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フリーランスも労災保険に!?知らないと損する特別加入制度の知識

フリーランスも労災保険に!?知らないと損する特別加入制度の知識

フリーランスになる人にとって、社会保険がどれだけ適用されるかは気になるところですよね。

仕事によって怪我や病気をした場合にお金が出る、労働者災害補償保険(ここからは労災保険と表記)に加入できるか知りたい人も多いと思います。

結論、原則フリーランスは労災保険に加入できません。なぜなら、フリーランスは労働者でないからです。

労災保険はその正式名称(労働者災害補償保険)からもわかるように、労働者のためのものなので、フリーランスは加入できないのです。

ただし、この決まりはあくまで「原則」です。実は一部のフリーランスは特別に労災保険に加入できます。

そうなると気になるのは、どんなフリーランスが労災に入れるかということですよね。

そこで、この記事では特別に労災保険に加入できる人と、労災保険に加入する手続きを紹介していきます。

また、後半では「労災保険に入れないフリーランスが加入すべき民間保険」もお伝えします。労災保険に加入できない方は、ぜひそちらも読んでみてくださいね。

参考1:厚生労働省「労働保険とはこのような制度です」
参考2:厚生労働省「『労働者』について」

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目次

労災の加入制度が適用されるフリーランス

フリー素材

先ほどお伝えしたように、一部のフリーランスは労災保険に加入できます。2021年に一部の事業者に労災保険への加入を認める「特別加入制度」ができたからです。

まずは、特別加入制度が適用される人をご紹介するので「労災保険に入れるなんて知らなかった」とならないよう、ぜひ読んでくださいね。

芸能関係作業従事者

まずご紹介するのが芸能関係作業従事者。簡単にいうと芸能人とそれを支える人たちです。

具体的な例を挙げると次のようになります。

芸能実業家

舞台演出監督、映像演出監督、撮影、照明、音響・効果、録音、大道具制作(建設の事業除く)、美術装飾、衣装、メイク、スクリプター、ラインプロデュース、アシスタント、マネージャー

芸能実演家

舞台俳優、映画及びテレビ等映像メディア俳優、声優、日本舞踊、ダンサー、バレリーナ、歌手、歌い手、演奏家、作詞家、作曲家、落語家、漫才師、奇術師、司会、DJ、大道芸人、スタントマン

アニメーション制作作業従事者

アニメ制作に関わる人も労災保険を利用できます。アニメ制作によって腱鞘炎が起こったり、精神的な病気にかかったりすると国から補償金がもらえるのです。

具体的には下に書いた人たちがアニメーション制作作業従事者になります。

アニメーション制作作業従事者

作画監督、美術監督、作画、原画、絵コンテ、背景、キャラクターデザイナー、演出家、脚本家、音響、編集者

※声優もアニメーション制作に携わりますが、特別加入制度では「芸能関係作業従事者」にあたるので注意しましょう。

柔道整復師

接骨院や整体院をやっている柔道整復師も特別加入制度の対象になります。

柔道整復師は、従業員を雇っている場合と雇っていない場合で加入条件が変わってきます。

従業員を雇っていない場合は条件がありませんが、雇っている場合は、次の2つを満たしている必要があります。

労災保険に入れる条件
  • 雇用している労働者と保険関係が成立していること
  • 労働保険の事務処理を労働保険事務組合に委託していること

創業支援等措置に基づき事業をしている人

創業支援等措置に基づいて事業をしている人も特別加入制度が適用されます。

創業支援等措置とは、簡単にいうと「高齢者を雇うための施策」で、具体的には次のような内容です。

  • 70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入
  • 70歳まで継続的に以下の事業に従事できる制度の導入

a.事業主が自ら実施する社会貢献事業
b.事業主が委託、出資(資金提供)等する団体が行う社会貢献事業

引用:厚生労働省「令和3年4月1日から労災保険の「特別加入」の対象が広がりました」

原動機付自転車または自転車を使用して仕事をする人

原動機付自転車や自転車を使用して仕事をする人も、特別加入制度が適用されます。

わかりやすいところでいうと、宅配サービスをしている人ですね。

コロナウイルスで宅配サービスを仕事にする人が増えた分、宅配サービスによる交通事故も多くなったので、労災保険に入れるようになりました。

IT系フリーランス

近年、労働人口が爆発的に増えているIT系のフリーランスも労災保険に加入できます。

デスクワークによって腰痛が発生しやすいことや、孤独感によって精神的な病気になりやすいことが加入を認められた理由です。

具体的な職種は次のようになります。自分の職種があるか確かめてくださいね。

※デスクワーク…椅子に座っての仕事

IT系フリーランス

システムエンジニア、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニア、運用保守エンジニア、テストエンジニア、アプケーションエンジニア、製品開発・研究開発エンジニア、データサイエンティスト、プログラマー、ITコンサルタント、プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダー、WEBディレクター、WEBデザイナー

フリーランスが労災保険に加入する手続き

フリー素材

フリーランスが労災保険に加入するための手続きをご紹介していきます。

加入手続き自体はそれほど難しいものではありません。ざっくりとした加入の手順は次のようになります。

  1. 特別加入団体に所属する
  2. 特別加入申請書に必要事項を書く
  3. 申請書を労働基準監督署に提出する

まずは特別加入団体に所属しましょう。

職種によって加入団体が違うので、所属できる団体を調べ、加入申請書を出す必要があります。(加入団体を自分で作ることも可能ですが、実際にする人はほとんどいません。)

申請が認められたら次は「特別加入申請書」を書きます。

厚生労働省のホームページにテンプレートがあるので、それを印刷して、空欄を埋めるだけで大丈夫です。

申請書を書き終わったら、労働基準監督署に出して手続き完了です。

「労働者災害補償保険 特別加入申請書(中小事業主等)」のダウンロードはこちら

参考:厚生労働省「労災保険に特別加入できるようになります 」

労災保険が適用されないフリーランスにおすすめの民間保険

特別加入制度で労災保険が適用される人はかなり多くなりましたが、それでも特別加入制度に入れる人はほんの一部。労災保険に加入できないフリーランスも多くいます。

そこで、ここからは労災保険に加入できないフリーランスにおすすめの民間保険をご紹介していきます

医療保険

フリーランスにおすすめする保険として医療保険があります。医療保険はその名の通り、病気や怪我で入院したり、手術したりした場合に受けられるものです。

入院した場合は「入院した日付×1日の給付金」で出した金額が、手術の場合は手術の種類に応じた金額をもらえます。

また、「介護が必要になったときの保険」や「死亡したときの保険」など、さまざまな保険を追加できます。

所得補償保険・就業不能保険

労災保険に入れないフリーランスは、「就業不能保険」や「所得補償保険」に加入するのもおすすめです。

これらの保険に加入すると、病気や怪我で仕事ができなくなったときに保険金を受け取れます。

医療保険との違いは、入院しなくても保険金を受け取れることです。在宅療養を医師から指示された場合でも、それを証明できるものがあれば保険が適用されます。

労災保険に入れないフリーランスは、入っておきたい保険ですね。

ただし、これらの保険は精神的な病気(うつ病、統合失調症)には対応してないので、注意が必要です。

フリーランスは労災保険を経費にできる?

フリーランスだと労災保険の支払いが経費になるかも気になるところですよね。

結論、労災保険は経費になりません。

ただ、所得控除として認められているので、節税することは可能です。

また、先ほどもご紹介した民間の医療保険・所得補償保険も所得控除になります。確定申告のときには忘れず控除欄に記載しましょう。

所得控除…課税所得を減らせるもの。支払うべき税金は「課税所得×税率」で決まるため、控除額が多ければ多いほど、支払うべき税金を少なくできる。

まとめ

今回はフリーランスにおける労災保険について解説してきました。

フリーランスは原則労災保険に加入できませんが、一部の人は特別に労災保険に入ることが認められています。

労災保険への加入が認められているのは次のような人たちです。

労災保険への加入が認められている人
  • 芸能関係作業従事者
  • アニメーション制作作業従事者
  • 柔道整復師
  • 創業支援等措置に基づき事業をしている人
  • 原動機付自動車または自転車を使用して仕事をする人
  • IT系フリーランス

これらに当てはまる人は、ぜひ労災保険に加入してくださいね。

また、労災保険に入れない場合は「医療保険」や「所得補償保険・就業不能保険」などの民間の保険に入るのがおすすめです。

フリーランスは働けなくなると、収入が激減する働き方です。自分の生活を守るために、今回お伝えしたことを参考にして万が一に備えておきましょう。

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