儲かる自営業ランキングTOP10！始めやすい仕事も紹介します

「自営業を始めたいけれど、どんな仕事が儲かりやすいのかな？」
「儲かる自営業を選ぶためには、どんなことを注意して選べばいい？」

自営業を始めたい方の中には、このようなお悩みから、なかなか最初の一歩を踏み出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自営業は、会社員に比べて働き方や収入が安定しているとは言えません。

そのため、「始めるなら儲かる自営業をやりたい！」と考えるのは自然な感情です。

本記事では、儲かる自営業を行うために以下の内容について解説します。

現在、個人事業主のWEBライターとして働いている筆者の体験談もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

自営業とは？

自営業とは、企業に雇われずに自分で事業を運営し、収入を得る働き方のことです。

仕事の自由度が高く、スキルや工夫次第で収入を伸ばせる反面、人によって収入に差があるため、平均年収は雇用されている場合よりも低い傾向です。

それぞれ詳しく解説します。

自分で事業を行って収入を得る働き方

自営業は、自分で事業を行って収入を得る働き方のことです。自分自身が事業主であり、サービスや商品を提供してその対価として収入を得ます。

個人で事業を行うため、仕事内容や働く場所、スケジュールなどを自由に決められます。

自由度が高い一方で、仕事の獲得や経理・税務申請など、事業運営に関わるすべての業務を自分で行わなければいけません。

近年では、WEBデザインやライティング、ネットショップ運営などオンラインで始められる自営業も増えており、働き方の選択肢として注目されています。

自営業者の平均年収は「483万円」

国税庁の「申告所得税標本調査」によると、自営業者（個人事業主）の平均年収は約483万円とされています。

正社員の平均年収は545万円のため、大きくは変わらないものの、比べるとやや低い結果です。

自営業は努力次第で収入を大きく伸ばせるのが特徴ですが、安定していないため低収入のままというケースも少なくありません。

自営業を始める際は、安定的に稼ぐ仕組みを作ることが成功のポイントになります。

次の章より、儲かる自営業の具体的な職種や、仕事を継続して得るための方法などをご紹介しますので、参考にしてください。

参考：令和５年分申告所得税標本調査（国税庁）

参考：令和６年分民間給与実態統計調査結果について（国税庁）

難易度は高いが大きく儲かる自営業ランキングトップ10

ここからは、資格取得や専門スキルが必要で難易度は高いものの、独立すれば高収入を目指しやすい自営業として10種類をご紹介します。

努力や準備は必要ですが、その分だけ専門性が強みになり、安定した収入を得られる可能性が高い仕事ばかりです。

※「平均年収」はjobtag（厚生労働省）より引用

1位：医師

医師は、病気やけがの治療、健康管理や予防医療などを行う専門職です。

医師免許取得後は、まず病院で数年間の臨床経験を積みます。その後資金を準備し、開業したい地域でニーズの高いクリニックを開業するのが一般的です。

開業医になれば収入が大きく伸びる可能性があり、高収入自営業として代表的な職種と言えます。

責任は大きいですが、その分やりがいを感じられる仕事です。

2位：歯科医

歯科医は虫歯治療や歯科検診、予防歯科、矯正など口腔内のケアを担当する仕事です。

昔に比べると、子どものころから予防歯科に力を入れる親世代が増えており、開業後は安定して働きやすい職種と言えます。

歯科医師は、国家資格取得後に歯科医院での臨床経験を積み、その後に自分のクリニックを開業する流れが一般的です。

3位：獣医

獣医は、犬や猫などのペットから、馬・家畜など幅広い動物の診療や治療を行う仕事です。

獣医も医師や歯科医と同様に、免許取得後は動物病院などで勤務しながら経験を積み、独立して「動物病院の開業」や「往診専門クリニック」を立ち上げるケースが多くみられます。

ペット市場の成長により、需要が拡大している職種の1つです。

4位：弁護士

弁護士は、法律トラブルの解決や契約書の作成、企業法務などを行う専門職です。

独立すれば案件単価が高く、専門性を活かして大きく稼げる可能性があります。

司法試験合格後は、法律事務所に所属して実務経験を積み、その後に自分の事務所を開業する流れです。

5位：税理士

税理士は、個人や法人の税務申告、会計書類の作成、節税アドバイスなどを行う専門職です。

独立する人も多く、クライアントから継続して依頼されるケースもめずらしくないため、ストック型の収入になりやすいのが魅力です。

税理士試験合格後、税理士事務所や企業の経理部などで経験を積み、顧客基盤ができたタイミングで独立するケースが多くみられます。

6位：公認会計士

公認会計士は、企業の監査や財務のチェック、経営改善の支援などを行うハイレベルな仕事です。

監査法人での実務経験を積んだのち、独立して「個人会計事務所」を開業する流れが一般的です。

企業との長期契約も可能で、高単価案件が多い職業と言えます。

7位：司法書士

司法書士は、不動産登記や会社設立手続き、相続の書類作成など専門文書の手続き代行を行う仕事です。

資格取得後、司法書士事務所での実務経験を積んでから独立するパターンが多く、特に相続や不動産登記に強い事務所は安定した需要があります。

地域の不動産会社との提携などにより、案件が途切れにくくなり高収入につなげられるでしょう。

8位：行政書士

行政処理は、認可申請や法人設立、契約書作成など官公庁への提出書類を代行して作成する仕事です。

企業・個人問わずニーズが幅広くあり、資格取得後はすぐに独立するケースもあります。

企業との継続的な契約を結べばストック収入が生まれ、安定して稼げるのが特徴です。

9位：経営コンサルタント

経営コンサルタントは、企業の経営課題を分析し、売上改善や業務効率化などを支援する仕事です。

企業の成長をサポートできるやりがいを感じられる職業ですが、一般的には企業での実務経験や専門知識を積んだのち、独立してコンサル事務所を開業するケースが多いでしょう。

セミナー開催やSNS発信で権威性を高め、企業からの相談も増やせれば安定して高収入を得ることも可能です。

10位：不動産営業

不動産営業は、賃貸や売買の仲介、不動産投資サポートなどを行う仕事です。

仲介会社で経験を積み、顧客ネットワークを構築してから独立するケースが多くみられます。

歩合制が多く、成果次第で高収入を狙えるのが大きな魅力の1つです。

初心者・未経験でも始めやすくしっかり儲かる自営業ランキング

ここからは、初心者や未経験でも始めやすく、かつしっかりと儲かる自営業ランキングとして、以下の8つの職種をご紹介します。

1位：WEBデザイナー

WEBデザイナーは、WEBサイトやバナーなどWEB上にあるさまざまなデザインを制作する仕事です。

企業サイトやLP、YouTubeのサムネイルやLINEのリッチメニューなど幅広い分野があり、在宅でできる案件も豊富です。

未経験からでも、デザインツールの使い方を学び、確実なスキルを身につけることで活躍できるWEBデザイナーを目指せます。

稼ぐWEBデザイナーになるには、デザインの知識やスキルを磨き、ポートフォリオを整えるところからがスタート。

実績を積み、レベルの高いデザインが制作できるようになると単価も上がり、安定して高収入を得られるようになります。

2位：ブログ・メディア運営

自分のブログやWEBメディアを運営し、広告収入やアフィリエイト報酬を得る仕事です。

初期費用が少なく、パソコン1台で始められるのが魅力。ブログやメディアは資産となり、収益が安定すれば半自動化することも可能です。

ブログでの収益化は、まずできるだけライバルのいない・検索する人が多いジャンルの選定が重要になります。

ジャンルを決めたらサイトを立ち上げ、記事作成と分析を繰り返してアクセスを集め、広告やアフィリエイトリンク経由での収益を上げていく流れです。

3位：WEBライター

WEBライターは、WEBサイトやメディアの記事を執筆する仕事です。

テーマは金融やマーケティング、不動産や人材など多岐にわたり、未経験でも始めやすい職種の1つです。

未経験からスタートする場合、まずはクラウドソーシングなどで小さな案件から始め、リサーチ力やライティングスキルを磨きながら実績を積む流れがスタンダードと言えます。

品質の高い記事が執筆できるようになったり、構成作成やリライトなどライティングに付随する他の業務ができるようになったりすることで、収入も安定してくるでしょう。

4位：動画編集

動画編集の仕事では、YouTube動画やSNS用ショート動画などの編集を行います。

撮影素材をカットしたり、テロップやBGMを入れたりして動画を完成させます。

需要が高く、スキル次第で案件単価が大きく伸びるため、収入アップが期待できる人気の自営業です。

未経験の場合は、動画編集ソフトの基本操作を身につけ、ポートフォリオ動画を数本用意するところから始めましょう。

その後、クラウドソーシングなどで案件に応募し、実績を積み上げていきます。

クオリティが上がるほど、継続案件や高単価案件を獲得しやすくなるでしょう。

5位：ネットショップ経営

ハンドメイド作品や雑貨、食品やデジタル商品などをオンラインで販売する仕事が、ネットショップ経営です。

BASEやShopifyなど、ネットショップのプラットフォームは多くあるため、1からサイトを開設することなく経営を始められます。

ただネットショップをオープンしただけでは高収入を目指すのは難しく、SNSもうまく活用しながら集客していくことが大切です。

商品の選定から販売まで自分で行うため、業務量が多くやりがいも感じられるでしょう。

6位：サロン経営

サロン経営は、ネイルやエステ、リラクゼーションなどを、自宅や店舗で行う仕事です。

資格が必要な業種もありますが、技術を習得すれば安定した収入が期待でき、リピーターが増えることで経営も安定します。

技術を習得したら、自宅サロンやレンタルサロンなど固定費を抑えられる場所から始めるのが低リスクです。

最初は友人や知人に声をかけて施術を受けてもらい、満足度が高ければ自然と紹介してもらえます。

並行して、SNSや検索・予約サイトに掲載し集客をしていきましょう。

7位：家事代行

家事代行は、掃除や洗濯、料理の作り置き、子どもの送迎など家庭の家事を代わりに行う仕事です。

特別なスキルは不要で、共働き家庭の増加により需要が伸びています。

始めはマッチングサービスで請け負い、丁寧に仕事を行うことで評価を積み上げていくところがスタートです。

リピート依頼や紹介が増えると固定客になり、安定的に収入を得られるようになります。

料理や掃除など、得意分野を伸ばしてアピールすると、単価アップも目指せるでしょう。

8位：翻訳

翻訳の仕事では、英語や中国語、韓国語など海外の言葉を日本語に訳したり、逆に外国語へ翻訳したりします。

専門分野の知識があると高単価を狙いやすく、継続して案件を獲得できれば収入を安定させられる仕事です。

まずはクラウドソーシングで翻訳の案件を探し、品質の高いものを納品するところから始めましょう。

実績とスキルを積み上げることで、翻訳会社や海外のクライアントとの直接契約も狙えるようになります。

儲かる自営業を選ぶ4つの見極めポイント

自営業で安定して稼ぐためには、働き方や仕事の適性、将来性などの視点が欠かせません。

具体的には、以下4つの見極めポイントを押さえましょう。

ポイント1：自分に合う働き方ができるか

自営業には決められた「働き方」がなく、すべてを自分でコントロールする必要があります。

自分に合う働き方ができないと、仕事を継続することが難しくなるかもしれません。

そのため、事業内容だけでなく「どんな働き方がしたいか」を考えることが重要です。

具体的には、以下の項目を考えてみるとよいでしょう。

自分の希望によって、選ぶべき自営業は変わってきます。

自分の性格や生活リズム、理想の働き方と照らし合わせながら具体的な職種を決めることで、無理なく続けられ、結果的に収入も伸びやすくなるでしょう。

ポイント2：スキルや経験を活かせる職種か

自営業で効率よく利益を上げるには、これまでの経験や持っているスキルを活かせる職種を選ぶことが近道です。

以下のような経験やスキルがある場合、それに準ずる仕事を始めやすいと言えます。

現在は個人事業主のWEBライターとして働く私も、前職でのライティングやマーケティング経験があったため、独立してからも比較的案件を依頼してもらいやすかったのではと思います。

経験があるからこそクライアントの信頼も得られやすく、早い段階で成果につながるため、開業初期の負担が抑えられます。

ポイント3：需要があり将来性が高いか

どれほどスキルや経験があっても、市場の需要がなければ収入は安定しません。

長く稼げる自営業を選ぶには、今後もニーズが続く業界かを見極めることが重要です。

また、近年は生成AIの進化が著しく、どの業界でも見逃せません。

いわゆる「AIに取られない」職業を選ぶのも1つの方法です。

私が働いているWEBライターは、生成AIの台頭によって無くなると言われていた職業の1つです。

しかし、2025年現在、WEBライターの仕事は単純になくなるのではなく、AIと共存する形に置き換わっている印象です。

「AIが出てきたからこの仕事はなくなるかも」と思う前に、実際の働き方や業務内容についてリサーチすることも、今後の需要や将来性について理解を深める方法と言えます。

AIに奪われない仕事については、以下の記事でも詳しく解説しています。安定して働ける職業として具体的に解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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ポイント4：満足できる収入が見込めるか

自営業は収入の上限がなく、努力と工夫次第で大きく伸ばせるのが魅力ですが、職種によって稼げる金額の幅は大きく異なります。

たとえば専門性の高い「士業」や「コンサルタント」などは高収入が狙いやすい一方、単価が低い仕事は成果を出すまでに時間がかかることもあります。

開業前には、その仕事において以下の要素をチェックしてみましょう。

WEBライターを例に挙げると、案件の単価はとても幅広く、文字数単価や時給単価など形態も案件によって異なります。

特別なスキルや資格がなく、参入障壁が少ない職種の場合は、案件単価も低めの傾向です。

事前にリサーチをして、自分が目指す収入ラインを達成できるかを見極めましょう。

また、「いきなり会社を辞めて自営業一本でやっていけるか不安……」という方は、副業から始めてみるのもおすすめです。

副業から始めてみて、自分に合う働き方か、安定して長期的に稼げるかを見極めてから自営業として独立するとリスクヘッジができますよ。

自営業の始め方4つのステップ

自営業を始めるための、4つのステップを解説します。

このステップを踏まないと、自営業を始めたあとでトラブルになる可能性もあるため、1つずつ理解して進めることが大切です。

ステップ1：開業場所と屋号を決める

自営業を始める最初のステップは、どこで事業を行うか、また屋号（事業名）は何にするかを決めることです。

事業を行う場所の候補としては、以下の通りです。

どこを拠点にするのかによって、必要な費用や準備は大きく変わります。

事業内容にもよりますが、まずは自宅での開業なら初期費用を抑えやすく、リスクを抑えられるためおすすめです。

また、屋号は、名刺や請求書、開業届などに使用する名前です。

屋号には特に決め方はありませんが、頻繁に変えるものではないため、よく考えて慎重に決定しましょう。

ステップ2：事業計画を立てる

次に、どのように事業を運営していくかをまとめた「事業計画」を作成します。

必ずしも複雑な資料が必要なわけではなく、以下の点を整理しておくことが大切です。

「個人事業主なら事業計画は不要なのでは？」と思われがちですが、事業計画があることで「何をすべきか」「どのくらいの稼ぎが必要か」などが明確になります。

また、融資を受けたい場合は事業計画書の提出が必須になるため、できるだけ早い段階でまとめておきましょう。

ステップ3：開業資金を準備する

自営業を始めるには、道具や広告費、運転資金などある程度の資金が必要とされます。

たとえば、WEBデザイナーやWEBライターならある程度のスペックを満たしたパソコンやデザインソフト、インターネット環境など。

サロン経営なら、店舗設備や初期在庫など、必要な資金は職種によって大きく異なります。

まずは初期費用と毎月の固定費を整理し、具体的には半年から1年ほどの運転資金を確保しておくと安心です。

ステップ4：開業届を提出する

準備が整ったら、税務署に開業届を提出します。これによって、正式に自営業（個人事業主）として活動ができます。

開業届は無料で、提出期限は「開業日から1ヶ月以内」です。「青色申告承認申請書」を提出すると、最大65万円の控除が受けられる青色申告が利用でき、節税効果が大きくなります。

開業届は、以下の方法で提出できます。

開業届を出すことで、気持ちが引き締まるだけでなく、節税対策や子育て中の場合は保育園への申し込みなどが可能になります。

自営業（個人事業主）が仕事を探す4つの方法

自営業（個人事業主）が仕事を探す方法として、以下4つをご紹介します。

安定して稼ぐには、複数の仕事獲得ルートを持っておくことが重要です。

さまざまな方法を組み合わせて、案件の依頼を安定させましょう。

方法1：クラウドソーシング

クラウドソーシングは、未経験者から経験者まで幅広く利用されているサービスです。

仕事を依頼したい企業や個人が案件を公開し、仕事を請け負いたいワーカーが応募をして、マッチングすれば引き受けることができます。

クラウドソーシングには、主に以下のようなサービスがあります。

WEBデザインや動画編集、事務代行やSNS運用など、多種多様な案件が掲載されており、自分のスキルに合った仕事を見つけやすいのが特徴です。

また、単発案件も豊富なため、実績作りにも向いています。自営業を始めたばかりでも応募しやすく「まずは小さな仕事から始めたい」という方にもピッタリの方法です。

方法2：求人サイト

求人サイトは、正社員や契約社員など直接雇用が多いと思われがちですが、業務委託やフリーランス向けの案件も多く見つかります。

特に、WEB制作やマーケティング、SNS関連、動画編集などの職業は、企業からの業務委託案件が多く、安定して仕事を確保しやすいのが魅力です。

また、長期契約や時給制の案件もあり、収入の安定にもつなげやすいのがポイントです。

直接契約のため、クラウドソーシングより難易度は上がりますが、より高単価の案件に出会える可能性が高まるでしょう。

方法3：エージェント

エージェントは、専門スキルを持つフリーランス向けに案件を紹介してくれるサービスです。

近年は、エンジニアやマーケターなどの職種で広く利用されています。

高単価案件や長期案件に出会いやすい一方で、高いスキルが求められるケースもめずらしくありません。

中には、「女性向け」「ママ向け」のエージェントサービスもあります。

私も自営業を始めて間もない頃、クラウドソーシングや求人サイトと並行して、エージェントに登録し案件を紹介してもらった経験がありました。

エージェントの目を通しているため、安心して請け負える案件が多い点がメリットです。

方法4：知り合いや友人などの人脈

知り合いや友人からの紹介は、信頼性が高く、継続依頼につながりやすい仕事の獲得方法です。

紹介の場合は、依頼する側も「信頼できる人から紹介された相手」という安心感があり、条件交渉や契約がスムーズに進みやすいのがメリットと言えます。

私も自営業を始めるにあたって、それまで勤めていた会社から、退職後は業務委託として案件を受注してもらえました。

そのため、人脈が多いとは言えないながらも、よい自営業としてのスタートが切れたと思います。

就業中の会社からの案件は、仕事の特性や業務内容も理解が深く、進めやすい点が魅力です。

自営業を始める前に、業務委託として契約してもらえるか交渉してみるのも1つの方法です。

自営業で「仕事がない」を防ぐ方法

自営業で安定して稼ぐには、仕事が途切れない仕組みづくりが重要です。以下3つの方法を行ってみましょう。

実績を作りアピールする

仕事がない時期を生まないためには、まず「実績作り」は欠かせません。

特に、開業初期は依頼が少ないケースもめずらしくないため、以下の方法も取り組んで実績を増やしていきましょう。

実績のアピール方法もさまざまです。たとえばポートフォリオサイトを準備したり、SNSやクラウドソーシングのプロフィールに掲載するのもおすすめです。

仕事を依頼する側は、実績の有無を重視します。具体的に何ができるのかを明確に示せるほど、信頼されやすく安定した案件獲得につながります。

案件を獲得する経路を増やす

自営業で仕事を途切れさせないためには、複数の案件経路を持っていることがおすすめです。

特定のクライアントに頼りすぎると、案件が急に減ってしまったとき、収入にダイレクトに影響します。

先述の「自営業（個人事業主）が仕事を探す4つの方法」でもご紹介したように、クラウドソーシングや求人サイトを活用して案件確保に努めましょう。

新商品でサービスの幅を広げる

仕事を継続的に獲得するには、サービス内容を広げて「選ばれる理由」を増やすことも効果的です。以下に具体例をご紹介します。

メインとなる業務に関連する内容でサービスの幅を広げると、単価アップや新規顧客の獲得にもつながります。

私も独立当初はWEBライティングのみでしたが、次第にリライトやライターさんの記事チェック、進行管理を依頼されるようになりました。

そうすると収入も安定しやすくなり、仕事が途切れにくい体制ができてきたのではないかと感じています。

自分の得意なことや伸ばしたいスキルなどを考え、積極的にクライアントにアピールしてみるのもおすすめです。

自営業・個人事業主として働くメリットとデメリット

自営業（個人事業主）として働くには、メリットとデメリットの両方があります。

天秤にかけて、自分には自営業という働き方が合っているかを確認することが、後悔しないための方法です。

メリットとデメリットをそれぞれ解説します。

自営業・個人事業主として働くメリット

自営業（個人事業主）として働くメリットとして、以下が挙げられます。

自営業は会社員のように給与テーブルが決まっておらず、固定給ではないため、努力や工夫次第で高収入を目指せます。

スキルアップや実績によって単価を上げ、働く量を増やして収入アップも可能です。

好きなことや得意なことを仕事にしたい方にとっても、自営業はやりがいを感じられやすいでしょう。

自分の好きなこと・得意なことを仕事にして、ライフスタイルに合わせて収入を得られるのが自営業の魅力です。

自営業・個人事業主として働くデメリット

メリットの多い一方で、自営業には注意すべきデメリットもあります。

自営業や個人事業主は、基本的に自分1人で仕事を行うため、事務処理も自分ですべてしなければいけません。

稼げる金額が増え、安定して収入が得られるようになれば、税理士に依頼したり経理をアウトソーシングしたりすることも可能ですが、独立したての頃はなかなか依頼するまでに至らないケースも多いでしょう。

また、固定給がないことから、収入が不安定になりがちな点もデメリットです。

体調を崩した場合も代わりはおらず、休んだ分は収入にも反映されます。

私は独立してから収入が安定するまで1年以上かかってしまいました。こういったケースがあるのも現実です。

自営業のよいところだけ見て、あとで「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないようにしましょう。

まとめ｜儲かる自営業を見つけて希望の働き方を叶えよう

本記事では、これから自営業を始めたい方向けに儲かる自営業ランキングをご紹介しました。

あらためて具体的な職種を振り返りましょう。

これらは専門性が高く、高単価案件が多いことから、開業後も安定して収益を得られやすいのが特徴です。

しかし、仕事にするには資格の取得が必須なものも多く、また大卒が条件など学歴が必要な場合もあります。

開業に資格が要らず、初心者や未経験でも自営業として儲かりやすい職種もご紹介します。

自営業は自由度が高く、収入をどれだけでも目指せる一方で、安定性に欠ける側面があります。

メリット・デメリットをそれぞれ理解し、自分に合う働き方や仕事を探しましょう。

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