株式会社日本デザイン(本社:東京都池袋、代表:大坪拓摩(おおつぼ・たくま))では、就職活動の頑張り方がわからずに悩む学生のための新たなメディア「WANABI」を開始しました。本メディアは、就職活動を終えたばかりの新入社員の「自分達の経験を活かしてもっと就活生に寄り添ったサービスを作りたい」という思いから生まれたもので、新入社員自らが主軸となって事業を進めています。
『WANABI』の目的
『WANABI』では、就活を終えたばかりの内定者の「もっとこんなことが知りたかった」という情報を細かくリスト化し、企業ではなく先輩の立場から情報を提供することを目的としています。
人生において最も重要な局面の1つである就職活動。にもかかわらず、知識の少なさや世間のイメージから、漠然とした不安や悩みを抱える就活生は多くいます。そんな就活生を支援するメディアもまた数多くありますが、情報が古かったり、詳細な情報が見当たらなかったりと、サポートが行き届かない面もあるのが現実。『WANABI』の事業メンバーは、既存メディアの情報で困った経験があるからこそ、今後の就活生に対してより実践的な情報の提供ができると考えています。
『WANABI』について
『WANABI』というネーミングには、大きく3つの意味があります。
①ワークナビ：どんな働き方（業界・会社・キャリア）があるかを伝えて、つきたい仕事に付けるようナビする
②wanna be：仕事が目的ではなく、あなたのこうなりたいを叶える
③輪になって学ぼう：就職斡旋したいという営利目的の社会人から一方的に受け取るのではなく、学生から学生へ、輪になって学ぼう
他社の学生向けメディアとの違い
①内定獲得をゴールにしない
『WANABI』の目的は働くことそのものを楽しくすること。そのためには、内定を獲得するための面接のコツや、エントリーシートの書き方を教えるだけでは足りません。実際に社会人として働くにあたって必要となってくるマナーや、結果を出せる人材になるための考え方など、入社した後も活躍できる人材になれるようなコンテンツを展開しています。
②利用した学生が教える側に回る
通常、学生向けメディアというのは、教える側から教えられる側へ一方通行で知識が与えられますが、『WANABI』は就活の輪を広げる情報メディア。就活生時代に利用した学生がその卒業生として、頑張る後輩に知識を与える側に回ります。１人で頑張るもの、というイメージが強い就職活動ですが、その人にとって大切な選択の場面だからこそ、周囲と支え合える環境が大切だと考えています。
内定者時代から『WANABI』プロジェクトに挑戦できた背景
内定者時代にプロジェクトの立ち上げや企画のチャンスが与えられたことには、大きく2つの理由があります。
①内定者のやる気を無駄にしない
内定が出てから入社まで何もやることがない、という状態では、せっかく熱意を持って就職活動を行った内定者のやる気を生かせる場がありません。そこで日本デザインでは、プロジェクトを立ち上げるという極めて難しい課題を与えることで、内定者の成長意欲を実践的に昇華できる場を用意しました。昨今、実務をメインにした新人教育の形としてOJT(On-the-Job Training)という言葉を良く聞きますが、自社で行うのはかなりスケールの大きなOJTだといえます。参加は完全に任意なので、全ての内定者が個人にとってベストな内定者期間を過ごすことができます。また、その活動を通して同期と横の繋がりを作ってもらうことも大きな目的の１つです。
②入社前に内定者の適性がわかる
会社としても、新たに社員として入社する内定者がどんな人物なのかは気になるところです。実際にプロジェクトを運用してもらうことで、個々人の性格や人となり、また仕事の中での役回りが見えてくるもの。日本デザインでは、その動きの中で優劣を付けるのではなく、自社のどの業務への適性が高いのか、チームの中でどんな動き方をするのかをあらかじめ知ることで、入社後により生産性の高い人材としての活躍が期待できると考えています。
今後の『WANABI』展望
今後について、『WANABI』メディア部門のリーダーは以下のように語っています。
「最終的なゴールは、現代で当たり前になってしまっている通勤の憂鬱さ、嫌々進める就職活動、そういったイメージを塗り替えることです。そのためにはこれから社会に出て行く学生に対して、知識やスキルに留まらず、働く楽しさも発信していく必要があるんですよね。社会人ってこんなに楽しいんだよ、という姿を見せるためにも、『WANABI』の知名度を上げ、事業をさらに大きくしていきたいです」
