「現役WEBデザイナーだけど、将来AIに仕事を奪われる?」
「WEBデザイナーになりたいけど、AIに仕事を奪われるなら勉強しても無駄?」
このように不安や疑問を感じている人も多いでしょう。
実はすべてのWEBデザイナーが仕事を奪われるわけではありません。
なぜならAIにはできることとできないことがあり、WEBデザイナーが持つスキルやアイデアを完全に置きかえることは難しいからです。
AIが得意なことと苦手なことの例
AIが得意なこと | AIが苦手なこと |
・大量データの処理 ・データの記憶 ・画像や音声、映像の解析 | ・人の心を読み取ること ・アイデアをひらめくこと ・あいまいな指示に対応すること |
本記事では、現時点でAIができるWEBデザイン制作とAIに仕事を奪われないWEBデザイナーになるために必要なスキルを解説しています。
AIを上手に使いこなし新しいスキルを身につけて、将来も活躍できるWEBデザイナーをぜひ目指してください。
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WEBデザイン制作においてAIができること
AIの出現により、WEBデザイン制作の現場でも仕事の流れが変わってきています。
現時点でAIが対応可能なWEBデザイン制作業務は以下のとおりです。
- コーディングの効率化や自動化
- 画像(イラストや写真)の生成
- 対個人や中小企業のホームページ制作
- キーワード選定やメタデータなどSEO対策
コーディングの効率化や自動化
WEBデザイン制作においてAIができることはコーディング(HTMLやCSSを使ったコードを書く作業)です。
AIに任せることでコーディングの効率化や自動化がかないます。コーディングの作業は膨大で、WEBサイトの表示はすべてHTMLやCSSコードによってプログラムされています。
WEBサイトのコーディングをすべて人の手でおこなう場合、短くても5〜7日間はかかる作業です。しかしAIを使えば短時間でコストもかかりません。
- コードの自動生成
- コードの補完とエラーチェック
- 既存コードのリファクタリング
- レスポンシブデザインの自動化
コーディングの作業例で挙げた画像挿入や文字表示などは、すべてAIで対応可能です。
コードの自動生成だけではなく、既存コードのリファクタリングや時間のかかるエラーチェックも自動で対応してくれます。
画像(イラストや写真・動画)の生成
AIがWEBデザイン制作でできることは、イラストや写真、動画の生成です。
生成したい画像のイメージをキーワードや指示文章(プロンプト)で伝え、過去の膨大な画像や写真データをもとに学習し新たな画像をつくれます。
以下の画像は生成AIを使った画像広告です。
画像の生成にはテイストや構図、背景や配色なども詳しく指定できます。フリー素材サイトで探す手間や、イラストレーターにお願いするコストも削減できて非常に便利です。
実際のWEBデザイン制作現場で、AIが生成した画像をWEBデザインで活用するケースをまとめました。
- 商品画像やロゴ・アイコンの作成
- WEBサイト内のバナー広告の作成
- 企業や製品PR動画の作成
- 製品のデザイン案の作成
WEBサイト内には文章だけではなく、画像やイラストを使ったバナー広告、ロゴやアイコン、動画コンテンツを入れることもあります。
※商用利用は、有料プランへの加入が必要なケースもあるので注意しましょう。
対個人や中小企業のホームページ制作
AIができるWEBデザインの仕事は、簡単なホームページ制作です。
対個人やフリーランサー、中小企業のホームページは、それほど予算や手間をかけずシンプルなもので十分なケースが多いです。
デザインを徹底的にこだわる個人や中小企業の経営者は、それほど多くありません。
フリーランサー自身の情報や自社のサービスがユーザーに伝われば、凝ったデザインである必要性がないと考えます。
最近では、自動でWEBデザインやホームページ制作ができるAIツールの開発が進んでおり、コストを抑えて簡単に見栄えのいいホームページを持てるようになりました。
以下は、AIツールでできるWEBサイト制作業務の一例です。
- デザインのパーソナライズ
- コンテンツ制作の支援
- WEBサイト全体のレイアウト
- ライティング業務の自動化
株式会社メンバーズの発表によると、生成AIを活用したWEBサイト制作でコストを4割削減し制作期間を半分に短縮したとのことです。
フリーランサーや個人事業主、中小企業経営者などはWEBデザイナーに委託せず自社のサービスや情報を伝えるためのホームページをAIで自作することが多くなるでしょう。
キーワード選定やメタデータなどSEO対策
AIはキーワード選定やメタデータの設定などのSEO対策も得意です。SEOとは検索エンジン最適化のことで、WEBページへの集客活動には欠かせません。
SEO対策で有効なのは、ユーザーへの利益を追求することです。そのためには膨大なデータを分析する必要がありますがAIに任せることで、費用や制作時間を削減できます。
- キーワードの最適化
- メタデータの生成
- 記事の構成案を作成する
- コンテンツのクオリティ改善
- 記事テーマのアイデアを出す
- トレンド分析などのリサーチ
キーワードとは検索エンジンに入力する言葉のことで、WEBサイトへの集客向上をねらうには適切な対策が必要です。
AIを使えば、競合他社のコンテンツやキーワードを分析する手間を省き、SEO対策に有効なキーワードを効率的に見つけられます。
メタデータとは、データ(情報)の情報のことです。WEBサイトなら、ページタイトルやWEBページの紹介文、ページのキーワードなどの情報がメタデータになります。
AIに仕事を奪われないためにデザインを極めるのが最も重要
デザインスキルが低いWEBデザイナーは、将来的にAIに仕事を奪われる可能性が高いです。もう少し具体的にいうと、シンプルなデザインしかできないWEBデザイナーは生き残ることが難しいです。
シンプルなデザインはAIツールで費用を抑えて簡単に制作できるため、あえてWEBデザイナーに依頼する必要がありません。
一方、以下のようなユーザーの感情を動かせる創造性の高いホームページやランディングページをデザイン・制作できるWEBデザイナーはAIに仕事を奪われないです。
- ターゲットに合わせた世界観がある
- ユーザーの感情変化に沿って構成されている
- ユーザーの目線を惹き込みクリックを誘導する
WEBサイトで紹介されている商品やサービスを得た結果、ユーザーにとってうれしい結果や未来が想像できれば感情は動きます。
商品やサービスの購入を誘導するランディングページでは、ユーザーの感情を動かすため心理学をもとにデザインされることがあります。AIにはできない技術のため、仕事を奪われることはありません。
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デザインとかけ合わせられるスキルを身につけるのもひとつの手
AIに仕事を奪われないために、デザイン以外のスキルを身につけるのもひとつの方法です。AIができるWEBデザインの仕事は多岐に渡りますが、すべてができるわけではありません。
特にAIが苦手なことは、複数のスキルを組み合わせた作業です。デザインを極めた次の具体策として、かけ合わせられる別のスキルを習得しましょう。
習得したスキルをデザインとかけ合わせれば、AIとの差別化に非常に有効です。
AIに仕事奪われないためにWEBデザイナーが習得するとよいスキル
AIに仕事を奪われないために、WEBデザイナーが習得するとよいスキルは次の3つです。
- WEBマーケティングスキル
- WEBライティングスキル
- プログラミングスキル
すべてのスキルはWEB制作と同時に使えます。
WEBデザイン以外の領域も任されれば仕事の範囲や収入を上げることが可能です。セカンドスキルを身につけ、重宝されるWEBデザイナーを目指しましょう。
WEBマーケティングスキル
AIに仕事を奪われないWEBデザイナーになるために、WEBマーケティングスキルを身につけましょう。WEBマーケティングの観点でWEBデザインができれば、AIと差別化ができるからです。
WEBマーケティングとは集客のための戦略を考えて実行することを指し、種類は以下のとおりいくつかあります。
- WEB広告
- SEO
- メールマーケティング
- SNSマーケティング
- コンテンツマーケティング
- 動画マーケティング
集客の戦略を練るためには過去の経験や実績、市場状況などを分析し、論理的に考えることが必要です。論理的な思考をもとに、0からアイデアを出して企画を練ることはAIだけではできません。
このようなWEBマーケティングの観点を持つWEBデザイナーは、AIに仕事を奪われにくいです。
一般的にWEBデザイナーは、ホームページやオウンドメディア、ランディングページの制作を任されます。
一方クライアントが求めることは、見栄えのよいデザインだけではなく、より多くの集客を期待し商品やサービスの売り上げを伸ばすことです。
それが可能なWEBマーケティングは、クライアントが求める結果にダイレクトに効くためWEBデザイナーとしても強力な武器になります。
▼弊社のWEBデザインスクール卒業生で、WEBマーケティングをかけ合わせて成功した斎藤圭さんの事例を参考にしてください。
WEBライティングスキル
WEBデザイナーが身につけたいスキルは、人の心を動かせるWEBライティングスキルです。人の気持ちをくみとり文章化するWEBライティングはAIにはできません。
WEBライティングとWEBデザインをかけ合わせ、両方の観点で見る人の気持ちを考えるスキルはAIに奪われない強みです。
WEBデザインでクライアントが目立たせたい部分を強調し、WEBライティングではユーザーに刺さる文字数や言葉選びを考える技術の両方を持つことでかないます。
WEBデザインとWEBライティングはクライアントが売りたい商品や物を宣伝する手段ですが、ユーザーファーストを忘れてはなりません。
WEBデザインだけでなくユーザーの感情に働きかけるWEBライティングスキルもあれば一貫した制作が可能です。WEB制作に役立ち、人の心動かすWEBライティングの具体的な種類は以下3つです。
3つのWEBライティング
セールスライティング | 商品やサービスの購入につなげる文章を作る |
コピーライティング | キャッチーな言葉を使って短い文章を作る |
SEOライティング | 検索エンジンに上位表示させる文章を作る |
▼弊社のWEBデザインスクール卒業生で、WEBライティングとかけ合わせて成功した阿曽さんのインタビューもご覧ください。
プログラミングスキル
AIに仕事を奪われないWEBデザイナーになるために、プログラミングスキルを習得することも有効です。プログラミングも考慮しながらWEBデザインの設計をすることはAIにはできません。
デザインスキルにプラスアルファしてプログラミングができれば、AIに仕事を奪われにくくなります。プログラマーとWEBデザイナーの仕事内容をもういちど確認しましょう。
WEBデザイナーとプログラマーの仕事内容
プログラマー | WEBサイトの仕組みの構築・実装 |
WEBデザイナー | WEBサイト全体のデザインやバナー作成 |
WEBデザイナーが起こしたデザインを、実際にユーザーが使えるようにプラグラミング言語を使ってコードを書き、確認やエラーテストなどを繰り返し仕組みを構築することがプログラマーの仕事です。
単純にプログラマーとしての技術だけではなく、全体的なシステム設計と的確な指示(プロンプトの生成)をおこなう人材になれるとなおいいです。
AIが書き出したプログラムが正常に動き、クライアントの要望と合っているか確認する作業は人が対応します。また、人の感情を理解しより満足度の高いシステムを構築できるのは、やはり人間です。
AIを右腕として上手に使いこなすには、プログラミングスキルの基礎を学び経験と実績を積むことでかないます。
ぜひプログラミングスキルを習得し、AIに仕事を奪われないWEBデザイナーを目指しましょう。
AIを使いこなせるWEBデザイナーになるのも重要
これからの時代は、AIをデザイナーのパートナーとして使いこなせることが重要です。たとえば以下のような制作業務をAIにより自動化すれば、人間にしかできない作業に集中できます。
- デザインやレイアウト
- 画像やイラスト、動画
- HTML/CSSコード
- コンテンツ
より効率的かつスピード感を持ったWEB制作が可能です。また、WEBデザイン制作をする際のアイデア出しや簡単なコピー案を複数出してもらうときにも使えます。
このようにデザインのヒントとして活用することも方法のひとつです。今後の生成AI市場は広がることが予測されており、WEB制作現場でも普及していきます。
AIの出現と発展におびえる前に仕組みやできることを理解し、使いこなせるスキルを身につけましょう。
以下はデザイン制作に使えるAIツールをまとめた資料です。AIツールの使用に興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
WEBデザイナーがAIに仕事を奪われないために必要なことを以下の順番で解説しました。
- AIがWEBデザイン制作でできることの理解
- WEBデザインスキルを極めることが重要
- デザインにかけ合わせるスキルを身につける
- 仕事を奪われないための3つのスキル
- AIを使いこなせるWEBデザイナーになる
AIに仕事を奪われるWEBデザイナーは、シンプルなデザインしかできず他のスキルがない人です。
まずはデザインスキルを極めることが重要です。
デザインスキルを極め、AIが苦手とするユーザーの感情を動かすWEBデザインができるように鍛えます。
次に他のスキルを習得し、WEBデザインとかけ合わせることでAIに負けないWEBデザイナーを目指しましょう。
また、今後AIが一般的になることは間違いないのでうまく使いこなすことも重要です。
ぜひ本記事を読んで、AIに仕事を奪われないWEBデザイナーを目指してください。
質問や感想があればご記入ください