
「WEBデザイナーとして副業で稼げるようになりたい!」と意気込んで学習を始めたものの、思うように成果が出ずに悩んでいる方は少なくありません。
原因を自身の才能のなさだと思ってしまう方もいますが、実はそうではなく「学び方」にあります。
一生懸命勉強しているのに成果につながらない…そんな方には、共通する“やりがちな落とし穴”があります。
そこで今回は、日本デザインスクールで3,500名以上の受講生を見てきた経験から、初心者が陥りやすい「失敗しがちな学び方3選」をご紹介します。
正しい学び方を知れば、WEBデザインのスキルはグッと身につきやすくなり、案件獲得への近道になります。これから学習を始める方も、今つまずいている方も、ぜひチェックしてみてください。
失敗しがちな学び方1:稼ぐのに何を学ぶべきか曖昧なまま学習を始める
失敗しがちな学び方1つ目は、稼ぐのに何を学ぶべきか曖昧なまま学習を始めてしまうことです。
WEBデザインと一言にいっても案件の内容はさまざまです。どんな案件を取るかによって、学ぶべきスキルは違ってきます。
案件内容 | デザインの基礎知識 | HTML/CSS | PHP/JavaScript | Photoshopの操作 | Illustratorの操作 |
バナー | ◯ | × | × | ◯ | × |
サムネイル | ◯ | × | × | ◯ | × |
SNSのヘッダー | ◯ | × | × | ◯ | × |
リッチメニュー | ◯ | × | × | ◯ | × |
LPのヘッダー | ◯ | × | × | ◯ | × |
ホームページのデザイン | ◯ | × | × | ◯ | × |
ホームページ制作 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
ロゴ制作 | ◯ | × | × | × | ◯ |
案件内容 | デザインの基礎知識 | HTML/CSS | PHP/JavaScript | Photoshopの操作 | Illustratorの操作 |
バナー | ◯ | × | × | ◯ | × |
サムネイル | ◯ | × | × | ◯ | × |
SNSのヘッダー | ◯ | × | × | ◯ | × |
リッチメニュー | ◯ | × | × | ◯ | × |
LPのヘッダー | ◯ | × | × | ◯ | × |
ホームページのデザイン | ◯ | × | × | ◯ | × |
ホームページ制作 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
ロゴ制作 | ◯ | × | × | × | ◯ |
案件次第で必要なスキルが変わることを知っておかないと、稼ぐのに必要のない勉強をしてしまい、無駄な時間がかかってしまったり、やらなくてもいいことで挫折してしまいます。
また、学ぶことが本当に実務で使うことなのかも先に知っておくことが大切です。私たちが教えてきた方々のなかには、実務で使わない知識・スキルを学んでしまっていて、逆に実務で重要な知識・スキルを学んでいない方が多くいらっしゃいます。
- イラスト素材は素材サイトのもを使えば良いのにゼロから作る練習をしている
- Photoshopの操作は一部で良いのに全ての操作を覚えようとしている
- デザインの実務で重要な文字詰めの練習をしていない
実務で本当に必要なスキルばかり磨いてしまうと、せっかく勉強したにもかかわらず、実務で使える力が身につかないまま時間だけが過ぎてしまいます。
ですので、まずはWEBデザインで稼ぐにはどのようなスキルが必要かしっかり理解したうえで勉強するようにしましょう。
失敗しがちな学び方2:座学ばかりで実際に制作をしない
座学ばかりで実際に制作をしないのも、失敗しがちな学び方です。
最近は本やYouTube動画など、WEBデザインの知識を得られるものが多くあります。知識をインプットすることは大切ですが、インプットだけに偏ると「わかったつもり」で終わってしまいがちです。
特にWEBデザインは「実際に手を動かしてつくること」でスキル向上において非常に重要です。特に初心者の頃はアウトプットの量が、実力を決めると言っても過言ではありません。
実際に私たち日本デザインスクールでも、インプットは30~1時間インプットをしてもらい、その後すぐにデザイン制作にチャレンジしてもらいます。このように初心者の頃からどんどん制作をしていただくので、45日でも以下のようなデザインが作れるようになります。

最初はうまくできなくても問題ありません。どんどん制作して、デザインの感覚を磨いていく。その繰り返しが、クライアントに選ばれる「仕事ができるデザイナー」への近道です。
失敗しがちな学び方3:プロからのフィードバックをもらわない
失敗しがちな学び方として、最も多くの人がしてしまっているのがプロからのフィードバックをもらわないことです。
ひとりだけでデザインをしていると、自己流に偏りやすく、間違った理解をしたまま進んでしまうリスクも高いです。特にデザインは「自分では良いと思っていたけど、実は改善点だらけだった」ということが本当によくあります。
だからこそ、早い段階でプロの目線からフィードバックをもらうことが重要です。自分では気づけなかった視点が得られ、伸びしろが何倍にも広がります。また、プロからのコメントを通じて「実務で求められる水準」も理解できるようになります。
実際にフィードバックをもらうことで以下のように、デザインは変わります。
プロからのフィードバックがあるかどうかで、スキルの伸び方は大きく変わります。ですので、WEBデザインを上達したいと思う方は必ず、プロからのフィードバックをもらうようにしましょう。
なお、実際にプロが添削しているところを見て、WEBデザインのコツを学びたいと思う方には以下の「現役デザイナーのバナーBefore Afterシリーズ」を視聴してみてください。プロからデザインのコツを学ぶことができます!
まとめ
WEBデザインの学習において「何をどう学ぶか」は、稼げるWEBデザイナーになるための重要な鍵です。
間違った学び方をしてしまうと、時間も労力もムダになり、モチベーションを失ってしまうこともあります。
今回ご紹介した「失敗しがちな学び方3選」は、多くの初心者がつまずきやすいポイントでもあります。しかし逆にいえば、この3つの落とし穴を避けるだけでも、あなたの成長スピードは格段に上がります。
まずは案件に必要なスキルを見極めて、実践を重ね、プロからのフィードバックを受けること。これらを意識して学習を進めることで、「仕事が取れるWEBデザイナー」への一歩を確実に踏み出せるはずです。迷ったときは、今回の内容を何度でも見返してくださいね。