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作業効率を爆速化!Photoshopの最強ショートカット22選&裏ワザ6選

Photoshopで制作していて、「作業時間が長くなってしまう」という悩みを抱える人も多いと思います。

そこで今回の特典では、Photoshopの作業効率を大幅にアップしてくれるショートカットキーと裏ワザ6選を紹介していきます。

紹介する裏ワザを駆使して、Photoshopを使いこなしていきましょう。

実務で即使えるPhotoshopのショートカットキー22選

特に使用頻度の高いものを22個ご紹介します。

コピー&ペーストや選択は、どの作品を作るにしてもよく使います。

また、テキストの文字間隔を開けたり詰めたりするキーを覚えておくと画面を見ながら片手で調整でき、一気に作業効率が上がります。

MacとWindowsでキーが異なるため、OSに合わせて確認しましょう。

▼Macのキーボード配列

▼Windowsのキーボード配列

機能macWindows
コピー⌘+CCtrl+C
選択箇所のカット⌘+XCtrl+X
ペースト⌘+VCtrl+V
ひとつ戻すoption+⌘+ZAlt +Ctrl+Z
ひとつ進む⌘+shift+ZCtrl+shift+Z
自由変形⌘+TCtrl+T
すべてを選択⌘+ACtrl+A
文字を移動option+「←」or「→」ctrl+「←」or「→」
カーニングor文字間隔の調整*option+「←」or「→」Alt+「←」or「→」
文字サイズの変更shift+⌘+「<」or「>」ctrl+Shift+「<」or「>」
ベースラインの変更shift+option+「↑」or「↓」Alt+Shift+「↑」or「↓」
文字の選択解除escesc
文字の左揃え⌘+shift+Lctrl+Shift+L
文字の中央揃え⌘+shift+Cctrl+Shift+C
文字の右揃え⌘+shift+RCtrl+Shift+R
行間の調整option+「↑」or「↓」Alt+「↑」or「↓」
ブラシを小さく[[
ブラシを大きく]]
ブラシを軟らかくShift+[Shift+[
ブラシの硬くShift+]Shift+]
選択範囲を反転Shift+⌘+IShift+Ctrl+I
選択範囲の解除⌘+Dctrl+D

その他知っておくと便利なショートカットキー

使用頻度の多いショートカットキーはお伝えした通りですが、実はPhotoshopのショートカットキーは他にもあります。ここからは知っておくと便利なショートカットキーもお伝えします。

ツールの切り替えで使うショートカットキー

次に、ツール選択のショートカットキーをご紹介します。ツールの切り替えも良くするため、ショートカットキーを使いこなせると作業効率が一気にアップします。

他のジャンルに比べて1つのキーを押すだけですし、MacとWindowsで共通なので覚えやすいです。

機能mac/Windows共通
移動ツールV
パス選択ツールA
なげなわツールL
オブジェクトの選択ツールW
切り抜きツールC
スポイトツールI
修正ブラシツールJ
ブラシツールB
消しゴムツールE
グラデーションツールG
ペンツールP
テキストツールT
手のひらツールH
ズームツールZ
回転ビューツールR ※escで元に戻る

レイヤーに関するショートカットキー

レイヤーのメニューでは新規レイヤーやグループの削除などができます。他よりは使用頻度が少ないかもしれませんが、覚えておくに越したことはありません。

機能macWindows
レイヤーをロック//
選択中のレイヤーを 1 つ上 / 下に移動する⌘+[ or ]Ctrl + [ or ]
1 つ上 / 下のレイヤーを選択するoption+[ or ]Alt + [ or ]

画面表示に関するショートカットキー

作業しながら細かいところを確認したい、逆に全体のバランスを見て調整したいと思うことがありますよね。

macの場合はタッチパネルでの調整も可能ですが、Windowsの場合はマウスを動かしての操作になるため、是非とも覚えておきたいところです。

機能macWindows
拡大⌘+「+」Ctrl+「+」
縮小⌘+「–」Ctrl+「–」
100%等倍で表示⌘+1Ctrl+1
画面サイズに拡大⌘+0

Photoshop裏ワザ6選

裏ワザ①:カスタムショートカットを設定する

Photoshopでは、コピー( ⌘ + P )やペースト( ⌘ + V )など最初から設定されているショートカットキーとは別に、自分が使いやすいようにショートカットキーをカスタムすることができます。

よく使うツールや機能にカスタムショートカットを設定して、効率的に作業ができる環境を整えましょう。

では早速、設定方法を教えていきます。

STEP
メニューバーの編集から「キーボードショートカットとメニュー」をクリック

〈拡大画像〉

クリックすると、「キーボードショートカットとメニュー」のダイアログボックスが開きます。ここで、各種ショートカットキーを設定できます。

STEP
検索窓でカスタムしたいショートカットを選択

〈拡大画像〉

自分がよく使うツールや機能を検索して、対応するものをクリックして選択します。

※ここでは「反転」という機能を例に説明していきます。イラストや画像などの素材を水平方向や垂直方向に反転する機能はよく使うことでなるので、一緒に設定してみましょう。

STEP
自分が設定したい任意のショートカットキーを入力

〈拡大画像〉

自分が使いやすい任意のショートカットキーを入力して、確定をクリックすると設定完了です。

〈拡大画像〉

すでに使われているショートカットキーを入力すると、⚠️マークでお知らせしてくれます。カスタムショートカットキーは未使用キーに設定するのがおすすめです。

おすすめのカスタムショートカットキー5選

作業効率がアップするおすすめのカスタムショートカットキーを紹介します。

おすすめショートカットキー
  • スマートオブジェクトに変換
  • 水平方向に反転
  • 垂直方向に反転
  • レイヤースタイルのコピー
  • レイヤースタイルのペースト

使いこなして、作業効率をアップしましょう。

裏ワザ②:ツールバーをカスタマイズする

ツールバーとは、Photoshopに標準搭載されている機能で、移動ツールやブラスの設定を操作できる縦長のウィンドウのことです。

ツールバーを自分好みにカスタマイズして、使いやすくすることができます。

では早速、設定方法を教えていきます。

STEP
「ツールバーを編集」をクリック

〈拡大画像〉

ツールバー下部にある「…」をクリックして、「ツールバーをカスタマイズ」ダイアログボックスを開きます。

STEP
自分好みに編集する

「ツールバーをカスタマイズ」ダイアログボックスで、ツールバーの編集が可能になります。使い方に合わせて、自分好みのツールバーにカスタマイズしましょう。

〈複数のツールが収納されているブロックを展開表示する〉

〈拡大画像〉

例えば、初期設定の「移動ツール」と「アートボードツール」は一つに固まっています。使うたびに、どちらか一方を選択するのは面倒くさいですよね。

ツールバーにそれぞれが表示されるようにカスタマイズすることで、簡単にツールを切り替えられるようになります。

〈ツールバーからアイコンを非表示にする〉

あまり使わないツールのアイコンを選択して、ダイアログボックスの右側にある予備ツールの欄にドラッグすることで、ツールバーから見えなくなるなります。

ツールバーをスッキリさせることで、操作ミスを減らすことができます。

裏ワザ③:コンテキストタスクバーを活用する

コンテキストタスクバーは2023年5月にリリースされたPhotoshop24.5から導入されている機能です。

Adobeによると、「ワークフローで最も関連性の高い次のステップを表示するフローティングメニュー」と説明されています。

簡単にお伝えすると、よく使う機能を場面に応じて表示することで、作業効率が向上するサポート機能になります。

〈拡大画像〉

上の写真の場合、「こんにちは」という文字を選択しているので、フォントやサイズ、色などを簡単に変更できるコンテキストタスクバーが表示されます。

文字だけではなく、レイヤーや画像でもそれぞれのコンテキストタスクバーが表示されます。

コンテキストタスクバーを活用することで、被写体の背景を一括で削除することも可能です。

コンテキストバーが表示されない場合

コンテキストバーが表示されない場合は、メニューバーのウィンドウから「コンテキストタスクバー」にチェックをいれましょう。

裏ワザ④:レイヤーグループにまとめて効果を付与する

バラバラなレイヤーをグループ化することで、レイヤーをひとつひとつ作業する必要がなくなり、作業効率の向上につながります。

STEP
まとめたいグループを選択する

〈拡大画像〉

まとめたいレイヤーを選択します。

上の写真では、「雲1」と「雲2」の2つのレイヤーをまとめます。

レイヤーを複数選択するショートカットキーは、「command + クリック」「shift + クリック」です。※Windowsは「Ctrl + クリック」

STEP
複数選択したレイヤーから新規グループを作成

右下のファイルのアイコンから「新規グループ作成」をクリックします。

このとき、グループレイヤーの名前をわかりやすい名前に変更することをおすすめします。

STEP
複数のレイヤーにまとめて効果を付与する

複数のレイヤーをまとめてグループ化することで、まとめて移動したり、まとめてサイズを変更したりすることができます。

何より、まとめてレイヤースタイルを適用することができるようになると、作業における大幅な時間短縮につながります。

〈拡大画像〉

レイヤーグループをダブルクリックすることで、まとめてレイヤースタイルを適用できるようになります。

カラーオーバーレイやグラデーションオーバーレイなどのレイヤースタイルを、複数のレイヤーにまとめて適用できます。

裏ワザ⑤:アクション機能でルーティン業務を自動化する

アクション機能を活用すると、一連の作業をPhotoshop側に記憶してもらうことで、同じ作業を自動的に実行することができます。

何回も繰り返し行うような作業に取り組む際にとても便利な機能です。

実際に、アクション機能を「写真加工」で活用してみましょう。

STEP
パネルからアクションをクリック

〈拡大画像〉

再生マークのアイコンをクリックすると、アクション機能を操作できるパネルが開きます。

※アイコンが表示されない場合は、メニューバーのウィンドウから「アクション」にチェックをいれてください。

STEP
「新規アクションを作成」をクリック

〈拡大画像〉

ファイルのアイコンをクリックして、新規セットを作成します。

一連の作業を記憶してもらう新規のファイルがつくれました。

STEP
新規セットを選択して「+」ボタンをクリック

〈拡大画像〉

新規アクションにわかりやすい名前をつけて、「記録」のボタンをクリックします。赤い丸が表示されていると、これからの作業がアクション機能に記録されている合図です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Photoshop-urawaza5-5-1024x571.png

〈拡大画像〉

STEP
実際に写真加工を行う

実際に写真に加工を施していきます。

「トーンカーブ」や「色相・彩度」で、写真を加工していきます。

〈拡大画像〉

加工が終わり、アクション機能に操作が覚えられています。

STEP
「再生/記録を中止」をクリック

〈拡大画像〉

再生停止のアイコンをクリックすることで、作業の一連の流れをアクション機能に保存することができます。

STEP
別の写真で同じ加工を施す

先程と同じ加工を別の写真に施したいときに、アクション機能が活躍します。

〈拡大画像〉

別の写真を開き、記録したアクション機能を選択して再生ボタンをクリックすることで、同じ加工を反映することができます。

同じ作業を2回、3回と複数回にわたって繰り返すときに、アクション機能を活用して作業効率をアップさせましょう。

裏ワザ⑥:アートボード機能で複数デザインを効率化して管理する

一つのファイルの中に、アートボードを複数枚表示することができます。

この機能を活用することで、アートボードを横に並べながら作業ができるようになるので、ABテストに活用したり、一部だけ変更するリライト作業の編集がしやすくなったりします。

アートボードを追加する方法を教えていきます。

STEP
メニューバーのレイヤーから「新規→アートボード」をクリック

〈拡大画像〉

メニューバーのレイヤーから、新規→アートボードをクリックすることで、新しいアートボードを作成することができます。

アートボードに名前をつけてOKをクリックしてください。

〈拡大画像〉

STEP
作成したアートボードに手を加える

新しく作成したアートボードを活用して、作業効率をアップさせましょう。

レイヤーをコピー&ペーストで、簡単に複製することも可能です。

アートボードを複数枚作成することで、さまざまな活用方法があります。

例えば、クライアントにパターン別に並べて提案したり、自分で比較したりするときに便利です。

また、参考にしたいバナーやサムネイルを横に置くことで、制作するときに役に立つこともあります。

まとめ

今回は、Photoshopのショートカットキーと使える裏ワザ6選を紹介していきました。

お伝えした裏技をまとめると次のようになります。

  • 裏ワザ①:カスタムショートカットを設定する
  • 裏ワザ②:ツールバーをカスタマイズする
  • 裏ワザ③:コンテキストタスクバーを活用する
  • 裏ワザ④:レイヤーグループにまとめて効果を付与する
  • 裏ワザ⑤:アクション機能でルーティン業務を自動化する
  • 裏ワザ⑥:アートボード機能で複数デザインを効率化して管理する

WEBデザイナーにとって、Photoshopは相棒とも呼べる必須ツールになってきます。

紹介した裏ワザの中には、Photoshopを自分好みにカスタマイズできる機能もあります。

自分にとって最も使いやすいPhotoshopにしていきましょう。