WEBライターは、自由な働き方ができる職業として近年人気があり、なりたいと考える人が増えています。
WEBライターとして働くのに資格やライセンスは必要ないため、準備すれば誰でもすぐにWEBライターになれます。
しかし、もしあなたが未経験からWEBライターになりたいのであれば、
「WEBライターとして働く準備って、何からすればいいの?」
「揃えるものって何があるの?」
このような疑問を抱いているかもしれません。
そこで今回の記事では、WEBライターとして働くために準備すべきもの14選と学んでおくとよい知識を3つご紹介します。
これからWEBライターを始めようとしている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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WEBライターとしての働き方を先に決めておこう
WEBライターの働き方には、大きく2つのパターンに分けられます。
まずは、どのような働き方をしたいのかを決めましょう。
企業で働く
WEBライターの働き方1つ目は、企業のライティング担当者として雇用される方法です。
一般企業であれば、社内の広報やオウンドメディアの運営などの仕事がメインになると考えられます。
WEB制作会社に雇用されるのであれば、クライアントメディアの文章を書く仕事などを任されることでしょう。
企業に雇用される場合は、会社が営業して案件を取ってくるので、案件獲得のために営業しなくてもよい場合が多いです。
ただ毎月の収入は安定しますが、雑務をおこなったり会議に出席したりなど、ライティング以外の業務が増えます。
副業やフリーランス
WEBライターの働き方2つ目は、副業やフリーランスで働く方法です。
副業やフリーランスの場合、自分のペースで仕事を進められるため自由度が高く、人気のある働き方です。
企業雇用の場合、案件は営業が取ってきてくれることが多いですが、副業やフリーランスはみずから案件を獲得しなければなりません。
しかし、クラウドソーシングサイトがあるので、そのようなサービスを利用すれば営業の不慣れな初心者でも仕事を獲得できます。
【必要度:高】WEBライターとして働くのに必ず準備すべきもの
ここからは、WEBライターになるために必ず準備すべきものをご紹介します。
どれも必ず使うので、しっかり揃えておきましょう。
パソコン
パソコンはWEBライターの必需品です。
「スマートフォンでも記事を書けるだろう」と考える方がいるかもしれません。
スマートフォンは「出先から急ぎで少しだけ修正したい」といった場合に役立つことはあります。
しかし文章を執筆するスピードは、スマートフォンよりもパソコンの方が圧倒的に早いので、効率よく進めるためにもパソコンは必ず用意しましょう。
パソコンのスペックは、以下のものがおすすめです。
CPU:IntelならCorei5以上、AMDならRyzen5以上
メモリ:8GB以上
ストレージ:SSD256GB以上
メモリに関しては数値が高いほど、複数のアプリケーションを同時に動かすことができます。もし余裕があれば、16GBのものを選んでもよいかもしれません。
インターネット環境
WEBライターが案件をこなすためには、インターネット環境は欠かせません。
仕事を探すのも、リサーチするのも、クライアントとのやり取りもすべてインターネット環境が必要です。
カフェなどで仕事をしたい方は、フリーWi-Fiの利用を考えているかもしれませんが、利用は控えたほうがよいでしょう。
フリーWi-Fiはセキュリティの面で不安があり、情報漏えいのおそれがあるからです。
自宅で作業するなら光回線やホームルーター、外出先でも作業するならポケットWi-Fiを契約するなど、安全に使えるインターネット環境を用意してください。
文章作成ができるソフトやWEBアプリ
WEBライターの仕事は、文章作成ソフトを利用して、記事を提出することが多いです。
少なくとも「Googleドキュメント」と「Microsoft Word(ワード)」の2つは、使えるようにしておきましょう。
Googleドキュメントは、Googleアカウントがあれば誰でもデータを作成でき、オンライン上で共有することが可能です。
Microsoft Wordは、Windowsのパソコンには購入時にインストールされていることもありますが、入っていないパソコンもあります。
インストールされていないパソコンでMicrosoft Wordを使う場合は、ソフトを購入したり、オンラインで使えるサブスクリプション型のサービスを利用することになります。
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Googleアカウント
Googleアカウントは、仕事用に1つ作っておくとよいでしょう。
すでにアカウントを持っているのであれば、それを使っても構いません。
アカウントは無料で作成でき、Gmailや前述したGoogleドキュメントなどのデータ作成ソフトを利用できます。
レギュレーションなどのファイルを、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートで作っているクライアントは多いです。
必要な情報を共有するためにも、Gmailの取得は必要になります。
報酬受け取り用の銀行口座
普段使っている口座とは別にビジネス用の銀行口座を用意し、報酬を受け取る口座に指定するとよいでしょう。
普段使っている口座を指定すると、確定申告の書類に記載する作業が煩雑になってしまうからです。
専用の口座を作っておけば、入出金の管理をしやすくなります。
ちなみに確定申告は、給与所得があり副業として働く場合、年間の収入が20万円を越えた場合に必要になります。
専業主婦の方なら、年間48万円以上の収入で確定申告をおこなわないといけません。
さらに付け加えると、クラウドソーシングを利用する予定なら、楽天銀行の開設がおすすめです。
楽天銀行なら、大手クラウドソーシングサイトのランサーズやクラウドワークスでは、振込手数料が安くなります
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【必要度:中】いずれ必要な可能性が高いもの
ここからはWEBライターを始めたあとで、いずれは必要になる可能性が高いものをご紹介します。
無料で使える便利なWEBライター向けのサイトやツール
ライティングに使える無料ツールは数多くあり、経験を積んでいくうちに目にする機会が増えます。
クライアントのレギュレーションで指示されることもありますが、どれも難しいものではありません。その都度、使い方を覚えていくとよいでしょう。
よく使われるツールには、以下のものがあります。
- キーワード選定ツール
- 関連ワード検索ツール
- 文字数カウントツール
- コピペチェックツール
- 校正ツール
- 類義語検索ツール
ライティング教材
教材や本からは、効率よく書き進める方法や正しい文章を書くポイント、読みやすい文章の書き方などの情報を得ることができます。
WEBライティングは、学校で習う文章の書き方とは注意するポイントが異なります。
基礎を押えたり、困ったときに確認したりするためにも、教材や本が手元にあると心強いでしょう。
また教材や本以外に、WEBライティング講座への参加もおすすめです。
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チャットツール
ChatworksやSlackなど、クライアントから主な連絡手段にチャットツールを指定されることがあります。
チャットツールを使ったほうが、メールよりも簡単に素早くやり取りできるからです。
ほとんどの場合、案件の募集内容に記載されるので事前にわかります。
チャットツールのアプリなどをダウンロードするのは、案件の受注が確定してからで構いません。使い方も難しくはないので、すぐに覚えられます。
ただし、クライアントにIDを伝えて、作業グループに招待してもらうことが多いので、受注が決まったら早めにダウンロードしておくとよいでしょう。
ポートフォリオ
ポートフォリオとは、過去に執筆した記事の実績集のことです。
応募してきたWEBライターのスキルを判断するために、クライアントがWEBライターに提出を求めることはよくあります。
もし、実績として紹介できる記事が少ないのなら、自分でキーワードを立てて2〜3記事書いたものを用意しておくとよいでしょう。
注意しなければならないのは、クライアントワークで執筆した記事を、無断でポートフォリオとして紹介しないことです。
最悪の場合、訴えられることもあります。
クライアントワークをポートフォリオにしたい場合は、クライアントから必ず許可を得てください。
クラウドソーシングサイトのアカウント
初心者WEBライターが案件を取るためには、クラウドソーシングに登録するのがおすすめです。
クラウドソーシングの登録は無料で、初心者でも取れる案件があります。
なかには、WEBライティング案件に特化したクラウドソーシングサイトなどもあります。
最初のうちは2~3つのサイトに登録してみて、慣れてきたら使いやすいサイトに絞っていくのがよいでしょう。
営業力
特に副業やフリーランスで働くWEBライターは、自ら営業しなければ案件獲得が難しい職業です。
クラウドソーシングでも案件に応募するなら、たくさんのライバルに差をつけて自分を選んでもらうための営業力やアピール力が必要になります。
クライアント側の視点に立って、自分を採用すると何がメリットになるか、またはどのような企画を提案できるのか、などを考えて応募するとよいでしょう。
これまでの職歴や専門分野、趣味からもアピールできることが見つかるかもしれません。
WEBライティング以外のスキルも棚卸ししておくことがおすすめです。
開業届や確定申告
WEBライターとしてしっかり稼いでいくつもりなら、開業届は出したほうがよいでしょう。
青色申告なら最大65万円の控除が受けられ、経費にできるものが増えます。
開業届は、書類に記入して税務署に提出するだけで簡単に済ませられます。
ただし、確定申告を青色申告にするなら、その届出書も一緒に提出しなければなりませんので注意してください。
【必要度:小】余裕があれば準備したほうがよいもの
ここでは、余裕があれば準備したほうがよいものをご紹介します。
なくても困ることはありませんが、スキルアップや自己PRに使うことができます。
ライティングの資格
WEBライティング業界にも、能力検定などの資格があります。
- WEBライティング技能検定(日本クラウドソーシング検定協会)
- Webライティング能力検定(日本WEBライティング協会)
- Webリテラシー試験(ボーンデジタル)
- ビジネス著作権検定(サーティファイ)
基本的にWEBライターは実力や実績で判断されることが多いですが、資格を取っておくとWEB業界の基礎知識やモラルなど、一定のレベルがあると証明できます。
ブログ
ブログもなくても問題はありませんが、メリットが多いので余裕があれば作ることはおすすめです。
ブログは、WEBライターのポートフォリオとして使えます。
頻繁に更新しておけば活動的な印象を与えることができ、ブログから案件受注につながる可能性があります。
またアフィリエイトブログなら、SEOやマーケティングの知識が必要になので、ライティングスキルの向上が期待できます。
WEBライターを始める前に学んでおくべき3つの知識
最後に、WEBライターとして働く前に学んでおいたほうがいい知識を3つご紹介します。
WEB記事の書き方の基礎
WEBの記事には、紙媒体とは異なる書き方のルールがあります。
ここでは、書き方のルールを簡単に説明します。
最初に、記事を通して読者に伝えたいことを決めます。
たとえばあなたが今読んでいるこの記事の場合、「WEBライターに必要な準備を読者に伝えて、WEBライターの準備って簡単にできるものなんだと思ってもらうこと」です。
次に構成を作ります。
構成とは、タイトルと見出しで作られる記事の骨組みのことです。
見出しとは記事の目次のことになります。
見出し1は、ほとんどの場合タイトルと同義で使われ、1記事に1回しか使いません。
そのあとに続いて、見出し2・見出し3・見出し4……が使われます。
この記事の見出しは以下のようになります。
タイトル(見出し1) 「WEBライターとして働くのに準備するもの14選と学んでおくべき3つの知識」見出し2:WEBライターの働き方を決める 見出し3:副業やフリーランス 見出し3:企業で働く見出し2:【必要度:高】WEBライターになるために必ず準備すべきもの 見出し3:パソコン 見出し3:インターネット環境 見出し3:文章作成ができるソフトやWEBアプリ 見出し3:Googleアカウント 見出し3:報酬受け取り用の銀行口座(中略)見出し2:まとめ |
クライアントから「構成を提出してください」と言われた場合、タイトルと見出しを作成し提出します。
構成のOKが出れば本文執筆に取り掛かり、書き終えたらクライアントに提出します。
もし、WEB記事の書き方がピンとこないようでしたら、本を1冊購入して読み込むか、講座を受講するなどして感覚を掴むとよいでしょう。
SEO対策の知識
SEO(Search Engine Optimization)は、訳すと検索エンジン最適化になります。
簡単に説明するとSEO対策とは、検索結果の上位表示を狙う施策のことで、WEBライターに必要な知識です。
どの記事を上位に表示するかは、検索エンジンが決めます。
検索エンジンは、良質な情報が掲載されているサイトだと判断したものを上位に選んでいるといわれていますが、その詳細は公開されていません。
検索エンジンが、サイトやページを判断するポイントは数多くあるようです。
ただ最初のうちは、完璧に理解できなくても大丈夫です。
よいコンテンツを作るために「読者はどのようなことを知りたいだろう?」と、常に考えることがSEO対策のコツになります。
校正で使われる用語や言い回し
記事を提出したあとで、クライアントやディレクターから修正が入ることを校正といいます。
その際に、聞き慣れない言葉が登場することがあります。
校正者の書いた文脈から意味はだいたい想像つくとは思いますが、ここでは3つご紹介します。
①表記ゆれ・用語ゆれ
記事のなかで、表記や用語の書き方が統一されていないことです。
たとえば1つの記事のなかで、Web・WEB・ウェブと表記が混在している状態や英数字の半角と全角が混在している状態、などがあります。
②文章のねじれ
文章のねじれとは、主語と述語が一致していないことです。
多少の違和感はあってもなんとなく意味が通じてしまうので、なかなか気付きにくいポイントではあります。
③ひらく・とじる
ひらく・とじるは、使うことはあまりないかもしれませんが覚えておくとよいでしょう。
漢字→ひらがなにすることをひらく、ひらがな→漢字にすることをとじる、といいます。
まとめ
ここまで、WEBライターとして働く前に準備すべきこと14選と学んでおくべき知識を3つご紹介してきました。
ご紹介した【必要度:高】のもの5つと学んでおくべき3つの知識は、さほど面倒なものや難しいものはありません。
すぐに準備を整えることができるでしょう。
【必要度:中】、【必要度:小】の項目でご紹介したものは、WEBライターを始めてから準備しても遅くはありません。
余裕があれば、取り組んでみてください。
WEBライターへのハードルは、決して高くありません。
もし、WEBライターに少しでも興味があるなら、まずは準備から始めてみてくださいね!
質問や感想があればご記入ください