みなさん、こんにちは!日本デザインスタッフの村上絢香です。
今回は日本デザインスクール(デザスク)の代表であり、会社のNo.2でもある久保なつ美さんにインタビューしてきました!
WEBデザイン、動画編集、撮影、ライティング、マネジメント、YouTube、などなど。
さまざまな分野で活躍している久保さん。
そんな久保さんのWEBデザインを始めたきっかけや、デザスク立ち上げの想い、今持っている夢などを聞いてきました!
久保さんの人間性や魅力が伝われば、とても嬉しいです。
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久保なつ美ってどんな人?
〈プロフィール〉
名前:久保なつ美
生年月日:1986/5/28
出身:東京都
経歴:
24歳でWEBデザイナーに。以降本格的にWEBデザインの仕事を開始。
26歳には現在の株式会社日本デザインの共同設立者に。
29歳の時に「日本デザインスクール」を設立。現在は、現役デザイナーとしての活動を続けながら全国2500名以上の生徒を45日という超短期間でプロのWEBデザイナーに育成。
38歳で著書『根性なしがWEBデザイナーに憧れて(幻冬舎)』を出版。
Instagramアカウント…kubo_channel
X(旧Twitter)アカウント…@natsumikubo
TikTokアカウント…@douga_de_manabu_design
LINEアカウント…【公式】日本デザインスクール
日本デザインスクール無料セミナー…WEBデザイナーという働き方セミナー
キラキラした大人を夢見た私がWEBデザイナーになったきっかけ
△さっそくインタビューしていきます!
ー今やWEBデザインスクール校長の久保さんですが、いつWEBデザインに興味を?
大学生の頃!簡単なWEBデザインの授業があって、そこで初めて「WEBデザイン」を知りました。
その授業では、GIMPという無料で使えるデザインのソフトで、CDのジャケットをデザインしたんです。毎回その授業が楽しみで、夢中になってデザインしていましたね。
授業を受けていく中で、「デザインが仕事だったら楽しそうだな〜」とぼんやり思ったことはあったけど、まさか本当になるとは…!笑
ーそんな授業があったんですね!デザイン系の大学だったんですか?
デザイン系の大学ではないけど、ちょっと特殊で、アメリカの大学の日本校に通っていました。
その大学は、最初の2年間は興味のあることを探すっていう制度があって、その一環でデザインの授業があったんです。
ーなるほど!素敵な制度ですね。どうやってその大学を見つけたんですか?
高校生の時はやりたいことがなかったから、大学に行く意味もわからなかったし、オープンキャンパスに行っても入りたいと思う大学がなかったんです。
だけど、大学が500校くらい載っている冊子を見ていたときに、他とちょっと違う雰囲気の大学があって興味を持ちました。
やりたいことはなかったけど、「ずっとキラキラしていたい、キラキラした大人になりたい」っていう想いはあって。
授業に前のめりで学ぶことを楽しんでいる学生や教授を見て、この大学には私が思う「キラキラ」がある!ここだ!って思ったんです。
授業はアメリカ式で、教授はただ知識を与えるのではなく、「あなたはどう考えるの? 」と自分で考えさせてくれました。
この大学に入ってなかったら、WEBデザイナーになることもなかったかもしれませんね。
小さい頃からモノをつくることは好きだったけど、それを仕事にするとか、何かに活かせるとか、思ってもみなかったです。
ーキラキラした大人!叶えていますね!小さい頃からモノ作りが好きだったんですね。
NHKで放送されていた「つくってあそぼ」が大好きな子どもでしたね。
小学校の図工の時間は夢中になって作ってたし、家族の誕生日には手作りのプレゼントをわたしてました。あまり喜ばれなかったけど(笑)
だけど、すごく喜んでもらえたこともあって「なっちゃんすごいよ!才能あるよ!」と言ってもらえたのがすごく嬉しくて、ますますモノ作りが好きになりました。
「自分が作ったもので、誰かを喜ばせられる」
その喜びは、WEBデザインでも変わっていませんね。紙とかペンとかハサミがパソコンになっただけで、今もWEBデザインで「つくってあそぼ」をしています。
平坦ではなかったWEBデザイナーまでの道のり
△デザインの仕事を始めた頃の久保さん
ー大学でWEBデザインに出会って、卒業後WEBデザイナーに?
WEBデザイナーになるまで平坦な道ではなくて、本当に色々ありましたね…。
授業でWEBデザインに出会って夢中になったけど、その時点では「WEBデザイナーになりたい!」という強い決意まではありませんでした。
だけど、デザインには興味があったし、「つくることを仕事にできたらいいな〜」というぼんやりとした想いもあったから、デザインのことを学びにアメリカに2年間留学することを決意したんですけど…
いざアメリカに飛び立つも、留学先の環境が合わず、体調不良とホームシックでたった10日で日本に戻ってきちゃったんです。
盛大に見送ってくれた家族や友人に顔向けができなかったし、そんな自分にすごく落ち込みました。
ーそうだったんですね…久保さんにもそんな経験があったなんて意外です。日本に帰ってきてからはどんなふうに過ごしていたんですか?
2年間アメリカで学ぶ予定だったから、帰ってきてやることがなにもありませんでした。
だけど、どうしても働きたくなくて。
働くことにプラスのイメージがなかったんです。
大学でダンスサークルに入っていた私は、大好きなダンスをしているこの時間が一番楽しくて、今が人生のピークなんじゃないかと思っていたし、
社会人になった先輩を見てても、あまり楽しそうじゃなくて、楽しく働くなんてできっこないと思っていました。
だから、当時付き合っていた彼氏に養ってもらおう!なんて思っていたんだけど、その矢先彼氏にも振られて…
「働くしかない…」と思って、やっとお仕事を探し始めました。
ーどんなお仕事を見てたんですか?
私は、今までどんなアルバイトも続けられなくて、好きなことじゃないと働けないと思っていたから、経験ゼロにもかかわらずデザインの会社に片っ端から応募しました。
「未経験OK」と書いてはいるけど、現実はそんなに甘くなくて。結果、15社以上落ちました。なかには、話すら聞いてもらえない、相手にしてもらえないこともありましたよ。
「自分はどこにも求められていない」と自信を失った私は、自分の部屋に引きこもりがちになったのです。
ただただ時間だけが過ぎる毎日。そんな無気力状態がしばらく続きました。
ーそれは辛いですね…。そこからどうやってWEBデザイナーに?
自分の状態を見て、「鬱かも」って思ったんです。
同時に、「このままだと私の人生は終わってしまう」と思って、この状態を抜け出そうと、デザインスクールに通うことにしました。
結果、そのスクールではデザインについてはあまり学べなかったけど、デザインソフトの使い方は一通り学べたし、プロに近づいた気がして楽しかったです。
精神状態が回復した私は、スクール卒業後、またデザインの会社の面接を受けることにしました。だけど、実務経験がない私は、また落ちてしまって。
そんななかでも私の想いを評価してくれた会社があって、時給は高くなかったし、アルバイトとしてではあったけど、なんとか働き始めることができたんです。
最初は大変なこともたくさんあったし、わからないことだらけだったけど、やっぱりデザインのお仕事は楽しくてやりがいがありましたね。
人生のターニングポイントとなった、ある人との出会い
ー晴れてWEBデザイナーとしてデビューした久保さんですが、その後はWEBデザイナーとして順調にキャリアアップして、今に?
実は、またいろいろありまして…(笑)
いくつかのデザインの会社でアルバイトを経て、スキルを着実に身につけていった私は、24歳の時にデザイン制作会社で本格的にWEBデザイナーとして働くことになったんです。
やりがいや楽しさも増えたし、職場環境も良かったけど、会社の経営が傾いたことで求められるものが変わってきて。プレッシャーもあったし、自分の力不足に申し訳なさを感じるようになりました。
あれほど好きで楽しかったデザインのお仕事が、いつしか嫌いになっていました。
それでしばらくデザインのお仕事を離れることにしたんです。
ーそうだったんですか。そこからどうしてまたデザインをするようになったんですか?
デザインのお仕事を辞めてから1年くらい経った時、イベントである人に出会いまして…。
その人物が、今の会社の代表である大坪さん。
当時、大坪さんはフリーで活躍していて、”とにかくすごい人”という印象でした。
そんな大坪さんから「デザイナーとして、手伝ってくれない?」と声をかけてもらって、またデザインを始めたんです。
だけど、美大出身でデザイナーとしても最前線で活躍していた大坪さんから、ダメだしの日々。
悔しかったし、自分の価値を証明しようと一度大坪さんの元を離れてフリーランスになったこともありました。すぐに大坪さんのありがたさに気づいて戻るんですけど…(笑)
それでも、見捨てずに教え続けてくれて。心を入れ替えた私は徐々に力をつけ、周りからも認められるほどデザイナーとして成長することができました。
ーそんな出会いがあったんですね。そこから日本デザイン設立に至るんですね!
そうです!一緒にお仕事を始めて1年が経った頃、大坪さんから「会社をやるから、一緒にやらない?」と誘っていただいて。
そこから、日本デザインの歴史が始まるわけですね。
ちなみに、当時の私について、後に大坪さんから「あなたはデザインセンスはないし、ポンコツだったけど、素直さと根性だけはあった」と言われました(笑)
受講生1人から始まった日本デザインスクール
△1人目の受講生さん♡
ー日本デザイン設立後、どんな経緯でデザスクを立ち上げたんですか?
日本デザイン設立後もデザインを受注して制作して、というのをしていたけど、それだと大きな事ができないし、教えるのが好きだったから「何か教えられることないかな〜」って色々探していました。
それでいろんなセミナーとか教室に行ってみたんだけど、ふと「デザイン教えられんじゃん!」と思いまして。
セミナーでスクール運営の知識は得ていたから、デザインのスクールを立ち上げることにしたんです。
でも、今まで通りデザインのお仕事をしていたから、仕事終わりにマンツーマンで教えていたよ。
ー最初はマンツーマンだったんですね!オンラインのレッスンにはいつ変わったんですか?
受講生の横で教えていたら、受講生が一生懸命メモを取っていて。それが、すごく大変そうだったんですよ。
動画だったら止められるし、何回でも見れるし、後から見直せる。そっちの方が親切なんじゃないかな?と思ったのがきっかけです。
完全にオンラインにしたのはもう少し後で、デザインの発信をしているYouTubeを見てくださった人から、
「行くのが難しいのですが、受講したいんです!!どうにか受けられないですか?」とメッセージをいただいて!
どこに住んでいる人でも、受けたいと思ってくださった人に届けたいし、もっと多くの人にデザインの魅力を伝えたいというのもあって、完全オンライン化しました。
あと、うちのスクールは”現役デザイナーが教える”ということを大事にしているから、講師とデザイナーを両立するには、オンラインが最適だったんです。
当時は、ZOOMという名前すらみんな知らない時代で、ZOOMの使い方から教えていましたね。
コロナウイルスが流行ってからオンラインスクールがすごく増えて、オンラインもZOOMも当たり前になったけど、当時はオンラインスクールも全然なかったんです。
そういう面では良い時代になったな〜と思いますね。
ー受講生やスクールを受けたい人の声から今のスタイルになったんですね!私はコロナ前はZOOMどころかパソコンもろくに使いこなせていなかったです…(笑)
その当時から大坪さんは「何かをきっかけに、世の中がオンライン化する」って言っていて。
だから、コロナが流行してもスクールの形自体は何も変わらなかったですね。
オフラインのイベントができなかったのは寂しかったけど…(泣)
“人生が変わる”を体感するデザインスクールに
ーデザスクってズバリどんなスクールですか?
うちのスクールは、デザイナーになりたいという夢ももちろん叶うけど、人生が変わるのを体感するスクールでもあるなと思っていまして。
「デザインをきっかけに、自分の可能性に気づいてほしい」という想いがずっとあります。
だから、うちのスクールは、スキルとマインドどちらも与えられるようなカリキュラムになっているんです。
一見ちょっと変わってるカリキュラムだけど、とにかく楽しさ、おもしろさを感じてもらえて、なおかつスキルが最短で身につくように考えています。
マインドが上がって「よっしゃ、やるぞ!」ってなっても、時間が経つにつれてその気持ちが薄れたり、実力が伴っていなくて理想とのギャップに戦意喪失してしまったりするんですよね。
そういう経験ってないですか?
自己啓発セミナーに行ったり、本を読んだりして、「変わろう!」と決意した1週間後、1か月後には元の生活に戻ってるみたいなこと。
私はたっっくさんあります(笑)
やっぱり人生を変えたり、本当の意味でマインドを変えたりできるのって、スキルもないと難しい。
逆に、スキルだけでも心がウキウキしないことがあるから、スキルを右足、マインドを左足みたいなイメージで、一歩一歩進んでいくのがとても大事なんです。
ー私もあります!あんなに強く決心したのに、なんでいつもできないんだろう…と落ち込んじゃいます。マインドにスキルが追いついていなかったんですね。
落ち込んじゃいますよね。私も何回も繰り返して、やっとなんとな~くわかってきたところです(笑)
私はもともとポンコツだったし、センスもなかったから、デザイナーになるまでにもいろんな壁があって。
だから、うちのスクールは苦しんだ当時の自分に教えてあげたいことを基準に作っています。きっと受講生のなかにも当時の私のような悩みを抱えている人がいるはずですしね。
そういう人たちの気持ちがわかって、自分の経験が活かせられるという面では、辛かった過去も全部無駄じゃなかったし、あって良かったなと心から思います。
あと、スキルってすごくカッコいいボーイフレンドだと思っていて、どんな時も味方でいてくれるし、絶対に裏切らない。
今の生活や仕事に不安がある人とか、自分に自信がない人は特に、スキルを身につけて、その安心感を感じて欲しいなと思いますね。
会社もスクールもディズニーみたいな夢が叶う場所にしたい!
△デザスククリスマス交流会(デザスク5周年でした!✨)
ー今は主にどんなお仕事をしているんですか?
今は、スクールをより良くするために施策を出したり、改善したりっていうのがメインで、デザインの添削とか受講生面談とかもやっています。
その他は、デザインをしたり、YouTubeでデザインについての情報を発信したり、その撮影・編集をしたり、社員のメンターをしたり、起業家さんとか外との交流だったり、イベントを開催したり。
実は、色々やっています(笑)
ー今いろんなお仕事をしている久保さんですが、夢や今後の展望はありますか?
会社もスクールも、夢が叶う場所にしたい!
ディズニーみたいな場所になったら、働いている社員もデザインを学んでいる受講生さんも、もっともっとワクワクするんじゃないかなと思うんです。
自分の周りにいる人には、ワクワクする気持ちを持ち続けて欲しいなと。
私は結構周りに影響されるタイプなので、良い人たちに囲まれていたいし、”より良くきるってなんだろう?”って一緒に考えられる人がいてくれたら嬉しいですね。
社員も受講生さんも、みんな幸せでいてほしい。自分だけが幸せでも孤独だから、幸せの輪を広げたいです。
あと、おばあちゃんになってもパソコンカタカタして、デザインしていたい!(笑)
最後にひとこと
ー最後に、この記事を読んでくださっている方にひと言お願いします!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
こんなふうに生きている人もいるっていう1つの参考になれば嬉しいです。
もし、昔の私みたいに悩んだり、止まったりしている人がいたら、その状態はしんどいのではないかなと思います。
だから、やりたいことや興味が惹かれるものがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。
この記事に辿り着いてくださったのも何かのご縁なので、それが良いご縁につながれば良いなと思います。
私のことでもデザインのことでも、なにか気になることや聞きたいことがあれば、InstagramのDMに送ってください!また、この記事の感想もDMで送って頂けると、とても嬉しいです♡
人生色々あるけどがんばろうね〜!
最後までお読みいただきありがとうございます!
久保さんについて、知っていただけましたか?
この記事で書き切れないほど、まだまだ秘宝エピソードやおもしろエピソードがあるので、気になった方はぜひ久保さんのInstagramやYouTubeをのぞいてみてくださいね♪
質問や感想があればご記入ください