新型コロナによって、働き方が多様になり、フリーランスで働こうと考える人も増えてきましたよね。
フリーランスと聞いて、あなたが思い浮かべる業種はなんでしょうか。
エンジニア、ライター、WEBデザイナーなどさまざまありますが、なかには経理を考える人もいると思います。
そこで、今回はフリーランス経理について次の3点をご紹介します。
- 仕事内容と単価の相場
- 需要と求められる理由
- 求められる資格とスキル
フリーランス経理として働くために必要なことや働き方はもちろん、案件を探すのにおすすめなサイトもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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フリーランス経理の仕事内容
まず、フリーランス経理の仕事内容と案件の単価をご紹介します。
企業で経理として働く場合と、フリーランスで働く場合では求められる範囲が変わる場合もあるので確認しましょう。
仕事の種類
経理の仕事は、お金に関する事務処理や管理をおこなうのがメインです。
経理の仕事は日常の経理処理が多く、財務管理のような仕事を依頼されることもあります。
具体的な仕事内容は以下のようなものがあります。
なお、税務書類の作成や税務申告代理などの税務代行をおこなうには税理士資格が必要です。
- 会計ソフトへの仕訳入力(記帳)業務
- 領収書や伝票の整理
- 入出金管理
- 給与計算業務
- 売掛金、買掛金の管理業務
- 決算関連の業務
- 年末調整の業務
さらに、フリーランスの場合は、定期的に企業を訪問して予算管理をおこなったり、取引先の経理部とのパイプ役となってやりとりをおこなったりすることもあります。
案件の単価
続いて、経理業務の案件の単価をご紹介します。
たとえば、記帳業務であれば1仕訳あたり50〜100円、給与計算であれば5,000~10,000円を基本料金として、従業員1人あたり1,000~2,000円です。
複数の業務をまとめて依頼する場合は、案件ごとではなく月額固定報酬や時給制で支払われることもあるため、契約前に条件を確認しましょう。
フリーランス経理の働き方
仕事内容がわかったところで、フリーランス経理の働き方をご紹介します。
働き方によってお給料なども変わるので、どの働き方が自分に合っているのか考えながら読んでみてくださいね。
働き方は出社と在宅の2種類
フリーランス経理として働く場合、出社するか、在宅かの2種類です。
会社に出社して働く場合、フルタイム勤務以外にも「必要な時間のみ」や「繁忙期のみ」など、案件ごとに働き方が異なります。
フリーランスの場合、在宅やリモートワークで働く案件も多く、自分の都合のよい時間に働けることが多いですが、企業やクライアントによってはリモート会議への出席を求められる場合もあります。
働き方ごとの収入の相場
先ほどご紹介したように、案件ごとの単価が決められている場合以外に、時給制やプロジェクト単位で報酬が支払われる場合もあります。
時給の場合は、1時間2000円など難易度や裁量によって異なります。
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フリーランス経理の需要が高まっている理由
経理の専門スキルを持った人材は、企業で重宝されます。
さまざまな理由があるのですが、特に大きな要因を3つ解説します。
この内容は、のちほどご紹介するフリーランス経理に求められるスキルに直結しているので、チェックしてくださいね。
企業側のコスト削減につながるから
外部に委託することで、費用面や時間面での効率化をはかりたい企業やクライアントが増えています。
これまでは、社内で経理業務ができる人材の育成に、時間や賃金が必要でした。
特に事業を始めたてのときは、経理専任の担当者を雇うのは費用面で難しいです。
だからといって、専門的な知識がない社員に任せるのはリスクがあります。
そこで、規模が小さな企業や個人事業主などの場合は、コスト削減するために実績のあるフリーランス経理に依頼するケースが増えているのです。
企業内で従来の業務をおこなう必要がなくなったから
今まで会社の経理部門でおこなっていた業務を、外部委託するケースが増えています。
必要なときだけ依頼するなどして外部化するほうが、会社全体の利益をあげるのにつながると考える企業が増えているからです。
請求書発行や請求先への入金をしたり、従業員への給与額の計算などは、経理部門でも特にコストがかかる業務なので、積極的に外部化されています。
外部に委託しても安全性が確保できるようになったから
今まで、経理業務は企業の内部でしか処理できないことも多く、企業内で完結することがほとんどでした。
しかし、現在ではIT技術やツールの開発、情報共有の方法が増えたことで、外部に委託しやすくなっています。
技術の発達によってセキュリティが強くなってきており、フリーランス経理の需要が高まっているのです。
フリーランス経理に求められる資格・スキル
フリーランス経理になるには、どのような資格やスキルが必要なのでしょうか。
案件を獲得するために必要な資格やスキルは主に5つあります。
それぞれについて必要なレベルなどをご紹介していきます。
日商簿記2級以上
経理スキルの目安となるのが日商簿記です。
国内の経理関係の資格のなかで、最も有名な資格です。
経理としてどのくらい仕事ができるのか、客観的な証明になるので取得しておきましょう。
一般的に、企業では2級以上が求められます。
実務経験3年以上
フリーランス経理として働く場合、実務経験がどの程度あるかも重視されます。
経理は記帳や請求書処理などの日次・月次の業務だけではなく、年末調整や決算のような年次業務までさまざまな業務をこなす必要があります。
これら一通りの業務を習得するのに、3年ほどかかると考えられており、経理としての実務経験が3年以上あるというのが目安になっています。
ITリテラシー
経理は企業の重要な情報を扱うため、ITリテラシーは必須です。
特にセキュリティ対策は重要で、データが外部に漏れたり、社内システムを不正に操作されたりしないように、細心の注意を払わなければなりません。
資格を取得する必要はありませんが、下記の対策を取れるようにしておきましょう。
- 重要なデータやWEBページにパスワードを設定する
- WEB会議用のURLは公開しない
- OSや各種ソフトウェアを最新の状態に保つ
- セキュリティの甘い公共Wi-Fiの使用を控える
- データの取り扱いについてのルールをクライアントと共有する
提案力
クライアントに対して、説得力のある提案ができるかどうか求められます。
下記の例のように、経理目線でクライアントのビジネスをより成長させられる点があれば、提案をしましょう。
- 経理目線からの新規事業への意見
- 業務効率化のアイデア提案
- 無駄な経費削減のアイデア提案
- キャッシュフローの可視化
依頼された業務をミスなくこなすだけではなく、プラスアルファの提案ができると評価されやすくなります。
営業力
フリーランスは案件を探すところから始めなければなりません。
そのため、営業力は必須で、スキルや実務経験、能力があっても稼げない原因は営業力が足りない場合が多いのです。
フリーランスの場合、企業やクライアントのニーズにあった提案や円滑なコミュケーションなど、あなたの価値をうまく伝える営業力が求められます。
フリーランス経理のメリットとデメリット
フリーランス経理として働くメリットとデメリットをご紹介します。
あらかじめ、この2つを押さえておくことで実際に働いてから「こんなはずじゃなかった」という事態を防げるので、確認しておきましょう。
メリット
まずは、フリーランス経理として働くメリットをご紹介します。
在宅・フルリモート案件がある
フリーランスとして働く最大のメリットは、働く時間や場所が自由なことです。
「完全在宅勤務OK」「週1回〜月数回だけの出社で残りは在宅勤務OK」など、企業によって条件は異なりますが、企業で会社員として働くより自由に働けます。
決まった勤務時間や拘束時間がなく、自分のペースで働けるため、複数の企業やクライアントと契約ができたり、家事や育児に費やす時間を捻出できたりするのがメリットです。
人間関係のストレスがない
フリーランスの場合、会社の上司や同僚との人間関係のストレスが軽減されます。
会社員の場合は、苦手な人がいた場合、部署を変えてもらうか、転職や退職をする選択肢はあるものの、すぐに希望通りとはいきません。
しかし、フリーランス経理として働くのであれば、苦手な人がいたとしても案件や契約が終われば、今後はその企業やクライアントと契約をしない選択もできるのです。
新規営業や案件獲得をしなければなりませんが、それが大きな負担にならないのであれば、人間関係のストレスは会社員に比べて少ないといえますね。
ライフイベントに合わせて仕事量の調整ができる
仕事量を自分で調整できるのもフリーランス経理で働くメリットです。
結婚や出産などで、長く働けず仕事ができないということもあると思います。
しかし、フリーランス経理の場合は結婚や出産のときに仕事量をコントロールして続けられます。
時間の融通がきくため、家事や育児との両立もしやすいのがメリットです。
デメリット
次に、フリーランス経理として働くデメリットをご紹介します。
繁忙期が重なりやすい
経理はお金を扱う業種であるため、企業の決算や年末調整の時期が重なることが多く、経理業務の繁忙期が被りやすいです。
年末や年度末が繁忙期のわかりやすい例ですが、他には月末月初も忙しくなります。
同時に引き受けられる仕事量は限界があるため、複数社、複数のクライアントを掛け持ちする場合は仕事量の調整をするなどしましょう。
収入が安定しにくい
フリーランスで働くリスクは、契約が継続されないことや、急に打ち切られること。
そのため、常に仕事を獲得し続けなければならないプレッシャーがあります。
先ほどもお伝えしたように、経理業務は繁忙期が重なり、その時期は募集がかかりやすいため、実績を積み重ねながら継続案件の獲得を目指しましょう。
保険や年金などの保障が少ない
雇用契約であれば健康保険や厚生年金に加入できますが、フリーランスの場合は国民健康保険や国民年金に自分で加入する必要があります。
会社員の場合は、社会保険料を会社に負担してもらえますが、フリーランスは全額自己負担です。
負担額が多い一方で、受給額が少ないのが現状で、仕事がなくなった場合でも失業保険を受給できないことに注意が必要です。
フリーランス経理におすすめの案件サイト4選
最後にフリーランス経理として案件獲得におすすめのサイトを4つご紹介します。
フリーランスで働くときに不安なのが、案件の取り方ですよね。
この4つは代表的なサイトなので、仕事の取り方に困ったらまずはこの4つを使ってみてください。
フジ子さん
フジ子さんにある案件は完全在宅です。
研修が充実しているため、初めて在宅勤務をする方や、前職を辞めてから時間が経っている方でも安心して働けます。
また、チームを組んで仕事をするため、家族の事情など急用が入ってもお互いにフォローできる体制なのは安心ですね。
秘書や総務などのバックオフィス業務全般を代行しており、経理以外の幅広いスキルや経験を活かした働き方ができます。
メリービズ
2つ目にご紹介するメリービスは、経理業務に特化したサービスで、オンラインで登録スタッフが業務をおこないます。
メリービズは、すでに経理業務経験のある方におすすめのサイトです。
バーチャル経理アシスタントとして経理スキルを活かしながら、完全リモートで働けます。
Waris
3つ目にご紹介するWarisは、「女性フリーランスのためのマッチングサイト」と謳う、フリーランス向けの求人・案件紹介サービスです。
専任の担当者にサポートしてもらえることはもちろん、フリーランス向けの福利厚生が整っているため、自分の望む働き方をしやすいのがメリットです。
クライアントは中小企業やベンチャー企業が多いです。
人員の少ない企業やクライアントとの契約が多く、イレギュラーな対応が求められます。
Workship
4つ目のWorkshipは、600以上ある案件のなかから気になるプロジェクトに直接応募できるマッチングサービスです。
さまざまな案件が掲載されており、仕事の概要や条件、契約期間などの交渉はサービス内のチャットでやりとりをします。
まとめ
今回は、フリーランス経理について、仕事内容や収入、働くメリットとデメリットなどをお伝えしました。
フリーランス経理として働くのは、時間の使い方が自由になり働きやすくなったり、プライベートも充実させやすくなったりする分、求められるスキルも高くなります。
そして、今回ご紹介したサイトを活用しながら、小さな案件から実績を積み重ねていきましょう。
フリーランス経理として活躍できるよう、応援しています。
質問や感想があればご記入ください