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【5秒でできる】Canvaでアウトライン化する方法(無料)

【5秒でできる】Canvaでアウトライン化する方法(無料)

作ったデザインを印刷する際、「データはアウトライン化しておいてください」と言われたことがあるのではないでしょうか。

今回は、無料アカウントの方でもできるアウトライン化の方法を、画像付きでわかりやすく解説していきます。

記事の後半では、アウトライン化とは何かについてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。

「アウトライン化」は、主に作ったデザインを紙に印刷するときにおこないます。プレゼン資料やSNS投稿など、WEB上でしか使わない場合はアウトライン化する必要はありません。

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目次

【たった5秒】Canvaデータをアウトライン化する方法

実は、Canvaには「アウトライン化」する設定がありません。

その代わり、保存前に「PDFをフラット化する」というボタンがあるのでそちらを選択してください。

「アウトライン化」「PDFのフラット化」それぞれの意味については記事の後半で詳しく解説していきますね。

PDFをフラット化する方法

STEP
右上の「共有」をクリック
STEP
「ダウンロード」をクリック
STEP
ファイルの種類をクリックし、PDF(印刷)をクリック

STEP
「PDFのフラット化」にチェックを入れる
STEP
紫色のダウンロードボタンをクリックする
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そもそも「アウトライン化」ってなに?

印刷したいデータをアウトライン化するためには「PDFのフラット化」を選択すればいいのはわかったけど、そもそもアウトライン化ってどういう効果なの?フラット化と違うの?

と思った方もいると思います。

ここからは、「アウトライン化」「フラット化」それぞれの意味と、2つの違いを詳しく説明していきますね。

アウトライン化=文字の図形化

アウトライン化をわかりやすく言い換えると、「文字の図形化」です。

アウトライン化せずにそのまま印刷すると、使ったフォントがうまく表示できず文字化けが起きてしまったり、文字サイズが意図せず変わってしまったりします。

そこで、アウトライン化して文字を「テキスト」ではなく「文字の形をした図形」として保存しておくことで、フォントも大きさも形もそのまま印刷することができます。

最終データとして印刷する前(印刷会社に持って行く前)には必ず必要な作業です。

しかし、一度アウトライン化してしまうと、中の文章は全て図形化されているので後から文章を修正することができなくなります。

必ずデザインが完成し、修正が必要ない状態になってからアウトライン化をおこなってくださいね。

フラット化=レイヤーを無くして平坦にすること

一方で、フラット化はアウトライン化と意味が少し異なります。

デザインはレイヤーという層に分かれています。このレイヤーがあるおかげで図形に文字を重ねたり、写真の上に装飾を加えたりすることができます。

レイヤーの例(画像左側)

PDFのフラット化は、このレイヤーをなくし、上から見たデザインのデータをだけを写真に撮って残すようなイメージ。

フラット化することで印刷時にデザインがズレたり文字化けしたりするのを防いでいます。

アウトライン化もフラット化も、図形化するという点では同じで、アウトライン化は文字だけ図形化、フラット化は文字も装飾も全て図形化するようなイメージです。

2023年現在、Canvaには「アウトライン化」という機能がありません。そのため、印刷時は「PDFのフラット化」を選択して文字だけでなくデザイン全体を図形化しておきましょう。

フラット化についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひお読みください。

【要注意】フラット化して画質が下がるときの対処法

デザインを印刷するなら、フラット化は必須です。

しかし、PDFのフラット化を選択すると解像度が下がり、画像全体が荒くなってしまうというデメリットも。

そのため、画質を落とさないために必ずファイルのサイズを実際につくりたいサイズの2倍〜3倍に設定しておきましょう。

(例)
名刺を作りたい場合は横:2508px、縦:1516px以上がおすすめ

無料版のCanvaは、制作後にファイルサイズの変更ができないので、最初に必ず設定しておいてくださいね。

Canvaの有料版を使っている方は、デザイン完成後もファイルサイズを変更することができます。

Canvaでアウトライン化するときのQ&A

最後に、Canvaでアウトライン化(PDFのフラット化)をおこなう際によくいただく質問をまとめました。

これからCanvaで名刺やポスターを作って印刷する方の参考になれば嬉しいです。

Q:「トリムマークと塗り足し」はチェックをつけるべき?

Canvaで印刷用のPDFを選択すると、「PDFのフラット化」の上に「トリムマークと塗り足し」という選択肢が表示されます。

こちらは、印刷する場合はチェックをつけたほうが良いです。

それぞれ、チェックをつけた場合とつけなかった場合はこのように保存されます。

チェックをつけた場合
(「トリムマークと塗り足し」有)

チェックをつけなかった場合
(「トリムマークと塗り足し」無)

「トリムマーク(トンボ)」と「塗り足し」についてはこちらの記事で詳しく解説されているので、ぜひ参考にしてください。

テンプレートや完全データの「トリムマーク(トンボ)」や「塗り足し」って何ですか?

Q:CMYKで印刷することはできる?

Canvaでは、有料版(Canva Pro)を使っている方のみCMYK形式を選択することができます。

そのため、無料版のCanvaを使っている方はデフォルトのRGBしか選ぶことができませんが、印刷後に「思っていた色と全然違う」という事態を避けるためにも、CMYKに変換しておきましょう。

Canva Proは30日間無料で使うことができます。

無料期間を活用してCMYKに変換しても良いですし、外部サイトを使って無料で変換することもできますよ。

RGBをCMYKに変換する方法はこちら
RGB CMYK 変換オンラインツール(無料)

Q:印刷しないPDFもフラット化したほうがいい?

Canvaでは、PDF(標準)の方でも「PDFのフラット化」を選択することができます。

印刷しない場合にPDFをフラット化するメリットとデメリットは以下の通りです。

フラット化するメリット:どのパソコンで開いても表示が崩れない
フラット化するデメリット:画質が少し下がる

基本的には、印刷しないならフラット化する必要はないと私は考えています。

PDFでフォントが崩れたり、表示が乱れたりすることは滅多にないからです。

しかし、「絶対に表示崩れを起こしたくない」「第三者のパソコンで開く予定だから心配」という方は、印刷するとき以外でもフラット化しておいて良いかもしれませんね。

その場合は、事前にファイルサイズを2倍に設定しておくと画質も下がらずにフラット化できますが、その分ファイルサイズも大きくなるので、PDFの用途等に合わせて検討してみてください。

まとめ

Canvaでアウトライン化したいときは、

共有→ダウンロード→PDF(印刷)→PDFのフラット化をチェック→ダウンロード

の手順で、PDFをフラット化します。

アウトライン化とフラット化の意味は少し異なりますが、テキスト等のデータを図形化して保存するという点では同じです。

アウトライン化(フラット化)することで、印刷した際の文字化けやフォントの勝手な変化などを防ぐことができるので、印刷前のデータは必ずフラット化するようにしてくださいね。

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