「おしゃれなデザインを制作したいけれど、どんな配色にしたらいいか悩む」
「デザインの配色って3色に抑えた方がいいの?」
SNSの投稿やWEBサイトのコンテンツなど、制作したいデザインの色について、このように悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
色や組み合わせによって、人に与える印象は異なるため、目的に合わせた効果的な配色を選びたいですよね。
この記事では、私自身が実際に使って「これは使いやすい!」と感じた“配色がサクッと決まる”便利サイトを厳選してご紹介します。
この記事では、日本デザイナーの現役デザイナーが実際に案件で使った配色や、世の中のデザインからこれは良い!と思った配色を200個ピックアップしてまとめました。
配色を選ぶためのポイントもまとめたので、ぜひ活用してみてくださいね。
配色の基本知識を押さえよう
おすすめの配色パターンを知る前に、配色に関する基本知識を押さえましょう。
- 色の3要素「色相・彩度・明度」
- 色の「トーン」は統一
- 色の印象とターゲットに与える効果
- 配色を3色に絞る理由
- 3色の比率は「7:2.5:0.5」
- 色の見やすさにつながる「可読性」
配色のポイントを理解することで、より色選びがスムーズになり、クオリティの高い作品づくりにつながります。
色の3要素「色相・彩度・明度」
配色を考えるときは、まず色の3要素である「色相・彩度・明度」を押さえましょう。
それぞれの意味は、次の通りです。
- 色相:赤・青・黄・緑などの色味の違い
- 彩度:色の鮮やかさ
- 明度:色の明るさ
たとえば、同じ青でも、明るさや鮮やかさによって印象は大きく変わります。
そのため、作りたいデザインの目的に合わせて、色の3要素を調整することが大切です。
色の「トーン」は統一
まとまりのある配色にするには、色の「トーン」を統一することが重要です。
トーンとは、彩度と明度を組み合わせた、色の調子のことを指します。
たとえば、次のようなトーンがあります。
- パステルトーン:淡く、やわらかな配色
- ビビッドトーン:鮮やかで、強い配色
- ミュートトーン:くすみ感があり、おだやかな配色
色相が異なる3色を使っても、トーンを揃えることで全体の統一感がうまれます。
反対に、トーンがバラバラだと色同士がぶつかり、まとまりのない印象になりやすいため、注意が必要です。
色の印象とターゲットに与える効果
色にはそれぞれ異なる印象があり、ターゲットに与えるイメージにも影響します。
たとえば、次のように、色によって与える効果が変わります。
- 青:信頼感、清潔感、誠実
- 赤:情熱、インパクト
- 緑:安心感、自然
- ピンク:かわいらしさ、やさしさ
また、明るい色は軽やかな印象に、暗い色は重厚感や高級感のある印象につながります。
配色を選ぶときは、ターゲットを明確にして、ターゲットに合わせた色を選ぶと、デザインの意図が伝わりやすくなるでしょう。
配色を3色に絞る理由
デザインの配色に悩む場合、まず配色を3色に絞るのがおすすめです。
配色が4色以上になると、どこを見ればよいのか分かりにくくなり、全体の印象も散らかって見えやすくなります。
基本の考え方は、以下の3つです。
- ベースカラー:背景など、最も広い面積に使う色
- メインカラー:デザインの主役になる色
- アクセントカラー:目立たせたい部分のみに使う色
3色に絞ると、色の役割を整理しやすく、統一感のあるデザインに仕上げやすくなります。

3色の比率は「7:2.5:0.5」
3色配色をきれいに見せるには、色の数だけでなく使う面積の比率も重要です。
先述の「ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー」を使う際は「7:2.5:0.5」を目安にするとバランスを整えやすくなります。
| 比率 | 特徴 | |
|---|---|---|
| ベースカラー | 7 | ・白やグレーなど主張しすぎない色を選ぶ ・メインカラーとアクセントカラーを引き立てる |
| メインカラー | 2.5 | ・与えたい印象につながる色を選ぶ ・見出しや装飾に取り入れてデザインの印象を決める |
| アクセントカラー | 0.5 | ・ベースカラーと対照的な色やメインカラーと差が出る色を選ぶ ・ボタンや強調したい文字などに使って目立たせる |
| 比率 | 特徴 | |
|---|---|---|
| ベースカラー | 7 | ・白やグレーなど主張しすぎない色を選ぶ ・メインカラーとアクセントカラーを引き立てる |
| メインカラー | 2.5 | ・与えたい印象につながる色を選ぶ ・見出しや装飾に取り入れてデザインの印象を決める |
| アクセントカラー | 0.5 | ・ベースカラーと対照的な色やメインカラーと差が出る色を選ぶ ・ボタンや強調したい文字などに使って目立たせる |
この比率で配色を選ぶことで、美しく統一感のあるデザインに仕上げやすくなります。
色の見やすさにつながる「可読性」
配色を考えるときは、おしゃれさやトレンドだけでなく「可読性」も意識しましょう。
パッと見たときにどれだけきれいな配色でも、背景色と文字色の差が少ないと読みにくくなります。
可読性とは、文字や文章の読みやすさのことです。文字をしっかりと読んでほしい場合は、背景色と文字色に明度差をつけることが大切です。
文字の読みにくさはユーザーに負担をかける可能性があり、デザインで伝えたいことが伝わりにくくなってしまうこともあります。
見出しや本文、ボタンの見やすさを確認しながら、配色を決めましょう。
テイスト・雰囲気で選ぶ3色の配色パターン
ここからは、テイストや雰囲気で選ぶ3色の配色パターンを紹介します。
配色の特徴や、使いやすい場面も解説しますので、参考にしてくださいね。
トレンディ(今っぽい・流行感)
トレンディな配色は、くすみカラーやビビッドカラー、補色に近い組み合わせなどを取り入れ、今っぽさを演出するのが特徴です。
SNS投稿やファッション、美容系のバナーなど、流行感を出したいデザインに向いています。




モダン(現代的・洗練)
モダンな配色は、モノトーンや寒色系、ニュートラルカラーを組み合わせたすっきりとした印象が特徴です。
余白を活かしたWEBサイトや、IT企業、建築、インテリア系など、洗練された印象を与えたい場面で使われます。




ポップ(明るく元気)
ポップな配色は、赤・黄・青・オレンジなどの明るく鮮やかなビタミンカラーを組み合わせるのが特徴です。
楽しく元気な印象を与えられるため、子ども向けの商品、イベント告知、キャンペーンバナーなどに向いています。




プリティ(愛らしい・かわいい)
プリティな配色は、ピンクやラベンダー、淡いイエローなど、やわらかく甘さのある色を使うのが特徴です。
かわいらしさや親しみやすさを表現しやすく、コスメ、雑貨、スイーツ、女性向けSNS投稿などに使われます。




ロマンティック(柔らかく優しい)
ロマンティックな配色は、淡いピンク、ベージュ、アイボリーなどを組み合わせた、やさしく上品な印象が特徴です。
ウェディング、フラワー、サロン、ギフト系のデザインなど、柔らかく幸福感のある雰囲気を出したい場面に向いています。




ミステリアス・スピリチュアル(神秘的)
ミステリアスな配色は、深い紫やネイビー、黒、シルバーなどを組み合わせ、神秘的で奥行きのある印象を作ります。
占い、アロマ、ヒーリング、夜をテーマにしたイベントなど、幻想的な世界観を演出したいデザインに適しています。





格式高い(伝統・重厚)
格式ある配色は、深い赤、紺、墨色、金など、落ち着きと重みのある色を組み合わせるのが特徴です。
和風デザイン、老舗ブランド、式典、伝統工芸など、信頼感や歴史、品格を伝えたい場面で使いやすい配色です。





高級・リッチ・ゴージャス
高級感のある配色は、黒や深いネイビー、ボルドーに、ゴールドやシャンパンカラーを合わせるのが定番です。
ラグジュアリーな印象を与えやすく、ホテル、ジュエリー、美容サロン、高価格帯サービスのデザインに向いています。





知的・誠実(信頼感)
知的で誠実な配色は、ネイビーやブルー、グレー、白などを組み合わせた落ち着いた印象が特徴です。
信頼感や清潔感を伝えやすいため、士業、医療、教育、BtoBサービス、コーポレートサイトなどに適しています。






くつろぎ・癒し系(リラックス)
くつろぎを感じさせる配色は、グリーン、ベージュ、ブラウン、淡いブルーなど、自然を連想させる色を組み合わせます。
安心感や穏やかさを表現しやすく、カフェ、リラクゼーションサロン、暮らし系メディアに向いています。





クワイエット(静かで落ち着いた)
クワイエットな配色は、低彩度のグレー、ブルー、ベージュなどを使い、静かで控えめな印象を作るのが特徴です。
主張を抑えたいポートフォリオ、ミニマルなWEBサイト、上質なライフスタイル系デザインに適しています。




清潔・爽やか(クリーン系)
清潔感のある配色は、白や水色、ミントグリーン、ライトグレーなどを組み合わせた明るくすっきりした印象が特徴です。
医療、歯科、スキンケア、クリーニング、食品系など、安心感や衛生的な印象を与えたい場面で使われます。




カラートーンで選ぶ3色の配色パターン
3色の配色パターンは、色味だけでなくトーンによっても印象が変わります。
ここでは、淡い・鮮やか・くすみなどカラートーン別に、配色の特徴や使いやすい場面を紹介します。
パステル(淡く優しい)
パステルカラーの配色は、明度が高く彩度を抑えた、淡くやさしい印象が特徴です。
圧迫感が少なく親しみやすいため、ベビー用品、スイーツ、コスメ、女性向けサービスなど、柔らかくかわいらしい雰囲気を出したい場面に向いています。



ビビッド(鮮やかで目立つ)
ビビッドカラーの配色は、彩度が高く、明るくエネルギッシュな印象を与えるのが特徴です。
視線を集めやすいため、キャンペーンバナー、イベント告知、セール情報、子ども向けデザインなど、インパクトを出したい場面で使われます。



モノトーン(シンプル・洗練)
モノトーンの配色は、白・黒・グレーを中心にまとめることで、シンプルで洗練された印象を作れます。
色数を抑える分、写真や文字を引き立てやすく、ファッション、建築、ポートフォリオ、コーポレートサイトなどに向いています。



ミュート(くすみ感・落ち着き)
ミュートカラーの配色は、彩度を抑えたくすみ感のある色を組み合わせるのが特徴です。
派手すぎず、落ち着きや大人っぽさを演出できます。
美容、ライフスタイル、インテリア、アパレルなど、今っぽく上品な雰囲気にしたい場面で使いやすい配色です。




ナチュラル・アースカラー(自然な土色系)
ナチュラル・アースカラーの配色は、ベージュ、ブラウン、カーキ、グリーンなど自然を感じさせる色を使うのが特徴です。
安心感や温かみを表現しやすく、オーガニック商品、カフェ、暮らし系メディア、自然派ブランドのデザインに向いています。





季節で選ぶ3色の配色パターン
3色配色を選ぶ際は、季節を意識するのもおすすめです。
ここからは、春夏秋冬それぞれの雰囲気に合う配色の特徴や、使いやすい場面を紹介します。
春
春の配色は、パステルピンク、レモンイエロー、ミントグリーンなど、明るくやわらかな色を組み合わせるのが特徴です。
軽やかで前向きな印象を与えやすく、新生活、入学、桜、スイーツ、春限定キャンペーンなどのデザインに向いています。




夏
夏の配色は、ブルー、ホワイト、ターコイズ、ビビッドなイエローなど、爽やかで開放感のある色がよく使われます。
涼しさや活発さを表現しやすく、旅行、海、レジャー、スポーツ、夏セールのバナーなどに適しています。




秋
秋の配色は、ブラウン、マスタード、ボルドー、カーキなど、深みと温かみのある色を組み合わせるのが特徴です。
落ち着きや季節の実りを感じさせるため、カフェ、ファッション、グルメ、紅葉、秋のイベント告知に向いています。





冬
冬の配色は、ホワイト、ネイビー、シルバー、深いグリーンやレッドなど、澄んだ空気や特別感を感じさせる色が特徴です。
清潔感や高級感を出しやすく、クリスマス、年末年始、ウィンターセール、ギフト系デザインに使いやすい配色です。





ターゲット層で選ぶ3色の配色パターン
配色は、デザインを届けるターゲット層に合わせて選ぶことも大切です。
年齢や性別から好まれやすい印象を意識すると、伝えたい内容がより届きやすくなります。
子ども向け
子ども向けの配色は、ビビッドな赤やオレンジなど、鮮やかな原色を組み合わせるのが特徴です。
楽しく元気な印象を与えやすく、知育教材、おもちゃ、イベント、子ども向けサービスのバナーなどにも向いています。




シニア向け
シニア向けの配色は、落ち着いたブルー、グリーン、ベージュなど、見やすく安心感のある色を選ぶのがポイントです。
文字とのコントラストも意識すると読みやすくなり、医療、介護、健康食品、生活サービスなどに適しています。




女性向け
女性向けの配色は、ピンク、ベージュ、ラベンダー、くすみカラーなど、やわらかく上品な色がよく使われます。
かわいらしさや親しみやすさを表現しやすく、コスメ、美容、ファッション、ライフスタイル系のデザインに向いています。



3色の配色パターンを使いこなしておしゃれな作品にしよう
デザインを作る際は、色が与える印象やトーン、ターゲットに合わせて配色を選ぶことが重要です。
あらためて、配色の基本知識を振り返りましょう。
- 色の3要素「色相・彩度・明度」
- 色の「トーン」は統一
- 色の印象とターゲットに与える効果
- 配色を3色に絞る理由
- 3色の比率は「7:2.5:0.5」
- 色の見やすさにつながる「可読性」
- ベースカラー
- メインカラー
- アクセントカラー
今回紹介した配色パターンを参考にして、制作したい雰囲気や季節感、届けたい相手に合わせて色を選んでみましょう。
配色の基本を押さえることで、SNS投稿やバナー、WEBサイトなどのデザインも、より魅力的に見せられます。
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