
「未経験からWEBデザイナーに転職って、本当にできるの?」
不安に思いますよね。実務経験がない、ポートフォリオも自信がない、そもそも採用してもらえるのか…。
でも、今回お話を伺った「みなちゃん」は、デザスク入門編を卒業してから20社に応募し、中級編を受講中に内定を5社獲得。しかも最終的に選んだのは、月給40万円のWEBディレクター職でした。
4月に学習をスタートして、7月には大手企業でディレクターとして働き始めている。この驚異的なスピード転職は、一体どうやって実現したのでしょうか?
面接対策、ポートフォリオの工夫、そして「魂を売っていた」という前職からの大転換。転職を考えるすべての人に役立つ、リアルな成功ストーリーをお届けします。
4月に学習開始→5月卒業→7月就職という驚きのスピード

まず驚くのは、そのスピード感です。
「入門編が4月に入ったので卒業は5月ですね」
ー5月?じゃあ中級編受けてる時にはもう受かってたんだ!
「入門編を卒業してすぐ受かりました(笑)」
なんと、入門編を卒業した直後に転職活動を開始し、あっという間に内定を獲得。中級編は、すでに転職した会社で働きながら受講していたそうです。
転職活動の全貌
| 活動期間 | 5月末〜6月(約1ヶ月) |
| 応募者数 | 約20社 |
| 書類通過 | 約10社 |
| 内定獲得 | 5社(すべてデザイン関連) |
| 最終転職先 | WEBディレクター職(月給40万円) |
| 活動期間 | 5月末〜6月(約1ヶ月) |
| 応募者数 | 約20社 |
| 書類通過 | 約10社 |
| 内定獲得 | 5社(すべてデザイン関連) |
| 最終転職先 | WEBディレクター職(月給40万円) |
ー転職活動で受けた会社は何社でしたか?
「ネットで結構応募してて、多分20社とか」
ーどんな会社を狙っていったんですか?
「会社は特に決めてなくて内容で選んでました。仕事内容がWEBデザイナーだったり、デザインに関わるようなお仕事で探して」
前職は総務、デザインは「なんとなく触った」程度だった

実は、みなちゃんには「WEBデザイナー」としての実務経験はほとんどありませんでした。
「前の会社は総務で入社して、そこで新しい部を立ち上げることになって、その部署でデザインやってみようっていうことになって、少しだけWEBデザインをやってました」
ーその時はどんなことをやってたんですか?
「デザインの会社ではなかったので、デザインをひたすらやるっていうわけではなくて、デザインもやりつつ事務もやったりしてました」
「自信がなかった」からこそ、学び直した
「期間は結構長くてもがっつりやってたわけじゃなかったので自信がなかったです」
ちょっと触って「なんとなくやってみました」という程度。だからこそ、本格的に学びたいと思ってスクールに入ったそうです。
入門編の作品+前職の実績で書類通過率50%

ーポートフォリオは何を持っていったんですか?
「入門編で作った作品、あとは前の会社で少しやったのを合わせて」
ー前の仕事の作品ってどんなもの?
「WEBサイト、ホームページだったり、アイコンだったりSNS関連のデザインをしてました」
スクールで学んだことで、自信がついた
「前職の作品だけでは全然ポートフォリオが充実してなくて、それでデザスク入りたいなっていうのもありました」
ーじゃあだいぶデザインレベルは上がった?
「はい。全くわからない状態でやってたのが、少しは自信持ってできる感じですね」
前職では「なんとなく」作っていたものが、スクールで基礎を学ぶことで、きちんと説明できるデザインに変わった。それが自信につながったんです。
そして驚くべきことに、書類が通ったところは全て内定をいただいたそうです。
内定4社持ちから、さらにWEBディレクター職を獲得

当初、みなちゃんはデザイナー職を中心に応募していました。すでに4社から内定をもらい、デザインメインの会社に決めようとしていた時でした。
「面接の方に『ディレクションっぽいこともちょっとやってたんだね』って言われて、ディレクションにも興味があったので最後にそっちも受けてみようと思って受けてみたんですよ。そしたらそこも内定頂いて」
ーそんなに簡単に決まるの、すごい!
「ちょっと悪いですけど内定をお断りして最後のところに決めました」
なぜディレクター職に受かったのか
前職で「ディレクションっぽいこと」を少しやっていた経験が評価されたようです。
「やってたと言っても全然そんな大したことはないけど…」
ーディレクションは前の仕事でちょっとやってたっていうのを言って、作品を持って行ったら受かった?
「はい(笑)」
ー経験者としての応募だったんですか?
「一応そうですね。さわったことがある、ツールを使ったことがある、とか書いて」
「ちょっとやったことがある」レベルでも、きちんと書類に書いて、面接で話せば評価される可能性がある。
月給40万円スタート、でも前職より「下がった」

そして気になる給料の話。
ー本業の方は月どのくらい頂いてるんでしょうか?
「月40万ぐらい頂いてます」
ーすごくない!?デザイナーで月40万…。私なんて15万ぐらいだったよ(笑)
WEBデザイナーの初任給は、一般的に20〜25万円程度。未経験なら最低賃金からのスタートということも珍しくありません。
でも、みなちゃんの場合はディレクター職ということもあり、月給40万円という高待遇でのスタートでした。
それでも「給料は下がった」決断
ーお給料の高いところ狙っていったとかなんですか?
「それもあります」
でも実は、前職の方が給料は高かったそうです。
「前職の方が高かったです。7年くらい勤めていたんで」
ーそっか、お給料がちょっと下がってでも入りたいと思ったんですね。
「そうなんです。デザイン関係でやっていきたいなって思ったんで」
ーお金じゃないと。
「そうなんです、やっぱり楽しい方がいいなって思って」
面接で受かる人の「準備の仕方」が違った

書類通過率50%、そして面接通過率100%という驚異的な成功率。その秘訣は、徹底的な準備にありました。
ポイント①:職務経歴書を「細かく」書く
「職務経歴書では、自分が今までこういう仕事してきましたよっていうのをすごく細かく書きました」
ー前職の前の仕事内容もですか?
「その前のも全部です。デザインとは関係なくても、『自分は今までこういうことをやってきた』っていうのを書くようにしました」
デザインと直接関係なくても、事務職の経験などは「しっかりしてそう」「お客さんとのやり取りができそう」という印象につながる。
ポイント②:「その会社が欲しい人」を徹底的に研究
「必ず面接の前はその会社のホームページを細かく見て、『どういう人が欲しいのか』を考えて、本当にギリギリのギリギリまで面接に備えてました」
ー答え方とかシミュレーションして練習したりしてたんですか?
「そうです。あとは募集内容とかも見て、その会社が欲しそうな人を考えて話し方を寄せたりとか」
ーそれってどこかで学んだんですか?
「いや特には学んでないんですけど、自分が面接する立場だったらっていうのを考えるようにしてました」
ポイント③:服装も「オフィスカジュアル」で
「スーツではなかったんですけど、オフィスカジュアルでした」
WEB業界の面接では、カチッとしすぎたスーツよりも、清潔感のあるオフィスカジュアルの方が好まれることもあります。
よく聞かれた質問と対策
- 「自分がどういうことができるか、どういうことをやってきたかを説明してください」
- 「仕事をする上で何が大切だと思いますか?」
「それもその会社が求めてることとかも考えて準備してました」
「作品の上手さ」より「準備と姿勢」が大事

実は、みなちゃんの入門編の作品は、「めちゃくちゃ上手い!」というレベルではありませんでした。
「入門編までの作品で言うと、『めっちゃうまい!』っていうわけでもなかったじゃないですか」
でも、内定5社。
なぜか?
作品のクオリティ以上に、以下のポイントが評価されたからです。
- 徹底的な準備(企業研究、面接対策)
- 明確な姿勢(「この会社で働きたい」という熱意)
- コミュニケーション力(事務職経験も活きる)
- 過去の経験の見せ方(デザイン以外の経験も活かす)
「すごい作品がうまいのに全然採用されない人も中にはいて、『なんで?』って思うんですよたまに。その受からない人って面接で準備不足だったりで、『作品はいいんだけど、将来長く勤めてくれないかな』とか、『うちの会社への思いがないよな』ってとこで落とされることもあるよね」
「魂を売っていた」前職から、人生が激変

前職は待遇も良く、休みも取れて、定時で帰れる職場でした。
「前の会社は結構待遇も良くて休みも取れて、定時に帰れてたんですけど、仕事が全然楽しくなくって。毎日魂を売ってるみたいな(笑)」
ー7年も売ってたんですか魂を(笑)
「7年も売ってました(苦笑)」
時間が過ぎるのが「長い」毎日
「もう毎日時間が過ぎるのが長いなってずっと思ってました」
やりたくない仕事をしている時間は、本当に長く感じるもの。月曜日が憂鬱で、有給を使いまくっていたそうです。
周りや親に反対されても、決断した
「周りにも親にも言われました、『もったいないから居続けなよ』『辞めないほうがいい』って」
ー会社にも止められませんでした?
「止められたりもありました。『主任を目指したら?』とも言われましたが、それでも断りました」
転職後は残業ばかりでも「楽しい」
「今は転職して毎日残業とかもあるんですけどそんなの感じないぐらい楽しいです」
給料は下がった、残業も増えた。でも、人生の充実度は比べ物にならないほど上がったそうです。
「本当に人生がガラっと変わった感じがあるので思い切って飛び込んでもいいのかなって思ってます」
いきなりWEBディレクター、大手企業の特設サイトを担当

転職後、みなちゃんはすぐに実務に入りました。
「人が足りなかったのか、最初からお客さんと打ち合わせだったり、ワイヤーフレーム書いたり、スケジュール組んだり、結構いろんなことやらせていただきました」
ー先輩がちゃんとついて教えてくれるんですか?
「一応聞いたら教えてくれるんですけど、『今までやってきたからできるよね?』っていうような(笑)」
4ヶ月で大手企業の特設サイトを公開
インタビュー時点で、転職から約4ヶ月。すでに誰もが知る大手企業の特設サイトを2件担当していました。
「大手に入社したので皆さん知ってる〇〇の特設サイトを今やらせてもらってます」
ーめっちゃ大手!もうみんなが知ってるところじゃないですか!
「結構残業ばっかりだったのがやっと終わるっていうのと、本当に経験したことないことをさせてもらえてすごく勉強になったなとか、いろんな感情が湧いてます」
本業はディレクター、副業でデザイン制作という理想の形

実は、みなちゃんは副業でもデザインの仕事をしています。
ーデザインを作るわけではないんだ?ちょっと寂しくない?
「そうなんですけど、副業の方で本業とは別でお仕事受注しまして」
ーいつの話ですかそれ?
「入門編卒業してからすぐです」
Instagramで受注、経験を積むために
副業の案件は、Instagramでのつながりから生まれました。
「Instagramで受注してます。初め情報交換のためにデザイン関係の人とやり取りし始めたんですよ。そしたら、その人が繋いでくれた方がいて、そこで『お仕事やってください!』って」
収入としては「お遣い程度」ですが、経験を積むという意味で続けているそうです。
「『お金はいらないです』っていう風に言っているくらいで、副業では勉強させてもらうって意味でやってます」
これからの展望:LPに特化したい
「中級編でLPをできるようになったので、副業の方でLPに特化した形でデザインをやっていきたいなと思ってます」
本業でディレクションを学び、副業で制作スキルを磨く。理想的な成長の形ですね。
入門編は「ギリギリ卒業」だった

実は、みなちゃんの受講期間は順風満帆ではありませんでした。
「私の場合は、入門編の卒業テーマ決めから迷走してしまって、ギリギリまで迷った挙げ句課題の最終提出の作品を1回も添削してもらわなかったんですよ(苦笑)」
ーえ、どういうこと?
「一度仮提出をして先生に見てもらって、その後にテーマを変えて提出しちゃって…。それを何度か繰り返してました」
チームメンバーに助けられて卒業
「最後のほうはチームのみんなに添削してもらって(笑)」
ー「余裕で入門編クリアできました!」って感じではなかったんだ。
「全然できなかったです。それで中級編も受けないとまずいって感じでした」
でも、その「まずい」という危機感が、中級編の受講につながり、さらにスキルアップできたんですね。
独学1年では限界、スクールで「楽しさ」を知った

実は、みなちゃんはスクールに入る前、1年間独学でデザインを学んでいました。
「独学でYouTubeを見て勉強してました。多分1年くらい独学してました」
でも、独学だけでは行き詰まりを感じていたそうです。
「独学だけではどういう風にデザインしていいか全然わからない状態だったので、『もうスクール行くしかない』って思いました」
スクールを選んだ決め手は「楽しそう」
「いろんなところも見たんですけど、中でもデザスクが一番楽しそうでした。YouTubeも結構見ていて、卒業生のインタビューでは『仲間も増えた』って言っていたので、デザイン以外の面でも楽しそうだなと思って決めました」
仲間ができた喜び
実際に受講してみて、チーム制や交流会で仲間ができたことが大きかったようです。
「チーム制だったのでチームの皆と仲良くなれたり、交流会もあったりしたのでそれに参加するのがすごく楽しかったです」
卒業後も、週1回Zoomで集まっているそうです。
「入門のチームでは週に1回、ずっとZoomをやってます」
転職が決まった時も、みんなが自分のことのように喜んでくれたとか。
まとめ:未経験から転職を成功させる5つのポイント

みなちゃんの転職成功から見えてきた、未経験からWEBデザイナーに転職するためのポイントをまとめます。
①学習期間は3〜6ヶ月でも十分
- 学習期間:約3ヶ月(入門編のみで転職活動開始)
- 転職活動期間:約1ヶ月
- 合計:4ヶ月で転職成功
完璧を目指す必要はない。基礎をしっかり学んで、ポートフォリオを作れば転職活動はスタートできる。
②ポートフォリオは「量」と「説明力」
- スクールの課題作品
- 前職で作った実績(WEBサイト、アイコン、SNS画像など)
作品の上手さだけでなく、「どういう意図でこのデザインにしたか」を説明できることが大切。
③面接対策は「企業研究」が命
- 企業のHPを細かくチェック
- 「その会社がどんな人を欲しがっているか」を考える
- 話し方を企業に合わせて調整
- 想定質問の答えを準備
作品がすごくても、面接で「この会社で働きたい」という熱意が伝わらなければ落ちる。
④過去の経験は「すべて」活かせる
- 総務職での事務経験
- ちょっとだけやったデザイン業務
- ディレクションっぽい経験
デザインと直接関係ない経験も、職務経歴書に書く。事務職経験は「しっかりしてそう」「コミュニケーションが取れそう」という印象につながる。
⑤「給料」より「やりがい」で選ぶ勇気
- 前職:高給与、待遇良好、でも「魂を売っている」感覚
- 現職:給料は下がったが、残業があっても楽しい
人生は1回しかない。10年後の自分を考えて、やりたいことを選ぶ勇気も大切。
転職活動チェックリスト
みなちゃんの経験をもとに、転職活動のチェックリストを作りました。
- ポートフォリオ(最低5〜10作品)
- 職務経歴書(デザイン以外の経験も詳細に記載)
- 履歴書(写真は清潔感のある服装で)
- 企業のHPを隅々までチェック
- 「どんな人が欲しいか」を考える
- よくある質問への回答を準備
- 自己紹介を1分でまとめる練習
- 作品の説明を簡潔にできるように練習
- オフィスカジュアルの服を用意
- 「この会社で働きたい」という熱意を言葉にする
- 20社以上応募する覚悟
- 書類で落ちても気にしない
- 面接は「練習」と思ってどんどん受ける
みなちゃんのキャリアサマリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学習開始 | 2024年4月 |
| 卒業 | 2024年5月(入門編のみ) |
| 転職活動期間 | 5月末〜6月(約1ヶ月) |
| 応募社数 | 約20社 |
| 書類通過 | 約10社 |
| 内定獲得 | 5社(全てデザイン関連) |
| 就職 | 2024年7月 |
| 職種 | WEBディレクター |
| 月給 | 40万円 |
| 副業 | Instagram経由でデザイン制作 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学習開始 | 2024年4月 |
| 卒業 | 2024年5月(入門編のみ) |
| 転職活動期間 | 5月末〜6月(約1ヶ月) |
| 応募社数 | 約20社 |
| 書類通過 | 約10社 |
| 内定獲得 | 5社(全てデザイン関連) |
| 就職 | 2024年7月 |
| 職種 | WEBディレクター |
| 月給 | 40万円 |
| 副業 | Instagram経由でデザイン制作 |
編集後記
みなちゃんのインタビューで最も印象的だったのは、「面接対策の徹底ぶり」でした。
作品のクオリティも大切ですが、それ以上に「この会社で働きたい」という熱意と、そのための準備が採用の決め手になるんですね。
「自分が面接する立場だったら」と考えて準備する。当たり前のようで、実際にできている人は少ないかもしれません。
そしてもう一つ。7年間「魂を売っていた」という前職から、残業があっても「楽しい」という現職への転換。
お金や待遇だけでは測れない、「やりがい」や「充実感」の大切さを改めて感じました。
未経験からの転職は不安だと思います。でも、きちんと準備をして、熱意を持って臨めば、みなちゃんのように複数社から内定をもらうことも十分可能なんです。
あなたも、一歩踏み出してみませんか?















