。

＜ITエンジニアがおすすめな理由＞

• ワークライフバランスがとりやすい
• 需要が高い職種
• 人手不足で求人が豊富
• 収入が高めなことが多い

客先に常駐するタイプのITエンジニア（SES）は激務なことが多いため、自社でシステム開発をしている企業や社内専任のエンジニアへの転職がおすすめです。

ただし、自社開発の企業では即戦力が求められているため、スクールに通いスキルを習得し、副業で経験を積んでから転職活動をはじめるのが現実的です。

ITエンジニアは、リモートワークやフレックスタイム制を導入する企業もあり、ワークライフバランスも取れます。

プログラミングの勉強は難しく、トレンドの変化も激しいため途中で挫折する人が多いため常に人手不足で求人も豊富です。

実務でもABテストを繰り返し、エラーの改修には時間がかかるため忍耐力が求めらます。

スキルを身につければ重宝される人材になれるため、30代の女性で長く続けられる仕事に就きたいなら挑戦する価値はあります。

＜ITエンジニアの特徴まとめ＞

職種5：事務職

30代女性で、プライベートの充実を重視したいなら事務職への転職がおすすめです。

＜事務職がおすすめな理由＞

• 残業が少ない
• 特別なスキルや資格が不要
• 安定した求人がある
• デスクワーク中心で体力的負担が少ない
• 女性ならではの視点が活かせる

事務職は、定時で退社できる職場が多く、プライベートな時間を重視した働き方ができます。

デスクワークが中心なため体力的な負担が少なく、パソコン操作やスケジュール管理、ビジネスマナーなどの基本的なスキルがあれば、未経験でも挑戦できます。

簿記やパソコンスキルなどの仕事で必要な資格も、独学でも習得しやすいです。

ただし職場や上司によっては業務範囲が広い場合や、機転を効かせた柔軟な対応力が求められることがあります。

収入も職場や業界によって変動があり、金融や不動産業界など、商品として扱う金額が大きな業界は平均年収も高い傾向です。

私が前職で勤めていた金融業界の事務職は、30代フルタイム勤務で500万円弱の平均年収で、年次が上がれば600万円を稼ぐ人もいました。

＜事務職の特徴まとめ＞

職種6：営業職

営業職も、30代女性で転職を考えているならおすすめです。

＜営業職がおすすめな理由＞

• 特別な資格がいらない
• 人手不足で求人が豊富
• 人と話すのが好きな女性に向いている
• 女性ならではの視点が活かせる

共感力が高く人と話すのが好きな女性にとって、営業の仕事はやりがいがあります。

男性より女性のほうが、顧客のニーズを汲みとり、寄り添いながら商品やサービスを提案する能力に長けているといわれているからです。

営業職にもさまざまな種類があり、下表では女性におすすめな保険営業の年収例を紹介しています。

保険のような無形商品やサービスを扱う営業職か、OA機器などの有形商品を販売する営業職があります。

いずれにせよ、自社の商品やサービスについて興味をもって学ぶ姿勢が重要です。

30代未経験でも積極的に採用をおこなう企業もあり、金融など業界によっては高収入を得ることも可能です。

また、通常の給料に加えて、インセンティブがもらえる場合もあります。

リモートワークは難しい職種ですが、プレゼンテーションスキルや企画力も身につくため、やりがいのある仕事に就きたいならおすすめです。

＜営業職の特徴まとめ＞

職種7：販売職

営業職と似ている職種で販売職も、30代女性で転職を考えている人におすすめです。

＜販売職がおすすめな理由＞

• 特別な資格がいらない
• 人手不足で求人が豊富
• 人と話すのが好きな女性に向いている
• 女性ならではの視点が活かせる

本記事で解説する販売職とは、店舗での販売をする仕事です。

有形・無系とわず商品やサービスを販売しますが、下表で紹介している平均年収は衣料品販売のものになります。

販売する商品の知識を習得する必要があり、ほとんどはマニュアル化されているため、未経験でもやりやすいです。

店舗に立って接客する機会があるため、コミュニケーション力が求められます。

接客以外に店舗運営の仕事も担当するため、売上管理や陳列、スタッフの管理など経営者の視点が磨かれるためスキルアップが可能です。

商品やサービスの売れ行きを見て陳列方法や在庫を調整するなど、多方面に気を配り、女性ならではの視点も活かせます。

自分が好きな分野や、興味があるジャンルの販売職に絞れば、説得力がある志望動機を作ることが可能です。

店舗接客の仕事柄、シフトや休みが不規則になりがちになるデメリットはありますが、体を動かすことが好きで、店舗経営に興味があれば挑戦してみましょう。

＜販売職の特徴まとめ＞

職種8：介護職

30代女性は、介護職への転職もおすすめです。

＜介護職がおすすめな理由＞

• 特別な資格がいらない
• 人手不足で求人が豊富
• 需要が伸び続ける職種
• 人と話すのが好きな女性に向いている
• 女性ならではの視点が活かせる

介護職の仕事は、無資格・未経験でも研修を受けながら仕事を覚えられます。

高齢化が進む日本では、今後も介護の需要が伸び続けると考えられており、求人数も豊富です。

将来的にもなくならない仕事のため、安定した職場を探している人に向いています。

利用者のペースに合わせながら動くため忍耐力が求められ、体力的にきつい場面も多いです。

介護の仕事は大変ですが、利用者や家族から直接感謝されたときは、やりがいにつながります。

＜介護職の仕事内容＞

• 食事の介助
• 排せつ補助
• 入浴の手伝い
• 体位を変える介助
• 着替えサポート
• レクリエーション運営
• 利用者との会話
• 介護記録の作成
• 家族との連絡

働きながら資格を取得すれば、資格手当をもらえることもあります。

介護の仕事に興味があり人の役に立ちたいと考えているなら、介護職を検討してみてください。

＜介護職の特徴まとめ＞

職種9：看護助手

30代女性で転職を考えている人におすすめな職種に、看護助手もあります。

＜看護助手がおすすめな理由＞

• 人手不足で求人が豊富
• 無資格・未経験で転職する人が多い
• 無資格で医療職にたずさわれる
• プライベートに合わせた勤務形態もある

医療現場で患者や看護師をサポートする仕事で、無資格・未経験でも挑戦しやすい点が魅力です。

医師や看護師の指示に従い、患者の身の回りの世話や簡単な事務作業を担当します。

専門知識がなくても研修を受けながら働けるため、異業種からの転職にもおすすめです。

また、患者や家族から感謝される機会も多く、人の役に立っている実感を得られるため、やりがいがあります。

直接的なケアを通じて、人と関わることが好きな人に向いている仕事です。

人手不足が続く医療業界では、看護助手の求人は豊富にあります。

病院や介護施設では常に人材が求められており、いつでも安定した求人数がある点もメリットです。

雇用形態も正社員やパートなど選択肢が多く、自分のライフスタイルに合わせた働き方も実現できます。

長く働ける職場を探しているなら、看護助手の仕事はおすすめです。

＜看護助手の特徴まとめ＞

職種10：保育補助

保育補助の仕事も、30代女性で転職を考えている人におすすめです。

＜保育補助がおすすめな理由＞

• 人手不足で求人が豊富
• 無資格で保育現場にたずさわれる
• プライベートに合わせた勤務形態もある

子どもと接する仕事に興味がある人や、抵抗がない人に向いています。

保育士のサポートをする役割のため、資格がなくても働ける点が魅力です。

保育業界は人手不足が続いており、求人数も豊富です。

保育士の負担を減らすために、保育助手の採用を積極的におこなう施設も増えており、正社員だけでなく、パートやアルバイトなどライフスタイルに合わせて働けます。

＜保育補助の仕事内容＞

• 子どもの食事や着替えのサポート
• 保護者とのコミュニケーション
• 室内や園庭の掃除・片付け
• おもちゃや教材の整理整頓
• 保育日誌の記入
• 行事の準備

保育補助の仕事は、行事の準備や保護者対応が重なると忙しくなるため、臨機応変な対応が求められます。

しかし、大変な分だけやりがいを感じる仕事です。

子どもの成長を間近で見守り、笑顔や感謝の言葉を受け取る瞬間は喜びにつながります。

子どもが好きで、やりがいのある仕事を探しているなら、保育補助を選択肢に入れてみてください。

＜保育補助の特徴まとめ＞

30代の女性が転職する際に注目すべき仕事選びのポイント3選

30代の女性が転職する際に注目すべき仕事選びのポイントは、以下3つがあります。

1. ワークライフバランスが取れるか
2. スキルや得意が活かせるか
3. キャリアアップできる職種・企業か

ライフスタイルが変化する可能性が高い30代女性は、仕事選びに自分の軸を持つことが大切です。

私がやっているWEBライターは、上記3つをすべて満たしています。

前職の事務職も、プライベートとの両立がとりやすい職種なため、子育てをしながら働くママは多かったです。

30代の女性で、妊娠出産を経て育休取得後は、時短勤務で復帰し子育てと両立していました。

仕事選びのポイントをおさえ、30代女性が納得できる転職活動をしましょう。

ポイント1：ワークライフバランスが取れるか

30代の女性が転職を考える際、ワークライフバランスが取れるかを重視するのが重要です。

仕事だけでなく、プライベートなライフスタイルも大切にできる環境を選ぶことで、長く安定して働けます。

特に30代女性は、結婚や出産、育児、介護などのライフイベントが重なる可能性が高いです。

将来的にライフスタイルが変化しても、柔軟に働ける職種を選びましょう。

勤務形態の選択肢が多い仕事なら、状況に応じた働き方がしやすいです。

＜柔軟な働き方の例＞

• フレックスタイム勤務
• 時短勤務制度の利用
• リモートワーク対応
• 介護休暇や育児休業の制度
• 週4日勤務が可能な職種

ワークライフバランスがとりやすい体制が整っているか確認し、自分にあった職場を選びましょう。

ポイント2：スキルや得意が活かせるか

30代の女性は、スキルや得意が活かせる仕事を軸に転職活動をするのがおすすめです。

経験を活かせる職種なら即戦力になりやすく、未経験の分野よりも業務になれるのがスムーズです。

得意なことを活かせる職場では、やりがいを感じやすく、長く働き続けやすいです。

例えば、コミュニケーションが得意なら接客業や営業、細かい作業が好きなら事務職やデータ入力が向いています。

自分の適性を把握し、強みを活かせる職種を選ぶとよいです。

＜職種と活かせるスキルの例＞

自分にあった仕事を選び、長く活躍できる環境を見つけましょう。

ポイント3：キャリアアップできる職種・企業か

30代の女性が転職をするなら、キャリアアップできる職種や企業を見つけましょう。

経験を積みながら昇進を目指せる職場なら、やりがいをもって長く働けます。

具体的には、研修制度や資格取得の支援があるか確認しましょう。

企業によっては、従業員のキャリアアップに積極的なところもあります。

定期的な評価制度があり、自分の努力が正当に評価される職場なら、モチベーションが維持しやすいです。

＜キャリアアップが望める職種の例＞

30代女性が転職を成功させる6つのコツ

30代の女性が、転職を成功させる6つのコツを解説します。

1. 自己分析や実績の棚卸しでスキルや強みを言語化する
2. 転職したい理由を明確にする
3. やりたい職種や業界、企業研究をする
4. ライフスタイルやキャリアプランにあう雇用形態を検討する
5. 転職先が決まってから退職の手続きをする
6. 転職エージェントに相談する

転職成功のカギは、事前に準備を整えておくことです。

自己分析はもちろん、転職したい理由を明確にし、転職先の企業や業界をリサーチしておきましょう。

実際に、3社の転職エージェントを活用した経験がある私の経験談を含めて解説します。

コツ1：自己分析や実績の棚卸しでスキルや強みを言語化する

30代女性が転職活動をはじめる際、自己分析や実績の棚卸しでスキルや強みを言語化するとスムーズに進みます。

これまでのキャリアを振り返り、実績や強み、スキルを整理し、わかりやすく伝えることが重要です。

また、自己分析をすると本当にやりたいことが明確になり、面接や履歴書で伝える志望動機に説得力がもたせられます。

実際に私が自己分析をした際には、以下のエピソードや仕事内容を深堀し、強みやスキル、やりがいを感じたことを整理しました。

＜自己分析で深堀したエピソードと強みやスキルの例＞

上記のように達成したこと以外にも、苦手なことや苦痛なこと、失敗したエピソードをリストアップしておくのもおすすめです。

自己理解を深めれば、長く続けられる仕事に出会えます。

コツ2：転職したい理由を明確にする

自己理解を深めたら、転職したい理由を明確にしましょう。

企業は、転職希望者の本気度や長く働いてくれるかを見ています。

転職したい理由を明確に伝え、自分が職場で活躍するイメージを与えるのが重要です。

本当に自分がやりたいことや、転職して実現したいことの本音を探れば、理由も明確になります。

例えば、給料が低いことに不満があるなら、仕事での成果を正当に評価されたい潜在意識がある可能性が高いです。

この例の場合に考えられる、転職したい理由は以下のとおりです。

• 実力を正当に評価される職場で働きたい
• より責任のある仕事に挑戦したい
• 働きながら新しい知識を学びたい
• 業務の幅を広げたい

転職したい理由は、履歴書や面接時で伝える志望動機にも活用できます。

相手に好印象を与えるため、ネガティブな理由はポジティブなものへの変換が重要です。

実際に私は、事務職の仕事がおもしろくなく、やる気がなくなってしまったため転職を考えたのが本音です。

転職活動の際は、より責任のある仕事に就いてやりがいのある仕事がしたいことを理由にしていました。

コツ3：やりたい職種や業界、企業研究をする

30代女性が転職を成功したいなら、やりたい職種や業界、企業研究を念入りにするのがポイントです。

企業の社風や実際の業務内容、業界で必要な知識やスキルを事前に知っておくと、入社後のミスマッチを防げます。

下記を参考に、職種や業界、企業研究の際に活用してみてください。

＜企業研究で活用できるもの＞

• 企業の公式サイト
• IR情報・決算書
• 企業のプレスリリース
• 採用ページ・求人情報
• レビューサイト（OpenWork・転職会議など）
• SNS（X・LinkedInなど）
• ニュース記事・業界誌
• 企業説明会・インターンシップ

＜業界研究で活用できるもの＞

• 業界レポート（経済産業省・民間調査機関など）
• 業界ニュース・専門誌
• 統計データ（総務省・厚生労働省など）
• 企業の決算情報・比較資料
• 業界団体のホームページ
• 転職サイトの業界情報ページ
• SNSやフォーラム

＜職種研究で活用できるもの＞

• 求人情報・募集要項
• 職業図鑑・キャリアガイド
• 企業の社員インタビュー
• YouTube・個人のブログ
• 職業訓練・セミナー情報
• 転職エージェントからの情報

入社後のミスマッチを防ぐため、入念なリサーチを心がけましょう。

コツ4：ライフスタイルやキャリアプランにあう雇用形態を検討する

30代女性が転職するなら、ライフスタイルやキャリアプランにあう雇用形態も視野に入れるのがおすすめです。

未経験な職種へ正社員としての転職が難しい場合、派遣や契約社員として入社すれば、業界や職種の経験は積めます。

紹介予定派遣で入社すれば、将来的に正社員として直接雇用が約束されているので安心です。

最初から正社員の転職を目指そうとせず、長期的な視点で理想のライフスタイルやキャリアプランを実現できる雇用形態も検討しましょう。

小さな子どもがいる30代女性なら、急な発熱や突発の休みに対応しやすいパートタイムは融通が利きます。

なるべく残業をせずプライベートな時間も確保したいなら、派遣社員の選択がおすすめです。

また、子育てを優先したいけど将来的なキャリアアップも目指したいなら、社員登用の機会がある派遣社員やパートタイムで経験を積んでおくことも有効です。

社員登用の制度を狙いたい場合、登用実績や条件を事前に確認しておきましょう。

コツ5：転職先が決まってから退職の手続きをする

30代女性が転職を成功させるためには、転職先が決まってから退職手続きをするのが重要です。

仕事を辞めてから転職活動をはじめ、思った以上に時間がかかった場合、生活費の不安から焦りが生じます。

早く就職したいと焦ってしまい、転職の条件に妥協してしまうと、入社後のミスマッチにつながります。

また、収入の不安を抱えた状態では転職活動に集中できません。

転職活動に集中していないと、下記のような状態に陥ります。

• 面接対策が不十分で、選考を通過しにくくなる
• 履歴書や職務経歴書の質が下がり、印象が悪くなる
• 内定をもらっても十分な比較ができず、不満が残る
• 転職活動が長引き、精神的に疲れやすくなる
• 転職後に後悔し、再び転職を考えることになる

収入や精神的に安定した状態で転職活動をするためにも、転職先が決まってから退職の手続きをしましょう。

コツ6：転職エージェントに相談する

30代女性が効率よく転職活動を進めるには、転職エージェントを活用しましょう。

働きながらの転職活動は思った以上に負担が大きく、限られた時間で企業の情報収集や応募書類の準備を進めるのは大変です。

自力での転職活動も可能ですが、転職エージェントからのサポートがあれば、スピード感をもって効率よく進められます。

転職エージェントを活用すると、業界の動向やリアルな仕事内容が把握しやすいです。

また、一般には公開されていない非公開求人も紹介されるため、より良条件の企業と出会える可能性があります。

＜転職エージェントのサービス内容＞

• 自己分析とスキルの発見
• 希望にあった求人の紹介
• 職務経歴書や履歴書の添削
• 面接対策やアドバイスの提供
• 企業への条件交渉を代行
• 転職活動の進捗管理
• 非公開求人の紹介
• キャリアプランの相談
• 業界動向の情報を提供
• 退職交渉のアドバイス
• 内定後のフォローアップ

30代女性で転職活動を効率よく進めたいなら、転職エージェントをうまく活用しましょう。

30代女性の転職活動で心得ておくべきふたつの注意点

30代女性の転職活動で心得ておくべきふたつの注意点をお伝えします。

• 長期戦になる可能性を覚悟する
• 年収が下がるケースがある

転職活動が思いどおりに進まない可能性を理解し、焦らず自分にあった職場を探すのが重要です。

長期戦になる可能性を覚悟する

30代女性の転職活動で心得ておくべき注意点は、長期戦になる可能性を覚悟しておくことです。

30代は即戦力が求められるため、企業側の条件とあわなければ、選考が進みにくくなります。

また、ライフスタイルの変化を考慮しながら仕事を選ぶため、慎重になりがちです。

求人が多くても、希望にあう職場がすぐに見つかるとは限りません。

短期間で転職先を決めようとすると、条件を妥協してしまう可能性があるため、焦らず進めることが大切です。

長引くと精神的な負担が増えやすいため、計画的に進める必要があります。

30代女性の転職活動は時間がかかる前提で進め、余裕を持ったスケジュールを組み、定期的に振り返りモチベーションの維持につとめましょう。

年収が下がるケースがある

30代女性の転職では、年収が下がるケースがあることを心がけてください。

特に、未経験の業界や職種に挑戦する場合、最初のうちは年収が下がる可能性が高いです。

30代の転職は経験やスキルが求められることが多く、経験が浅いうちは即戦力としての評価が難しく、給与面で妥協が必要になることもあります。

しかし、実績を積めば、昇給やキャリアアップの機会を得られる可能性もあります。

また、同じ業界でも、企業ごとに給与体系が異なるため、転職前より低くなる可能性も否定できません。

給与以外の条件に優先順位をつけることも大切です。

給与だけで判断せず、仕事内容や働きやすさ、将来性も考慮しながら、総合的な視点を持ち転職活動を進めましょう。

30代の女性が転職する際におすすめの転職エージェント4社

30代の女性におすすめの転職エージェントを4社、紹介します。

1. リクルートエージェント
2. doda
3. マイナビエージェント女性の転職
4. ビズリーチ

それぞれの求人数や特徴も解説するので、自分にあった転職エージェント選びの参考にしてください。

エージェント1：リクルートエージェント

業界最大手のリクルートエージェントは、はじめて転職活動をするなら登録しておきたいエージェントです。

求人数が他社に比べて圧倒的に多く、対応エリアも全国各地に豊富なため、首都圏以外で働きたい人にもおすすめです。

リクルートエージェントを使ったことがありますが、利用者のペースに寄り添ってくれると感じました。

一般的に転職エージェントはスピード感をもって進める印象が強いですが、希望次第でマイペースな活動も可能です。

＜リクルートエージェントの概要＞

※2025年3月19日時点

エージェント2：doda

dodaも30代女性の転職におすすめの転職エージェントです。

実際に私も利用しましたが、書類作成や求人の取捨選択、キャリアプランの相談に対し丁寧なアドバイスが得られました。

求人数も豊富なため、選択肢が狭くなりがちな30代子育て中の女性でも、希望を満たす求人も多くあります。

新鮮な求人情報のなかから、転職先を選びたい人におすすめです。

＜dodaの概要＞

※2025年3月19日時点

エージェント3：マイナビエージェント女性の転職

マイナビエージェント女性の転職は、30代女性に寄り添った転職サポートが受けられます。

経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しており、30代ならではの仕事選びのアドバイスやキャリア形成のコツが得意です。

ほか3社に比べて求人数は劣りますが、女性に特化したエージェントからのサポートを受けたい人は登録しておきましょう。

＜マイナビエージェント女性の転職の概要＞

※2025年3月19日時点

エージェント4：ビズリーチ

30代女性でキャリアアップを強く求める人におすすめなのは、ビズリーチです。

会員登録には審査が必要ですが、登録後は高年収・高待遇な企業から直接ヘッドハンティングが届きます。

今より年収を上げたい人や、将来的にキャリアアップを目指したい女性はぜひチャレンジしましょう。

＜ビズリーチの概要＞

※2025年3月19日時点

まとめ

30代女性の転職におすすめの職種を10選紹介し、仕事選びのポイントや注意点も解説しました。

＜おすすめの職種＞

1. WEBデザイナー
2. WEBライター
3. WEBマーケター
4. ITエンジニア
5. 事務職
6. 営業職
7. 販売職
8. 介護職
9. 看護助手
10. 保育補助

ワークライフバランスが取れて、スキルや得意が活かせる仕事を選ぶと長く続けられます。

また、30代女性の転職はラストチャンスになる可能性も考慮し、将来的なキャリアアップが見込める業界や職種、企業を選ぶのがおすすめです。

長期戦になる可能性があり、年収が下がるケースもありますが、新しい仕事に挑戦するなら転職エージェントを活用しましょう。

本記事を参考に、30代女性でも転職成功を目指し積極的に挑戦してください。