明確な目的意識やビジョン
「Webサイトを作りたいんですけど」とご依頼いただく前に、まずはお客様自身がこれから制作するサイトをどのような目的で作るのか、事業の中でどのような位置づけでサイトを運営していくのかのビジョンを、あらかじめ定めておくことが大事です。
集客が目的なのか、プロモーションが目的なのか、あるいは商品購入ができる通販サイトなのか。それぞれの目的とゴールによって、制作するサイトの方向性、必要なコンテンツは大きく変わります。
時には、「集客目的ではないが、株主のためのIR情報を載せるサイトが必要」というパターンもあります。最初にあなたの会社にとってのWebサイトの役割を考えてみてください。
また、どんなユーザーが見ることを想定しているのかも重要になります。お客様の会社のユーザーの年齢層は?性別は?職業は?
「より多くの人に見て欲しいから、老若男女問わずターゲット」と言いたい気持ちもわかりますが、ある程度までメインターゲットとなる層を絞ることで、デザインやコンテンツを決定する道筋がクリアになります。
たとえば、子どもやその親に向けたものなら、カラフルで親しみやすく。20代女性に向けたものなら、柔らかい色でオシャレに。高所得者向けの高額な商品を見せるなら、重厚で高級感があるデザインになるでしょう。お年を召した方が見ることを想定していたら、文字を大きめにして見やすく。
さらに具体的に例を出すと、建築・リフォーム会社という業種でも、一般家庭向けであれば家族団らんをイメージした温かみあるイメージになりますし、デザイン志向の強い住宅ならスタイリッシュさを強く出したクールなイメージになるでしょう。
一口に老若男女といっても、ターゲットの違いでデザインや見せ方にこれだけの幅が出てしまいます。