フリーランスとして安定して稼いでいくには、クライアントさんに「リピート」してもらうのが大切。
そこで今回は、案件を再び依頼してもらえる人と、1回だけの依頼で終わってしまう人は何が違うのか、案件を獲得し続けるための10の秘訣をご紹介します。
01|身だしなみ・服装の違い
- 慌ててきた準備感じ、清潔感がない
- 清潔感がありつつ、お仕事のイメージに合った服装
例えば、デザイナーなのにヨレヨレのダサい服装で着たら「この人本当にセンスあるの?大丈夫?」と思われてしまいます。
当たり前ですが、どんな仕事でも清潔感のない身だしなみ、服装も避けましょう。
02|Zoomの写り方の違い
- ヒアリング、内容が大事と考え、見え方は気にしない
- 印象よく見せるために、パソコンスタンドやライトなどを用意する
日本デザインスクールで、受講生を毎月200人近く見ていますが、Zoomでの見られ方をしっかり意識できている人はあまり多くありません。
もちろんスクールの受講中はそこまで見え方を気にしなくても良いのですが、やはりどんどん売れっ子になっていく卒業生は、受講中でも本番の案件と同様nZoomでの見られ方をちゃんと考えていた人が多いです。
部屋の明るさを調節したり、パソコンスタンドを買ったりして
・顔が暗くないか/はっきり写っているか
・上から目線,下から目線になっていないか
を確認しましょう!
03|ヒアリング方法の違い
- メールやチャットなど、文章で終わらせる
- Zoomや電話に繋ぐ。そのとき、「満足いただくためにも、事前にしっかりとヒアリングしたい」と伝える。
慣れてくるまでは、文章で終わらせず、Zoomなどのオンライン会議ツールを使いましょう。
先方の都合で、メールが良いと断られてしまう場合もありますが、Zoomでヒアリングしたいと言われて嫌な気持ちになる人はいません。むしろやる気を感じて好印象です。
04|修正を依頼されたときの違い
- 落ち込む/修正と聞いて一瞬嫌な顔をする
- より良いものが作れる!と考え、爽やかに受ける
修正を依頼しただけで落ち込んだり、ちょっと嫌な顔をしたりする方がいますが、クライアント目線で考えると、正直「めんどくさい人だな」と思われてしまうのが事実…。
確かに修正なしで一発OKがもらえたら嬉しいし心地良いものですが、修正を一度も受けたことがない人なんていません。
修正をお願いされたときに「私って下手くそなんだ…」「仕事増えるじゃん、先に言ってよ…」と考えるのは辞めて、「成長できるポイントだ!ラッキー」と考えて爽やかに修正依頼を受け取りましょう。
クライアントさんも、修正も爽やかにこなしてくれる人に仕事を頼みたいと思っています。
05|「〇〇な感じで!」とアバウトに依頼されたときの違い
- 「わかりました!」と言ってとりあえず引き受ける
- 「〇〇のようなイメージですか?」「こんなテイストはどうでしょうか?」と、提案ベースで聞いてみる
「イマドキっぽい感じで!」「おしゃれな感じで!」のように、あまり詳細ではないイメージで依頼されることはよくあります。
そんな依頼の仕方でも、完成後の作品には細かく修正をお願いされることもあるので、必ずヒアリングの段階で細かく聞いておくようにしましょう。
依頼に慣れていないクライアントさんの場合、「もっと詳しく教えてください」と聞いてもうまく答えてもらえない場合がほとんどです。
そのため、「ピンクよりは紫っぽいイメージですか?」「(実際のバナーやポスターなどを見せながら)こんなイメージはどうでしょうか?」と提案ベースで聞いてみるのがおすすめ!
06|話すときの雰囲気の違い
- 自信がなさげ、仕事を取るために(継続してもらうために)焦っている感じ
- 自信があり、他の仕事もたくさんあるからと余裕がある感じ
「自信」と「余裕」。この2つに尽きます。
たとえ、仕事がなくて依頼がなくて焦っていたとしてもそんな素振りは見せず、「売れっ子フリーランス」を演じるのも大切です。
また、「こんなに貰って大丈夫だろうか…」という不安も、クライアントさんにも伝わってしまいます。金額も、自分が自信を持って受け取れる金額を設定しておき、「それ相応のサービスを提供している」と考えて堂々としましょう!
07|追加の依頼をお願いされたとき
(例)LINEのリッチメニューを製作中に、「同じ感じでバナーも一緒に作ってもらえますか?」と聞かれたとき
- 「すみません、それは別料金になってしまいまして……」
- 「良いですね!作りましょう!バナーでしたら1枚〇〇円で作成できますよ!」
美容院に行ったときを思い出してみましょう!
「やっぱり前髪のカットもお願いできますか?」と聞いたときに
「すみません…前髪カットは別料金となっておりまして…」と申し訳なさそうに言われるよりも、「わかりました!いいですね、切っちゃいましょう!前髪カットは別途1000円になりますが、大丈夫ですか?」と聞かれた方が心地よいと思いませんか?
お金を払ってもらうことに抵抗感を感じず、この場合も爽やかに料金を伝えましょう!
08|制作物を納品するときの違い①
- すべて完成してからクライアントに見てもらう
- 3割ほど出来た段階で一度クライアントからフィードバックをもらう
クライアント側も、修正の依頼に抵抗があったり慣れていないことも多いです。
すでに完成したものがイメージと違った場合、修正のお願いがしづらく、それでOKと言われる場合があるようです。
その場では「納品完了」となり報酬も支払われ、うまくいったようにも見えますが、そのクライアントさんがあなたに依頼することは2度とないかもしれません。
必ず2-3割が出来た状態でクライアントさんに見てもらい、「こんな方向性であっていますか?」と聞いてみましょう!
09|制作物を納品するときの違い②
- 値段に見合ったクオリティで納品する
- 値段以上、期待以上のクオリティで納品する
継続で依頼をもらうために一番大切なのは、「貸し」があるような状態を作ることです。
試しに100円でバナーを作ってほしいと言われたときに、100円レベルのバナーを作るのではなく、いま出せる本気を出してバナーを作ります。
また、3日以内にほしいと言われた場合は即日納品したりすることで相手の期待を超える方法もあります。
このした小さな期待以上の積み重ねで、「またこの人に依頼しよう」と思ってもらえるのです。
売れっ子になるまでは、依頼の料金にかかわらず最善のクオリティ、スピードで納品するようにしましょう!
10|交流会などで会ったとき/食事に誘われたときの違い
- 継続の仕事をもらうべく、仕事の話ばかりする
- 仕事のことは一旦忘れ、人として仲良くなる
最初の案件をもらうときも同様です。
長く付き合ってくれるクライアントさんほど、人柄をよく知っていて信頼できる人に依頼をしづけてくれます。
相手に人として興味を持ち、相手から仕事の話を持ちかけてくるまでは仕事の話はせず、ただ会話を楽しみましょう!
まとめ
クライアントさんから「また」依頼してもらうために大事なことを10個お伝えしましたが、ついついやってしまっていたことは無かったですか?
- 清潔感があり、仕事ができそうな雰囲気の身だしなみや服装を意識する
- ライトやスタンドを用意して、Zoomでもキレイに映るようにする
- ヒアリングはチャットやメールで終わらせようとせず、Zoomに繋ぐ
- 修正を依頼されても爽やかに受け取る
- アバウトな依頼に対しては「〇〇な感じはどうですか?」と提案ベースで聞いてみる
- 自信を持って堂々と、余裕がある感じで話す
- 追加を受けるときも物怖じせず、爽やかに料金を伝える
- 完成してから納品ではなく、3割できた段階で一度見てもらう
- 常に値段以上、期待以上の納品を意識する
- クライアントさんとは、まず仲良くなる。
これまで意識できていなかったという方も、ぜひこの10個を意識しながらお仕事を進めてみてくださいね。