このマニュアルは、これからWEBライターとして新たなキャリアを築きたい方に向けて、未経験の方でも、自信を持って仕事を獲得できるようサポートすることを目的に書きました。
WEBライターは、現在多くの企業や個人から求められるスキルであり、柔軟な働き方を実現できる魅力的な職業です。
ですが、初めての一歩を踏み出す際、どこから始めればいいのか、どのように自分をアピールすればいいのか、悩みは尽きないと思います。
そこで、目標設定から求人情報の探し方、効果的なポートフォリオの作成方法まで、具体的なステップをわかりやすくまとめました。
このマニュアルをもとに、WEBライターとして初めてのお仕事獲得に向けて一歩前進しましょう!
第1章: 目標を立てよう
お仕事獲得に向けて、まず明確な目標を設定しましょう!
目標があることで、自分がどの方向に進むべきかが明確になりますし、モチベーションも高めることができます。
具体的な目標の立て方
目標を設定する際は、SMARTの原則を参考にしましょう。
SMARTは、以下の5つの要素から成り立っています。
- Specific(具体的): 明確で具体的な目標を設定します。「ライティングスキルを向上させる」ではなく、「3ヶ月以内に5本の記事を書く」といった具体的な数値目標が望ましいです。
- Measurable(測定可能): 目標が達成できたかどうかを評価できる指標を持ちます。「クライアントからのフィードバックを得る」といった具体的な成果物が重要です。
- Achievable(達成可能): 自分の能力や状況に見合った目標を設定します。あまりにも高すぎる目標は、逆に挫折の原因になることがあります。
- Relevant(関連性): 自分のキャリアやライティングの方向性に関連した目標を設定します。将来的な目標に繋がるものであるべきです。
- Time-bound(期限付き): 目標には期限を設けます。「1ヶ月後までに10記事を書く」といった具体的な期日を設定することで、計画的に行動できます。
5つの要素は必須ではありません。まずはこの中から3-5個満たしている目標を立てて見ましょう。
目標の具体例
と言っても、どんな目標を立てれば良いかわからない方も多いと思います。
参考として3つ、目標の具体例をご紹介しますね。
- 次の3ヶ月間で、月に5万円以上の収入を得るために、最低でも月に4件のクライアントを獲得する。
- 今月中に初案件を受注するために、ポートフォリオに載せる記事を3本書く
- 年内に合計10万円稼ぐために、まずは来月からWEBライティングスクールに通い、卒業後の案件保証で仕事をもらう
第2章: ライターの仕事を探そう
ここからは、WEBライティングのお仕事の探し方をご紹介します。
おすすめの求人サイトとプラットフォーム
- クラウドソーシングサイト
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングプラットフォームは、ライターの案件が豊富です。自分の得意分野や希望の報酬に合わせて、案件を探すことができます。また、クライアントとの直接のやり取りができるため、柔軟な働き方が可能です。 - 求人情報サイト
IndeedやリクナビNEXTなどの求人情報サイトでも、ライターの募集が行われています。特に正社員やアルバイトの求人が多く、長期的なキャリアを考える方にはおすすめです。 - 専門のライター向け求人サイト
Writer’s WorkやWebライティング専用の求人サイトなど、ライター専門の求人サイトも存在します。特化した情報が得られるため、質の高い案件を見つけやすいです。
- SNS
TwitterやFacebookなどのSNSは、ライター向けの求人情報が頻繁に共有されています。「#ライター募集」や「#フリーライター」などのハッシュタグを利用して、最新の情報をキャッチしましょう。また、ライティング関連のコミュニティに参加することで、情報交換やネットワーキングも行えます。 - ネットワーキング
LinkedInなどのプロフェッショナル向けSNSを活用することで、企業やクライアントとのつながりを作ることができます。自分のプロフィールをしっかりと充実させ、アピールポイントを明確にしておくことが大切です。 - フリーランスエージェント
フリーランスエージェントに登録することで、案件の紹介を受けられることがあります。エージェントは自分のスキルや希望条件に合った仕事を提案してくれるため、効率よく案件を見つけられます。
案件の情報を見極めるポイント
WEBライティングのお仕事を探す際には、これらのポイントに注意しましょう。
<仕事内容>
案件の内容をしっかりと確認し、自分の得意な分野や興味のあるテーマか、未経験でも「書けそうな」ジャンルかどうかを判断しましょう。未経験の方なら特に、興味の持てる分野から挑戦するのがおすすめです。
<クライアントの信頼性>
クライアントの評価や過去の実績を調べ、信頼できる相手かどうかを見極めましょう!特にクラウドソーシングサイトでは、評価制度があるため参考になりますよ。
第3章: ポートフォリオ作成のポイント
WEBライターにとって、ポートフォリオは自分のスキルや実績をアピールする重要なツールです。
この章では、ポートフォリオ作成のポイントをご紹介していきますね。
ライティングのお仕事で求められる資料
ライティングの案件を受ける際には、クライアントが求める情報やスタイルに合わせた記事が必要です。そのため、ポートフォリオには以下のような資料を含めることが望ましいです。
サンプル記事: 自分が書いた記事のサンプルをいくつか用意しましょう。ジャンルやスタイルを多様にすることで、クライアントに幅広いスキルをアピールできます。
成果物の例: もし過去にクライアントのために執筆した記事がある場合、そのリンクやコピーをポートフォリオに含めると良いでしょう。成果物を具体的に示すことで、信頼性が高まります。
※資格等はほとんど見られませんが、記事の内容に関わる専門知識の資格は重宝されることがあります。たとえば料理系のメディアでは管理栄養士の資格が、子育て系のメディアでは保育士の資格が重宝されたりしますよ。
ポートフォリオの作り方
ポートフォリオに決まった形式はありません。
WEBライティングの場合、自分が書いた記事のリンクを集めただけのものでもOK。
ですがせっかくなら、これまでの経歴やライティングに対する想いもまとまっているとなお良しです。
「foriio」と呼ばれるサイトを使ったり、noteやX(Twitter)に記事をまとめつつ、WEBライターを始めたきっかけや想いを書いておくのもおすすめですよ!
また、ポートフォリオは定期的な更新が必須。
新しい記事が完成したら、その都度ポートフォリオに加え、古い記事は削除していきましょう。
第4章: 仕事探しの心構え
WEBライターとしての仕事を探す際には、単に求人を探すだけでなく、心構えやマインドセットも大切です。
この章では、ポジティブなマインドセットを持ち、効率的に仕事を見つけるための考え方やアプローチを紹介します。
ライターとしてのポジティブなマインドセット
挑戦を楽しむ
WEBライティングは常に変化する業界です。新しいトレンドや技術が登場する中で、挑戦を楽しむ姿勢を持ちましょう。失敗を恐れず、新しいことにチャレンジすることで成長が促されます。
成長思考を持つ
自分のスキルや能力には限界があると考えるのではなく、成長する可能性を信じましょう。自分の得意な分野を見つけ、常に学び続けることで、より良いライターへと成長できます。
フィードバックを受け入れる
クライアントや他のライターからのフィードバックは、自分を成長させるための貴重な資源です。ポジティブな姿勢でフィードバックを受け入れ、改善点を見つけていくことが重要です。
本業とのバランスを考えた働き方
スケジュール管理
仕事探しやライティング活動と、本業の両立を目指す場合、スケジュール管理が欠かせません。自分の時間を有効に活用し、ライティングの時間を確保するための計画を立てましょう。
柔軟な働き方を考える
フリーランスとして活動することで、自分のライティング業務を本業の合間に柔軟に行うことが可能です。ライティングの依頼を受ける時間帯や納期についても、クライアントとの交渉を通じて、自分のライフスタイルに合った働き方を模索しましょう。
自己管理
本業が忙しい時期には、ライティングの仕事を調整することも大切です。無理をせず、自分のペースで働くことで、長期的に安定した仕事を続けられます。自分の心身の健康を優先し、ストレスを管理する方法も考えておきましょう。
おわりに
さて、ここまでお仕事獲得のためのあれこれをお話ししてきましたが、結局大事なのは「スキル」と「マインド」の二つです。
WEBライティングのスキルにはセンスは関係なく、正しく学んだかどうかで稼げるかどうかが決まります。独学でも不可能ではないですが、プロから現場のリアルな知識を習うのが最短最速でおすすめです。
またマインドを保つために、目標を設定しておくことも大切。
WEBライターの活動を始めれば、いつか心が折れそうになってしまうタイミングも訪れるかもしれません。そんなときに、「なんのためにWEBライターのお仕事に挑戦したのか」「どんなことが叶えたいのか」「どんなライターになりたいのか」があれば、踏ん張ることができます。
WEBライターは「楽」な仕事ではないですが、好きなことが収入に繋がりやすい「楽しい」仕事です。
働く場所も時間も自由に選べるWEBライティングのお仕事に、あなたも挑戦して見ていただけるとすごく嬉しいです。
あなたの挑戦をお待ちしています!