近年、Webデザイナーへの転職や副業として選択する人が増加しています。
このページでは、現役デザイナー100名にインタビューする中で見えてきた共通する成功要因を7つにまとめました。
- これからWEBデザインを始めるか悩み中の方
- WEBデザイナーになるために勉強中の方
- すでにWEBデザイナーとして一歩踏み出している方
どんな方にとっても役に立つはずです。
ぜひ最後までお読みください。
共通点① 行動の早さと継続的な学習意欲
うまくいっているWEBデザイナーほとんど全員に共通していたのは、行動の早さと学習意欲の高さです。
多くのWEBデザイナーが、今できることを見つけて1つずつ行動に移していたうえ、スクール卒業後もインプット(学習)を続けていました。
【行動の例】
- 交流会に月3-4回参加(参加費3000-8000円)し、実践的な知識を獲得
- クラウドソーシングで20-30件以上の案件に積極的に応募
- スクール在学中から週1-2回のコンペに参加し、実践力を磨く
【学習の例】
- YouTubeの先輩デザイナーインタビューを全て視聴し、成功パターンを研究
- デザインの基礎講座を最低3回は受講し、完全に理解するまで繰り返す
- 毎日30分以上、トップデザイナーの作品分析を習慣化
共通点② 最初は低単価でも着実に進んでいく
「最初から高単価案件は狙わない」これがうまくいっているWEBデザイナーたちの共通した考え方でした。
まずは実績作りに注力し、着実にステップアップを目指していくのがおすすめです。
【案件獲得の流れ(例)】
- 初月はバナー5件(1件2000円)を獲得し、クライアントの信頼を得る
- 3ヶ月目からはチラシやポスター(5-10万円)の案件に挑戦
- 半年後にはホームページやLP(15-20万円)を月2-3件受注
【案件選択の特徴】
- クラウドソーシングでは★4.5以上の高評価クライアントを優先
- 月イチ以上の定期発注が見込める案件を重視(バナー更新など)
- 業界特化型の案件を選び、ノウハウを蓄積(美容系、飲食店など)
共通点③ クライアントとの信頼関係構築力
WEBデザインで稼いでいる方達は、ただデザインが上手なだけではなく、コミュニケーション能力の高さも共通していました。
とはいえ、いわゆる「おしゃべり上手」「コミュ力が高い」のではなく、クライアントへの気遣いやきめ細やかなコミュニケーションを意識しているという方が多かったので、コミュニケーションがあまり得意ではないという方はぜひ下の一例を参考に取り入れてみてくださいね!
【信頼獲得のためにできること(一例)】
- メッセージは必ず1時間以内に返信(夜間は翌朝一番で対応)
- 週1回の定期報告で進捗状況を共有(写真や画面録画を活用)
- 初回ミーティングは90分確保し、事業の課題まで深堀り
【クライアントに好かれる対応の例】
- 修正依頼には3案を提示し、選択肢を用意
- 参考デザインを10件以上集めて、方向性を明確化
- 納品後のSNS運用アドバイスなど、付加価値を提供
共通点④ 人脈構築への積極性
うまくいっているWEBデザイナーは、人とのつながりも大切にしています。
ここでは、オフライン/オンライン両方での人脈構築の例をご紹介しますね。
【オフライン(対面)での人脈構築の例】
- 月2回の異業種交流会に参加(1回5000円)し、約50人の起業家と交流
- デザイン勉強会を主催し、月1回のペースで開催
- オフ会やリアル交流会には積極的に参加
【オンラインでの人脈構築の例】
- InstagramとX(旧Twitter)で積極的に投稿
- スクール卒業生(OB,OG)にも積極的に声をかける
- オンラインサロンに入り、起業家と交流
共通点⑤ 効率的な時間管理習慣
「子育てしながら」「フルタイムで働きながら」という状況でも成功している人が多かったです。その秘訣は、徹底的な時間管理にありました。
【時間管理/両立の例】
- 朝5時-7時を集中作業時間として確保(週4日以上継続)
- 子供の習い事の1時間を作業時間に(カフェで作業)
- 通勤電車での1時間をデザイン研究に充てる
- 週末は家族優先で平日夜に集中(21時-24時を作業時間に)
- 月曜と木曜は必ず休む日と決めて、体力を温存
- 急な依頼に備えて、週の作業量は70%で抑える
共通点⑥ 戦略的な価格設定アプローチ
インタビューした人の中に、「安さで勝負」した人は誰一人もいませんでした。
むしろ、価値に見合った適切な価格設定が、継続的な成功につながっているようです。
【価格設定の例】
- バナー1枚5000円からスタートし、3ヶ月で18000円まで段階的に上昇
- ホームページは業界平均の150%の価格で提案(質の高さを強調)
- リピーター向けには月額制プラン(10万円/月)を提供
【価格交渉の例】
- 値引き要望には「機能を減らす」提案で対応
- 初回は小規模案件(3-5万円)を提案し、信頼構築を優先
- 2回目以降の案件で、本来の価格帯(15-20万円)を提示
共通点⑦ 明確な目標管理
うまくいっているWEBデザイナーたちのほとんどは「明確な目標」を持っていました。
目標を立てたり、計画を立てて追いかけるのは苦手という方も多いかもしれませんが、目標なしで動くのはおすすめしません。
今回インタビューした人の中には、「苦手だけど何度も立てていくうちにできるようになった」という方も複数いらっしゃいました。ぜひ苦手に感じている人も、トレーニングだと思って取り組んでみてください。
【目標設定の例】
- 3ヶ月後の月収30万円、半年後の月収50万円と具体的に設定
- 毎月2つの新しいデザインスキルの習得を目標化
- 1年後の理想の働き方から、住む家まで具体的にイメージ
【目標管理の例】
- 毎週日曜の夜に1時間、次週の行動計画を立てる
- 月1回の振り返りで、収入と案件数の推移をチェック
- 四半期ごとに目標を見直し、必要に応じて軌道修正
まとめ
ここまで、100人のWEBデザイナーにインタビューしてわかった成功者の「共通点」をご紹介しました。
WEBデザイナーは、デザインさえ上手なら稼げるというわけではありません。
特にフリーランスなら、クライアントとの信頼関係や自己管理能力も必要になってきます。
今回ご紹介した全てを今日から実行する必要はありません!
まずはこの中から1つ、習慣として取り入れてみてください。それだけでも、成功するWEBデザイナーに1歩近づけますよ。